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ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” まえがき

 現在、毎年、三一万人前後のガン患者が亡くなっています。息の止まる数です。そのうち約二五万人は、じつはガンではなくガン治療で〝殺されている″のです。
「マサカ…!」と絶句したり、「極論だよ」と冷笑したり、反応はさまざまでしょう。
 しかし、これが日本のガン治療の戦慄の実態なのです。
 岡山大学医学部付属病院で、一年間に亡くなったガン患者のカルテを精査したところ八〇%がガン以外の原因で亡くなっていました。その大半が肺炎、院内感染などの感染症だったそうです。さらに多臓器不全などなど……。
 これらが、実は抗ガン剤の「医薬品添付文書」に重大副作用として列記されていることを、ご存じですか?
 ちなみに、この報告をまとめた正義感あふれる医師が、論文にして学長の元に持っていったら、なんと、学長は目の前で論文を破り捨てたそうです。「こんな事実が公になったら、大変なことになる」。それがホンネでしょう。

 あなたがガンと診断され、入院したら、まちがいなくガンの〝三大療法″を、施されるでしょう。それは①抗ガン剤、②放射線、③手術……です。
 もっともポピュラーなのは①抗ガン剤です。その名前から、ガンに抵抗して、ガンをやっつけてくれる薬と、誰しもが思います。あの抗生物質を連想するのですね。そこが、悲劇の始まりです。(中略)
 抗ガン剤の別名は〝細胞毒″です。つまり〝細胞を殺す毒物?と「医薬品添付文書」には、はっきり明記しています。
 細胞を殺すということは、あなた自身を殺す-ということです。生命を毒殺する機能が、抗ガン剤の本領です。早く言えば、たんなる猛毒物を、うすめてガン患者に投与している。それがガンの化学療法の実態です。毒物投与ですから想像を絶する副作用が全身の臓器に襲いかかります。脱毛、嘔吐、食欲不振……など可愛いもの。
 ▼造血障害▼心停止▼急性腎不全▼溶血性尿毒症▼ショック死▼聴力低下▼視覚障害▼脳梗塞▼問質性肺炎▼激症肝炎▼消化器穿孔▼急怪すい炎▼糖尿病悪化▼横紋筋溶解症▼言語障害▼意識障害▼全身浮腫……。
 まだまだ、副作用は何十とあるが、書ききれない。(抗ガン剤『シスプラチン』の「医薬品添付文書」より。(拙著『抗ガン剤で殺される』花伝社、参照)
〝猛毒物″を注射するのだから、全身の臓器、組織が悲鳴をあげ絶叫している。これだけの副作用を知ったら、この抗ガン剤を打ってもよい……と思う人がどれだけいるだろう。
 ガン専門医は、このような抗ガン剤の身の毛のよだつ重大副作用を、患者には絶対に教えない。「まあ、脱毛とか、食欲不振などがありますが……」と言葉を濁しながら注射器を手にする。患者は
「それでもガンが治るなら…・・」と一途の望みで腕を差し出す。

 ところが厚労省の専門技官が「抗ガン剤が、ガンを治せないのは常識です」と言い放っているのです。厚労省の保険局医療課長の麦谷眞里氏は、抗ガン剤医療のトップレベルの責任者。
 その高級官僚が「抗ガン剤は保険で払う必要がない。なぜなら、いくら使っても効果がないからだ」と公言している。(二〇〇五年一〇月二〇日『医療経済フォーラムジャパン』にて)。
 さらにガン学会の会場ロビーでの医師たちの会話。「効かないクスリをこんなに使っていいのかね?」「固形ガンにまったく効かないね」「すべては出世のため……」。
 そもそも、猛毒物が抗ガン剤という〝クスリ″に化けるプロセスから慄然とする。ガン患者に投与して、四週間以内に腫瘍が一〇人に一人縮小すれば「効果アリ」と医薬品に認可される。
 猛毒を打てば、患者もガン細胞も、その毒で萎縮するばあいもあるだろう。それでもわずか一割とは……! 残る九割のガンはピクリとも動かない。それでも「効果アリ」とは恐れ入って声もない。

 このわずか一割ていどの腫瘍縮小効果も、まったく無意味。なぜなら、ガン腫瘍はすぐにリバウンド増殖を始め、わずか五?八か月で元の大きさに戻ってしまうからだ。それから、さらにガンは増殖を続け、患者を死にいたらしめる。抗ガン剤を多種類打った患者ほど、再発、増殖……そして死亡するまでの期間は短い。
 その理由は一九八五年、米国立ガン研究所(NCI) のデヴィタ所長の議会証言で明らかになった。「抗ガン剤による化学療法は無力だ。なぜなら、ガン細胞はすぐに自らの遺伝子を変化させて、耐性を身につけ抗ガン剤を無力化するからだ」。それは反抗ガン剤遺伝子(ADG‥アンチドラッグ・ジーン) と命名された。
 そこで、抗ガン剤の効能認定の期間が〝四週間″と異様に短いナゾも解けた。それ以上、観察を続けるとADG発動によってガンが急激にリバウンド増殖を始めるため、抗ガン剤の〝無効性?がバレてしまう。〝かれら″の悪魔的な操作に、私は腹の底からの怒りを覚えた。
 さらに抗ガン剤や放射線には、致命的欠陥がある。ガン細胞と戦う味方の兵士たちリンパ球せんめつ(NK細胞など)を総攻撃し、残滅してしまうこと。だから抗ガン剤、放射線をつかって喜ぶのはガン細胞のみ。抗ガン剤等は、ガンの応援剤にすぎない。
 火事を消すのにガソリンをぶっかけるに等しいことを現代のガン治療は行っている。メチャクチャを通り越して、正気の沙汰とは思えない。

さらに八八年、NCIは「抗ガン剤は、強い発ガン物質であり、投与すると別の臓器、器官に新たなガンを発生させる」と驚愕リポートを発表。
またアメリカ政府調査機関OTAは、一九九〇年、抗ガン剤の〝有効性?を完全否定する実験報告を踏まえ「非通常療法(代替療法)の方が、末期ガン患者を救っている」ことをハッキリ認め、代替療法への調査・助成をNCIと議会に勧告した。
アメリカ政府の「ガン戦争」敗北軍言です。この0TAリポートで、アメリカのガン治療は一八〇度シフトを始めた。その結果は、めざましいものだった。アメリカでガン死亡者数が急速に減り始めたのだ。
かれらはガンで死んでいたのではなく、抗ガン剤や放射線など効果のない〝殺人行為″で殺されていたのだから、〝殺人治療″が減れば、〝犠牲者?が減るのも当然です。

 これら衝撃の事実を日本の製薬メーカー、医学界、厚労省、政治家さらにマスコミは箝口令令をしいて完全に隠蔽した。だから国民どころかガン専門医ですら、以上の事実をまったく知らない。
 戦慄の猛毒物質が、抗ガン剤という〝クスリ″に化けるカラクリを、慶応大医学部の近藤誠医師は「それは世界に、ガン産業という巨大利権が存在するから」と教えてくれた。ガンを金儲け手段とする連中だ。「それを構成するのは、国家、製薬資本、病院、医者など……」。
 国家がガン産業の中枢にいるのだ。私は、かれらをガン・マフィアと呼ぶ。なぜなら、毎年、二五万人余りもガン患者を虐殺して、何ら法の裁きを受けず、医療費三一兆円の半分、約一五兆円を食っているからだ。抗ガン剤の価格は、〇・一グラムがナント七万円……=…卒倒するような暴利ではないか!

 東大医学部の教授クラスの医師四人が、自らガンになったとき、抗ガン剤投与を断固拒み、食事療法などの代替療法で生き延びている……という話を聞き、血が逆流する思いがした。かれらは自らのガン患者たちが「食事療法などの代替療法で、なんとか治したいんですが」と懇願すると「ああ、あれは迷信、インチキ。だまされちゃダメですよ」と抗ガン剤を何百、何千人に打ち続け、その猛毒性で、苦悶のうちに〝毒殺″し、膨大利益を得てきたはず。それが、自分がガンになったとたん、抗ガン剤拒否、代替療法で生き延びるとは……。
 では、〝三大療法″ の一つ、放射線治療はどうか?
「放射線の方が、もっと悪い。免疫がやられてヤツレが酷いんです」と新潟大学大学院医学部安保徹教授。抗ガン剤より、さらに激しく造血機能を破壊し、ガン細胞と戦うNK細胞等を殲滅する。手術も然り。斬らないほうが患者自身の生活の質(QOL)は、はるかに高いのに、外科医たちは、斬って斬って斬りまくる。不要無益な手術のため命を落とすガン患者も彩しい。
 考えてもみて欲しい。家に強盗が入って父親を刺し殺し、五〇〇万円奪って逃走したとする。
「家族は人殺しィ! 泥棒!」と絶叫し、一一〇番するはずである。
 ところが病院でガン患者の父親を〝殺され″、五〇〇万円の〝治療費″を奪われても、遺族はひっそりと「ありがとうございました」「お世話になりました」と、父親を〝殺し?金を〝奪った″医者に、お礼を言うのだ。呆れてものが言えない。
 かけがえのない身内の命を奪われ、大金まで奪われて……お礼をいう感覚が絶え切れない。
 これでは畜殺場に送られる牛馬以下ではないか!
 少なくとも牛、馬は〝畜殺料″は取られない。しかし、ガン患者は〝殺され貸?まで殺人病院に召し上げられるのだ。

 かくして金を奪われ、命を奪われた犠牲者たちは毎年、毎年……約二五万人ずつあの世に送られている。その無念、無残を思うと胸が痛む。病院で虐殺された犠牲者数は、二〇年で五〇〇万人、四〇年で一〇〇〇万人……。
 戦後六〇年で、どれだけのガン患者たちが命を奪われたことか? アウシュビッツ虐殺以上。ヒトラーも顔負けの虐殺を繰り返してきたガン治療という名の殺戮行為……。このめまいのする悪魔的犯罪にピリオドを打たねばならない。その唯一の方法は、被害者が立ち上がることだ。
 身内を奪われ、金を奪われ…… 「ありがとうございました」などという悲しい愚劣な行為をしてはいけない。 ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

米政府OTAリポートの衝撃「抗ガン剤は効かない!」

●代替療法医師を逮捕、病院閉鎖の悪夢

 アメリカ議会には政策決定のための専門機関OTAがある。
 その中にヘルス・プログラム専門委員会がある。同委員会は、ガン治療に関して三年間、徹底した調査を重ね、一九九〇年に報告書をまとめた。それがOTAリポートである。
 戦後 -。アメリカではガン治療は、いわゆる〝三大療法″に限定されていた。①抗ガン剤、②放射線、③手術……の三点セット。これらは通常療法と呼ばれ、それ以外は非通常療法として排除してきたのである。食事療法などの代替療法を行う医師たちは、徹底的に弾圧、排斥された。これらは違法行為とみなされ、警察権力が介入してきたから怖い。
 なにしろ、代替療法を行う医師は逮捕され、病院は閉鎖された。……何とも、恐ろしい話だ。〝自由の国″ アメリカなど、まったく嘘っぱちだったのだ。あるとすれば、弾圧の自由。あのマッカーシズムによる狂気の 〝赤狩り″を彷彿とさせる。その国家権力による無差別の弾圧が、ガン治療にまで及んでいたのだ。その背後には、権力と癒着した巨大製薬利権などが潜んでいたことは、いうまでもない。

●「化学療法は無力だ」NCl所長の証言

 そこで代替療法を行う目覚めた医師たちは国境を越えて、メキシコに逃れた。異国の地で、治療に励む他なかった。無法の国、アメリカの面目躍如。日本では代替療法医に対する行政の嫌がらせは、あっても警察突入、身柄拘束という暴挙にまでには、いたらない。(公務員による職権濫用のイヤガラセはあるが……)。
 こうして、戦後約四〇年は、アメリカでもガン治療は〝三大療法″利権を独占したガン・マフィアによる暗黒支配が続いていた。しかし、八〇年代後半から、風向きが変わってきた。
 その最大理由は、ガン通常療法の代表バッターである抗ガン剤が〝効かない〟どころか〝ガンを再発させ″〝患者を殺している″……という衝撃事実が、ハッキリわかってきたからだ。きっかけとなったのは一九八五年、米国立ガン研究所(NCI) のデヴユタ所長の議会証言の衝撃波だろう。同所長の「抗ガン剤は無力だ……」という苦渋の告白は全米医学界に一大衝撃を与えた。
「化学療法で抗ガン剤を投与しても、ガン腫瘍は、たちまち自らの遺伝子を変化させて、抗ガン剤に対する耐性を身につけてしまう……」 (同所長)

●ガン患者に猛毒〝増ガン剤″を投与!

 ガン細胞は、抗ガン剤の〝攻撃″に対して遺伝子を変化させ〝ポンプ・タンパク質″と呼ばれる新組織を作り薬剤を細胞外に追い出してしまう。こうして、ガン細胞は抗ガン剤を無力化する。この反抗ガン剤遺伝子(ADG‥アンチドラッグ∴ジーン) の存在こそ、現代ガン治療の苦い敗北を、証明するものだ。
 抗ガン剤はこのADGで、ガン細胞に対しては無力化される。一方、その猛毒性による強烈副作用は、一〇〇%患者に襲いかかる。そうなると、ガン患者に単なる猛毒を投与しているにすぎない。身も凍る悪魔的な虐殺行為が、全国の〝白い巨塔″ の密室で、今日も厳かに行われているのだ。
 さらにNCIは、一九八八年、数千ページにのぼる 『ガンの病因学』という報告書を発表。
 それは「抗ガン剤は単なる毒薬だけでなく、強い発ガン性があり、ガン患者に投与すると、他臓器に別のガンを発生させる」という驚愕リポートであった。
 まさに、現代のガン治療とは、戦慄のブラックユーモアそのもの。それをガン治療〝先進国″のアメリカ政府が自己否足したのだ。そして、抗ガン剤は〝発ガン剤″ 〝増ガン剤″であることも、公式に認めた。
 これらの戦慄情報を、日本のガン学界は、関係者に簿口令をしいて抹殺隠蔽した。だから、患者どころか、ガン専門医ですらADGの存在すら知らない。背筋が寒くなる。日本のガン治療は、あらゆる情報から遮断されタコ壷の暗がりに、じっと身を潜めているようなもの。こうして、セッセと毎年、二五~六万人のガン患者の〝虐殺″を行っているのだ。心はただ凍りつく……。

●抗ガン剤の徹底否定リポートが登場

 上記のようなNCI所長証言、さらにNCI報告の衝撃が、国家調査機関OTAをも動かしたのは、まちがいない。
 さらに米国のガン政策を一八〇度転換させたリポートが存在する。それは抗ガン剤の〝治療効果″を決定的に否定するものだった。
 それはアメリカ東部、約二〇大学が参加した大規模な共同研究報告だ。(略称‥東海岸リポート)▼目的‥①抗ガン剤の効果、②患者が受ける利益- の二点を明らかにする。
▼対象者‥肺ガン患者七四三人(全員、Ⅳ期)という大規模かつ精密な対象群。
▼方法‥患者を四グループに分類。①三種類抗ガン剤を同時投与。②二種類を投与。③一種類抗ガン剤F。④一種類抗ガン剤G。
▼経過‥①~④の四グループの(ガンが小さくなる)腫瘍縮小効果を比較するとー。
①(三種類)‥二〇%。②(二種類)‥一三%、⑨二種類F)‥六%、④(一種類G)‥九%、であった。
 単独投与⑨④は縮小例は一割にも満たない。つまり九割以上は不変。(誤差の範囲……P‥)これだけでも抗ガン剤の〝無効性″は立証されたに等しい。
 三種類もの抗ガン剤を投与した①グループですら八割の患者には、まったく無効なのだ。
 また①~④のガン腫瘍が縮んだ患者たちも、反抗ガン剤遺伝子ADG発動による遺伝子変化により、これら抗ガン剤を〝無力化″し、すぐに再発(リバウンド)してしまう。わずか六~二〇%の腫瘍の縮小効果もアッという問に消滅。残るは猛毒副作用……そして、〝死″である。ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”




抗ガン剤で殺される 前書き
 「抗ガン剤の化学療法は無力だ……」。一九八五年、アメリカ国立ガン研究所(NCI)のデヴィタ所長の驚情のアメリカ議会証言だ。
 「抗ガン剤を投与しても、ガン細胞は、すぐに反抗ガン剤遺伝子(アンチ・ドラッグ・ジーンADG)を変化させ抗ガン剤を無力化してしまう。ちょうど農薬に昆虫が耐性をもつのと同じ現象だ」。さらに八八年NCIは『ガンの病因学』という数千ページの報告書で 「抗ガン剤は、ガンに無力なだけでなく、強い発ガン性で他の臓器などに新たなガンを発生させる増ガン剤でしかない」と驚くべき事実を発表している。
 NCIは世界で最も権威あるといわれる研究機関。そのショッキングな報告は、日本のガン学界にも衝撃を与えた。
 だが〝抗ガン剤は無効″で〝増ガン剤″…という事実は患者に一切知られないように箝口令が引かれたという。
 だから抗ガン剤治療とは、ガン患者に効果もない〝毒″を投与しているのと同じだ。猛烈な〝毒″作用は一〇〇%ガン患者の体をズタズタにする。とくにガン細胞と戦うリンパ球を生産する造血機能を徹底的に攻撃する。抗ガン剤投与で、いちばん喜ぶのは、なんとガン細胞なのだ。これほど笑えぬブラックな話もない。抗ガン剤を投与すれば、凶暴なガン細胞だけが凶悪化して生き残る。いっぽう免疫細胞はズタズタ。けつきょく抗ガン剤はガンを増強、悪性化させ、患者を〝毒″でむしばむ。犠牲者は最後は 〝毒殺″により息を引き取る。
 放射線療法も同じ。厚労省側も「放射線療法にも恐ろしい発ガン、増ガン作用がある」と認める。「肝心の免疫細胞を残減し、その副作用は抗ガン剤より、激しく、罪は重い」……と専門医は警告する。放射線療法でさらにガン患者は疲弊し、死期を早める。そして良心的な医師たちは「手術も受けないはうがよい」……という。抗ガン剤で殺される

●ガンが小さくなっても〝効いて〟いない

!反抗ガン剤遺伝子(ADG)について(後述)。抗ガン剤の毒性をすぐに〝学習″し、短期間で抗ガン剤を無力化してしまう現実があります。一九八五年、NCI(アメリカ国立ガン研)所長のADGに関するアメリカ議会証言は、日本ではもみ消された?
安保「治し方がわからないうちは〝へンな治療〟が、はびこります。治し方も〝四ヵ条″やれば治るわけですから。治し方がわかったので、これからは抗ガン剤も消えていく……と思う。結局、治し方がわからないうちは、いくら、まちがった治療でも、はびこります。なんとか『今は、しかたない』『今はしかたない』……と使ってきた。誰も、喜んでつかっていない。これからは、変るでしょう」 
 - 抗ガン剤もクスリのサジ加減、時加減とかいう勘どころで、抗生物質のようにキュッツと効くことはありえますか? 安保「ガンの小さくなるのを 〝効く″ といってる。それ自体まちがい。余り意味を持たない。
 ガンが小さくなってもリンパ球が減るからトータルではダメになる。特に再発したとき、全然お手上げになっちゃう。リンパ球がないから……」---火を消すのに、水とガソリンを同時にまいている?
 それと、抗ガン剤の有効性を認定するのに、投与後、四週間で縮小が見られたら一応 〝有効″ としている。これはおかしいのでは? 安保「それ自体が意味ない。結局(ガンが) 小さくなってもリンパ球が減っている。その後の戦いが不利になる。
 だから、ガンが小さくなることが 〝有効″ と言ってしまうのは変です。治る世界とはつながらない」。
  - 人間の寿命は 〝四週間″ ではないですよね。
 安保「ウン……。〝小さくなる″ ことが 〝いいこと″ だと思うこと自体がダメ。完壁に今の治療はダメですね。体が弱ってくる病気に、体弱らせるわけだから、意味ない」抗ガン剤で殺される
増補版に寄せて

●『筑紫哲也NEWS 23』の変身

 そんなテレビ界で、ガン報道に大きな変化が現れた。
『筑紫哲也NEWS23』。二〇〇八年一月二一日放映。画面にメイン・キャスターの筑紫哲也氏が白いキャップをかぶって登場。
 彼自身、肺ガン患者で療養中であったことはよく知られている。帽子は抗ガン剤で頭髪の抜けた頭を隠すためであろう。
「……じつは、人間の体には、毎日だれでも約五〇〇〇個のガン細胞が生まれているそうです」。語り出しに、思わず耳をそばだてた。
 これは現代のガン産業側からは、絶対に言ってはいけないことだ。毎日五〇〇〇個ものガン細胞が〝健康な人″でも生まれている。このことを認めると彼らの存在基盤(利権基盤)が崩壊する -。
 まず、現代医学が依拠するウイルヒョウ理論(ガン細胞無限増殖論)が崩壊する。医学テキストの一行目に書いていることが、嘘八百であることを認めざるを得なくなる。ガン検診がデタラメでありペテンの極みであることも発覚する。
 もはや「ガン細胞が発見されました!」と脅して、健康な人を〝ガン患者″にでっちあげ、抗ガン剤、放射線、手術漬けにする〝美味しい商売″もできなくなる。だから、この民放有名キャスターの発言は、ガン・マフィアたちの利権構造を震撼させるものだったのだ。タブーは破られた。

●「無知だった……」筑紫哲也氏の独白

「毎日、ガン細胞がこれだけ生まれても私たちがガンにならないのはナチュラル・キラー細胞(NK細胞)という免疫細胞が日々、これらガン細胞を攻撃しているからです」と筑紫氏。画面は、ガン細胞を盛んに攻撃するNK細胞の顕微鏡映像を映しだす。
「これらNk細胞は心の影響を受けやすく気分が落ち込んだりすると数は減り、笑ったり、前向きの心を持つと増えるのです」と続ける。つまり「心というものが、ガンに大きな影響を与える」ことをはっきり認めた。
 画面にはガンの「いきがい療法」「笑い療法」 のパイオニア伊丹仁郎医師(すばるクリニック院長)が登場。ガン患者のモンブラン登山の「いきがい療法」「笑い療法」などの具体例が紹介された。さらに「ガンを生き抜く『いきがい療法』のいま」と題して、郭林新気功協会の萬田清武代表が「ガンは酸素に弱い」と気功、呼吸の効用を説く。
 さらに同番組はガン三大療法だけでなく、これら「いきがい療法」などを取り入れた新しい統合療法、代替療法などの必要性を訴える。
 私や安保教授、ガン患者学研究所の川竹代表などにとっては、あたりまえすぎることだ。
 しかし、マスコミが全国ネットのニュース番組で、ここまで、われわれの主張に近づいてきた意味は大きい。最後に筑紫氏が「自分は、こんなにも無知だったのか……と反省しています」とつぶやいた柔和な笑顔が印象的だった。かれは、まちがいなく『抗ガン剤で殺される』(花伝社)など、私たちの本を読んだはずだ。
 物足りなさは、まだまだ残るが、マスコミがここまでガン治療の真実に踏み込んだことは大きな一歩といえる。ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

告発書 ガンで死んだら110番 愛する人は殺された

大学病院で、ガン患者の八〇%が〝殺されて″いた

●ガン患者八〇%を〝殺して″いた大学病院

 「……これは、その医師から直接開いた話です」
 前・衆議院議員の山田敏雅氏 (五七才)は衝撃的事実を打ち明けてくれた。
 彼は、かつて民主党から立候補し当選。国会で辣腕と弁舌を振るった正義漢である。
 岡山大学付属病院に勤務していた、その医師は入院ガン患者が、余りに多く死んでいくのに疑問を抱き、一年間に亡くなったガン患者のカルテを徹底的に精査。そこで、おどろくべき事実に突き当たった。
 なんと、ガン患者でありながら〝死因″は、ガンではない患者が大半だったからだ。
 「例えば、肝機能障害とか感染症など……明らかに抗ガン剤などの副作用で、ゾロゾロ死んでたんです」と山田氏。その医師は、これらガン以外の死因の患者数を集計して惜然とする。
 なんと、その病院で一年間に、亡くなったガン患者の八〇%が、ガン以外の死因で死亡していた……! つまり、猛毒の抗ガン剤で〝毒殺″されたり、有害放射線で〝被曝死?したり、手術の後遺症などで〝殺されて″いたのだ。

●学長は目前で「報告論文」を破り棄てた……-・

 彼は、この冷厳な現実を「報告論文」にまとめ、学長に提出したそうである。
「すると、学長はどうしたと思います?その医師の面前で、その論文を破り棄てたのです……」
わが耳を疑うとは、このことだ。その場の光景が、映画の一場面のように目に浮かぶ。
「こんな、ほんとうのことを患者が知ったら、どんな騒ぎになるか、君はわからんのか!」。
 喚いて、ピリビリ引き裂いた論文を床に叩き付ける学長。顔面蒼白で、震えながら、その様子をただ呆然と凝視する医師。
「僕がその医師から直接聞いて確認した話です。信用してください」(山田氏)
 その医師の悔しさと絶望が、こちらにも伝わってくる。論文を破り棄てた学長の姿が、悪魔に見えたにちがいない。国会議員の山田氏に独白したのも、良心の呵責に耐えかねての〝内部告発″であったに、ちがいない。
「国会は無力です。自民党もダメだが民主党もダメです」山田氏は国政に見切りをつけて、今は、ガンの代替療法普及に人生をかけている。

