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"#ff000" >本当はメチャクチャな医学論文の実態! >生存率60%が実は20%に過ぎない ![]() 図3は大腸癌に効果が期待されるイリノテカンの成績で『ランセット』に掲載されたものです。対照群である最善のケア・グループに比べてイリノテカン投与群の生存率が延びたというんです。 観察期間の単位は「月」なので、二カ月ほど治療群の生存期間が延びた。 ただし最後に対照群と同じになっているから、治癒は望めないということでもあります。 論文の趣旨は、寿命が二カ月ほど延びたのだから、転移性大腸癌へのイリノデカンの投与を標準治療にしようということです。 しかし、このデータにも問題がある。図の白丸、黒丸がそれぞれ打ち切りを示します。 その時点で患者さんが行方不明になったり、論文を書く時期になったので、これ以上追跡ができない。 それで打ち切りにするのだけれど、数のバランスが非常に悪い。イリノデカン群の打ち切りは六十六人で三五%、対照群では十九人で二一%。一般的に、もっとしっかり調べると、たいてい成績が落ちてしまいます。私自身がそうした経験をしています。 舌癌のために慶応放射線科で治療を受けた患者さんの生存率を調べたのですが、調査不十分なときは行方不明などで打ち切りになるのがあって、生存率は六〇%ぐらいとの計算になった。 ところが患者さんの追跡をやり直してみると、生きてるとされていた人のなかにも死亡が確認されるから二〇%ぐらい生存率が落ちてしまいました。 図4も『ランセット』に掲載されたデータです。 ![]() これは愛知県がんセンターも絡んだ胃癌の補助療法の臨床試験成績で、手術のあとにクレスチンを使ったほうが生存率がいい、統計的有意差が出ましたという結論です。 しかし私は以前に同じ著者たちの日本語の論文を読んでいて、患者の追跡調査は完全だったと書いていたのに、この図には縦棒がある。その矛盾を指摘したぼくの質問と彼らの返事があらためて『ランセット』に載ったわけですが、そこで彼らは縦棒を入れたことの非を認め、統計的有意差の訂正をしてきた。 四%を七%に。それで結局、統計的有意差が消失してしまった。 結局この論文全体の価値はゼロになった。132~ これらの論文やデータというのは実はまったといっていいぼど正確なものではない。こうあってほしい、こうでないと困るという手心あちこちにが加えられており、データは完全に歪んでいる。その歪みはそもそもデータを取る前提条件から歪んでいる。そしてあらゆる前提に有利な結果が出るように細工がされているのであるから手品のトリックといっしょである。それを数多くの従順テストをクリアしてきた医者達が何の疑いもなく、信じて大量に投与するのだから、毎年50万人超の殺戮の連鎖が止らないのも当然だ。 生存率の確認方法は近藤誠医師が実際に行ったときのたいへんさが大学病院が患者を死なせるときという本に書かれている。生存率の実態はまったくあてにならない自己申告である。一切の第三者の審査や監視はない。そのまんま自己申告でパス。もし正確でないことが指摘されてもそもそも完全な統計など採取できないのだからどうにでも言い訳は出来る。だから、数が50%以上になったりメチャクチャである。 ましてや、治験の教授や研究者は製薬利権から莫大な寄付や研究費をもらっているのである。無治療のほうよりも悪い成績など出せるはずもない。またそれを厳密に監視して、チェックする機関などまったく存在しない。マスコミも専門性が強すぎるし、密室性の壁もあるから、口出しもしにくい。おのずとやりたい放題の捏造と暴利の殺戮が続くのである。 何のことはない。自分のテストを自分たちで採点するようなものである。どうせそれで苦しんで死ぬのは自分が会うことも見ることもないどこか遠い世界の獲物たちであるから関係などないのだ。 目次 1頁 2頁 3頁 4頁 5頁 6頁 7頁 8頁 9頁 10頁 11頁 12頁 13頁 14頁 15頁 16頁 17頁 18頁 19頁 20頁 1ページ |