●博士論文を審査もせず破り棄てた狂気

 関係者は証言する。「その勤務医は、博士論文として学長に提出した。学長はそれを審査もせずメチヤメチャに破り廃棄した。論文コピー? 残念ながらない。だから消滅したのです」。(編注 当時はインターンの時代であるからコピー機はない)
〝幻の論文″を書いた医師は、その後どうしているのだろう? 
 「民間の某総合病院の理事長をしています。彼は『ガン治療は代替療法しかない』 と判っています。だけど 『自分には絶対できない……』と告白。厚労省の決めた保健医療(三大療法) をやらないと一瞬で病院は倒産するからです。総合病院で数多くの医師、看護師を養っていますから……。厚労省の決めた通りにやらないと生き残れない。小さな個人クリニックならできますが、大病院では無理……。
 これがガン医療のどうしようもない現実です。根底から変えるしかありません」。内部告発者も悔しがる。
 博士論文を審査もせず〝真実のことを書いている″という理由で破り捨てる。これが、日本の最高学府の医学の現状なのである。あなた方は、そんな大学病院に嬉々として通っているのだ。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” 95~

ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

●「抗ガン剤の〝毒″で亡くなっている」

私の抗ガン剤告発の本が出て、まもなくのこと。NHKの朝の番組で、内科学会の重鎮が、こうつぶやいたという。
「皆さんご存じないと思いますが、実は抗ガン剤自体が強い毒物でして、患者さんの中には、ガンで亡くなる前に、その〝毒″で亡くなられている方が相当いるのです…」
恐らく、生放送でカットのしょうがなかったのだろう。
ハプニングとはいえ、内科学会トップクラスが、ガン患者はガンではなく抗ガン剤の〝毒″で死んでいると公言した意味は深い。
ガン専門医たちは、その苦悩と絶望を吐露しはじめた。
『週刊現代』(二〇〇五年八月二〇日)で一つの連載が終わった。著者は〝スーパー外科医〟こと平岩正樹医師。タイトルは『読む抗ガン剤』。彼は、それまで抗ガン剤治療のスーパースター的存在だった。多種多様な抗ガン剤を操ることから〝スーパー〟の名が冠せられたのだろう。
しかし、六年間も続いた連載最終回の〝抗ガン剤の魔術師″の記述は苦い絶望感に満たされている。

●「常に負け……一矢でも二矢でも報いる」

「……いつか病気で死ぬのは自然の摂理だ。だから病気と闘う医療は、神との闘いなのだ。常に負けが用意されている。一矢でも二矢でも報いることだけを考える」〝病気″を〝ガン″と言い換えれば、彼の苦い独白の意味が伝わってくる。彼は、抗ガン剤によって、神に一矢でも二矢でも報いてきた……と言いたいのだろう。
しかし、この大前提からして、まちがっている。人が最後に生を終える……真の姿……それは自然死、つまり老衰であろう。断じて、病気ではない。それが〝自然の摂理〟だ。病気で死ぬのは不自然死なのだ。ガンで死ぬのは〝神の意志″ではない。
しかし、☆△医師の苦渋の独自は続く。
「神との闘いは、常に困難だから、人々の議論はわかりやすい方向に流れる。『あの治療が悪い」とか、『あの医者が悪い』とか、敵が神から人に移ると議論は、俄然、熱を帯びる」……さらにJR西日本の事故に触れ「安全が絶対でないなら、どこまで危険は許されるのか。どこまでのコストが妥当なのか」と自問する。これも〝事故″を〝ガン治療〟と読めば、一人のガン専門医の混迷が伝わってくる。

●「一寸先は闇。病院内も未開のジャングル」

「……一寸先は闇である。病院の中も未開のジャングルなのだ。懸命に知恵を使って、一歩一歩進むしかない」「人の命は地球よりも重くない。医療資源も無限に使えない。日本の医療費も高くない。少ないお金をどう分配すれば良いのか」 さらに嘆く。
「医者は、実は制度にがんじがらめに手足を縛られている」「医者は慈恵的な制約の中で隙間をぬい、知恵を絞るしかない」それは、日本のガン専門医すべてが抱く苦衷であろう。☆△医師の思いは真撃だ。
「昨日までの医療はもっと進まないといけないし、未知の世界の不可解さにもきりがない」
そして、こう締めくくっている。
「しばらくは、地面に穴でも掘って、『王様の耳はロバの耳』とこっそり叫ぼう……」
この抗ガン剤治療の〝スーパースター″の苦い独自に、私も深い溜め息をつく。彼は、私の『抗ガン剤で殺される』 (前出)を読まれたのだろうか。
暗い絶望と無力感の淵に立ち尽くすのは、日本のガン治療そのものの後ろ姿かもしれない。

●超等級の医療過誤……彼等が恐れる裁判続発

しかし、これらマスコミ論述やガン専門医の独自を〝正直″とだけでは受け止められない。
拙著(前出) の取材で、二〇〇五年一〇月初旬、厚労省の担当技官を直撃取材して、わずか二日足らずで、突然、政府・ガン学会は「抗ガン剤の効能評価の見直し」を発表した。それまでの「腫瘍縮小」から「延命効果」 へと、一八〇度の方向転換ともいえる豹変ぶりだ。
その内容は、子細に検討すると、たんなるポーズともいえる不完全なものだったが、それでも巨大ガン産業の総本山〝国家″と〝ガン学界″が、慌てて、方向転換の舵を切り始めたことは、まちがいない。
これは、毎年二五万人を〝虐殺″しているガン治療の犯罪性を反省した上のこととは思えない。かれらが、心底、恐れたのは犠牲者や遺族たちからの裁判の続発だろう。現在、医療過誤訴訟が激増している。
しかし、大半の日本人は、〝ガン治療″こそ、超等級の〝医療過誤″あるいは〝医療犯罪″であることに気付いていない。

●医師、メーカー、官僚、国家も犯罪者だ

「ガンだったからねぇ…⊥と、遺族は患者が、てっきりガンで死んだ……とばかり、思い込んでいるのだ。じっさいは、〝ガン治療″という名の抗ガン剤による〝毒殺″、放射線障害による〝虐殺″、そして手術という名の〝斬殺″……であったのに。
毎年、苦悶のうちに〝殺戮″されていく二五万人近い犠牲者の遺族が、すべて裁判を起こした状況を想像してみよ。その責任追及は〝殺した″医師だけに、とどまらない。 病院側だけが責めを負うのではない。
たとえば、ガンを治す効果など、もともとない単なる猛毒物質を抗ガン剤と名付け〝医薬品″として認可し、製造販売許可をした〝クニ″ の責任も当然、追及される。
薬事法一四条に「効能にくらべて危険性が著しい物質は、これを医薬品として認可しない」とある。現在の抗ガン剤は、まさに、真っ向から、この薬事法一四条に違反している。つまり、市販抗ガン剤を認可したクニの責任は、まず完全な違法行政行為なのだ。
むろん製薬メーカーは、抗ガン剤の治験データを無茶苦茶に操作、捏造した犯罪行為の責任も追及される。それは刑法二四六条による詐欺罪に相当する。さらに、実験データの捏造や廃棄などは私文書偽造及び同行使の、れっきとした犯罪行為である。

●「ガンなら、どうせ死ぬじゃん」

ある外科医の告白 -。
「……治験のもうひとつの側面は、新薬を人体に投与してみるというものだ。この場合、副作用で死ぬ可能性もある。「なんで今までの薬じゃなくて新しい薬を使うのですか?」と、当たり前の問いかけができる状況ならいいが「あなたは助からない! でも、新薬なら……」。なんて、状況に追い込まれたら、「お願いします……」と、飛びつくしかない。
こんな手法で、人体実験の実験動物としてハメられる、かわいそうな患者もいるかもしれない。ガン患者の場合、医者もそういった心理状態になる可能性がある。つまり、「ガンなら、どうせ死ぬじゃん。
だったら、ダメもとで、何でもアリじゃない」
これは 『週刊現代』 の南淵明宏医師の連載。(「異端のメス」 34より)

抗ガン剤で殺される

 

第8章  医薬品添付文書とは

●添付文コピー拒否なら病院を脱出せよ

 まず、医者か「抗ガン剤治療」をすすめたら「その抗ガン剤の『医薬品添付文書』コピーを下さい」と、必ず医者に要求しよう。「それは、チョット……」と出さなかったら、その場で席を蹴って、病院を脱出すること。あなたは、あるいはあなたの家族は、その病院に、殺される可能性が大だ。
 さらに、厚労省が全国医療機関に定期的に発信している「副作用情報」コピーも要求しよう。
 この二点を、患者に手渡す医師、病院は、それなりに信頼できる。
 抗ガン剤治療を、承諾するか、しないか………それは、「医薬品添付文書」「副作用情報」を穴の開くほど、熟読熟知してから決定すること。とりわけ「禁忌」「重大副作用」などは、徹底的に読み込むことだ。
 その副作用に、あなたは慄然とし、背筋か震え、手はわななきとても抗ガン剤治療を受ける気は、失せるはずだ。

白亜の殺人工場

●医者は『添付文書』すら読まない

 つぎに、ドクターに、その「有効率」を質問してみるとよい。
 はたして、スラスラ答えられる医師が、どれだけいることか………恐らく、ほとんど全ての医師が絶句し、青ざめ、困惑、動揺して立ち尽くすであろう。
 何しろ、抗ガン剤に限らず、大半の医者たちが、「添付文書」すら読んでいないのだ。「あんなものめんどくさくて読んでいられないよ」これがほとんどの医者のホンネだ。あなたは信じられるか?肌に粟を吹く現実ではないか。言うまでもなく「添付文書」には、製薬メーカーが所有する情報、つまり「効能」から「重大副作用」「回避方法」などが、克明に記載されている。
 よって、最高裁判例でも、医療過誤において、医者の過失有無を判定する基準として「添付文書」を用いるーと定めているのだ。
 つまり、「添付文書」こそが、医療事故を回避する、最重要の指針なのだ。それを、読まない医者かほとんど……というから暗然とする。

●殺人ダンプが暴走するがごとし

 これは、プレーキやアクセルの位置すら知らないで、ダンプカーを運転するに等しい。人を跳ね殺して「アッ……これがアクセルか。なーんだ」と学習しているのだ。
 無免許どころかブレーキもアクセルも知らない暴走ダンプか、全国の公道を信号無視で左側通行も何も無視で走り回っている。それが、現代の医療現場の実態なのだ。
 死人(犠牲者)が統出して、当然なのだ。かくして、病人を救うべき病院は、アウシュビッツのガス室さながらの。殺人工場と化す。阿鼻叫喚、死屍累々………屍体の山か築かれる。
 「添付文書」は、その医薬品の使用マニュアルである。「手引き」もなくて、よくもまあ患者に処方できるな……と、膝が震える。血の気か引く。

●営業社員が手渡す『説明書』

 聞けば、製薬メーカーの営業社員は、「添付文書」に変わる「説明書」や「パンフ類」を医者に手渡すという。そこには「効能」「適応症例」「用法」などは、書かれていても、肝心の「重大副作用」「回避」方法、などはほとんど書かれていない。
 それをチラチラ見ながら、大半の医師は、猛毒抗ガン剤を患者に投与する。その「重大副作用」など、ほとんど知りもしないのだから、気楽なものだ。
 彼ら医師や看護婦たちに、罪の意識などカケラもない。抗ガン剤の慄然とする猛毒性など、初めからほとんど知らないのだから、罪の意識など持ちようかない。
 自らの行為か、ほとんど殺人行為である、と認識している病院関係者が、果たしてどれだけいるだろうか。
 暴走ダンプさらに殺人工場……とまで言われたら医者は、怒りで青ざめるだろう。なら、あなたらに問いたい。これまで投与してきた抗ガン剤の「医薬品添付文書」を、あなたは、すべて克明に読み、理解してきたか?
 その「注意」「警告」にしたがって投与してきたか?「イエス」と胸を張って、答えられるドクターは、どれだけいるか。恐らく、皆無ではないか? 抗ガン剤で殺される 252~254ページ

医薬品添付文書をください 大病院で殺されない24の知恵

医薬品添付文書をください……そのひと言があなたを救う

●「医薬品添付文書」開示で悲劇は10分の1に

 医療過誤で、毎年四万六〇〇〇人もが〝殺されている″という(医療事故調査会・森会長の推計)。
 おそるべし。交通事故の死者は、毎年約八〇〇〇人だから、医療現場ではその五倍以上もの人が、〝殺されている″のだ。
 その犠牲者を、一〇分の一以下に減らす妙案 - それが、「医薬品添付文書」の開示だ。
 これは、文字通り、「医薬品」ごとに添付されている文書である。通常は「添付書」と呼ぶ。それを作成したのは製薬会社である。
 そこには「用法」「用量」から「連射」「禁忌」「使用上の注意」「重大副作用」まで、ピッシリ細かい字で印刷されている。
 さらに「副作用」の「回避」や「防止」方法、とりわけ「重大副作用」の場合は「警告」などの赤字で「注意喚起」している。
「添付文書」は、医師や医療機関が購入、処方する医薬品には、かならず添付されている。これは、うがった見方をすれば、薬品メーカーの責任逃れでもある。「薬の副作用など、すべて情報開示していますよ。あとは、ご使用される医師、病院の責任ですよ」というわけだ。これら情報提供をしていないと、医療被害が発生した場合「副作用など薬の情報を隠した」と、被害者の矛先が、薬品メーカーに向いてくる恐れがある。そこで製薬会社は、責任回避のため医薬品情報を公開しているのだ。

●「重大副作用」まで……知りたい情報満載

 つまり、われわれ患者が、本当に知りたい副作用などデメリットまで、正直かつ詳細に明記されている。
 かつて『医者からもらったクスリがわかる本』なるものがベストセラーになった。
 患者がいちばん知りたいのは、医者が処方あるいは投与する薬が何かということだ。どんな効果があるのか? 副作用はどうだろう? そんな、患者が切実に知りたい情報に、ほとんどの医師は、ていねいに答えてくれない。
 それどころか医者の大半は、この「医薬品添付書」すら、読んでいないと聞いて、絶句した。その理由は「めんどう臭くて、読んでいられない」。
 唖然とする‥これでは、大型ダンプのブレーキやアクセル、ハンドルの位置すら知らずに公道を運転するに等しい。人をはね殺して「あ、これがアクセルか……」と気づくようなもの。無茶無暴。これでは毎年、三万、四万……と無残な医療過誤による犠牲者が出るのもとうぜんだ。
 しかし、医療法第一条(四の二)には、医師は治療にあたって患者の理解を得るように「適切な説明を行う義務」を定めている。いわゆる医師の「説明責任」が法律で定められているのだ。そこからインフォームドコンセント(IC)という言葉が、知られるようになってきた。いわゆる医療開始にあたっての「事前説明」という意味だ。
 投与するクスリについても、とうぜん医療法で「適切な説明」、つまり、情報開示が義務づけられている。
 しかし、現在の医療現場での「事前説明」は、きわめておざなり、ぞんざいだ。
 わたしも向精神薬の副作用をたずねたが、「あくびが出る」「眠くなる」「のどが渇く」といったていどですね、という医師の説明をうかつに信じてしまった。
 娘が死亡したあと、裁判証拠でハロぺリドール(商品名‥セレネース)の「医薬品添付文書」を取り寄せて愕然とした。そこには「重大副作用」としての筆頭に「悪性症候群」が明記されていたからだ。
致死率は当時で約二〇%。戦慄の副作用ではないか! 背筋が凍る。「由らしむべし、知らしむべからず」(論語)は、徳川家康の大衆支配の要諦。これは、そっくりそのまま現代医療の患者支配に通じる。
 わたしが現代医療を、あの『悪魔の飽食』の戦争中の人体実験の悪夢……七三一部隊の惨劇と同列に論じるのは、以上のような理由からだ。
 患者は、どのような薬が出され、どのような治療(じっは人体実験)が行われているのか、いっさい知らされない。これでは、患者は目隠しをされて死刑台にのぼるのに等しい。まな板の上のコイとは、よくいったものだ。
 知る権利が保障されなければ拒絶する権利など、生まれるはずもない。
 投薬されてからでは手遅れなのだ。投薬のまえに、それに、どんな「効能」と「副作用」があるのか、じっくり確認してみる。そして、「効能」と「副作用」、つまり、「メリット」「デメリット」を天秤にかけて、自分なりに判断する。できたら知人などに相談する。それが、ほんらいのインフォームドコンセントのあり方だ。
 医者にも言い分はあるだろう。俗に〝三分診療″といわれる。たった、これほどの診察で何がわかるだろう……と、呆れてしまう。しかし、病院は、これだけの流れ作業で数をこなさないと、採算がとれない、という。
 その三分間で、投薬の細かい「事前説明」を口頭で受けるのは、物理的にも無理だ。そこで、ハッキリこう言おう。「先生、お使いになる薬の〝添付文書″のコピーをください」 医者は、患者の症状を診断したのち「治療計画」を立てる。それを「プロトコール」と呼ぶ。つまり、どのような医薬品をどのように用いるか……。「治療計画書」に薬品名と用量などを列記する。
 そのとき、患者に「これそれ、このようなクスリを使います」と薬品名まであげて説明する医師は、皆無にちかい。そこが、悲劇の幕開けだ。
 あなたは、まな板の上のコイではいけない。起き上がって「治療計画のクスリの『医薬品添付文書』コピーをすべてください」と請求しよう。
 「エッ!」と医者が絶句して「それは、出せません」と言ったら、あなたのすることは、ただ一つ。
「わかりました」で、その場で立ち上がり、病院を後にすること。二度と、その病院の敷居をまたいではいけない。あなたは、命拾いしたのだ。
二素人のかたが読んでも、わかりませんよ」と、鼻でせせら笑うような医者も同じ。回れ右。二度と、そいつの顔を見ることはないだろう。
 患者をなめてはいけない。「添付文書」を一生懸命読んでいけば、隠された薬の正体がクッキリ浮かび上がって来る。まず、クスリの名さえわかればインターネットでも、本でも、だいじなことはほとんどわかるはずだ。
 さて医師が「わかりました」とコピーを手渡してくれたら、その病院は、そうとう信頼できる。
 「医薬品添付文書」は、通常B4サイズほど。表と裏にピッシリ医薬品に関する情報が印刷されている。それを読んで、治療を受けるかどうかを決める - こと。医師にもそう告げて退出する。
さて、帰宅して「添付文書」を、じっくり読むうちに、あなたは背筋が寒くなるはずだ。

「新・知ってはいけない」船瀬俊介著

悪魔の指針(医師への指針)

●「治療法」を数えない大学医学部

「大学医学部では病気の 『治療』 は教えない」
これは安保徹教授(新潟大学大学院) の驚愕証言。いったい何を教えるのか?。
「『病名』 『薬品』 などを覚えるだけで精一杯。医薬品だけで何百とあるからネ……」 (同教授)
こうして、「治療法」を習わない〝医者″が大量生産されていく。
かれらはどうやって患者を治療するのだろう?。
「そこには、チャンと 『治療ガイドライン(指針)』があるから」
それは何でしょう?。「製薬会社に覚えのめでたい教授たちが作るわけサ‥…」と安保教授はニヤリ。
「それに従って投薬したり、治療してれば、医療裁判などになったときでも、『指針』通りにやった治療法だから……と言い逃れになる」

●600種類もの治療ガイドライン

それは「疾患ごとに学会や厚労省研究班などが作成する」という。2000年以降に作成された 「指針」だけでも約600種類。
ある医師の証言………。「毎年、分厚い『診療指針集』が出る。
医者は、みんなそれをひっくり返して 〝治療ガイド″にしている。学会のおえらいさんが製薬会社と一緒に作った『指針』だから患者がクスリ漬けになるのも当然ですよ」
恐ろしい現代医療の暗部が見えてきた。医師国家試験も同じく。「正しい」治療法を回答した医学生は、国家試験に落第する憂き目をみる。

●1億~3億円の寄付金というエサ

その恐るべき現代医療の闇が、白日の下にさらされた。
「高血圧、糖尿病、メタボ……指針作成医 9割に寄付金」「国公立大、製薬企業から」。これは 『読売新聞』(08/3/30) のスクープ記事。「48大学のデータを基に、ガンなど主要な病気の 『指針』 40種類について、作成に関わった医師に『寄付金』の受領状況を調べた。結果、87%、240人が治療薬を製造、販売する企業から教官または所属講座あての寄付金を受領していた」
メタボ診断「指針」を作成した阪大の松沢名誉教授らに3億円以上(表)。さらに、1億~2億円″寄付金″がゾロゾロ。
表に出ない〝供与″はどれくらいになるだろう。
『読売』 も「診療基準、信頼性は?」「過剰投与を招く」と指摘。
現代医療の治療ガイドライン (指針) は、実質、製薬企業が作成しているという驚愕事実。巨額寄付金(ワイロ)をもらった教授連は、もはや製薬資本の走狗。その上には地球規模の石油化学メジャーが君臨している。
★これで安心!
「病院は九割の病気は治せず悪化させている」。
良心的医師の告白。「どうか病院に来ないでください」。具合が悪いときは病院に行かない。
「食うな」「動くな」「寝てろ」。これが正しい。野生動物をみなさい。

ガンにならないゾ宣言Part1

●バカ医師を大量生産する〝ガン専門書〟

 わたしの手元に分厚いガン専門書がある。『ガン最新治療法』 (学習研究社、三〇〇〇円)。帯に「ガンのすべてがわかる本 -一〇〇種以上のガンを網羅した、最新最強のガンの本」 と自画自賛。参考文献として購入したがページを繰ってガックリした。
 いまガン治療現場で注目されている 「栄養療法」 について一字も見当たらない。ゲルソン療法など、どのページにも皆無。「心理療法(サイコオンコロジー)」 の記述もゼロ。ましてや 「気功療法」 など、絶無。その他、「鍼灸」 「呼吸法」……など海外でも注目されている代替療法についての記述も解説もない。一方で、(怪しい)抗ガン剤群を一三ページにわたって解説・紹介。掲載されている〝最新治療法〟も、抗ガン剤を「盛って」メスで「切って」、放射線などを 「当てて」 の化学、外科、物理療法のオンパレード。
 〝専門バカ〟とは、よくぞ言ったもの。これら片輪の知識しかない欠陥医師が〝ガンの権威〟とあがめられているのだ。戦慄し、肌に粟を吹くとは、このことだ。
 恐れ入った。これでどうして 「ガンのすべてがわかる本」 なのか? 不当表示きわまれり。こうなると〝白い巨塔〟と呼ばれた大病院は〝バカの巨塔〟と呼び変えたほうが、真理をついているだろう。ガンにならないゾ宣言Part1 49 花伝社
抗ガン剤で殺されるから抜粋
  

嘔吐、脱毛、放射線〝火傷″ - これが〝治療″か?

●舌ガンの手術後、抗ガン剤、放射線……

 私の先輩作家Sさん(五七歳)は舌ガンに冒され、切除手術の後に、抗ガン剤治療を施された。
 わずか三回(三クール?)の投与なのに髪の毛どころか、眉毛まで抜け落ちてしまった。そして「苦しいですよ。吐き気が物凄くて、胃液を吐いても、まだ吐き気が止まらない」とつぶやく。しかし、どうしたことか抗ガン剤が効くどころか、首の反対側にガン腫瘍が急速に大きくなってきた。
 さらに、その病巣を切除……。今度は、放射線治療を行った。二〇〇四年、春、見舞いに行くと、パジャマ姿は一回りも痩せておられた。

●放射線治療で真っ赤な火傷状態に

 首の周囲が、真っ赤に火傷をしたようだ。放射線治療の〝威力″ に目を背けそうになった。「口の中も、喉も火傷がひどくて、何も食べられない」「食べ物の味がまったくしない」とSさんは、嘆く。原爆被曝などと同じ症状だ。これが、ガン治療といえるのだろうか? 目盛りの初夏。ガンセンターに見舞いに行く。どうしたことか、抗ガン剤、放射線治療の甲斐もなく、首の周囲でガン細胞は増殖していた。それは皮膚を破り表面にまで現れていた。また、痩せておられた。
病院玄関で、握手をしたら痩せた手なのに、痛いはど強くにぎってくれた。「そうです! 体力こそ免疫力。握力をつけてください」。精一杯はげまして、連れの友と病院の玄関先で辞した。
 一〇〇m近くも歩いただろうか。振り返ると、律義なSさんのパジャマ姿が遠く、遠く手を振っている。
 その後、一〇時間に及ぶ、大手術にSさんは耐えた。外は目も眩むばかりの炎暑。あの痛いほど握り締めてくれた痩せた手の握力を思い出す。「また、いっしょに温泉に行きましょう……」。
信念は免疫力に通じ、それは生命力に通じる。

●「だまされた……」 Sさんのつぶやき

 八月、鍼灸師の資格を持つ後輩D君にぜひ病室に来て欲しい、という。「体全体が堪え難いほどにダルイ。マッサージと指圧をして欲しい」との依頼。D君の指圧で少し楽になったよう。
 九月、急に 「会いたい」とのSさんからのメール。仲間と車を飛ばしてガンセンターへ。
 着いたときは夜中の一二時を回っていた。もう寝ておられるだろうと思いナースセンターに伝言を伝えていたら、やせ細ったSさんが影のように幽鬼のように現れた。胸が込み上げて思わず抱きすくめたら、「だまされた……」微かな声が耳元に聞こえた。最後に一榎の望みで選択した
 抗ガン剤はガン細胞を小さくするどころか増殖させていたのだ。二〇鹿近くも痩せた体の命をつないでいるのは食道から胃に通じる数ミリの管である。そこから流し込まれる流動食のみが命を支えている。放射線療法で喉から食道まで火傷を負ってしまったからだ。「一緒に混浴の露天風呂に入りましょう」と足をさすりながら言うとフッとおかしそうにはは笑んだ。一〇月初め奥様からFAX。「抗ガン剤をやめました」とのこと。残された免疫力(副交感神経とリンパ球)の回復を祈るのみ……。
 治療に当たっている医師たち、看護婦さんたちの立場を思ってもやるせない。彼等は患者さんたちを救おうと必死になって、マニュアルに従い抗ガン剤を投与し、放射線を当てているのだ。
 根底、根幹が狂っている。彼等もまた狂気の医療システムの犠牲者なのかもしれない。

●冬寒の朝……Sさんは逝った

 そして退院。「いい意味の退院ではないんです……」と奥様の電話ごしの呟き。こうして医者も見放した。痛み止めのモルヒネ、細いパイプの流動食を奥様が与える。私は彼の奇跡をひたすら念じ続けた。
一一月、彼は家族と共に大好きだった南の島、石垣島に旅した。そして、二月三〇日、肺炎による高熱を発し容体急変。ガンセンターに再入院。一二月二日、意識不明に陥る。彼の痩せ細った身体は、それでも五日、六日……とよく耐えたが……九日、朝一〇時過ぎ、動脈瘡破裂……。
その生命の灯は消えた。葬儀のとき彼の筆になる「おわかれの言葉」が参列者に配られた。「皆、泡盛を酌み交わして愉快にやってほしい」……と記されてあった。優しすぎるSさんの人柄は「遺書」 にまで気配りで満たされていた。日付は一〇月二一日。すでに覚悟を定めておられたのだ……。五回にわたる手術。抗ガン剤投与。そして放射線による火傷。まさに壮絶なる〝治療″ であり〝闘病″ ではないか。棺に横たわる痩せて静かな死に顔に涙が込み上げた。惜別を越え彼を救えなかった痛恨、漸悦、無念……。
抗ガン剤で殺される 73

「添付文書」 コピーをすぐに渡せ!

●抗ガン剤名すら教えない医者

 第2部の目的は、全国のガン患者に汎用、多用、乱用されている抗ガン剤療法について、その隠された真実を、白日の下にさらすことである。
 わたしの先輩作家Sさん(前出)は、舌ガンで入院した。抗ガン剤の名を聞きましたか? と尋ねると「医者は抗ガン剤の名前も教えてくれないんだなァ……」と途方に暮れたふう。正義漢、熱血漢のSさんですら、それ以上の追及はあきらめたのか。ガンで気弱になるということは、こういうことか、と唇を噛む。そして、彼はついに〝殺されて〟しまった。
 政府も医療機関に指導し、いまや励行があたりまえとされているインフォームド・コンセント(IC‥事前説明)。そのイロバのイが使用する薬品名の告知であろう。
 しかし、じっさいの医療現場では、その薬品名すら絶対と言っていいはど患者に教えない。秘密主義、隠蔽主義きわまれり。レストランで注文して、どんな料理を出されたのか料理名すら教えない -。
 そんな店なら客は激怒して席を立つだろう。しかし病院では客(患者)は口をつぐんで言われるままだ。お昼のランチの話ではない。大切な人の一生がかかっているのだ。なのに投与する薬品名(毒物名) すら教えない。客(患者) が、それに気付くとマズイからだ。抗ガン剤で殺される

ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

第2章 日本のガン患者は三大療法で殺されている

●「抗ガン剤より放射線のほうが悪い」

『抗ガン剤で殺される』(花伝社)を執筆するとき何人もの医師に取材したが、彼等は口を揃えて「抗ガン剤より放射線治療の方が、もっと悪い」と言い切った。
たとえば『免疫革命』などの著書で、日本の医学界を根底から変えようとしている安保徹教授は「一番ダメだ!」とバッサリ。「放射線はリンパ球の減り方が一番強いんです。だからヤッレが凄い。放射線かけている人のヤツレは抗ガン剤より強い」。
わたしは思わず先輩作家Sさんの末期の姿を思い起こした。舌ガン治療で、手術のあと、首の周囲に放射線を照射された。首の回りが真っ赤に火傷状態で眼を背けた。
「気管や食道のなかも火傷して、食事も喉を通らない……」。今でも、曖れ声が耳に残る。まさに放射線火傷の惨状……。これが治療かー・言うに言われぬ絶望感と怒りが込み上げてきた。
その後、ガン細胞は縮小するどころか、勢いを増し、ついにSさんの火傷した首の皮膚を食いやぶってガン腫瘍が、その不気味な姿を覗かせてきた。
これをガン専門医は〝ガンの花が咲く″と呼ぶそうだ。「ふざけるなッ……」。憤りのやり場もなくなり、Sさんの奇蹟を祈った。

●放射線火傷……Sさんは〝殺された″

 また、ガン専門医は口々に言う。「ガンは叩けば叩くほど、凶暴になる……」と。
抗ガン剤に対しては耐性、すなわち反抗ガン剤遺伝子(ADG) が作動する。放射線に対してもガン細胞は 〝抵抗力″を身につけるのは当然だろう。そして勢いを増す。
そうして 〝宿主″ の患者だけが、抗ガン剤の 〝毒″、放射線の 〝害″ に叩きのめされ、衰弱し、やせ衰えて、悲惨無比の 〝死″を迎えるのだ。
いや、表現をまちがえた。地獄の責め苦にも似た〝ガン治療″という名の拷問の末に、骨と皮だけになって虐殺死を迎えるのだ。Sさんは、まさにこの筋書き通りに 〝殺された″……。

●いずれも遺伝子破壊する〝毒物″

抗ガン剤は、毒物による化学反応で、遺伝子を破壊する。放射線は、ミクロの素粒子や電磁波で遺伝子を破壊する。
いずれも、遺伝子を攻撃することに変わりはない。究極の 〝毒性″ であり、そこで生命は、死に絶える。
さきほどの安保教授もガンを治す秘訣として「ガンの三大療法は受けない」 ことを一条件に挙げている。
「抗ガン剤や放射線治療は、交感神経の緊張を招き、白血球を減少させる。ガンと闘う力を奪うので勧められても断る。現在、継続中の人は中止する」
『患者よガンと閲うな』 という衝撃的な警告から一〇年余。慶応大学の近藤誠医師は、ガン治療批判のさきがけをなした医師だ。
彼の専門は、ガンの放射線治療。その現場からの指摘も重大だ。
まず、放射線治療で副作用死などが多発する原因の一つとして、放射線治療の専門医と精度管理する放射線物理士の決定的不足をあげる。「そのため線量計算を誤り、少なからぬ数の患者さんに放射線を過剰に照射してしまう医療事故が生じている」「放射線の知識がない医者が治療を担当している病院もある」(『ガン治療総決算』文芸春秋社)。
彼は、これらを〝言語道断″という。素人に機関銃を乱射させるようなもの。空恐ろしい現実が病院では、日常茶飯で行われているのだ。

 私の先輩の作家Sさんは舌ガンと診断され「医師は、即入院してください。四日後に手術です」と告げた。まさに、早期発見、早期切除……の早業。Sさんは、これから五回も身体を斬り開かれ、放射線治療の火傷で岬吟し、抗ガン剤で髪の毛は抜け落ち、骨と皮のようにやせて、一年ほどで逝った。あまりにあっけなく……。最後の言葉は「……だまされた」であった。私の知人でガン入院した人たちは、Sさんのように例外なく「即入院。即手術」を施されている。

●胃ガンが二倍になるのに八年五か月

しかし、ここまで慌てふためいて手術をする必要はあるのか? 断じてない。慶応大学、近藤誠医師の著書『ガン治療「常識」のウソ』 (朝日新聞社)に次の報告がある。
「早期ガンは、さぞやハイスピードで分裂・増殖すると思うだろうが、実際はそうでもない」
「 -一五人の早期胃ガンが放置・観察され、成長速度が計算されている。ガン細胞の倍増期間は、五五五日(一年六か月)から三〇七六日(八年五か月)にかけて分布している」。直径約一cmのガンが二倍になるのに最短でも一年半もかかっている。倍増期間が八年とすれば「進行して(本人を)死滅させるまで、ほぼ八〇年かかる」。短い方の二年としても「ガンが(本人を)死亡させるまでには二〇年もかかる」ことになる。
つまり「ガン細胞は、初めは急速に分裂し、早期ガンの大きさになるころには分裂がスローダウンした、と考えざるをえない」つまり「ガンは『無制限』に増殖する……という細胞学の原則に反する……」 (近藤医師)

●自然食、代替療法で自然消滅する

これら放置・観察された患者さんたちは、それまでの偏ったライフ・スタイルで生き続けたため、ガンも〝のんびり″と増殖したのだろう。過食や肉食などやめて穀菜食などに切り替え、血液を浄化する生活に変えれば、免疫力も高まり胃ガンも自然消滅したものと思える。
たとえば、ガン代替療法で知られる真柄俊一医師(前出)は「手術をしていない胃ガン患者のうち生検でガン消失が確認されたケース六例」を臨床報告している。その他、転移した肝臓ガン三個の消失、直径四cmの肝臓ガンの消失、子宮頚ガンの消失なども臨床で確認している。
「ガンは初めは急速に分裂し、早期ガンからはスローダウンする……」これは他のガンにもい
えるだろう。

●「斬ってしまえばこっちのもの」

なのに、「mm単位のガン」まで精査する〝PET″や〝ヘリカル″で検診されたら、ほとんどの人が「早期発見」されてしまう。なぜなら、われわれはだれでも毎日、体内で三?五〇〇
個のガン細胞が産み出されている。皆、潜在的な〝ガン患者″だからだ。
なので、医師はおごそかに「早期入院」「早期手術」を宣告する。
そのホンネは「患者に迷う時間を与えるな」である。つまり「斬ってしまえば、こっちのもの。もう後戻りはできない」 のだ。
だから、ガン患者を前にして、医者がキッパリいう一言は「斬りましょう!」なのだ。日本では「待ちましょう」などという医者は皆無のはず。

ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

ガンで死んだら一一〇番 愛する人は“殺された”

第2章 日本のガン患者は三大療法で殺されている

●カラクリ……「オリンピック選手」並み治験者

 ある抗ガン剤で…… 〝余命がのびる″なら治療を受けたい……と、ワラにもすがる患者はいるだろう。「だが、実は、生存延長の効果が確かめられている抗ガン剤は多くない」と『アエラ』誌は正直。猛毒物だから当然だ。
 なにしろガン腫瘍がピクンと縮むかどうか……つまり「『効く』か『効かない』か投与してみないと分からないのだ。副作用の方は、ほぼ全員に出て、運の悪い患者は治療によって命を落とす……」(同誌)ここで〝運の悪い″患者は、全体の八割にも達することに触れるべきだ。
 また「『効く』場合も、治療期間中のQOLは下がる」ここでいうQOLは〝クォリティ・オブエフイフ(人生の質)″という意味。
 抗ガン剤の毒性による猛烈な吐き気、嘔吐、発熱、脱毛、下痢、苦痛にのたうち……といった苦悶状態ではQOLもへったくれもない。緩慢なる〝毒殺″に変わりはない。
 さらに同誌は、ガン臨床試験のカラクリも明らかにしている。
 一般には「あまり知られていない」……と断って「薬の効果を測る臨床試験は、若くて内蔵などの状態の良い『患者のなかのオリンピック選手』を集めて行われるのが普通……」という。
 これもペテン・テクニックの一つ。たいていガン患者に限らず、病人は衰弱、疲弊しきって病院を頼ってくるもの。オリンピック選手並み体力の持ち主に限って行われた臨床試験データが、一般患者に通用するわけもない。
 よく新薬の試験には頑健な自衛隊員が使われる……という噂を開く。若くて鍛え抜かれた彼等なら、新薬の〝安全値″はグーンと上がることだろう。
ガンで死んだら百十番 愛する人は“殺された”111~112

抗ガン剤で殺される

抗ガン剤 - 「薬物」療法(アロハシー)の悪夢
「食事」「整体」「心理」「同種」……四大療法を弾圧した療法

●「食」「体」「心「治癒」を黙殺

 日本のガン治療は〝治療″の実態をなしていない。
〝治療〟とは、読んで字のごとく〝治す″〝療法″のはず。つまり、病気を治してこそ、ほんらいの医療なのである。
 ところが拙著『抗ガン剤で殺される』で告発したように、厚労省の専門技官ですら「抗ガン剤でガンを治せないのは常識」と平然と公言。いかに日本のガン医療が狂っているかがわかる。
 なるほど、世界の医療自体も狂っていることも確かだ。それどころか、現代医療そのものが、とんでもない狂気の方向に暴走していることも、頭に刻み込まなくてはならない。はやくいえば現代医療というシロモノは「食」「体」「心」そして「自然治癒」を黙殺した狂った〝医療〟なのである。
一九世紀までのヨーロッパには、伝統的な五つの医療の流れが平和共存していた。
 それは①ナチュロバシー(自然療法)、②オステオパシー(整体療法)、③サイコオパシー(心理療法)、④ホメオパシー(同種療法)、⑤アロハシー(薬物療法)……の五流派である。
ところが近代に至るや医学界は①~④を攻撃、排撃、弾圧し、放逐しっくしたのだ。ガン治療の絶望も、すべてのルーツは、そこに発する。
①ナチユロバシー(自然療法) ∥ 「自然な食、水、空気……すべて味方だ」
「自然なものは健康にいい。自然なものはからだにいい。自然界の力はすべて私たちの味方だ」 これはハーバード大学医学部のテッド・カブチャック博士らの至言である。
 典型は食事療法だろう。ギリシアの医聖ヒポクラテスは「食で治せない病気は、医もこれを治せない」と喝破している。
「食」は「人」を「良く」する……と書く。よい食事をとれば人は健康に生きることができる。
悪い食事をとれば、病気となってしまう。人体は食べたものによって構成され、健康も食べたものによって決定される。
 あたりまえすぎる真実だ。「痛」という字すら食「品」を「山」ほど食べれば「ガン」になる ー と、警告している。
 つまり過食の弊害。過食は、体内に活性酸素を生み出す。活性酸素こそはガンや老化、万病のもとであることは、いまや医学の常識である。
 いうなれば一〇〇〇ccエンジンに二〇〇〇∝分のガソリンやオイルをぶちこんでクルマを走らせるようなもの。過剰なガソリン等が不完全燃焼で焼き付き、ススとなってエンジンを故障させ破壊する。
 現代人の飽食、暴食三昧は、まさにこのようなコツケイな愚行とまったく同じだ。
 ガンの大きな原因の一つに、この「食べまちがい」があることは諭をまたない。西洋医学ではマックス・ゲルソン博士(後述)のガン栄養療法が改めて脚光を浴びている。東洋医学では古くから玄米正食などに代表される食養療法が脈々とガン患者などを救ってきた。
 ゲルソン療法も食養も近代医学から徹底的に弾圧、排斥を受けてきた。
 現代のガン治療どころか医療そのものが、このナチユロバシーを黙殺してきた。さらに「水」「空気」「環境」の大切さについても現代医療は全く黙殺している。浄水器や空気清浄機、さらに転地療法。木造など自然建築クリニックなどの重要さも黙殺だ。
②オステオパシー(整体療法) ∥ 「からだの歪みから病気を治す」
 この大切さも、現代医療は無視どころかケイベツしきっている。「体が歪んだら病気になる」のはアタリマエだろう。東洋でいえばヨガ、鍼灸、指圧、あんま、マッサージから整骨療法などがそれにあたる。西洋ならカイロプラクティック(脊椎矯正)療法などなど。
 体の歪みが病気の原因となる。
 よって体の歪み、偏りを治すことで病気を治すことは可能なのだ。最近、ヨガの効用が見直され、ブームとなっている。一見、奇妙に見える各種ポーズも、じつは野生動物なら日常つかっている筋肉などを活性化させ、自然の状態に近付ける。そこにヨガの真の目的がある。
 ヨガのポーズを取っているとき「スリーピング・マッスル(休眠筋肉)が活性化している」と専門医は測定値に驚博する。静的ポーズなのに活発な運動をしたのと同じ効果が出ていることに現代医学は驚く。
 五〇〇〇年を超えるヨガの教理は現代科学をも凌ぐ。その科学的合理性に現代の医師たちは脱帽すべきだろう。鍼灸、指圧なども、その効用は現代医学を凌ぐことは確実だ。東洋医学の   けいらく要諦、経絡理論も、その存在が精密医療機器で立証され、西洋医学者に再認識を迫っている。
③サイコオパシー(心理療法) ∥ 「心と体は不可分。心が治れば病気も消える」
 西洋ではフロイト精神分析療法。さらに催眠療法。東洋では気功が代表的。さらにヨガなどの瞑想療法、自律神経訓練法なども、このサイコオパシーの一種。
 現代医療の利権に安住する医師たちからは、これらの心理療法も攻撃対象だ。
 しかし「病気」という文字が本質をすべて語る。「気」が「病む」から「病気」。
「こころ」を無視して病気の治療や治癒など、できるはずもない。
 最近、「笑い」の効用に多くの医学者、医療者などが驚きの注目をしている。しかし、「笑い」に驚異的な免疫力向上の効果があることは、もはや常識だ。(拙著『笑いの免疫学』参照) オランダでは、すでにクリニック・クラウン (臨床道化師) という制度すらあることを医師たちは知るべきだ。苦虫をかみつぶしたような医者は、その顔つき自体が病人を悪化させていることに、死ぬまで気がつかない。
 笑うだけでガン細胞を攻撃するNK (ナチュラル・キラー)細胞が急増することが臨床実験で立証されている。つまり、現代のガン専門医は、吉本喜劇の漫才師や落語家にも劣るのだ。
笑いの療法、さらに心理療法は、これからの医療の中心的な役割を占めるだろう。
④ホメオパシー(同種療法) ∥ 「自然治癒力を活性化させ自らの力で治す」
 これは人間に生来備わっているホメオスタシス (自然治癒力) を活性化させて病気を治そうとするもの。
 初めて間いたという方がほとんどだろう。医者ですらホメオパシーの 〝ホ″ の字すら知らない連中が大半だ。なぜなら、かれらは「大学で習っていない」から。
 私は、多くの医師たちを取材して 「大学の医学教育で、自然治癒力をまったく教えない」という現実にア然とした。ヒポクラテス (前出) は、「人は自らの内に一〇〇人の名医を持つ」と述べている。この 〝一〇〇人の名医″ こそが自然治癒力そのもの。さらにこの医聖は「医師の役目は、この自然に備わった 〝治る力″を助けることでしかない」と諭している。その自然治癒力の補助に徹しているのがホメオパシーなのだ。
 ホメオパシーは一八世紀末、ドイツ人医師ザミユエル・バーネマンによって確立された医療体系を指す。日本語では「同種療法」と訳された。「健康な人に投与して、ある症状を起こすものは、その症状を治すことができる」というホメオパシーの根本原理に基づく。
「ホメオパシー薬は、一つの刺激にしか過ぎず、刺激されることによって自分の体(感情、精神も含めて) の異常状態に体自身が気づき、自然治癒力 (ホメオスタシス) が働き、自分で自分を治してしまう」……これは日本人で初めてホメオパシー専門医の資格を得た渡辺順二医師の解説。熟が出るときは、それを止めるのではなく熟を出しきらせる。⑤アロハシー(薬物療法)の「逆症療法」とまさに逆で自然の理にかなう。
 つまり自然治癒力を目覚めさせ、その内在の力で病気を治そうとする。それがホメオパシーの根本理念だ。ここには「病気とは、治る過程の〝あらわれ″である」 - という東洋医学の根本認識と通じる。よってホメオパシーで使うクスリは⑤アロハシー(薬物療法)で使われるクスリとは根本から異なる。レメディと呼ばれ、基本的にすべて完全な自然物からできている。
 植物、鉱物、生物……などなど。そこで、私は閃いた。「漢方薬も一種のホメオパシーではないか!」。薬石、草根木皮……を微量、服用させる。その個人差を考慮し、その違いを「証」として認識して、それに併せて薬石、草根木皮を調合する。私は漢方こそ、東洋のホメオパシー(同種療法)だと確信した。
⑤アロハシー(薬物療法)=「〝毒″で病気の症状を抑えこむ〝逆症″療法」
 最後のこのアロハシー(薬物療法)こそが、世界中の現代医療をほぼ完全制圧している。
 これは薬物で病気の症状を抑えこもうとする。様々な症状に対応するので「対症療法」とも呼ばれる。そもそも人が発熟したり、下痢をしたり、痛みを感じたりするのは、一見病気に見えるが、それは生体が、歪んだ異常な状態から正常に戻ろうとする過程のあらわれである。人間の健康な状態 - つまり恒常性(ホメオスタシス)を保とうとする現象が、さまざまな症状(病気) と呼ばれるのだ。
 わかりやすいのは風邪だ。私は、最近えらく酷い風邪を引いてしまった。咳や熟、倦怠感にはまいった。しかし、風邪薬などは絶対に飲まなかった。それが風邪を治す〝効能〟はゼロである……ことを知っていたからだ。
 風邪グスリの「効能書」を読むと「風邪の諸症状を媛和します」としか書いていない。この〝媛和″がクセモノ。風邪で発熱するのは、体内の免疫機構が体温を上げて風邪ウィルスや病原菌を攻撃し殺しているからだ。
 体温を下げて喜ぶのはウィルス、病原菌だけ。発熱で辛くても安静にしてウンウン唸っていれば、熟は確実に下がっていく。咳も気管や喉などの病原菌を排出するためだ。咳を止めたら風邪はひどくなる。鼻水や下痢なども病原菌を排泄する大切なはたらき。それを止めたら、風邪が悪化するのは当然だ。
 つまりアロハシー(薬物療法) は、人体の恒常性(ホメオスタシス) を保とうとする自然治癒力を薬物の力で抑え込もうとする。よって、薬物療法は別名〝逆症療法″と呼ばれる。生体の「治ろうとする」働きにブレーキをかける。それがアロハシー(薬物療法)なのだ。
 それも「クスリは〝毒″だ」は常識。毒物で自然治癒力にブレーキをかけ反対方向にアクセルを踏むのだから、病気が治るわけがない。

●「薬をやめる」と病気は治る

 安保徹教授(前出) の著書に『「薬をやめる」と病気は治る』 (マキノ出版)という痛快な書がある。
 まさに当たり前のことを書いているだけだが、医療利権にまみれた医者や病院、さらに製薬メーカーなどはソツトーするしかあるまい。医療利権……毎年三〇兆円前後という国民医療費の名目の 〝悪魔の利権″が吹っ飛ぶからだ。
 これは、別名〝殺人手数料″……。宇宙の彼方に吹っ飛んで欲しいくらいだ。
 アロハシー(薬物療法) の本質は、このように患者に〝毒″を投与するもの。
〝毒″を盛られた患者は、その 〝毒″に生体反応する。たとえば下痢の患者に下痢止め……。
発熱の患者の解熱剤……などなど。〝毒″ に生体が反応して下痢が止まれば……現代医学は「効いた」と判定する。
 これを薬物療法の「主作用」と呼ぶ。しかし、〝毒″に対する生理反応は、お望みの反応だけではない。好ましくない、望んでない、そんな反応がいくつも起こってしまう。それが副作用である。ほんらいの薬物療法は、望む主作用と副作用をテンビンにかけ、主作用の効能が勝っていると判断して使用するものだ。
 クスリも「ひと加減」「さじ加減」「とき加減」……などと言われる。つまり患者の - 顔を診て、分量、時期を注意深く判断せよ……という戒めであろう。
 命にかかわりそうな感染症や耐えきれない激痛を嬢和させ患者を楽にさせる。つまり、薬物療法には〝一時抑え″ の効用しかない。それを慢性的に使うことは「逆症療法」として病気を慢性化させ悪化させるだけだ。
 よって、病気治療としては最低手段というしかない。そのアロハシー(薬物療法) がいまや近代医療を〝制覇″してしまった。これこそ、まさに人類史における〝近代の悲劇″……あるいは〝喜劇″とし特筆させるべきだ。

●国家と癒着……巨大化学と薬物利権

 前記の①~④は、すべて人間に備わった自然治癒力を向上させる方向で働く。これに対し、唯一⑤アロハシー(薬物療法) は、自然治癒力を抑圧、阻害、破壊する。つまり、病気を治せない。
 私の取材に厚労省の専門技官が「抗ガン剤はガンを治せない」と正直に告白したのも当然だ。
病気を根治できず、治る病気を悪化させてしまう⑤薬物療法のみが近代医療の利権を独占してしまった。それは、いったいなぜなのか? わたしは 『ガンにならないゾ! 宣言 ParlI』 (花伝社) で、その理由について述べた。
「……ところが一九世紀に入ると、国家の意図によって、①~④の流派は、排除、弾圧、追放されてしまった。そして⑤アロハシー(薬物療法) のみが、国家の庇護を受けて医療利権を独占したのである。なぜか? 薬物利権は、巨大化学利権と固く結ばれていたからである。はやくいえば、石油化学利権が、全世界の医療利権を独占した」 ここに、現代医療の悪夢と悲劇の構造が、あからさまとなる。
 またもや……石油利権である。近代の地球を支配してきた〝閥の権力″ の姿がクッキリと浮かび上がってくる。

●現代医療で「効果アリ」は一〇人に一人

現場医師による衝撃告白を紹介しよう。
東京共済病院(内科)高野利実医師の静かな独自。
「……いろいろな病気を抱える一〇〇人の患者さんがいるとき、現代医療によって明らかな治療効果を得られるのは一〇人程度と言われています。残りの約九〇人は、現代医療からはとんど影響を受けないか、むしろ、悪影響を受けているのです」(月刊『がん(二〇〇〇年九月号)もっといい目』
 つまり三一兆円もの巨額医療費の九〇%が何の役にもたっていない。それどころか患者を重大副作用で苦しめ、新たな医原病さえ引き起こしているのだ。ガン治療など、その典型だ。
「命が惜しかったら病院に絶対行かないことです」。知り合いの医者は真顔で言う。R・メンデルソン著の『医者が患者をだますとき』(草思社)には驚くべき事例が紹介されている。「医師たちが長期ストライキを決行したとき、その地域の死亡率が減少した」。まるでジョークだが、実際に起こったことだ。この事実を受けて著者は「医者が仕事をやめると、世の中が平穏になる」と皮肉っている。
〝ガン治療″など、その最たるもの。日本中のガン専門医が「仕事をやめれば」二五万人以上のガン患者は命を長らえ、救われる……それは、まちがいない。
「医療費削減に妙案あります - 」
 これは「健康情報の普及……ジュンナ」の寺田多計至さんの提案。
「ガンをはじめとする生活習慣病の治療を、体の免疫力を高める食事療法(例‥腹七分目の小食)などの生活習慣完全の治療・予防を採用することです。そうすれば、自然と医療費の削減は可能」と訴える。
 さらに「現在の健康保険制度は、ガンをはじめとする生活習慣病の治療にとっては悪法です。
患者の免疫力を落とし病気を治りにくくし、後遺症、合併症、再発、転移、死亡事故を起こします。その上、医療費も莫大なものになります。今までに沢山の患者、その家族を苦しめてきました」と告発し「現在の健康保険制度の罪は大きい」と結ぶ。


本当は恐ろしい医猟マフィアのホンネ


「獲物を逃がすな、たくさん捕まえよ」
「政治、電波、マスコミ、教育で罠を仕掛けよ」
「ワシらの利権を脅かす奴らは皆殺せ!」
「邪魔者はサッサと始末して闇に葬れ!」
「天敵を生かしておいたらオマンマの食い上げや!」

ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

代替療法を弾圧するガン・マフィア 政府(厚労省)の犯罪行為を許すな!

●米国で代替療法医の〝謎の死〟続出

「アメリカでは、通常のガン治療(抗ガン剤、放射線、手術)以外の治療をやったら、すぐに逮揃された」。
 一九七〇~八〇年代、戦慄の事実だ。NPO法人、痛コントロール協会の森山文仁氏の証言は続く。「さらに病院は閉鎖。日本の厚生省(当時)もそうだが向うのFDA(食品医薬品局)はもっと酷い。医師会が凄い。政治家を抱えていますから。何人かの先生が〝不自然な死″を遂げたという話も……。医師会にとって〝邪魔者〟ですから。怖いです。上院マクガバン報告に登場した学者が〝謎の死〟を遂げたり……。警察だって黙認する」。
 マクガバン報告は「アメリカ人を苦しめる疾病の大半は、誤った食事内容にある」……と結論づけた五〇〇〇ページ余の画期的な研究リポート。
 それは、まさに医学・栄養学の真理。そこで正直に証言した医師たちが闇に〝消されている″としたら……それは身の震える恐怖だ。
 しかし、十二分にありうる話だ。抗ガン剤、放射線、手術……ガン三大療法は〝かれら″にとっては、目のくらむ「利権」だからだ。

●NK細胞こそが自然治癒力の神髄

 おそらく、この殺人医者たちは、自分が必死で行った抗ガン剤投与や、放射線照射や、手術が、患者のガンと戦う免疫力、自然治癒力を殺いでしまったことにすら、気づいていない。
 そんなボンクラ医者が大半だ。
 かれらは猛毒抗ガン剤や強烈放射線が、ガン患者の生命力の原点である造血機能を徹底破壊することを、どこまで知っているのか? 抗ガン剤、放射線で赤血球が激減し悪性貧血で命を落とす。あるいは、血小板の激減で臓器内出血による多臓器不全で息を引き取る。あるいは、白血球(リンパ球)職減でカビだらけで死んでいく。リンパ球の中でもナチュラル・キラー(NK)細胞は、ガン細胞を攻撃する頼もしい味方の兵士たちだ。
 NK細胞は、自分より大きなガン細胞に突進して、その細胞膜を食い破り内部に毒素を注入する。ガン細胞は死滅し、分解され、体外に排泄されていく。その顕微鏡による映像は、まさに感動的だ。
 それこそ大自然(神)が、人間に与えてくれた生き続ける力……そのものだからだ。それこそが自然治癒力……!
 まさにガン細胞に対してはNK細胞こそが自然治癒力の神髄。よってガン治療の要諦は、NK細胞を増殖活性化させる - この一点につきる。

●医師免許、剥奪で脅されたゲルソン博士

 しかし、ガン細胞の利権の総本山、ガン三大療法は、いずれも患者に地獄の苦しみを与えるのみ。抗ガン剤や放射線は、ナントこのNK細胞をめがけて集中爆撃し徹底職滅する。これを狂気といわずに何と言おう。
 味方の兵士、NK細胞たちが消滅すれば、喜ぶのはガン細胞たちだ。
殖できる。かくしてガン患者は、ガン三大療法の猛毒副作用に加えて、大手を振って自由に増NK細胞の消滅後のガン猛烈増殖により疲弊し衰弱し、死んでいく……いや、殺されていく。
 よちよち歩きの幼子ですら、ア然として声を失う惨状ではないか。
 まともな神経をもつ医者なら、その残忍無惨に気付いて当然だ。

 その良心的医師の囁矢は「ガン食事療法の父」と称えられるマックス・ゲルソン博士であろう。かれは「ガンは全身病であり、食事の乱れが最大原因」と見抜き、自然食による療法で、末期ガンの患者たちですら、数多く救ったことで、今や世界的に知られる。しかし、その食事療法の成果を、上院公聴会で発表した一九四六年、医学界は称賛どころか敵意をむき出しにした。全米医師会は博士の医師免許剥奪まで画策した。政界ですら博士を敵祝した。こうして、彼は旧弊の利権体制から腹背にナイフを突き付けられたのである。

●〝殺人療法″から逃げ出し始めた米医学界

 かれらは利権構造は、ガン療法は、〝殺人療法″
〝本当にガンを治す″治療法が現れては困るのである。そのガン・マフィアたちのおぴただいまも、まったく変わらない。それでも移しい数の末期ガンをも完治させたゲルソン療法はいまやガン代替療法の王道として、世界中で生き続けている。そのアメリカではである三大療法を見限って、ガン専門医たちは代替療法にナダレを打ってシフトしている。
 その結果、アメリカでのガン死亡者数は急速に減少し始めている。NK細胞を残滅する抗ガン剤や放射線をやめるのだから、とうぜんだ。そのなだれ現象は 『アメリカは、なぜ「ガン」が減少したか (正・続)』 (ゲリー・ゴードン博士監修、森山晃嗣(痛コントロール協会代表)著 現代書林)に詳しい。
「九〇年を境にアメリカ国民のガン雁息率と死亡率が低下。九八年、米国ガン協会(ACS)と疾病抑制予防センター(CDC)合同研究チームの発表に衝撃が走った。栄養代謝の本質か とらら捉え、『代替療法の見直し』 『食生活の改善』 「ミネラルの再認識』 に官民一体で積極的に取り組むアメリカの驚くべき健康事情……」が、紹介されている。
 アメリカの医師たちは、かつての〝赤狩り″〝魔女狩り″に等しい弾圧から、一八〇度、手のひらを返したように代替療法に、殺到している。それはゲルソン博士が実証して五〇年以上もたって後に、ようやく巻き起こった「反省」と「目覚め」であった。

●薬事法違反で市民団体を〝魔女狩り″

 しかし、日本のガン治療の現状は、まさに旧態依然……。
 ほぼ一〇〇%、国家(厚労省)主導のガン・マフィアたちが医療現場を制圧している。いまだに、あなたがガンで病院にいけば、まちがいなく、この〝殺人療法″を施される。
 アウシュビッツのガス室に送り込まれたようなものだ。そして、その利権システムに背く代替療法を〝魔女狩り″で血祭りに上げているのだ。その弾圧の一貫が、健康食品の摘発である。
「反戦団体代表ら逮捕 - 薬事法違反容疑『ガンに効く』説明」。『東京新聞』二〇〇四年一〇月二三日の見出し。
 つまり「ガンに効く」といって健康食晶を売っただけで、このクニの警察権力は逮捕して身柄を拘束するのだ。その理由は「無許可医薬品販売」。「国内で製造・販売が認められていない医薬品を『万能薬』などとして販売していた事件で、警視庁生活環境課などは、二三日、薬事法違反容疑(無許可)で、市民団体『アラブ・イスラーム文化協会』代表ジャミーラ高橋容疑者ら三名を逮捕した。厚労省の許可がないまま、昨年五月から一二月の間『ネオマチス』と呼ばれる有機ヨード剤を販売した疑い。『ガンや白血病、エイズなど万病に効く』などと説明していたという」(同紙、要蘭)。高橋氏らは、劣化ウラン弾による被害予防や後遺症への治療のためイラクの病院に約二万二〇〇〇錠を寄付してきたという。民間のイラク支援団体のメンバーが突然、警察に逮捕されたのだ。

●国家(ガン・マフィア)の戦慄的暴挙

 ヨード剤は、放射能の被害防止効果があることはよく知られている。原発事故などに備え周辺住民に配付している国もある。製造会社の社長は「イラクで苦しんでいる人が大勢いると持ちかけられ、協力しょうと思った」と純粋な動機を語る。まさにイラク反戦と劣化ウラン弾などで苦しむイラク国民支援の市民活動。それを国家権力(ガン・マフィア) は関係者を逮捕し身柄拘束という暴挙に出た。問題とされた「ネオマチス」についても逮補された社長は「許可を得ていた当時に製造した残りがあった。カプセルに詰めて高橋氏に渡した。(代金は) わずかな金額を受け取っただけ」と証言。さらに「高橋氏に 『これでガンなどが治るわけではないよ』 と伝えていた」という。
 つまり、かつては医薬品として正式に製造・販売の認可を取っていたのだ。それが工場の休業届けで、実質的に認可不在であったにすぎない。逮捕された高橋氏は「報道関係者から工場の休業届が出ていることを聞くまで、知らなかった」と驚いている。
 彼はイラクの子どもの白血病患者を救うためヨード剤水溶液を持参するなど支援活動を行ってきた。

●狙いはイラク反戦運動と代替療法つぶし

 かれらの活動を支えるのは「アラブ・イスラーム文化協会」やNGO「イラク支援ネットワーク」など。今回の〝事件″はイラク支援反戦グループが、工場の休業届による失効に気付かずに「有機ヨード剤」を頒布していたにすぎない。いったん医薬品として製造・認可を得ていたものなら再申請すれば、なんら問題なく再認可されるはず。「再認可を得るよう」行政指導すればすむ話ではないか。それを「無許可」販売だと突然、強硬逮捕するとは……。
 背筋が凍る。それも販売した高橋氏だけでなく、製造会社の社長ら支援者まで根こそぎだ。
 つまりは、薬事法違反ででっちあげ露骨なイラク反戦運動つぶし……。そしてガン代替療法つぶしだ。国家権力(ガン・マフィア) は、ここまでやるかと空恐ろしくなる。

●抗ガン作用が証明されていても逮捕……

 健康食品類は、おしなべて「ガンに効く」。それは免疫力をあげる働きがあり、その結果、NK細胞は活性化されるからだ。
「薬」という漢字をよく見て欲しい。「草」で「楽」になるという意味だ。だから、とりわけ植物性の健康食品には素晴らしい薬効がある。
 それは身近な食品でも立証されている。近代医学実験や疫学調査での証明もクリアしているのだ。たとえば緑茶 -。
 強い発ガン物質を投与したネズミの発ガン率は九〇%以上。
 ところが緑茶を飲ませた群れは発ガン率が三七~四〇%と劇的に低下。(米ラトガーズ大学、アラン・コーニー博士)。
 日本で全国平均の六~七倍緑茶を飲む静岡県・中川根町の胃ガン死亡率は全国平均の二〇・八%。(静岡県立医大、小国伊太郎博士)。
 ラット実験で大腸ガンが水だけ七七%に比べて、緑茶グループは三八%と半減した。(京都府立医大、山根博士) 同様に驚嘆する抗ガン作用を実証する研究は多い。(拙著『ガンにならないぞ! 宣言PartⅡ』花伝社、参照) それでも「緑茶はガンを防ぐ」といって販売したら、業者は「医薬品でないものの〝薬効″をうたった」と薬事法(医薬品の無許可販売) で、ナント逮捕されるのだ! ヒトラー政権も真っ青の暴挙ではないか。

●ガンを悪性化させる抗ガン剤認可の理由

 ならば抗ガン剤を見よ ー !
 まず猛毒物をガン患者に投与することじたいが毒殺行為そのもの。(殺人罪で医師を逮補せよ) 人体は急激に疲弊する。同様にガン腫瘍も衰弱する場合もある。猛毒を投与するのだから当たり前だ。抗ガン剤の〝有効性″認可のデタラメを知ったら、ほとんどの人は卒倒するだろう。
 わずかな〝縮小〟効果も、反抗ガン剤遺伝子(ADG‥アンチドラッグ∴ジーン)の働きで、半年、一年もたつとガン細胞が抗ガン剤に耐性を獲得し凶悪化し、急速にリバウンド増殖を始める。つまり抗ガン剤投与がガン細胞を悪性化させるのだ。抗ガン剤は「ガンに効く」どころか、ガンを凶暴化させる作用しかない。ガンを治す健康食品は弾圧され、ガンを悪化させる抗ガン剤が医薬品に認可される。
 なぜか?
 ガン・マフィアは「ガン患者を治そう」という意思は、もともとないからだ。
「できるだけ症状を長引かせる」「副作用は多ければ多いほどいい」そうするほど「治療名目の膨大利益が転がり込む」からなのだ。

●「ガンに効く」緑茶を売ったら逮捕?

 これを緑茶とくらべてみよ。緑茶は胃ガン死亡率を八割も減少させている。(小国博士論文)。
猛毒、猛発ガン物質の 〝抗ガン剤″と、どちらに真実の抗ガン作用があるか……それは赤子でもわかる。なのに緑茶よりはるかに劣る悪魔の抗ガン剤が、医薬品認可を受け緑茶など健康食品は、いっさい認可しない。
 それどころか「ガンに効くよ」といって売ったら、お茶屋のオヤジまで警察は逮捕する。アガリクスなども然り。
 これら健康食品群は漢方医療や民間伝承などによる体験科学で、その効用は古くから確認されてきた。だから代替療法でサプリメントとして積極的に用いられているのだ。
 ちなみにアメリカでは九四年「医学的臨床報告があれば、薬効をうたって健康食品を販売してもよい」とサプリメント普及に道を開いている。ここでも日本は一〇年以上も遅れている。

●アガリクスにガン促進の疑いで中止要諦

 そのアガリクスについて驚くべき記事が目に飛び込んできた。
『アガリクス製品、販売中止。厚労省要請で 『発ガン促す作用』」 (『東京新聞』 二〇〇六年二月一四日) これには、笑ってしまった。つまり「アガリクス原料の健康食品『キリン細胞壁破壊アガリクス顆粒』 に発ガンを促進する作用があることが動物実験で確認されたので、厚労省が発売元キリンウエルフーズ社に販売停止、回収を要請した」という。
 オイオイ……なら抗ガン剤はどうなんだ、と厚労省に問いたい。
 私の取材に対して厚労省幹部は「抗ガン剤には強い発ガン性があることは周知の事実」と回答している。
 抗ガン剤は、強烈発ガン剤なのだ。それは米国立ガン研究所(NCI)報告でも断定され
「投与により新たなガンを発生させる」と警告されている。(一九八八年)
 動物実験どころか実際投与でガン患者に新たなガンを発生させている……と国際的に警鐘が乱打されているのが抗ガン剤の正体。それは猛烈な〝増ガン剤″にすぎないのだ。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” 52~

ガンは、治りやすい。その真実に気づいてください

●一人のNHKディレクターの壮途

「ガンは実は治りやすい病気です」
 ハッキリ訴えるのは「ガンの患者学研究所」(前出)。この団体メンバーは、ガン患者さんたちが中心。じつにユニークな、そして真剣なグループです。代表の川竹文夫さんも腎臓ガンを発病。自らを「医者だけが頼りの弱い患者だった」と独自する。その医者から「再発を防ぐ方法はない。肺と脳に転移するかもしれない」と冷たく突き放され、目が覚めた。ガンを治すのは医者ではない。自分自身だー・以来、猛然とガンの自然過縮の研究を開始。本棚は、ガン関連の書籍で埋め尽くされた。
 彼はいつしか、世界屈指のガン研究者となっていた。なにしろ国内外、取材に奔走した。対象は末期ガンから生還した彩しい数のガン患者さんたち……。彼は確信した。「ガンは治る」「ガンは自然過縮する」。
 現職NHKディレクターだった彼は、九二年、ドキュメント『人間はなぜ治るのか』を制作放映。そこで紹介されたガンから生還した人々の笑顔は、全国に衝撃を与えた。-ガンは治らない ー という〝迷信″がくつがえされた記念日ともいえる。
 九四年、著書『幸せはガンがくれた』(前出)出版。この一冊は、全国の入院ガン患者たちの必読書となっていった。
 そこには「ガンは治る病気だ」と、具体的な自然過縮の事例が科学的根拠を添えて紹介されていた。彼の撒いた一粒の種は、全国各地のガン患者の胸の内に、生への希望の芽となって、大空に向かって大きく芽吹き始めた。
 九七年、ボランティア団体『ガンの患者学研究所』発足。

●患者の二大弱点1-1U情報不足、②悲観イメージ

彼は何百人という末期ガンを自然退縮させ、生還した数多くのガン患者さんたちから深い真理を学んだ。それは、かれらに共通するー治す方法と、治す心がまえーである。同時に、ガン専門医たち十数人とも胸襟を開いて、勉強会を重ねた。
 そこで、末期ガンですら治るプロセスが、くっきりと見えてきた。
 彼は……命がけで身につけた……『完全治癒の法則』を三巻のビデオにまとめた。
 まず、ガン患者の二大弱点を指摘する。それは①情報不足と②悲観的イメージである。
「まず、それを解決して差し上げたい。そうすれば、ガンは実は治りやすい病気。医師から何と言われようと慌てる必要はないのです」と川竹氏は断言。「頑張っている……なのに、なぜ、うまくいかないのか? 手術で治ったはず……なのに、なぜ、再発や転移をしたのか? こんな疑問、嘆きや不安も解決できます」

●「ガンは治る!」真理にめざめる

 このビデオはまちがった「心」「食事」「ライフスタイル」が原周となって、「ガン」が結果として生まれる、というプロセスを図示している。また「嫌なことも解釈により、ストレスになったり希望となったりする」と図解。また「〝信念″を支点にして〝知識″のテコ棒の端を〝行動″で動かす」などイメージでわかりやすい。
■第l巻 よく知れば、ガンは決して恐くない(間違っているガン常識/原因さえ除けばガンは治る/ガンを治す三本柱/ガンの自然治癒)細第二巻‥このようにしてガンは治る(再発予防のモデル/ガンを治すライフスタイル/ガンを治す食事/変わる世界のガン医療)■第三巻 心の力があなたを治す(治すスイッチ・オン/ストレス・コントロール/心の治癒力/以前よりずっと健康/完全治癒三種の神器)

 このビデオの勉強で得られるものは -
▼「ガンは治る」と心から思える。▼「末期ガンでも大丈夫」と自信。▼「治るよ!」と家族に言える。▼治すため池対してはいけないこと。▼ガンの常識が一八〇度変わる。▼再発・転移の不安がなくなる。▼ガンと撃つ……戦略が立てられる。▼明日からすべきことが具体的にわかる。▼医者にすがらなくていい。▼「治療法がない」でも希望が持てる。▼ガンの原因と治療法がわかる。▼治療法は、無数にあることがわかる。

●世界のガン治療はガン産業が支配

 わたしは故・今村光一さんの言葉を思い出した。彼は日本にガン栄養療法を紹介した医療ジャーナリスト。彼いわく、「ガンで助かるのは、医者から見放された人。医者を見放した人」。
 そこには今村さんらしい悪戯っぼいユーモア、皮肉がただよっている。
 世界のガン治療は、ガン産業が支配している。この真実を知れば、今村さんの警句が、じつに正しい寸言であることに気づくはずだ。
 真の目的が、金儲けなのだから、ガンを治したり、ガン患者を救ったりすることは、二の次、三の次……。それどころかガンができる仕掛けを社会各所にしこんで〝市場開拓″に励む。ガンを治さず、長引かせる〝治療法″を医学界に普及させる。たんなる猛毒薬の〝効かない〟抗ガン剤を、ガン治療の主流としてしまう。

こうして独占したのが今の現代医療、医学狂育の正体
あなたが頼っている医者はこんな魔物のラジコンだ
2000万円超しゃぶられて地獄の悶死は魔物崇拝の結末

●ガン・マフィア……悪魔たちの暗躍

「そんな、恐ろしいことが、この日本で……」と善男善女は戦慄絶句するだろう。
 安心して欲しい。日本だけではない。全世界で、これら医療マフィアは横行しているのだ。
 その真実の一面を残酷に活写した映画を紹介しよう。『ナイロビの蜂』 (二〇〇六年封切)。製薬メーカーの不正を追及して惨殺される、イギリス外交官の若妻役を演じた女優レイチェル・ワイズは同年アカデミー賞助演女優賞を受賞。一国の情報機関ですら、巨大製薬資本の走狗となって暗殺を犯す。その現実に、あなたの心は凍り付くだろう。
 ヒューマニズムの皮を被った医療の現実も、一皮めくれば、そこにあるのは悪魔達の饗宴、跳梁……。

 心優しい川竹氏は、このおぞましい悪魔達の暗躍にまでは、触れていない。
 しかし、残虐非道な 〝ガン治療″ に姿を借りた虐殺・殺戮があとをたたない真の理由には、彼等ガン・マフィア達の存在と暗躍がある。
 その真実を知ったなら、現在の〝ガン治療″とは、謀殺と暴利の現場でしかないことに、気付き、あらゆるガン患者は呆然自失するであろう。
 そのようなガン・マフィアの手から逃れるためにも、まず、あなたは「医者を見放す」必要がある。
 さて、冒頭のビデオにもどろう。
 川竹氏の思いに耳を傾けよう。「……どうか、あなたご自身の命を救うため、そして、愛するご家族の幸せを守るために、このビデオをお役立てください。そして、一日も早く治って下さい。心より祈っております」
 すでに、全国各地の病院で、このビデオ・セットは上映されている、という。
 それだけ、このNPOを評価している医師たちがいることを意味する。嬉しい現実だ。ビデオに衝撃を受けた患者さんたちの反響も凄い。
「『無知ほどコワイものはない』と改めて実感しました」(神奈川県、Kさん)、「ガンになるメカニズムが非常によく分かりました。図や喩えが多いのも理解に役立ちました」(東京都、Nさん)……などなど。
「抗ガン剤や辛い治療に頼らず、ガンを完全治癒させる方法が分かる」この画期的ビデオ、全三巻セット。監修は『ガンの患者学研究所』で、川竹氏が講師を務める。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”  287

ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

●超等級の医療過誤……彼等が恐れる裁判続発

しかし、これらマスコミ論述やガン専門医の独自を〝正直″とだけでは受け止められない。
拙著(前出) の取材で、二〇〇五年一〇月初旬、厚労省の担当技官を直撃取材して、わずか二〇日足らずで、突然、政府・ガン学会は「抗ガン剤の効能評価の見直し」を発表した。それまでの「腫瘍縮小」から「延命効果」 へと、一八〇度の方向転換ともいえる豹変ぶりだ。
その内容は、子細に検討すると、たんなるポーズともいえる不完全なものだったが、それでも巨大ガン産業の総本山〝国家″と〝ガン学界″が、慌てて、方向転換の舵を切り始めたことは、まちがいない。
これは、毎年二五万人を〝虐殺″しているガン治療の犯罪性を反省した上のこととは思えない。かれらが、心底、恐れたのは犠牲者や遺族たちからの裁判の続発だろう。現在、医療過誤訴訟が激増している。
しかし、大半の日本人は、〝ガン治療″こそ、超等級の〝医療過誤″あるいは〝医療犯罪″であることに気付いていない。

●医師、メーカー、官僚、国家も犯罪者だ

「ガンだったからねぇ…」と、遺族は患者が、てっきりガンで死んだ……とばかり、思い込んでいるのだ。じっさいは、〝ガン治療″という名の抗ガン剤による〝毒殺″、放射線障害による〝虐殺″、そして手術という名の〝斬殺″……であったのに。
毎年、苦悶のうちに〝殺戮″されていく二五万人近い犠牲者の遺族が、すべて裁判を起こした状況を想像してみよ。その責任追及は〝殺した″医師だけに、とどまらない。
病院側だけが責めを負うのではない。
たとえば、ガンを治す効果など、もともとない単なる猛毒物質を抗ガン剤と名付け〝医薬品″として認可し、製造販売許可をした〝クこ″ の責任も当然、追及される。
薬事法一四条に「効能にくらべて危険性が著しい物質は、これを医薬品として認可しない」とある。現在の抗ガン剤は、まさに、真っ向から、この薬事法一四条に違反している。つまり、市販抗ガン剤を認可したクこの責任は、まず完全な違法行政行為なのだ。
むろん製薬メーカーは、抗ガン剤の治験データを無茶苦茶に操作、捏造した犯罪行為の責任も追及される。それは刑法二四六条による詐欺罪に相当する。さらに、実験データの捏造や廃棄などは私文書偽造及び同行使の、れっきとした犯罪行為である。

●「ガンなら、どうせ死ぬじゃん」-ある外科医の告白 。

「……治験のもうひとつの側面は、新薬を人体に投与してみるというものだ。この場合、副作用で死ぬ可能性もある。「なんで今までの薬じゃなくて新しい薬を使うのですか?」と、当たり前の問いかけができる状況ならいいが「あなたは助からない! でも、新薬なら……」。なんて、状況に追い込まれたら、「お願いします……」と、飛びつくしかない。こんな手法で、人体実験の実験動物としてハメられる、かわいそうな患者もいるかもしれない。ガン患者の場合、医者もそういった心理状態になる可能性がある。つまり、「ガンなら、どうせ死ぬじゃん。だったら、ダメもとで、何でもアリじゃない。
これは『週刊現代』の南淵明宏医師の連載。(「異端のメス」34より)
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●民主党、ガン代替療法を保険適用へ

 二〇〇八年三月五日、政界もガン治療に一歩を踏み出した。野党第一党の民主党は「統合医療を普及促進する議員の会」(事務局長、牧義夫議員) の設立総会を開催。以前から民主党内には「代替医療を考える有志の会」があったが、それを拡大発展させた。民主党議員八八名(衆院四六名、参院四二名)が結集。さらに広く会員募集中。総会には東大名誉教授、渥美和彦医師が記念講演。鳩山幹事長も推進する新しいトレンド。ガン患者学研究所もこの動きを支援している。これが「ガン代替療法・保険制度適用」法案につながるはずだ。欧米では代替療法にも保険適用の道が開かれている。たとえばドイツでは患者の希望する代替療法が保険適用となる。たとえば森林浴セラピーなら三週間は保険から医療費が支給されるのだ。少なくとも、日本でもドイツ並みに代替療法へ保険適用を認めるべきだ。これで、三大療法と肩を並べて勝負できる。アメリカでは、すでに一九九〇年OTAリポートで米政府が「代替療法の方が、三大療法より優れている」ことを公式に認めた。以来、いまやアメリカでは三大療法と代替療法との比率は四‥六と逆転している。こうして、アメリカでは毎年、数千人単位でガン死亡者数が減り続けている。ガン患者の八割を殺す三大療法が減っているのだから、あたりまえの話だ。
このアメリカから日本は遅れること一八年……!
 ようやく虐殺の荒野に、希望の曙光がさしはじめた。

●抗ガン剤を外し、代替療法を保険に!

 ガン患者を殺すだけの抗ガン剤は、そもそも薬事法第一四条(効能に比べ危険が著しい化学物質は医薬品に認可しない)に真っ向から違反する違法商品なのだ。厚労省保険局の麦谷眞理医療課長ですら「抗ガン剤はいくら使っても、使っても効かない。こんなものを保険適用していいんですか?」と公開シンポジウムで真情吐露している。厚労省の担当課長ですら「抗ガン剤は効かない。保険から外すべき」と主張している。「使っても効かない」「猛毒で患者を殺す」……なら、それは単なる患者の 〝毒殺″行為でしかない。
 よってガン患者の八割を殺す殺人抗ガン剤を保険から外し、かわりにガン患者を活かす食事療法や温泉療法、森林療法、整体療法、気功療法などの代替療法を保険適用とすべきだ。むろん悪魔的なガン・マフィアは死に物狂いで抵抗するだろう。われら患者のがわは、それに対して徹底して闘うべきだ。毎年二五万人も虐殺されるガン患者ジェノサイドに反旗の蜂起を起こすときだ。その第一歩が代替療法の保険適用なのだ。

●世界の抗ガン剤市場は退潮へ向かう

 アメリカ政府OTAリポートが抗ガン剤等の無効性を公的に認めたのは、ガン患者の遺族による裁判を恐れたからだろう。このままでは製薬メーカーだけでなく、抗ガン剤を認可した国家も賠償請求訴訟を起こされる。その危快から抗ガン剤の〝有効性〟を完全否定した。カナダや欧州もそうだ。肺ガン治療でカナダの場合、もっとも多い選択肢がなんと無治療二二%。抗ガン剤と手術併用はたったの三%だ。日本では一〇〇%猛毒抗ガン剤を盛られ、斬られる。ガン治療後進国ニッポンに比べ欧米先進国は抗ガン剤消費も激減している。もはや、抗ガン剤は製薬メジャーの稼ぎ頭ではない。世界の抗ガン剤市場は過縮しっつある。二〇〇七年一月、世界医学界にショッキングな1ニースが飛び込んだ。世界最大の医薬品メーカー、ファイザー社が一万人ものリストラを発表したのだ。同社の経営不振は、世界の抗ガン剤市場の退潮と無縁ではない。
 今後、たんなる猛毒物を、抗ガン剤にでっちあげて荒稼ぎすることは難しい。〝かれら〟も潮時をうかがっている。日本でも「抗ガン剤で殺される」現実が告発された。このまま毒薬投与の 〝虐殺″を強行すれば、薬害エイズ事件の数百、数千倍の薬害訴訟に発展しかねない。そうなれば、世界巨大製薬メジャーといえども致命傷となりかねない。
 ここは、素知らぬふりで静かに退場していくのが得策……。

●メジャーの新標的「こころ」と「メタボ」

 しかし、抗ガン剤に替わる利権の〝草刈り場″を確保しなければ -。そこで、製薬メジャーは新たな標的をとらえた。それが精神病と肥満病だ。わかりやすくいえば「こころ」と「メタボ」。たとえば、先進諸国では精神病薬の売り上げが右肩上がりで急上昇している。抗ガン剤売り上げの退潮とは対照的だ。〝かれら″はガンから「こころ」に金儲けのターゲットをシフトしたのだ。抗うつ剤、精神安定剤、抗不安剤、睡眠薬、抗精神病薬……などなど、その売上増は恐ろしいほど。これらは、みな覚せい剤の仲間だ。恐ろしい依存性がある。いわゆるドラッグ中毒をひきおこす。向精神薬「リタリン」 の蔓延など、その典型。「リタリン」売上急増とともに中毒患者も爆発的に増えている。うつ病、不眠症などに処方されたものが、完全な〝麻薬″中毒患者を作り出しているのだ。
 二〇〇八年三月一〇日、「リタリン」中毒患者が薬局に押し入り「リタリン」を奪うという事件も起きている。「警視庁原宿署は一〇日、薬局に押し入り向精神薬『リタリン』を奪ったとして強盗などの現行犯で横浜市旭区、無職の男二九歳を逮捕。同容疑者は 『うつ病を患い、一〇年前からリタリンを服用していたが、昨年から処方箋が出なくなり強盗に入った』と供述している」(『東京新聞』2008/3/11)
 店員の女性に「『リタリン』を出せ」と包丁を突き付けて二七錠を奪った。まかりまちがえれば殺傷事件となるところだ。同日、やはり「リタリン」大量服用して義父を殺害し自宅に放火した男(四三歳)に、東京高裁は無罪の判決を下している。「薬による妄想に支配されており責任能力は問えない」というのが判決理由。「こころ」の病を狙った製薬メジャーの陰謀は、すでに残酷無残な悲劇を続発させている。

●メタボ健診〝徴兵検査″か〝赤紙〟か

 〝かれら″がターゲットとした肥満病=メタポリック・シンドロームはどうか?
 その手口は呆れるほど巧妙だ。まず日本では二〇〇八年四月よりメタボ健診なる制度がスタートした。これが〝メタボの陰謀″なのだ。一見、政府の親切な(?)健康指導にみえる。ところが、そのホンネはメタボ改善に名を借りた製薬メジャーによる市場開拓。まず四〇歳から七四歳まですべての国民に〝メタボ健診″への「お呼び出し」ハガキが舞い込む。その対象者はなんと五七〇〇万人。国民二人に一人に〝強制的″なメタボ健診への出頭命令が届くのだ。
まさに平成の〝徴兵検査″か〝赤紙″ のようなもの。
 男性八五竺女性九〇cm以上の腹囲で、さらに高血圧、高脂血、高血糖の二つが該当すれば、晴れてメタボの診断が下される。すると「健康指導」「受診勧奨」などが強制される。そして、なんと専門家の予測では約三〇六〇万人が「受診勧奨」つまり病院送りとされてしまう。(拙著『メタボの暴走』花伝社 参照)

●薬漬けで恐怖の副作用ガンになる

 そこで、待ちかまえているのが降圧剤、コレステロール降下剤、血糖降下剤などの薬漬けだ。メタボ狩りのホンネは製薬メジャーによる市場開拓だった!
 そのためたとえば高血圧症をそれまでの最高一八〇からメタボ健診では一三〇にまで引き下げた。健康な人でも高血圧にでっちあげ、降圧剤を飲ませる策略だ。脂血値、血糖値も同様。
 恐ろしいのは、これら薬剤には四〇~六〇余りの副作用があること。もっとも重大副作用は、発ガン性であろう。降圧剤で無理に血圧を下げると末梢血管に血液が届かなくなり細胞壊死から発ガンする。コレステロール低下薬は脂肪分が、血糖降下剤は糖分が毛細血管を詰まらせ、同様に発ガンする。メタボ対策の降圧剤、抗脂血剤、血糖降下剤……の最終副作用が発ガンでは「なんのための健康対策か?」 あなたは呆れるだろう。
 抗ガン剤の教訓を思い起こして欲しい。〝かれら″は人類を健康にすることなど、ツメの先もかんがえていないのだ。狙いは売り上げ増のみ。世界の医薬品売上一位はコレステロール降下剤リピトール。たった一商品で、なんと一兆五〇〇〇億円…… 昔からいう薬九層倍どころではない。薬九兆倍……悪魔の饗宴はとどまらない。
 われわれ人類は〝かれら″魔の手による〝薬殺″という大虐殺の連鎖を許してはならない。 ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”
世界医薬産業の犯罪 ハンス・リューシュ

PART1 詐欺師の教義

「法」を作るのは誰か

今日の薬品市場の状況は言語道断、悲劇的でさえある。政府は製薬業界が無用の薬を市場にあふれさせるがままに任せている。彼らに言わせれば動物実験によって、それらの薬の有効性・安全性は十分にテスト済みだという。
しかし、これは詐欺である。しかも政府公認の詐欺である。というのは、薬のメーカーも、それを認可する政府も、動物実験などは元来まったく無意味なものであるということを百も承知しているからである。それでありながら、新薬の発売に先だって、一応動物実験さえ経ておけばその薬の副作用が隠蔽不可能という段階に至っても、「必要なテストはすべてクリアした。法律には反していない」と言いわけができるというのが本音なのである。
しかし、この「法律」なるものを作らせたのが、実は自分たち自身なのだということは、メーカーも政府も、おくびにも出さない。実際に立法に携わる人々は医学の専門知識などもち合わせておらず、立法の際、最終的には「医学専門家」と呼ばれる人々の意見に従わざるを得ない。
ところがこの専門家というのが誰あろう、薬メーカーの代理人なのである。しかもこれらの代理人は政府の保健機関と密接なつながりがあり、両者が同一人物である場合さえある。一般には、「立法者」とは全能者のごとく考えられており、彼らを陰で思いのままに操っている「専門家」の存在は、あまり知られていない。
レダリー研究所医学研究部長、ジェームズ・D・ギャラハー博士がこの現状を憂いて次のように述べたことがある。

――基本的問題点のひとつが、動物実験に対する非科学的先入観である。動物実験は科学的根拠に基づいて行なわれているものではなく、法律的意図に沿って行なわれているのであり、薬の人間に及ぼす影響を予測するという観点からは無意味なものである。すなわち、我々の研究そのものが無意味なものかもしれないということである(一九六四年三月十四日、アメリカ医師会誌)。
実際、医薬探求の試金石として動物実験を義務づけてきたこの「医学専門家」と呼ばれる集団は、利潤追求に溺れ、人類に多大な害毒を及ぼしてきた、史上最大最悪のペテン師集団なのである。
今日、この主張に同意する医療関係者が増加しており、本書の目的も、この主張を論証することにある。

迷信

自分でペットや家畜を飼ったことのある人にとって、経験から知ったにせよ獣医から教えられたにせよ、「人間用の薬をそのまま動物に与えれば死ぬことがある」ということは常識にさえなっている。これは何を意味するのだろう。
動物の体は人間の体とは異なった反応をする、それゆえに人間に効く薬であっても、動物には害を与える場合がある、ということを意味しているのは明らかだろう。
しかし、この常識を十分にわきまえているはずの人でさえ、ひとたびマスコミの手練にかかればすっかりだまされてしまう。金権支配下にあるマスコミの大宣伝にのせられて、「新しい薬が何らかの形でテストされなければならないのなら、私自身がモルモットにされるよりは動物を使った方がいい」などと言い出す始末なのである。
しかし、この一見、人道的とも見える言い分の根底にはふたつの大きな誤りがある。第一に、新しい薬が必要であるという思い込み、第二に、動物実験で満足な情報が得られるという思い込みである。
このふたつの誤った思い込みは、組織的洗脳過程を通し、人々の頭にしっかり植えつけられた一種の宗教的教義教義というものは、議論の対象とはならないなのである。この教義は、まず家庭で論理的思考が芽生える以前の幼い頭に叩き込まれ、やがて学校で、その後はマスコミによって植えつけられるのである。目の前にはさまざまな反証が上がっているにもかかわらず、多くの人はすでに植えつけられた信仰――迷信――に固執する。それは中世の人々が、聖水の治癒力を信じたり、魔女狩りを正当化したりしたのと同様の頑固さである。しかし、現代の我々の過ちは中世の人々の過ちよりはるかに明々白々であろう。

***
「動物で得られたデータはすべて人間にも完全に適用しうる。毒物あるいは悪条件を用いた動物実験は人間のための毒物学および衛生学に完全に適用しうる。また毒物に関する研究は治癒上の見地からみてすべて人間に応用しうる」。
これはクロード・ベルナールの言葉である。ベルナールは動物実験を基礎とする今日の医薬研究の先駆者であるが、一八六五年に上梓されたその著書『実験医学序説』の中で上記のごとき馬鹿げた論を展開している。『実験医学序説』は、今日、その誤りを立証する証拠が急増しているにもかかわらず、いまだに現代の「公的」医学の原点とされ、医学研究者と呼ばれる人々のバイブルとさえなっているのである。
現在、アメリカでは「科学」という言葉は「研究」の意味をもつらしい。しかし「科学」の本来の意味は「知識」である。その原義において今日の「医学」は「科学」ではないと言えるだろう。
今日の医学は偽りの教義にすぎない。それは、化学工業界とがっちり手を組んだ医学権力が、大衆に無理強いしてくる教義である。アメリカに限らず、すべての先進工業国において状況は同じなのであるが、その無理強いの手段がどのようなものであるか、またその手段が合法的か否かなどは問題にもされない。その上、この権力グループの目標とするものは、国民の健康などではない。健康は国民から多額の金を絞り取る口実として使われるにすぎず、真の目標は自分たちの富と力の増大なのである。この点については後の章で詳しく述べることになるだろう。
真の科学は、自由な情報提供と、異なった意見の交換が前提である。ところが今日の医学界にはこの大前提が存在しない。もっとも、これまでも公的教義に対立する見解を口にする正直で勇敢な医師がいなかったわけではない。
たとえば、医学界が癌をネタに金もうけを企んでいるという事実を暴露したり、ある種の予防注射の集団接種は医薬業界の営利主義の産物だと公言したりする医師もいた。が、これらの勇敢な医師たちは、皆、すぐさま口を封じられたり、医学会への参加を拒否されたり(これでなぜ、学会発表の数カ月も前に発表原稿を提出しておかねばならないかがお分かりになるだろう)、二度と有力発言ができないような低い地位に左遷されたり、果ては医学界から完全.追放の憂き目に合わされたりしてきたのである。この、医学界にのさばるさまざまな形式の検閲についても後の章で再び検討することにしよう。
医学権力が誇大宣伝と併行させ、このような組織的検閲を行なっているため、前述のギャラハー博士や次に引用するモーデル博士などが、たまに歯に衣きせぬ爆弾発言をしたとしても、その声はすぐに闇に葬られ、二度と日の目を見るチャンスが与えられないのである。

二〇万五〇〇〇種もある薬

『タイム』誌が「アメリカの薬学第一人者の一人」と評したコーネル大学医学部のウォルター・モーデル博士がすでに二〇年以上も前に、『臨床薬理学と治療学』に次のように書いている。

いったい、いつになれば我々は、薬が多すぎるということに気づくのだろうか。現在使われている製剤は一五万を下らない。その上、毎年約一万五〇〇〇の新薬が市場に現われ、一万二〇〇〇が消え去る――正直なところ、これだけの数の薬に見合うだけの病気などないのだ。目下、もっとも有用な新薬といえば、他の薬の弊害を軽減する薬ということになろう(『タイム』一九六一年五月二十六日)。

この記事から二〇余年経った現在、全世界の市場に出回っている薬はさらに増え、何と二〇万五〇〇〇種類に上っており、それに伴って新たな疾病の種類も増加している。
つまり今日の人類の課題は、新しい薬の「開発」ではなく、思い切った「削減」なのである。薬が減れば自動的に病気も減るだろう。我々は、自分の肝臓や腎臓、肺、心臓などを健康に保っておく方法を知っている。我々が知らないのは組織的洗脳のせいで! 魔法の薬が効かないばかりか、かえって体の機能を悪化させるという事実なのである。
アメリカ食品医薬品局(FDA)によれば、一九七八年にアメリカ国内で、病気を治す目的で飲んだ薬の作用で一五〇万人が入院する羽目に陥ったという。また、全入院患者の約三〇パーセントは病院で受けた治療によって、もっとひどい病気になったという。毎年一四万人ほどの人が、薬が原因で死亡しているという統計もある。
今日、北アメリカで最大規模のビジネスは食料品の製造流通業であるが、それに次ぐ第二位が医療ビジネスである。これは先進工業国であればどこでも似たりよったりの状況だろう。薬の多用や高価な治療法を奨励する健康保険制度によって、国民を手厚く「保護」し、お人好しの貧困階級からさえも税金を通し巨額の医療費を絞り取って、ビッグビジネスはその懐をたっぷりと潤しているのである。

医者はストライキをせよ

一九七三年にイスラエルで、二九日間におよぶ医者のストライキが行なわれたことがある。この間、イスラエル国民の死亡率が空前絶後の低さであったという事実は、決して偶然とは言えないだろう。エルサレム埋葬組合が発表した統計によれば、このストライキ中に行なわれた葬儀の数は普段の半分近くにまで減ったという。
一九七六年十一月のコロンビアでも同じことがおこった。首都ボゴタで五二日間もの医者のストライキが行なわれたのであるが、カトリック教会関係者の話では、この八週間のボゴタでの死亡率は三五パーセント減少したという。コロンビア葬儀組合もこの事実を認めている。
同じような現象が、数年前にはカリフォルニア州で、また七八年にはイギリスでおきている。
医者が本気で人々の長生きを考えるのなら、ずっとストライキを続けて、釣りにでも出かけてしまった方がいいだろうと、自身医師で『医学の異端者の告白』の著者であるロバート・メンデルソン博士が語っている。
とは言うものの、今日ほど高い医療水準の恩恵に浴している時代はないーという大多数の人々の信仰に揺さぶりをかけるのは容易ではない。彼らはすでに徹底した洗脳を受けているため、どんなに、本当はそうではないのだ、と説かれても、聞く耳を持たないのである。


ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

●見返りに〝研究費″という名目リベート

『患者よガンと闘うな』などの著書で、現在のガン治療を告発し続けてきた近藤誠医師は、日本で抗ガン剤が乱用多用される理由を、こう述べている。
「抗ガン剤には高価なため、見返りに〝研究費″という名目のリベートが病院ないし医者に入ることも動機になっている……」と著書『ガン治療「常識」のウソ』 (朝日新聞社)で告発している。
「要するにボス支配があって、治療法もボスのいうとおりになってしまうのだ。ボスの主張する治療法に異論を唱えることは、ボスの人格を踏みにじるかのように受けとられかねないので、下の者は沈黙を守り、いつまでたってもボスがむかし習った治療法を盛り立てていくことになる」
「そこには科学的な情報にもとづく熟慮とか討論とかはなく、恐怖政治があるのみ」日本はあまりにも欧米に遅れているうえに、さらにバラバラ……」(前著)
ガン患者や家族が、医者から治療法の説明を受けたとき、まず、すがるように尋ねる。「先生…〝生存率″はどれくらいでしょう?」 たとえば、すい臓ガンの〝生存率″ -。
ある大学病院では二二年間に治療したすい臓ガン患者七一六人の五年〝生存率″を二〇%と発表している。この数値を見せられた患者や家族は「それでも五人に一人は助かる」と一緒の望みを抱く。
ところが、この〝生存率″数値には、仰天するゴマカシがあったのだ。近藤医師によれば、じっさいに五年生存した患者は五人しかいなかったのだ。五を七一六で割ると〇・〇〇七。つまり五年〝生存率″は、わずか〇・七%にすぎない。
これを二〇%に膨らまし、デッチアゲル裏技には戦慄する。
▼分母減らし ーすい臓の体部、尾部にできたガンを除外する。これらは治りにくいからだ。
五年生存するのは難しいガン患者を外す。そして四六五人に絞る。さらにガンを切除できた通常タイプのすい臓ガン患者二〇二人にさらに限定。こうして分母がどんどん縮んでいく。とんでもないペテンだ。
▼非ガン死-抗ガン剤副作用で肺炎などで死んでも〝ガンで死んだのではない〟として統計から除外する。同様に「術死」「在院死」「重複ガン」「再切除」……なども「分母」からドンドン除外していく。さらに「分母」は果てしなく縮んでいく。
▼相対「生存率」1現実の生死にもとづいた〝生存率″が「絶対〝生存率″」だ。
しかし三〇代、七〇代の「絶対〝生存率″」が共に五〇%だとすると、高齢者はガンで死ななくても死亡する確率が高い。そこで「生命表」で〝修正″したものが「相対〝生存率″」だ。そこで高齢者は〝割増〟
つまりゲタをはかせて〝修正″する。「相対〝生存率″しか報告しない医学論文は、絶対〝生存率〟が低いことを隠しておきたいのではないか」「相対〝生存率″が一〇五%になったりする場合もある」 (近藤医師、前出)▼行方不明患者 - 同じ病院に五年も通院する患者は極めて少ない。乳ガン治療で代表的な病院ですら五年間の患者データは三割しか集まらなかった。残り七割の行方不明の患者の追跡調査は大変だ。
そこで、「行方不明」は「生きているコト」にする - という大胆な解釈がなされる。
これで五年〝生存率〟はグンとアップする。一事が万事……。他のガン治療の〝五年生存率〟も同様だろう。これらの「集計作業」は誰もチェックできない密室で行われているのだ。
操作(ペテン) のやり放題。だから医者の言う〝五年生存率″を信じてはいけない。

●犯罪の偽造文書で認可……悪魔の饗宴

……読者は、あまりのごまかしの現状に息の止まる思いだろう。これは、ゴマカシというより私文書、公文書偽造のれっきとした刑事犯罪である。数十万人どころか数百万、数千万人の命が左右されかねない。戦慄の犯罪行為なのだ。
なのに、抗ガン剤の五年〝生存率″の偽造容疑で医者が逮捕されたというハナシは、寡聞にして聞かない。
その偽造による犯罪行為でデッチアゲられたデータで、日本の抗ガン剤と称する〝毒物〟は、中央薬事審議会で認可されているのだ。まさに、悪魔の饗宴そのものではないか! 私は『抗ガン剤で殺される』を執筆するために主要な抗ガン剤の「医薬品添付文書」を子細に精読して惜然とした。その凄まじい副作用の数々……。五〇種、一〇〇種類を下らない。まさに人体の臓器、器官のすべてが抗ガン剤の猛烈毒性に悲鳴を上げ、絶叫しているのだ。「添付文書」じたいに、正直に「抗ガン剤は細胞毒」と明記されているのに呆れた。
「ガン患者に毒を盛っている」と「添付文書」が認めているのだから、ブラックな世界ではある。
そんな猛毒物が、抗ガン剤としてクスリ認可されていること自体がミステリー。真夏の夜の夢だ。

●審議会委員、役人、メーカー……逮捕せよ!

ここで薬事法第一四条を思い起こして欲しい。
警察よ-薬事審議会の全メンバーを同法違反で即刻逮補せよ。製薬メーカーや医者、厚労省役人は、五年生存率などで身の毛のよだつ臨床データ捏造を繰り返している。それは私文書、公文書偽造の刑法犯罪だ。猛毒抗ガン剤などで患者を殺せば業務上過失致死罪。
死ぬとわかって医者が抗ガン剤投与すれば未必の故意殺人罪だ。アガリスク関連出版社を家宅捜査する前に、これら真の犯罪者たちを一斉に検挙、起訴しろ。
できなければ、今の日本はヒトラーが統治していたファッシズム国家となんら変わりはない。 ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

代替療法を弾圧するガン・マフィア 政府(厚労省)の犯罪行為を許すな!

●米国で代替療法医の〝謎の死〟続出

「アメリカでは、通常のガン治療(抗ガン剤、放射線、手術)以外の治療をやったら、すぐに逮揃された」。
 一九七〇~八〇年代、戦慄の事実だ。NPO法人、痛コントロール協会の森山文仁氏の証言は続く。「さらに病院は閉鎖。日本の厚生省(当時)もそうだが向うのFDA(食品医薬品局)はもっと酷い。医師会が凄い。政治家を抱えていますから。何人かの先生が〝不自然な死″を遂げたという話も……。医師会にとって〝邪魔者〟ですから。怖いです。上院マクガバン報告に登場した学者が〝謎の死〟を遂げたり……。警察だって黙認する」。
 マクガバン報告は「アメリカ人を苦しめる疾病の大半は、誤った食事内容にある」……と結論づけた五〇〇〇ページ余の画期的な研究リポート。
 それは、まさに医学・栄養学の真理。そこで正直に証言した医師たちが闇に〝消されている″としたら……それは身の震える恐怖だ。
 しかし、十二分にありうる話だ。抗ガン剤、放射線、手術……ガン三大療法は〝かれら″にとっては、目のくらむ「利権」だからだ。

●NK細胞こそが自然治癒力の神髄

 おそらく、この殺人医者たちは、自分が必死で行った抗ガン剤投与や、放射線照射や、手術が、患者のガンと戦う免疫力、自然治癒力を殺いでしまったことにすら、気づいていない。
 そんなボンクラ医者が大半だ。
 かれらは猛毒抗ガン剤や強烈放射線が、ガン患者の生命力の原点である造血機能を徹底破壊することを、どこまで知っているのか? 抗ガン剤、放射線で赤血球が激減し悪性貧血で命を落とす。あるいは、血小板の激減で臓器内出血による多臓器不全で息を引き取る。あるいは、白血球(リンパ球)職減でカビだらけで死んでいく。リンパ球の中でもナチュラル・キラー(NK)細胞は、ガン細胞を攻撃する頼もしい味方の兵士たちだ。
 NK細胞は、自分より大きなガン細胞に突進して、その細胞膜を食い破り内部に毒素を注入する。ガン細胞は死滅し、分解され、体外に排泄されていく。その顕微鏡による映像は、まさに感動的だ。
 それこそ大自然(神)が、人間に与えてくれた生き続ける力……そのものだからだ。それこそが自然治癒力……!
 まさにガン細胞に対してはNK細胞こそが自然治癒力の神髄。よってガン治療の要諦は、NK細胞を増殖活性化させる - この一点につきる。

●医師免許、剥奪で脅されたゲルソン博士

 しかし、ガン細胞の利権の総本山、ガン三大療法は、いずれも患者に地獄の苦しみを与えるのみ。抗ガン剤や放射線は、ナントこのNK細胞をめがけて集中爆撃し徹底職滅する。これを狂気といわずに何と言おう。
 味方の兵士、NK細胞たちが消滅すれば、喜ぶのはガン細胞たちだ。
殖できる。かくしてガン患者は、ガン三大療法の猛毒副作用に加えて、大手を振って自由に増NK細胞の消滅後のガン猛烈増殖により疲弊し衰弱し、死んでいく……いや、殺されていく。
 よちよち歩きの幼子ですら、ア然として声を失う惨状ではないか。
 まともな神経をもつ医者なら、その残忍無惨に気付いて当然だ。

 その良心的医師の囁矢は「ガン食事療法の父」と称えられるマックス・ゲルソン博士であろう。かれは「ガンは全身病であり、食事の乱れが最大原因」と見抜き、自然食による療法で、末期ガンの患者たちですら、数多く救ったことで、今や世界的に知られる。しかし、その食事療法の成果を、上院公聴会で発表した一九四六年、医学界は称賛どころか敵意をむき出しにした。全米医師会は博士の医師免許剥奪まで画策した。政界ですら博士を敵祝した。こうして、彼は旧弊の利権体制から腹背にナイフを突き付けられたのである。

●〝殺人療法″から逃げ出し始めた米医学界

 かれらは利権構造は、ガン療法は、〝殺人療法″
〝本当にガンを治す″治療法が現れては困るのである。そのガン・マフィアたちのおぴただいまも、まったく変わらない。それでも移しい数の末期ガンをも完治させたゲルソン療法はいまやガン代替療法の王道として、世界中で生き続けている。そのアメリカではである三大療法を見限って、ガン専門医たちは代替療法にナダレを打ってシフトしている。
 その結果、アメリカでのガン死亡者数は急速に減少し始めている。NK細胞を残滅する抗ガン剤や放射線をやめるのだから、とうぜんだ。そのなだれ現象は 『アメリカは、なぜ「ガン」が減少したか (正・続)』 (ゲリー・ゴードン博士監修、森山晃嗣(痛コントロール協会代表)著 現代書林)に詳しい。
「九〇年を境にアメリカ国民のガン雁息率と死亡率が低下。九八年、米国ガン協会(ACS)と疾病抑制予防センター(CDC)合同研究チームの発表に衝撃が走った。栄養代謝の本質か とらら捉え、『代替療法の見直し』 『食生活の改善』 「ミネラルの再認識』 に官民一体で積極的に取り組むアメリカの驚くべき健康事情……」が、紹介されている。
 アメリカの医師たちは、かつての〝赤狩り″〝魔女狩り″に等しい弾圧から、一八〇度、手のひらを返したように代替療法に、殺到している。それはゲルソン博士が実証して五〇年以上もたって後に、ようやく巻き起こった「反省」と「目覚め」であった。

●薬事法違反で市民団体を〝魔女狩り″

 しかし、日本のガン治療の現状は、まさに旧態依然……。
 ほぼ一〇〇%、国家(厚労省)主導のガン・マフィアたちが医療現場を制圧している。いまだに、あなたがガンで病院にいけば、まちがいなく、この〝殺人療法″を施される。
 アウシュビッツのガス室に送り込まれたようなものだ。そして、その利権システムに背く代替療法を〝魔女狩り″で血祭りに上げているのだ。その弾圧の一貫が、健康食品の摘発である。
「反戦団体代表ら逮捕 - 薬事法違反容疑『ガンに効く』説明」。『東京新聞』二〇〇四年一〇月二三日の見出し。
 つまり「ガンに効く」といって健康食晶を売っただけで、このクニの警察権力は逮捕して身柄を拘束するのだ。その理由は「無許可医薬品販売」。「国内で製造・販売が認められていない医薬品を『万能薬』などとして販売していた事件で、警視庁生活環境課などは、二三日、薬事法違反容疑(無許可)で、市民団体『アラブ・イスラーム文化協会』代表ジャミーラ高橋容疑者ら三名を逮捕した。厚労省の許可がないまま、昨年五月から一二月の間『ネオマチス』と呼ばれる有機ヨード剤を販売した疑い。『ガンや白血病、エイズなど万病に効く』などと説明していたという」(同紙、要蘭)。高橋氏らは、劣化ウラン弾による被害予防や後遺症への治療のためイラクの病院に約二万二〇〇〇錠を寄付してきたという。民間のイラク支援団体のメンバーが突然、警察に逮捕されたのだ。

●国家 (ガン・マフィア) の戦慄的暴挙

 ヨード剤は、放射能の被害防止効果があることはよく知られている。原発事故などに備え周辺住民に配付している国もある。製造会社の社長は「イラクで苦しんでいる人が大勢いると持ちかけられ、協力しょうと思った」と純粋な動機を語る。まさにイラク反戦と劣化ウラン弾などで苦しむイラク国民支援の市民活動。それを国家権力(ガン・マフィア) は関係者を逮捕し身柄拘束という暴挙に出た。問題とされた「ネオマチス」についても逮補された社長は「許可を得ていた当時に製造した残りがあった。カプセルに詰めて高橋氏に渡した。(代金は) わずかな金額を受け取っただけ」と証言。さらに「高橋氏に 『これでガンなどが治るわけではないよ』 と伝えていた」という。
 つまり、かつては医薬品として正式に製造・販売の認可を取っていたのだ。それが工場の休業届けで、実質的に認可不在であったにすぎない。逮捕された高橋氏は「報道関係者から工場の休業届が出ていることを聞くまで、知らなかった」と驚いている。
 彼はイラクの子どもの白血病患者を救うためヨード剤水溶液を持参するなど支援活動を行ってきた。

●狙いはイラク反戦運動と代替療法つぶし

 かれらの活動を支えるのは「アラブ・イスラーム文化協会」やNGO「イラク支援ネットワーク」など。今回の〝事件″はイラク支援反戦グループが、工場の休業届による失効に気付かずに「有機ヨード剤」を頒布していたにすぎない。いったん医薬品として製造・認可を得ていたものなら再申請すれば、なんら問題なく再認可されるはず。「再認可を得るよう」行政指導すればすむ話ではないか。それを「無許可」販売だと突然、強硬逮捕するとは……。
 背筋が凍る。それも販売した高橋氏だけでなく、製造会社の社長ら支援者まで根こそぎだ。
 つまりは、薬事法違反ででっちあげ露骨なイラク反戦運動つぶし……。そしてガン代替療法つぶしだ。国家権力(ガン・マフィア) は、ここまでやるかと空恐ろしくなる。

●抗ガン作用が証明されていても逮捕……-・

 健康食品類は、おしなべて「ガンに効く」。それは免疫力をあげる働きがあり、その結果、NK細胞は活性化されるからだ。
「薬」という漢字をよく見て欲しい。「草」で「楽」になるという意味だ。だから、とりわけ植物性の健康食品には素晴らしい薬効がある。
 それは身近な食品でも立証されている。近代医学実験や疫学調査での証明もクリアしているのだ。たとえば緑茶 -。
 強い発ガン物質を投与したネズミの発ガン率は九〇%以上。
 ところが緑茶を飲ませた群れは発ガン率が三七~四〇%と劇的に低下。(米ラトガーズ大学、アラン・コーニー博士)。
 日本で全国平均の六~七倍緑茶を飲む静岡県・中川根町の胃ガン死亡率は全国平均の二〇・八%。(静岡県立医大、小国伊太郎博士)。
 ラット実験で大腸ガンが水だけ七七%に比べて、緑茶グループは三八%と半減した。(京都府立医大、山根博士) 同様に驚嘆する抗ガン作用を実証する研究は多い。(拙著『ガンにならないぞ! 宣言PartⅡ』花伝社、参照) それでも「緑茶はガンを防ぐ」といって販売したら、業者は「医薬品でないものの〝薬効″をうたった」と薬事法(医薬品の無許可販売) で、ナント逮捕されるのだ! ヒトラー政権も真っ青の暴挙ではないか。

●ガンを悪性化させる抗ガン剤認可の理由

 ならば抗ガン剤を見よ ー !
 まず猛毒物をガン患者に投与することじたいが毒殺行為そのもの。(殺人罪で医師を逮補せよ) 人体は急激に疲弊する。同様にガン腫瘍も衰弱する場合もある。猛毒を投与するのだから当たり前だ。抗ガン剤の〝有効性″認可のデタラメを知ったら、ほとんどの人は卒倒するだろう。
 わずかな〝縮小〟効果も、反抗ガン剤遺伝子(ADG‥アンチドラッグ∴ジーン)の働きで、半年、一年もたつとガン細胞が抗ガン剤に耐性を獲得し凶悪化し、急速にリバウンド増殖を始める。つまり抗ガン剤投与がガン細胞を悪性化させるのだ。抗ガン剤は「ガンに効く」どころか、ガンを凶暴化させる作用しかない。ガンを治す健康食品は弾圧され、ガンを悪化させる抗ガン剤が医薬品に認可される。
 なぜか?
 
ガン・マフィアは「ガン患者を治そう」という意思は、もともとないからだ。
「できるだけ症状を長引かせる」「副作用は多ければ多いほどいい」そうするほど「治療名目の膨大利益が転がり込む」からなのだ。


●「ガンに効く」緑茶を売ったら逮捕?

 これを緑茶とくらべてみよ。緑茶は胃ガン死亡率を八割も減少させている。(小国博士論文)。
猛毒、猛発ガン物質の 〝抗ガン剤″と、どちらに真実の抗ガン作用があるか……それは赤子でもわかる。なのに緑茶よりはるかに劣る悪魔の抗ガン剤が、医薬品認可を受け緑茶など健康食品は、いっさい認可しない。
 それどころか「ガンに効くよ」といって売ったら、お茶屋のオヤジまで警察は逮捕する。アガリクスなども然り。
 これら健康食品群は漢方医療や民間伝承などによる体験科学で、その効用は古くから確認されてきた。だから代替療法でサプリメントとして積極的に用いられているのだ。
 ちなみにアメリカでは九四年「医学的臨床報告があれば、薬効をうたって健康食品を販売してもよい」とサプリメント普及に道を開いている。ここでも日本は一〇年以上も遅れている。

●アガリクスにガン促進の疑いで中止要諦

 そのアガリクスについて驚くべき記事が目に飛び込んできた。
『アガリクス製品、販売中止。厚労省要請で 『発ガン促す作用』」 (『東京新聞』 二〇〇六年二月一四日) これには、笑ってしまった。つまり「アガリクス原料の健康食品『キリン細胞壁破壊アガリクス顆粒』 に発ガンを促進する作用があることが動物実験で確認されたので、厚労省が発売元キリンウエルフーズ社に販売停止、回収を要請した」という。
 オイオイ……なら抗ガン剤はどうなんだ、と厚労省に問いたい。
 私の取材に対して厚労省幹部は「抗ガン剤には強い発ガン性があることは周知の事実」と回答している。
 抗ガン剤は、強烈発ガン剤なのだ。それは米国立ガン研究所(NCI)報告でも断定され
「投与により新たなガンを発生させる」と警告されている。(一九八八年)
 動物実験どころか実際投与でガン患者に新たなガンを発生させている……と国際的に警鐘が乱打されているのが抗ガン剤の正体。それは猛烈な〝増ガン剤″にすぎないのだ。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” 52~

抗ガン剤で殺される

●抗ガン剤で治った人見たことない

  - 抗ガン剤は、つかってダメだな……と思ったのは?
 「いやもう最初からですね」と溜め息交じりでアッサリ。
「医者に、抗ガン剤をつかってガンが治った人いますか? と闘いたらいいんです。ボクの医者の経 験のなかで、抗ガン剤で、本当に治ったなァ…というの一回も見たことない。一時、小さくなることはあります。たとえば乳ガンで、もう大きい。とれない。と いう人が来ます。抗ガン剤をやると縮小する。縮小した時点で切って、『手術で取れたネ』と。それが、本当に治ったかというと、再発してくることがほとんどです」

●クスリを次々に変えたり 〝カクテル〃 で

  ー 〝アンチ・ドラッグ・ジーンADG″ については?
 矢山医師は 「〝耐性″ ですね」とうなづく。「医者は臨床的に知っています。だから次々にクスリを替えていく。さらに多剤併用の 〝カクテル療法″」  - マシンガンみたいなもの。どれか、当たるだろう。
 「そうです。それだけ患者には負担と毒性がかかる。農薬といっしょ。抗ガン剤でガンは治らない。
 なぜか? 抗ガン剤そのものが遺伝子毒です。ガンという のは遺伝子の傷です。だから遺伝子を傷つけるものを全部なくして、免疫力を上げる ー というのが正しい戦略です。ボクは、そうやっている。いまの戦略 は、遺伝子を傷つけるクスリで、もっと遺伝子を傷つけて、ガンを殺そうというわけでしょ?」  - 火事で焼けてる家に、ガソリンぶっかけるようなもの。 最高学府出て、優秀な成績を取っているのに……。 抗ガン剤で殺される

抗ガン剤で殺される 船瀬俊介著

 

第10章「添付文書」「副作用情報」が明かす地獄図

「添付文書」 「副作用情報」が明かす地獄図

 

(1) アルキル化剤 - 毒ガス兵器が起源、DNA破壊する〝発ガン剤″

●毒ガス兵器マスタードガスが起源

 これらは、もっとも歴史の古い抗ガン剤群である。ガン細胞のDNA (遺伝子)合成を阻害して、増殖を抑えようとするもの。つまりはDNAを損傷する強力作用がある。ガンはDNA損傷、破壊、切断によって発生する。つまり、これら古典的アルキル化剤の抗ガン剤は、まざれもない強烈発ガン物質なのだ。
 「……分子構造中に、生体内で活性化されやすいアルキル基を二個以上もち……DNAの生合成を阻害し、腫瘍細胞の分裂・増殖を阻止する一連の薬剤をいう。本剤は正常細胞にも作用して、骨髄障害をはじめ、多くの生物学的作用を示し、その作用が放射線障害と類似していることから、放射線類似物質ともいわれる」と『医学大辞典』 (南山堂)に明記されている。
 さらに 「本剤は、第一次世界大戦中にドイツ軍が毒ガスとして使用したマスタードガスに起源を発し……」と記述はガ然、きな臭くなる。
 「その後、制ガン作用が検討され、とくに一九五二年、石館らによって開発され……アルキル化剤を含めた制ガン剤開発の端緒となった」 「ガン細胞がアルキル化を受けた結果、DNA構造に〝ひずみ″を生じ、脱塩基や鎖切断を起こし、(DNAの)鋳型活性を損ない、DNAの複製や修復を阻害し、分裂・増殖が阻害される……」 (同)。

●顔や手の皮が爛れ喉を掻き悶絶死……

 毒ガスつまり殺人兵器が抗ガン剤に化けたとは……恐れ入った。
 マスタードガスは 「からし(マスタード)」 に似た臭いがするので、こう呼ばれた。「一九一七年ドイツ軍がイギリス軍に対して毒ガスとして使用し、大きな損害を与え有名になった」 「粘膜・皮膚から吸収され、死因は肺水腫である。
 皮膚では細胞の再生を強く抑制して、潰瘍を生じ、急激な白血球の減少などの造血臓器障害を生ずる一種の〝細胞毒″である」 (同)。
 医学辞典」は正直である。「粘膜、皮膚に付着すると、みるみる爛れ(びらん)を起こす」。
 よってこの毒ガス兵器は〝びらんガス″とも呼ばれ、恐れられた。吸い込むと気管、肺細胞が欄れ、浮腫により呼吸困難で窒息死する。この芥子の香りのガスに襲われた兵士たちは顔や手の皮は欄れ剥げ落ち、喉を掻きむしって悶絶したのだ。戦中、日本でも毒ガス兵器は極秘生産されていた。
 「工員のほとんどが呼吸器系の障害やびらんで受診」「全身に黒い斑点ができて死んだ」。「戦後(毒ガス兵器の)ドラム缶が流れ着き、開けた男性が『全身ずるずるになって』…・・・」悶絶している」。
 『サンデー毎日』 二〇〇五年二月二日) 皮膚や粘膜が欄れるのは、細胞の増殖、分裂を阻害し、細胞自体を破壊する凄まじい〝細胞毒″だからだ。放射線類似物質……と呼ばれたのは、その強烈なDNA破壊力による。
 

●抗ガン剤は〝発ガン剤″である

 「シンプルに考えたらガンは遺伝子の病気だから、①遺伝子を傷つけるファクターを全部なくす、そして②免疫力を上げるー。これは、どう考えても間違いじゃないでしょう。だからボクはこうやると決めた」
 -抗ガン剤の「医薬品添付文書」を見ると、全部「遺伝子を傷つける」と明記している。抗ガン剤に強烈な発ガン性がある。
 「そうです。抗ガン剤は発ガン剤です。ガンの患者に発ガン物質を投与している。わけがわからない。だから、抗ガン剤を全部、なくしたらいい」
 - 調べ るほど不思議、いったい、医者は何をかんがえているのか? 「(医者の)思考の基本プログラムが『データに載っているもの』にしたがってヤル……という風 になっている。基本ソフトというより基本CPUが狂っている」 ここまで 抗ガン剤で殺される

ガンにならないゾ宣言Part1

抗ガン剤は強力〝発ガン物質〟……の恐怖

●ガン患者に〝毒〟を盛る化学療法

 ゲルソン博士の死後、かれの栄養療法の奇跡は、長らく〝封印〟された。
 薬物療法の巨大利権にとって、ありきたりの食物でガンが治ること自体、ぜったいあってはいけない。認めてはいけない〝真実〟だった。だから、その成果を黙殺、闇に葬った。
かれらがベッドで横たわるガン患者に、差し出したものは、新鮮な野菜や果物ではなく、抗ガン剤であった。抗ガン剤とは、読んで字のごとく、ガンに対抗する薬剤である。
 ガン細胞も生命細胞である。それを攻撃する。ということは明解に〝毒物〟である。
 つまり、ガン患者に毒を盛るのが抗ガン剤治療なのである。いわゆる化学療法。
 ガン細胞も毒にやられて弱るが、本人も毒にやられ、髪の毛が抜ける、食欲が落ちる、
下痢……などに苦しむ。「毒を盛られた」 のだから当然であろう。
 髪が抜ける……まるで四ッ谷怪談のお岩さんを想像して凄惨陰鬱な気分になってしまう。
 抗ガン剤治療の本質は、まさに本人が死ぬか、ガンが死ぬか……の凄絶な戦いなのである。
 聞けば、これら効力のある抗ガン剤は、ほとんどが強烈な発ガン性があるという。ガン患者に強力な発ガン物質を投与する……! これほどのブラックな話もなかろう。
「しかし、背に腹は変えられない」。医者の逃げ口上だ。

●ガンも殺した、患者も殺した

 さらに首をひねるのは、抗ガン剤の効能判定をガン腫瘍のタデ、ヨコのサイズを測定して、縮んでいれば〝効いた〟と判定すること。毒を浴びせかけられれば、ガン細胞ですらびっくり縮むだろう。しかし、患者本人も毒にやられ衰弱していく。抗ガン剤の副作用は想像を絶する苦しさだという。毒を盛られたのだから、当然であろう。
 下痢、嘔吐、食欲不振、不快、苦悶……。やせ細って衰弱し死亡するガン患者も多い。
 医者は泣き崩れる遺族に、病理解剖を申し出る。解剖してみると、ナント、ガン細胞が消えている! 「治療は成功していたゾツ」。主治医も助手も手をとって喜ぶ。そして、遺族にこう告げるのだ。「ガン治療は成功していました。ただご主人の体力がもたなかったのが残念です……」。私がその場にいたら医者の首を締めているだろう。
 ガンも殺し、患者も殺しただけではないか。この事実に気付かぬ、頭の悪い脳が髄まで腐った医者がなんと多いことか。ガンにならないゾ宣言Part1 34~

第3章 人類-あなたも、わたしもみんな〝ガン患者〟

  

毎日ガン細胞が ー健康な人でも三〇〇〇~五〇〇〇個

●ガン専門医は手先が震える真実

 伊丹∵…‥人類の体内では、毎日ガン細胞が発生しているんですよ。
 サトウ‥ええっ、そうなんですか。
伊丹‥はい。たとえ若い人でも、健康な人でも、一日に約三〇〇〇個~五〇〇〇個くらい、ガン細胞が発生しているんです。
 ー 以上の会話は大切だ。これは『笑いの健康学』(三省堂)で、著者、伊丹仁朗医師と漫画家サトウサンペイ氏との会話のくだり。伊丹氏は一九三七年生れ。倉敷の「すぼるクリニック院長」。すでに一九八〇年代からガンの心身医学的治療にとりくんでおり、「笑いと免疫力」分野での研究でもさきがけ。
 伊丹氏が言うように、若い人でも、健康な人でも、毎日「約三〇〇〇個~五〇〇〇個ものガン細胞が産まれている」 ことに「ウッソー?‥」とびっくりした方も多いはず。
 それ以上に愕然と、顔色が変わったのは、全国のお医者さん達かも知れない。とりわけガン専門医は、手の先が振るえる思いがするのではないだろうか。
 なぜなら - 「健康な人間でも、毎日、体内で数千個のガン細胞が産まれている」という現実は、彼らの存在を根底からひっくり返してしまいかねないからだ。
 つまり、日本の医療費、年間三一兆円という驚倒する巨額な医療利権の約半分を独占してきた〝ガン産業″の膨大利権が、音を立てて崩壊しかねないからだ。

●約一五兆円に群がるガン産業マフィア

 それは、虚妄の近代医学理論(利権) の壮大な瓦解をも意味するのだ。
 かんたんに言おう。日本だけでも毎年、約一五兆円を掌中にしてきたとみられる巨大なガン産業 -。これは、製薬メーカー、病院、医者から国家(政府)さらにはマスコミまで巻き込んだ目のくらむ闇のビジネス・ネットワークだ。わかりやすく言えばガン・マフィア。その前にマフィアの定義をしておこう。それは人を殺して膨大な利益を得ながら、一切の法的裁きを免れている連中のことだ。
 わたしは前著『抗ガン剤で殺される』(花伝社) で「毎年三一万人が〝死んでいる〟といわれるガン患者の約八割、二五万人は、抗ガン剤や放射線、手術など〝ガン治療″で殺されている」と満腔の怒りをこめて告発した。
 わたしは、この書で、日本のガン専門医たちを 〝殺人者″ 〝虐殺者″ と断じた。
なのに、全国、数万人はいるはずの彼らからの抗議はゼロだ。〝誤り″ の指摘すらない。

●一〇人中九人の医師が 「船瀬支持」

 マフィアの一画をかたちづくるマスコミも、本書をことごとく黙殺した。しかし、『サンデー毎日』 のみが小さい扱いではあったが本書を紹介した。その勇気に良心と志しの片鱗を感じた。
 さて、全国の病院や医療機関に大きな影響力をもつ 『健康情報新聞』 (2005・5・18) が、この本『抗ガン剤で殺される』をとりあげた。大見出しは『抗ガン剤の有効性を間う ー ADG(アンチ・ドラッグ・ジーン‥反抗ガン剤遺伝子) の働きで無効』。
 この新聞は、果敢にも医療機関、医者などに緊急アンケートを実施。一〇件の回答が得られ、そのうち 「船瀬氏の主旨に賛同する」 が九件。「そうは思わない」 が一件であった。同紙は東大医学部出身者の医師から次の証言を掲載している。「……患者には抗ガン剤を活用し、自分がガンに羅患した場合、抗ガン剤以外の代替療法で、ガンから生還している教授を数名指導した」。なにをか言わんや。
 これがガン・マフィアたちの醜悪な正体である。自分は、何百人、何千人と猛毒抗ガン剤を投与して虐殺しておきながら、自分がガンになったら抗ガン剤投与を、必死になって拒む。抗ガン剤は、猛毒で、かつ猛烈な発ガン物質で、投与すれば、その 〝毒″ で死んでしまう(殺されてしまう) ことを、当の医師たちが、いちばんよく知っているからだ。さらに、目前でのたうち回って、苦悶のうちに死んでいく(殺されていく)ガン患者たちのまさに地獄のような悲惨な姿を目前に見ている。とても自ら毒薬の抗ガン剤を打つ勇気などあるはずもない。

●二五万ガン患者〝虐殺″が立証された

 『健康情報新聞』に寄せられた正直な医師の意見である。
 「白血病やリンパ球腫などを除いて抗ガン剤で治るガンはない。臨床現場では打つ手がないので、仕方なく抗ガン剤を使用する……抗ガン剤により、余命を短くしている印象すらある」(前山クリニック・虎ノ門) 同紙も怒りと空しさをこめて綴る。
 「問題なのは、抗ガン剤の有効率が一〇%以下で、しかも激しい副作用を伴うことだ。補完・代替療法では、こうした副作用を軽減することがあるにも拘らず、現代医学から全く相手にされない。そして、医師に逆らえば病院を追い出され、ガン難民となってしまうことだ。せめて医師に盲従するのは止めて『自分の病は自分で治す』姿勢をもつのが大事ではないか?」 そして、こう悲痛にむすぶのである。
 「抗ガン剤を打ったがために二五万人近くが命を亡くしているとしたら、〝保険点数になる療法しかできない″を理由にこれを黙認していいのだろうか」 元衆議院議員の※○○○○氏は、私にこう証言した。「友人の医師が勤務する大学病院で、ガン患者の八〇%はガン治療で殺されていた。その論文を告発した医師の面前で学長は破り捨てた」。
わたしの主張は、大病院の臨床現場でも〝立証″ されたのだ。※本では実名
 

ウィルヒョウの呪い - ガン細胞「無限増殖論」の荒唐無稽

●〝死病″ でなければ困るガン利権

 - さて、冒頭の「健康な人でも、毎日、三〇〇〇~五〇〇〇個のガン細胞が産まれている」という事実にもどろう。
 日本のガン学会や東大医学部を頂点とする医学界は、この真実を認めるわけにはいかない。なぜなら、毎日、だれでも体内に数千個ものガン細胞が産まれていることを認めたら、彼らのガン理論(すなわちガン利権) は、大音響とともに瓦解するからだ。
 年間医療費の約半分を纂奪するガン・マフィアたちにとって「ガンは死病でなければ困る」のだ。つまり、「ひとたびガンになったら、ほっておいたら死ぬしかありませんよ」という〝迷信″を、まずガン患者に植え付けることが必要だったのだ。

●ガン専門医は落語の 〝手遅れ医者か

 わたしが日本のガン専門医を古典落語でいう〝手遅れ医者″だ
と断じるのは、そういう理由からだ。どんな患者が来ても、開口一番……「手遅れだなぁ……」とつぶやく。そうしておくと、どう〝殺しても″……遺族は「手遅れだったんだから」と諦めてくれる。まかりまちがって〝治した″りしたら「あのお医者は手遅れの患者を治した。たいしたもんだ」と評判が立ち、門前市をなす賑わいとなる……というしかけ。
 どちらに転んでもだいじょうぶ。トンデモナイ医者だが、日本全国、見回せば、そんなガン専門医だらけではないか。
 これら現代版〝手遅れ医者″たちにとって「ガンは自然に治る」なんて、ことがあっては、それは言語道断。かれらがオマンマの食い上げになるから、そんなことを言う奴がいたら寄ってたかって袋叩きにして追放する。
 昔だったら筆巻きにして隅田川に放りこんで土左衛門にしちまう……ってとこだろう。お代官でも奉行でも、ちゃあんと鼻グスリを嗅がせているから、闇に葬り、手が後ろに回ることなんぞねぇ……。
 この歌舞伎の世話物に近いことが、いまの世でも行われているのだ。

●「ガンは助からない」という〝迷信″

 まず ー 「ガンになったら、お医者様を頼るしかない」という固定観念を庶民、大衆、国民の頭に植え付ける必要がある。それは世界中でも同じ。巨大なガン産業という利権マフィアは、地球規模のビッグ・ビジネスなのだ。
 そこで「ガンになったら助からない」という〝迷信″を植え付けるために使われた理論をご紹介しよう。
 それがウィルヒョウ理論だ。ウィルヒョウ(一八二一~一九〇二)は、ドイツの病理学者。さらに人類学者から政治家までの肩書きを持つ。政治的にも〝やり手″だったのだ。「……『細胞病理学』を確立して、近代病理学の祖といわれるはか、『社会医学』『公衆衛生学』の面でも、偉大な活動を行った」。「若いときから政治活動に入り、彼においては医学と政治が結び付いていた、といわれる。後年、ドイツ進歩党創設者の一人としてビスマルクの政敵であったことは有名」……と『医学大辞典』 (南山堂) にはある。

●「鉄血宰相」 の仇敵だった〝政治家″

 ビスマルクといえば「鉄血宰相」の異名で知られ、議会を無視して軍備増強して凄まじい流血によってドイツ帝国を築いた勇猛残虐な政治家。そのウィルヒョウは、その仇敵であったというから、その辣腕非道ぶりはライバル並みであったことだろう。
 希代の暴君と政治的に対時した〝政治家″ウィルヒョウに、医学者としての業績を残す暇(いとま)があったのか疑問だ。彼は「細胞病理学」を一八五八年に発表している。「!細胞はいずれも細胞から ー というのは彼の有名な言葉である」(『医学大辞典』)。

●一五〇年前の「ガン細胞・無限増殖論」

 彼は、その「細胞病理学」で、こう主張している。「ガン細胞は、ひとたび発生すると無限に増殖を続ける ー 」。これがウィルヒョウの「ガン細胞・無限増殖論」である。
そして、一五〇年もの年月が流れた。
 なのに、この古めかしくカどの生えたウィルヒョウ理論が 「いまだ生き延びている」ことを知って、わたしは仰天した。
 次頁の図日を見ていただきたい。
 これはガン専門医の治療マニュアル 『ガン全種類別、最新治療法』 (学研) の解説図である。
一目でわかるウィルヒョウの 「ガン無限増殖論」。つまり左下のガン細胞二〇〇万個‥〇・〇一g) が、だんだん無限増殖して、右上のまるで夏ミカン (ガン細胞一兆個二鹿)へと成長する……という。

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●「ガン細胞は無限に分裂・増殖を続ける」

「解説」 を読んでみよう。
「……どんなガンでも、はじめはただ一個の目に見えない小さな細胞です。それが、一回分裂すると二個になり、二回分裂すると四個、三回で八個……(中略)……四〇回で一兆個になります。五〇回分裂したら、ガンは私たちの体よりはるかに大きくなってしまいます」 「正常な細胞の多くは、分裂を数十回くり返すか、またはDNAのコピーにミスが蓄積すると、それ以上の分裂能力を失ったり、あるいは 〝自殺 (細胞死。アポトーシス)″ するように設計されています。これは、不要な分裂や増殖を回避するためです。
 しかし、DNAに異常のあるガン細胞は、分裂をやめず自殺もしません。栄養さえ供給されれば、いつまでもいつまでも分裂・増殖を続け、ついには宿主(患者)を死にいたらしめます」 (下線筆者)
 つまり正常細胞と異なり、ガン細胞は「いつまでも分裂・増殖を続ける」と断言している。みごとな! ウィルヒョウ理論だ。

●「人類は一〇〇万年前に滅びている!」

 自らもガンに冒され、それを克服した元NHKディレクター、川竹文夫氏はNPO法人『ガンの患者学研究所』を主宰している。その川竹氏は、現代医学にいまだ蔓延している「ガン細胞・無限増殖論」を〝ウィルヒョウの呪い″と切って捨てる。
 冒頭のように人間の体内には健康な人でも毎日数千個ものガン細胞が産まれている。「それがウィルヒョウのいうように無限増殖するなら、人類は一〇〇万年以上まえに、とっく滅んでいますよ」。
 まさに、そのとおり。毎日、数千個も産まれているガン細胞が無限増殖せずに、われわれ人類が一〇〇万年以上も生き延びて来られたのは、ガン細胞の増殖を抑える免疫細胞があるからだ。
 ウィルヒョウはその免疫細胞の存在に全く無知であった。一五〇年も昔、それも研究より政治にかまけていたウィルヒョウが、これら免疫細胞の存在に気付かなかったのは、仕方ないだろう。

●カビの生えた偽理論を垂れ流す罪

 しかし、NK (ナチュラル・キラー)細胞の存在や作用など、深く知られている現在でも、これらガン増殖を抑制する免疫細胞の存在と作用には、いっさい触れず、カビの生えた、根本的に誤っているウィルヒョウ学説を、いまだ大学の医学部教育で、垂れ流し続けている医学界の行為は、まさに犯罪的である。狂気的ですらある。
 ガン産業の一画を担うマスコミの罪も重い。「ガン細胞は無限増殖する」という、今や子どもでも騙せないウィルヒョウ理論を、いまだに、素知らぬ顔で垂れ流し続けている。社会の公器ならカビの生えた偽理論の過ちを徹底的に検証し、批判すべきなのに、知らぬふりである。だから「ガンになったらお終い」という滑稽な刹那的諦めモードに一億ニッポン人が陥っているのだ。
 ほくそ笑むガン・マフィアたちの顔眼に浮かんでくる。
笑いの免疫学 船瀬俊介 花伝社

ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

第3章 告発!!厚労省・製薬メーカー

政治家・マスコミはガン・マフィアだ!
なぜ患者〝虐殺″の悲劇は続くのか?
利権ネットワーク……〝黒いペンタゴン″

●権力は腐敗し、権力は嘘をつく

 - 「権力は腐敗する」。これは、政治学の第一命題である。
 さらに続く。「絶対権力は、絶対腐敗する」。
 腐敗した「権力」は、その「腐敗」を人民の日から必ず隠そうとする。よって、政治学、第二命題はこうなる。
  - 「権力は嘘をつく」。さらに「絶対権力は、絶対嘘をつく」。
 これは古今東西いかなる体制にも通底する真理。つまりは「権力」 の宿業といえる。現代社会で、もっともわかりやすい権力は国家である。左右いかなる体制であろうとも、国家もまた必ず「腐敗」し必ず「嘘をつく」 のである。
 太平洋戦争のときの大日本帝国が、その典型であろう。すなわち大本営発表……。それは戦果は一〇倍、損害は五分の一……で発表していた、というから何をか言わんや。
 ガン治療の問題で、なぜ国家論、権力諭を持ち出すのかといえば、まさに、ガン患者の約八〇%を〝虐殺″して膨大な利益をあげるガン産業(ガン・マフィア) の存在の背景に、この「権力腐敗」があるからです。

●日本堕落の元凶〝黒いペンタゴン″

 - それが〝黒いペンタゴン″です。(図7)
 この五角形の図式こそ、日本を堕落させてきた元凶なのです。
「政」「官」「業」「情」「学」……つまり、政治屋、官僚、企業、情報産業(マスコミなど)、学界(大学、学会、研究機関など)……これらが、(図7) のような〝悪のネットワーク〟で深く癒着している。各々が、「弱み」と「強み」でもたれあってるのが特徴です。
①「政」(政治屋・族議員など)は、献金という名の〝ワイロ″をくれる「業」(企業)に弱く、②「業」(企業)は許認可権(という名の〝イヤガラセ″)をする「官」(官僚)に弱い。
③「官」は人事権(という名の〝クビ切り包丁″)を持つ 「政治屋」に頭が上がらない。さらに④「情」 (マスコミなど)は広告料(という名の〝口止め料″)をくれるスポンサー「業」(企業)に完全支配され、⑤「学」(学界)は、研究費(という名の〝エサ″)をくれる「業」に尻尾を振る。
 ……つまり、お互い弱みを握りあったもたれあい構図なのです。私は、一九九七年、すでに著書で、この黒い支配の図式を告発。
「 - これらの世界の中心の人びとは、社会的にはエリートと呼ばれる人びとです。そこで彼らは内輪で 『カネ』と 『地位』と 『情報』を独占し、共存をはかってきたのです。
 ひとことでいってしまえば『利権』です。これらをチェックする本 り当の主権者である国民、庶民、消費者ははるか遠くにはじき飛ばされました。医療、金融、建築、情報……社会のあらゆる分野に、それぞれこの〝黒いペンタゴン″がはびこっているのです。
 そこでは真の情報は隠蔽され、ニセ情報がもっともらしくばらまかれ〝ペンタゴン″内ではタロがシロとなり、悪が善となり、最大のワルがトップに立つようになりました」「その黒い支配がゆきつく先は、どんな社会でしょう……。それはマフィアが支配する〝闇の国家″です」 (『続・だからせっけんを使う』三一新書)

●約一五兆円ガン産業の〝五角形″利権

 私は、これまでガン産業という巨大利権が存在する……と説いてきました。
 日本では、年間約一五兆円とみられるガン関連医療費に群がるガンです。その構造が、見事に〝黒いペンタゴン″ に符号するのです。
①「政」 (厚生族議員)
②「官」 (厚労官僚)
③「業」 (製薬メーカー、病院等)
④「情」 (マスコミ)
⑤「学」 (医師会、ガン研、大学医学部……など)
マフィアたちが、それ
図7 “黒いペンタゴン”の図式-日本を堕落させた元凶

 政治屋学界・研究機関・情報産業(マスコミ)がすべてカネと利権でタッグを組んで独占している。

 この五角形構造から、医療費を払い医療を受ける側の患者(国民)が、スッポリ抜け落ちていることに、あなたは暗澹となさるでしょう。
 国家までもが、この利権構造の一翼を担っているのです。抗ガン剤は「猛烈発ガン物質」などと〝本当の事〟を公に言えるわけがない。
 マスコミにとってスポンサーの製薬メーカーは〝神様〟です。「スポンサーに関わることは一行、一字書けない、言えない」がマスコミの本音です。また企業や政界に研究費や名誉、地位を握られた「学界」も利権の奴隷です。
 この〝五角形〟ネットワークは利権を守るだけではありません。これら特権を侵して来る者に対しては苛烈な弾圧、攻撃を加えてきます。
 かつて食事を変えるだけで数多くの末期ガン患者を救ったアメリカのマックス・ゲルソン博士は全米医師会から医師免許剥奪の脅迫を受けました。
 さらにアメリカでは代替療法でガンを治療する医師たちは逮捕され、医院は閉鎖されました。
 また〝謎の死〟を遂げる医師たちも相次いだといいます。日本でも警察権カの市民団体や健康食品への弾圧は、苛烈を極めています。
 一方で製薬メーカー、医師たちによる毎年、約二五万人もの〝虐殺〟の責任追及は一切行わない。ただガンに効果のある健康食品狩りに血道を上げる。まさにマフィアの本領発揮です。
 二〇〇六年一月、厚労省は「ガン登録制」の全国整備に乗り出した。ガン患者が受けた診療内容、経過など情報を全国規模で収集整備する、という。
 目的は「全国どこでも〝質の高い″ガン治療を受けられるようにする」。ちょっと待った、と言いたくなる。
 彼等がいう〝質の高い″医療とは〝三大療法″のこと。代替療法などカケラも入っていない。つまりは、ガン患者を代替療法に走らせず、〝三大療法″ へ囲い込む戦略の一端でしょう。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” 168~

ガンにならないゾ宣言Part1 59~

石油メジャーが世界の医療利権を独占

●自然治癒力が病気を治すのだ

 古代ギリシアの医聖ヒポクラテスは「人は自らのなかに、一〇〇人の名医を持っている」と喝破した。〝一〇〇人の名医〟とは、自然治癒力のことだ。これを医学用語で〝ホメオスタシス″と呼ぶ。手を傷つけても、いつのまにか、ほとんど跡形もなく元どおりになっている。いったい誰が治したのか? これこそ、大自然の力(すなわち〝神〟)が人間に与えたもうた内在の力なのである。
「 - 医者やクスリが、病気を治すのではない」 「ヒトの自然治癒力で病気は治るのです」わたしが敬愛してやまぬ小児科医、真弓定夫先生は、明解に言い放つ。
 先生の、つぎの言を、日本中の医師たちよ。どう聞く。
 

●医療がマッチポンプとなっている

「早いもので、私は医師になって来年で五〇年目になります。始めの一九年間は勤務医(大学病院六年、総合病院一三年)として、診察に当たりました。その間、医師として、さまざまな疑問が生じてきました。いま、マスコミでは戦後の日本医療は進歩したと報じています。医療が進歩すれば……病気が減り、患者が減り、医療費も減らなければおかしいはずです。ところが、勤務医時代には働けど働けど患者数はいっこうに減りませんでした。
(げんざい日本の医療費は三〇兆円を超えるという異常事態を招いています)。それは、なぜなのか? 私は医療がマッチポンプになっているからではないか、と考えました。マッチで火をつけて燃え上がった病気を治そうとするポンプの役目を、医療が担っているのではないでしょうか」 (『医者いらず、クスリいらずの健康法』清流出版)クスリはほんらい〝毒物〟である

 近代医療は、根底から狂っている。
 わたしは、そう確信する。その理由を述べる。
 クスリはほんらい〝毒〟である。この薬物の〝毒〟作用に対して、生体は何らかの反作用で反応する。それが、医薬品の〝効能〟と呼ばれるものである。これを薬学では「主作用」と呼ぶ。しかし、ほんらい〝毒物〟のため、投薬の目的とする 「主作用」以外にも、目的としない反作用も現れてしまう。これが 「副作用」 である。生体の薬物への反応は一つとは限らない。よって「副作用」は避けることはできない。「副作用」がときとして深刻な健康被害をもたらす。これを 「薬害」 あるいは 「医原病」 と呼ぶ。
 つまり、理想の医療とは、ほんらい毒物である薬を使わないで、患者を治すことにある。
 

●石油化学利権が四医学流派を追放

 かつて、西洋の医学には五つの系統が共存していた。
 ①ホメオパシー(同種療法)、②ナチュロオパシー(自然療法)、③サイコセラピー(心理療法)、④オステオパシー(整体療法)、⑤アロハシー(薬物療法)
 ところが一九世紀に入ると、国家の意図によって、①~④の流派は、排除、弾圧、追放されてしまった。そして⑤アロハシー(薬物療法) のみが、国家の庇護を受けて、医療利権を独占したのである。なぜか? 薬物利権は、巨大化学利権と固く結ばれていたからである。はやくいえば、石油化学利権が、全世界の医療利権を独占した。
 ⑤薬物療法は、薬物で症状を押さえこむという発想なので 「対症療法」 とも呼ばれる。
人間が発熱する。下痢をする……などは、一見病気に見えるが、それは生体が正常な状態に戻ろうとする過程の現れである。人間の健康、すなわち恒常性 (ホメオスタシス) を保とうとする現象が、さまざまな症状 (病気) と呼ばれるのである。なら、それを薬物の力で抑えこむという現代の⑤薬物療法は、ほんらいの生体システムに逆行するものである。

実験動物ごまかし「ああ……バレちゃった!」

 

●医師は接待漬け、〝協賛金〟は一〇〇万単位

 医師と製薬会社の癒着は、恐ろしいというより、おぞましい。
 プロパーと呼ばれる製薬メーカーの営業担当は、自社のクスリを使ってもらいたいため、医者の接待に精をだす。駆け出し営業社員で 「一回四〇~五〇万円使う」 と平然とテレビで証言していた。接待は、料亭、クラブ、そして、おきまりのSEX接待。「お医者さんはスケベですね」 と顔を隠した内部告発者も苦笑する。
 ある医師は、自分の靴を脱いで酒をなみなみ注ぎ「オレに薬を使って欲しかったら、これを飲め」と営業社員の面前に突きつけたという。おぞけの走る光景ではないか。
 製薬メーカーの営業は、堂々と医師にワイロを掴ませる。ただし、名目は〝協賛金〟と奥斗に書く。医師の懐に入れば、使い道は、だれも永遠に詮索しない。むろん税申告する〝馬鹿な〟医者は一人もいない。
 製薬メーカーによれば、駆け出しの医師でも五〇~一〇〇万円単位の〝協賛金〟を付け届ける、という。さらに大物医師となれば「単位は、ひとけたバネあがる」 (告発者)。医師の懐に入るこれら気の遠くなる闇の工作費(ワイロ)も、元を辿れば、患者が負担した薬剤費、保険料、さらに税金 (血税) から出ているのだ。
  

●でっちあげデータで抗ガン剤認可

 〝協賛金〟の大きな目的の一つに新薬実験で〝有利な〟論文データを書いてもらうことにある。
 有効率一割足らず……と言う抗ガン剤の認可のずさんさも、近藤医師から聞いた。
「ある医師は『死んでいる』実験動物の数を『生きている』ことにすり替え、グラフを書き換え、統計的〝有意差アリ〟とやった。生存率を引き上げたわけだね」 (近藤医師)、かくして、このインチキ論文で抗ガン剤は 「認可」 された……というからソラ恐ろしい。
 その担造論文が、あろうことか英国の権威ある医学雑誌『ランセット』 に掲載された。
近藤医師が 「実験動物のうち何割かは死んでいるはず」 と抗議すると、論文提出した日本人医師は、慌てて訂正し 「有意差ナシに改めた」 (近藤医師)。ずさん極まれり。

●新抗ガン剤の実験データほど怪しい

 そんな、露骨なごまかしを……。現在も抗ガン剤などクスリ認可実験ではやられているのだろうか?                                  「やってるだろうね。ごまかしが、ばれても 『ああ……バレちゃった』 で、お終い」 外国の抗ガン剤試験も似たようなもの。「新しい抗ガン剤だと、最初の臨床成績はいいんです。だけど追試をすると、成績は悪い」 (近藤医師)。
 やはり担造でっちあげ疑惑あり。だからかれは「初期論文は信用しないことにしている」と言う。「ただ、医者たちは、この新抗ガン剤に飛び付くんだよね」と笑う。かくして、効能に担造疑惑のある抗ガン剤が〝市場〟という名の治療現場に溢れることとなる。そうして〝毒〟で苦悶悶絶し毒殺された屍が、文字通り死屍累々と生産され続けるのだ。
 

●凄絶……抗ガン剤イレッサ〝薬殺〟死二四六

 二〇〇二年、発売わずか三か月で、二四六人副作用死……-・抗ガン剤新薬の戦慄する犠牲者の数だ。薬品名はイレッサ。アストラゼネカ社が新規開発、発売した、この肺ガン治療用の抗ガン剤の毒性は凄まじかった。こうなると〝薬〟というより完全な〝毒薬〟。
〝治療〟という名の〝薬殺〟だ。抗ガン剤の正体は、じつは毒物である。その真実を、ここまでハッキリ示した医薬品も稀有といえよう。
 監督官庁の厚生労働省は、マスコミ取材に対して「薬はもともと危険がつきもの」と言ってのけた。つまり「一切の責任はない」と突っぱねた。厚労省に取材。「死亡例が多いが検討会で認可の 『取消し』 の必要はない - という結論です。副作用死は医療事故ではありません」と平然。なんと、この〝毒薬〟は、まだ全国で使われているのだ。さらに〝薬殺〟した病院も「〝適切〟に使用されており責任はない」と冷ややか。かれらはウラで手を結んでいる。いわば医療マフィアのかたわれ。その正体もここでハッキリ露見したのだ。
ガンにならないゾ宣言Part1 59~

ガンは治る ガンは治せる 安保徹 船瀬俊介著 

第四部 ガン患者の8割は抗ガン剤、手術、放射線で殺されている

●ショック死から、脳梗塞…なんでもあれ

 薬剤に添付が義務づけられているのが「医薬品添付文書」。その抗ガン剤の副作用を一目見ただけで、私は戦慄…。
 それは、もう猛毒以外のなにものでもありません。
 たとえば、世界最大の製薬メーカー、ファイザー社が発売している『プラトシン』。
プラトシン注10mg 25mg 50mg
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/400079_4291401A1046_3_12.pdf

5番に感染症が悪化することを示唆している。
免疫が破壊されほとんどゼロになり、ガン患者が感染症でカビだらけになって、生きながら腐敗して死んでいく証言をメーカー自身の警告が裏付けている。

 その重大副作用は▼ショック死▼心臓停止▼心筋梗塞▼狭心症▼不整脈、▼胸内苦悶▼心室細動▼脳梗塞▼血圧低下▼劇症肝炎▼急性腎不全▼血尿▼尿たんぱく▼乏尿・無尿▼溶血性尿毒症▼造血障害、▼貧血▼血小板減▼白血球減少▼消化管穿孔(胃腸に穴!)…などなど。その他にも、何十症状もあって書ききれません。
 これら重大副作用を見れば、これはもはや副作用というより、毒殺そのものと言っても過言ではありません。製薬メーカーが確認しただけでも、これだけの猛毒性の羅列。体内に毒を注入するのだから、体中の臓器が絶叫します。
 では、どれだけの頻度でこれらの重大副作用は起こるのでしょうか?



重大な副作用はすべて(頻度不明)になっている

●数十の重大副作用に効能はゼロ

「…本剤は副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない」。(「添付文書」)
 なんと同社はこれら重大副作用がどれだけ確率で起こるのか、把握もしていません。
 あまりに副作用が激しいので怯えて「調査しなかった」のか。
 さらに、医薬品添付文書には「臨床成績」「有効データ」の記載が義務づけられています。ところがこのプラトシンには有効性データは一切、記述がありません。
 戦慄の重大副作用群は4ページにわたってビッシリ埋め尽くしているのに「効能」はゼロ。
 これが抗ガン剤の呆れ果てた正体なのです。抗ガン剤を投与すると、心臓麻痺や脳梗塞、劇症肝炎などで、アッという間に急死することがあります。これは知っておくべきでしょう。
 医者は、「容体が急変した」としか患者の遺族には説明しません。抗ガン剤の重大副作用で急死したと言ったら、確実に遺族から裁判で訴えられます。
 医者には重大副作用を回避する義務があるのです。
 だから、「抗ガン剤を打ったら、死んじゃいました」など口が裂けても言えません。144,145ページ

●水俣病、アスベストの悲劇を見よ

 ウソだと思ったら水俣病をごらんなさい。厚労省の元幹部は「最初からチッソの有機水銀だとわかっていましたよ」とうそぶく。
「でも、発表するわけいかんでしょ。経済がかかってるんだから」。
 つまり、クニは大企業の金儲けのためなら、国民の命など、いくら殺してもかまわん、と公言しているのです。
 たとえば、アスペスト(石綿)をごらんなさい。1971年には、すでに当時のWHO(世界保健機構)が「発ガンあり」と断定。「すみやかに禁止」を世界各国に勧告しています。なのに、35年たっても、いまだに日本政府は禁止しません。
 すでに1万人以上がアスベストによる中皮腫などで苦悶の死をとげています。さらに10万人以上が呼吸困難で悶死することは確実。抗ガン剤も同じ副作用で、毎年25万人のガン患者を虐殺しても、彼等はまったく平気なのです。

●0.1g7万円!毒がお宝に変身

 なぜなら、なぜなら抗ガン剤とガンマフィアたちに、膨大な利益をもたらすからです。
 その価格は0.1gがナント7万円。1cc注射すれば70万円。10ccで700万円。ただの変哲もない猛毒物が「抗ガン剤」のラベルを貼っただけで、目の眩むお宝に変身する。
 ただの毒がラベル1枚で巨万の富に。これはやめられないビジネス。毒薬をガン特効薬にだけさせるためには、国の政府を巻き込む。そこでガンマフィアたちは厚労族と呼ばれる政治屋や官僚たちと手を組んで増殖していく。
 おぞましいと言うか、背筋の震える闇の犯罪集団…。
 2006年、ハリウッド映画『ナイロビの蜂』が日本で公開されました。そこにはアフリカの人々を人体実験台にして肥え太る製薬マフィアの恐ろしさが描かれています。英国の秘密情報局までもが、その製薬マフィアの一員とは…。
 その事実を知った外交官の若妻は純粋な正義感で実態を調べていくうちに、辺地の砂漠で虐殺死体で発見されるのです。その死に疑問を抱いて現地に向かった夫も複数の銃弾を浴びて息絶える。発表された死因は自殺…。
 国際的製薬メジャーの裏面を暴いた勇気ある作品。妻役を演じたレイチェル・ワイズはアカデミー助演女優賞を受賞しています。ぜひ、DVDなどで見てください。
 抗ガン剤メーカーの実態もこれと全く同じ。彼らにとって、患者の命などムシ以下なのです。148,149ページ

抗ガン剤で殺される第8章「医薬品添付文書」とは

●「無効率九〇%」……書けるわけない  ハタと気付いた。抗ガン剤の「有効率」は、わずか一〇%ていど……とは、医学界の絶望的〝常識″だ。
 たとえば……抗ガン剤Aを投与しても〝腫瘍縮小が起こる″のは、わずか一〇%に過ぎない。
患者一〇人のうち九人は、ガン腫瘍はピクリとも〝縮みもしない″。つまり〝四週間″……期間限定の〝縮小率″ですら、一〇人のうち九人には、起こらない……! ペテンの極みの「有効率」ですら一〇%……。
 それを、抗ガン剤の「医薬品添付文書」に「有効率一〇%……」と正直に書いたら、どんな騒ぎになるか? それは「無効率九〇%」ということを意味する。
 つまり患者一〇人のうち九人は、ガン腫瘍はピクリと縮みもしない。なのに、その戦慄の〝猛毒性″による「重大副作用」群だけは、一〇〇%全員に公平に襲いかかって、生命を蝕んでくれる。
 ナルホド……。だから、抗ガン剤の「医薬品添付文書」に「有効率」の記載は、一切無いのだ。

●一〇% 〝有効率〃 ですらペテンだ

 そもそも……一〇%程度の「有効率」など〝誤差の範囲″であり、ごく少数の一部ガン腫瘍が〝縮んだ″といっても、それは〝細胞毒″によるショックで起こった一時的反応にすぎない。アンチドラッグ・ジーンADGの存在により、そのわずか一〇%の〝有効率″もやがて「無効」と断定される。
 ここまで書いてきて、空恐ろしくなってきた。
 抗ガン剤の「医薬品添付文書」は、肝心のガンを治す「主作用」(有効率)について、一切記載がないものが存在するのに対して、「副作用」の記述は、目が眩むほど膨大多岐にわたる。
 あなたはクスリの有効性(主作用) について一切触れず、有害性(副作用) について、奪える   あふ山ほど溢れたクスリの 「説明書」を見たことであるか? ない? ならば抗ガン剤の「医薬品添付文書」を一読すればヨロシィ。
 「効く」という記述は、一切なく「有害だ」という「記載」「警告」が山ほど溢れた……信じられない 「能書」なのだ。

ひっそりと毒を盛る……白昼の殺戮

●残るは 〝細胞毒″ による苦悶の症状

 結論を急ごう。この抗ガン剤の奇妙不可解な、「医薬品添付文書」が、その正体の全てを白日の下に、物語っている。
 つまり、抗ガン剤は、ガンについて 〝効かない″。ガンを〝治せない″。
 だから、その「医薬品添付文書」に「有効率」 「治癒率」 いずれも、詳しく記載できない。
 後に残るのは彩しい、戦慄の 「重大副作用」群である。
 手指に触れただけで、その皮膚細胞をドロドロに溶かすほどの恐怖の〝細胞毒″なのだ。その〝毒物″を体内に注入する。患者の全身細胞、臓器は、その猛毒性にパニックに陥り、様々な苦悶の中毒症状をあらわす。これらが「医薬品添付文書」で〝注意″する「副作用」であり「重大副作用」なのだ。
 まさに、これを抗ガン剤の絶望……と言わずに何と言おう。
 いや、これは、まさしく抗ガン剤の犯罪である。抗ガン剤という名の毒物による集団殺戟(ジェノサイド) である。
 白昼の殺戮……何万、何十万というガン患者たちが、白亜の巨塔の中で、優しい笑顔の誠意に満ちた白衣の医師たち、そして、献身的な看護婦たちによって、静かに、確実に、抗ガン剤という〝毒物″を注入され、今日も〝薬殺″されているのだ。
 わたしは、この絶望と暗澹に、もはや声もない。

「添付文書」 コピーをすぐに渡せ!

●抗ガン剤名すら教えない医者

 第2部の目的は、全国のガン患者に汎用、多用、乱用されている抗ガン剤療法について、その隠された真実を、白日の下にさらすことである。
 わたしの先輩作家Sさん(前出)は、舌ガンで入院した。抗ガン剤の名を聞きましたか? と尋ねると「医者は抗ガン剤の名前も教えてくれないんだなァ……」と途方に暮れたふう。正義漢、熱血漢のSさんですら、それ以上の追及はあきらめたのか。ガンで気弱になるということは、こういうことか、と唇を噛む。そして、彼はついに〝殺されて〟しまった。
 政府も医療機関に指導し、いまや励行があたりまえとされているインフォームド・コンセント(IC‥事前説明)。そのイロバのイが使用する薬品名の告知であろう。
 しかし、じっさいの医療現場では、その薬品名すら絶対と言っていいはど患者に教えない。秘密主義、隠蔽主義きわまれり。レストランで注文して、どんな料理を出されたのか料理名すら教えない -。
 そんな店なら客は激怒して席を立つだろう。しかし病院では客(患者)は口をつぐんで言われるままだ。お昼のランチの話ではない。大切な人の一生がかかっているのだ。なのに投与する薬品名(毒物名)すら教えない。客(患者)が、それに気付くとマズイからだ。

受けてはいけないガン検診「早期発見」=「早期殺害」

●ガン利権の巧妙なマーケティング

安保徹教授は、ガン検診は受けてはいけないと断言します。
「エ…ッ!」と日本中から、絶叫が聞こえてきそう。私もそう思う。
 ガン検診は、ガン利権が仕掛けた巧妙なワナなのだ。
 厚労省は、ガン撲滅キャンペーンと称して、早期発見・早期治療を国策として進めている。私に言わせれば、その真実は早期発見、早期殺害
 なぜ早期発見がアブナイのか?
 まずガン専門家は、「普通、早期ガンが、6~7年は変化しないのは常識」という。
 また、15人の早期胃癌の患者を何もしないで放置しておいても、1センチのガンが2倍になるのに最低で、1年半、最長で8年5ヶ月もかかっています。
 本人(患者)が死ぬまでに、80年はかかる。『ガン治療「常識」のウソ』(近藤誠著、朝日新聞社)で紹介された事例。慌てる理由はどこにもありません。
 また、誰でも毎日、体内にがん細胞が3000~5000個は生まれているという現実があります。
 老若男女、あなたも、私もこれだけの癌細胞が生まれていると聞くと、びっくりします。あなたも私も、ガン患者。慌てる必要はまったくありません。 156ページ

安保徹 船瀬俊介著 ガンは治る ガンは治せる
海外のガン治療とは……「まったく治療しない」か基本

●日本の医者は平気でウソをつく

現在の日本の病院では、医師たちは、おどろくようなウソを平気でいいます。
 まず、「現在の治療水準では、抗ガン剤、放射線、手術がベストです」といいます。
 そして、100%、医者は患者を抗ガン剤漬け、放射線漬け、手術漬けにしていきます。
 試みに聞いてごらんなさい。
「センセイ、もしあなたがガンだったら、自分に抗ガン剤打ちます?」。
 顔面蒼白になって絶句するのは、まちかいないでしょう。
 じつは正解は「まったく治療しない」こと。スウェーデンでの報告です。早期前立腺ガンの患者223人を『まったく治療せず』10年間、経過を経過をみた。その間に124人が死亡しました。
 しかし、ガン死だったのは、わずか19人(8.5%)。よって、研究者たちは「手術による前立腺全摘は標準的治療とはいえない」と結論付けています。
 日本では男性諸兄は前立腺ガンで病院を訪ねると例外なく切られる、あるいは放射線を浴びせられる。
 しかし、スウェーデンの医者たちは、これら治療を「必要ない」という。
 だから、スウェーデンの前立腺ガン治療は「何もしない」で様子をみるだけ。
 この事実を知っていたら、だれが地獄のような苦しい、痛い思いをして、日本の病院で治療を受けるでしょう。
 しかし、このような国際的なガン治療の常識は医者はぜったい教えてくれません。メシの食い上げになるからだ。

●日本は抗ガン剤20倍、手術17倍

肺ガンも同じ.日本では、ほぼ100%抗ガン剤を盛られ、放射線をあてられ、手術で切られます。
 ところが、カナダでは、もっとも多い治療法は『何もしない』なのだ。
 なんと「無治療」22%。最近の研究では「何もしない患者が、もっとも治りやすいことがわかってきたという。何というパラドックス………「手術」は、たったの6%.日本は.17倍)抗ガン剤はなんと5%(日本は20倍).「抗ガン剤」と「手術」は3%(日本は.33倍)……!
 日本では、国際的レベルにくらべて、抗ガン剤は20倍、手術は17倍も多い。メチャクチャに抗ガン剤を与え、メチャクチャに手術で切りまくっているのです。それが、どうして国際的標準といえるのでしょうか?
 要は、根本から医者に騙されているのです。162、163ページ

抗ガン剤で殺される 手術のウソにだまされるな

●若い医者のトレーニングのため!

 近藤医師が、体験したショッキングな話し。
 「あるとき、高名な耳鼻科医に 『この進行度でどうして放射線治療をしないのだ』と質問してみた。すると、『若い医者のトレーニングのためにも、手術が必要だからね』との答えが返ってきた。
 わたしは、ほとんど飛び上がりそうになった。その場には、医者しかいなかったとはいえ、すごいことを言うものだと驚いた。それで分かった。医療は患者さんのためにあるのではなく、医者のためにあることが。ガンは生きるか死ぬかの病気である。治療法の成功・不成功がはっきりわかるから、治療法の優劣は決しやすいはずである。
 それなのに、治療法が医者によってまちまちというのは、科学以外の要因によって治療法が決まっているからだ、と目がさめた」と近藤医師。その要因とは ー ▼大学医学部教授のボス支配▼過去の経験への執着▼医者一般に見られる非論理性▼医者同士の相互批判の欠如▼経済的利益 (カネ儲け) ▼製薬会社や機械メーカーとの癒着▼研究業績至上主義▼患者さんの人格人権の軽視無視 -。(『がん治療「常識」 のウソ』前出)

●「ガンはきれいに取りました」はウソ

 自ら、五年生存率ゼロという転移ガンに侵され、栄養療法のゲルソン療法で命を救われ一三年、元気に活躍しておられる医師、星野仁彦医師の体験は貴重だ(『ガンと闘う医師のゲルソン療法』後出より)。
 ガン手術を受けたあと、医師が満足気に「ガンは、きれいに取り除きましたから」と笑顔を見せると患者も家族もホッとして「ありがとうございました」と頭を下げる。だからふつうの人たちは「ガンは切って取ったら治る」と長い間信じこんできた。いわゆる〝手術神話〟である。
 ところが、これがウソなのだ。
 「真実は、きれいに取ったといえるのは、ごく早期の場合だけなのです。厳密には、ガンの種類によっても異なりますが、一般的に直径一センチくらいまでの腫瘍なら、きれいに取ったといえるでしょう。手術だけで五年以上再発しない人がいますが、そういう人がこのケースです。この場合に限って、根治手術ということばが当てはまります。ところが、腫瘍が直径二~三センチか、それ以上の場合、きれいに取ったと外科医がいっても、必ずしも真実ではありません」と星野医師は言う。

●切っても治らない……ガン細胞は全身に

 「ガン細胞というのは、非常に血管が豊富で、またリンパ管もたくさんあります。進行ガンの場合、それらの血管、リンパ管を通してガン細胞は全身にバラまかれていくのです」 「カルテの『病理所見』欄にⅤ(+)とあれば「血管の中にガン細胞が侵入している」証拠。L(+)なら「リンパ管の中にガン細胞が侵入している証し。各々、血行性転移とリンパ行性転移が起きている可能性がある」。
 つまり「進行ガンの場合、ガン細胞は全身に回っているというのが、第一線のガン外科医の共通の認識です。この事実は従来、ガン専門医の口から語られることは余りありませんでした。その理由の一つとしては、この事実を知ると患者さんが絶望するからです。目に見えない細胞レベルでの転移があるから、いずれガンが塊(かたまり) として再発することになります。
 ところが患者さんにすれば予期せぬ出来事で『お医者さんがガンはきれいに取ったといったのに、なぜ再発したの?』と初めて疑問を抱くことになります。残念ながら、その段階で気がついても、手遅れのケースが少なくありません。外科医が『ガンはきれいに切って取りましたよ』というのは、厳密、正確にいうと『目に見える範囲で』という注釈つきなのです。顕微鏡レベルでなければ確認できないような微小なガンまで切って取ることは、現在の外科手術では不可能です。一般的に外科医の医師は、そこまで細かく患者さんに説明しません」 ……初めて知った……と愕然とされた患者、家族、遺族のかたが、ほとんどではないだろうか。
 「医者にだまされた……」とホゾを噛んでも、もう愛する人は永遠に戻ってこない。
抗ガン剤で殺される

あとがき
 戦後六〇余年-。アウシュビッツをしのぐ一〇〇〇万人を越えるガン患者〝殺戮?の現状。(当事者に〝故意″はなかったとしても……) ほとんどの日本人は気づき もしないし、関心も抱かない。
 そして、ガン検診でガンが〝発見″されれば、まるで羊の群れのように一列にうつむいて病院の門をくぐっていく。猛毒抗ガン剤など〝三大療法″で八割という高確率で、殺されるのに……。〝羊″たちは、そのような〝畜殺″が待っているとは夢にも思わない。知らない。眼前の白衣の威厳に満ちたうなずきに、ただすがっていくのだ。
 本書では、おぞましいほどに歪みきった現代のガン治療の実態を白日のもとにさらした。なぜ、こんなに連綿とガン患者〝虐殺″の連鎖が、病院の白壁の内側で密やかに続いてきたのだろう?


 その原因の一つに、硬直し歪みきった医学教育がある。
 まず、「大学の医学教育では、自然治癒力について教えない」……=…
 その事実を知って息が止まるほど驚いた。読者のあなたもわが耳を疑うだろう。これはニュートン力学を教えない物理学授業のようなもの。ある高名な硬骨漠の年配医は「人間、ほっておいても一人でに治る……なんてコト教えたら、医者もクスリ屋も、オマンマの食い上げだよッ」と体を揺すって呵々大笑。
 しかし、自然治癒力すら教えない大学医学部の授業は、とても医学教育とはいえない。それは医学〝狂育″あるいは〝凶育″に過ぎない。殺人医が続出し、白昼堂々の〝静かなる虐殺″が全国で横行するのも当然だ。

 安保徹先生によれば、自然治癒力どころか、大学の医学教育は「治療法も教えない」と聞いてア然とした。先生は前々ゆったりとした口調で話される。
「…昔からドイツ医学の流れでやってきたからね。まず最初、基礎の三年間は病名、症状、診断を学ぶ。診断が決まれば、治療はおのずと決まる……というわけサ。
 けっきょく、治療のこと、一つもわからない。スッカリ考える力がなくなっちゃうから」治療法を学ばない基礎医学というものが信じられない。
「その後、臨床の現場の三年間は、クスリの名前を覚えるのに必死。知らないと不安になるから……。こうして、ドップリ現代医学の流れに浸かってると(学ぶのは)対症療法だけになる。
 それが治らない。それで医学生は、忙しくて、傷ついていくんだな。現代社会の犠牲者だと思う。私の場合は『こんなに治せない……のは、やってられない』と呆れ果てた。だけど気づくのは一〇〇人に一人くらい。やっぱり流されてゆく。とにかく試験が多くて多くて……三〇科目くらいあるからネ……国家試験に通るのに必死なんだ」。

 こうして大学六年間で、けっきょく治療法は、まったく学ばないまま、若い医者が誕生する。
彼らは、病院の医療現場で〝治療法″をどうやって学ぶのだろうか?
 安保先生は淡々と「…治療ガイドライン(指針)があるからね」。それは、誰が作るのか? 「製薬メーカーに覚えのいい教授クラスの医者が作るわけサ」と微苦笑。
 なんのことはない。治療ガイドラインは、製薬メーカーが作っているに等しい。〝クスリ漬け″医療が、止まらないのも当然だ。クスリをジャブジャブ使う〝治療法″をメーカーが医者に〝指導″しているのだ。
 まさに〝虐殺の指針? 0.1g、七万円! という抗ガン剤の価格を考えてみよ。ガイドラインは、メーカー暴利をもたらす悪魔のレシピなのだ。
 そこには製薬メーカーの利権に操り人形のように繰られる医師たちの惨めな姿がある。
 ある医者は「医師の自殺は驚くほど多いですよ……」とポツリといった。その気持ちがわかるような気がした。
 私の高校の後輩でもある矢山利彦医師は、こう言い切った。「医学部に入学する学生は、速呑みこみと速出しだけが得意。自分でかんがえる力がない。ソフトというよりCPUが狂うちょる」。

 ある医学生は「なぜ医者になったの?」と開かれて「オレッて偏差値、高かったじゃん」お気楽な答えに周囲は引いてしまう。偏差値が高い。だから難問医学部を目指す。
 なぜなら医者は高額所得者。なんともわかりやすい三段論法。思考停止の〝速呑みこみ″の頭脳に、製薬メーカーが作成した〝悪魔のレシピ″治療ガイドラインが注ぎ込まれる」かくしてオートマチックに毎年、約二五万人のガン患者が〝虐殺″され、墓場に送り込まれる。〝殺戮″の連鎖が止まる兆しも見えないのも当然だ。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” 335~

●0.7%が20%に、5年生存率…

 日本のガン専門医は、治療効果を5年生存率で示します。
「この治療なら5年生存率はこれだけです」と説明されると、それだけの確率で生きられるのか、とガン患者も覚悟を決めます。
 ところが、この5年生存率なるものが、まるでデタラメ。
 たとえば、ある大学病院では、22年間に、治療したすい臓がん患者716人の5年生存率を20%として発表しています。
 ところが実際に5年生存した患者さんはわずか5人しかいない、5割る716で、0.007。
 ※つまり、本当の5年生存率は0.7%。それが不正な数字操作で、30倍近くも水増ししているのだ。
 一事が万事。だから示された5年生存率は、操作された数値と思って間違いありません。それを信じたら、もう敵のワナにはまったも同然。
 また、NPO法人のがん患者学研究所代表の川竹文夫氏は診断技術の発達による錯覚もあるという。
 昔は1センチ大のガンしか発見できなかった。今は1ミリでもOK。人は発見されてガン患者となる。ガン進行した1センチ大と1ミリ大では後者の方が5年生存率がよくなるのは当たり前。
 医者は「治療技術が向上したので、5年生存率が長くなりました」と言うが、まったくの嘘。「診断技術が向上したこと」による錯覚(ペテン)である。164

抗ガン剤で殺される「無治療」 が正解なのだ

●治癒率10% (!) で根治治療とは

 「……いまの医学界では、根治療法というためには、可能性さえあればどんな治療法でもいいのだ」 と告発するのは慶応大学医学部講師、近藤誠医師。
 「それゆえ、肺ガンや肝ガンなどの成績不良なガンの場合、『治癒成績一〇% (!!) の根治的治療』という表現になったりもする。また、かりに根治療法で目的のガンを根治できたとしても、患者さんが他の病気で死ぬのは、あずかりしらないこととされる。そのガンで死にさえしなければ、他のガンで死んでも根治したことになるのである」 「教科書では前立腺ガンの前立腺全摘除のあとの五年生存率は七〇%前後。一〇年生存率は五〇%前後だが、それでも『根治的』といえるわけだ。『根治療法』と強調すれば、医学生は全摘除が王道だと思い込んでしまう」
 「これに対してイギリスでは、どんな治療をしても前立腺ガンlの生存率が高くならない現実や、インポテンツを少なくする選択を強調しているのではないだろうか」 「おそらく読者は、前立腺ガンの治療はイギリスで受けたいと思ったのではなかろうか。しかし、 それでも後悔するかもしれない。『まったく治療をしない』のが正解かもしれないのだ」(傍点、筆者) これは近藤医師の著書『がん治療「常識」のウソ』(朝日新聞社)のおどろくべき内部告発だ。

●「治療をしない」 スウェーデン

 『まったく治療をしない』のが正解の根拠は、つぎのとおり。
 スウェーデンの研究がある。早期前立腺ガン患者二二三人を、「まったく治療せずに」平均一〇年間、経過観察した報告では、死亡したのは一二四人だが、ガン死だったのは、わずか一九人(八・五%)にすぎない。よって研究者たちは「全摘除が標準的な治療法とはいえない」と結論づけている。そして、(日本でよく行われる)放射腺治療も尿道を通した切除も「必要ない」という結論なのだ(『1AMA』二七六巻、P二一九一、一九九二年)。よって、スウェーデンでの前立腺ガン〝治療″は「何もしない」で様子をみるのが一般的なのだという。日本で、抗ガン剤で苦しみ、放射腺で火傷に耐え、手術で痛い思いをしている前立腺ガン患者は、スウェーデンに 〝医療″ 亡命したくなるだろう。
77~ 

第3章 デタラメ、いいかげんな“ガン治療”

〝悪魔のマニュアル″

●カナダは抗ガン剤5%、日本100%!

 われわれ患者のがわからすれば「ガン治療法が、国によって異なる」こと自体が驚きだ。カナダの肺ガン専門医に「あなたがガン患者だったら、どんな治療法を望むか?」という興味深いアンケートがある。
 肺ガンは3A期と呼ばれるレベル。軽い疲労感以外に症状はない。手術は可能。さて、……自分がこの患者だったら……」の問いになんと「無治療」を望んだ医者が二二%もいた。「手術」を希望した医者は、わずか六%しかいなかった。抗ガン剤の「化学療法」は、それ以下の、たった五%。カナダでは医者自身が望む治療を、患者に施すのが一般的という(当たり前だろう。しかし、日本はそうではない)。
 この肺ガン治療……日本では仰天するはど異なる。医師向け教科書『肺ガン診断マニュアル』(医学書院)では、一〇〇%手術が勧められている。さらに抗ガン剤も「・…・・手術例でも、非手術例でも、これらの治療成績の向上には、化学療法が最も重要な、役割を果たすものと考えられている」 (同マニュアル)。
 つまり、カナダでは「手術」は六%、「抗ガン剤」は五%しか、行われないのに、日本では、ほぼ一〇〇%、まちがいなくあなたは「斬られ」、毒を「盛られ」るのだ。

●リベートで ー 〝悪魔の診断マニュアル″

 注目すべきはカナダでは「手術と化学療法の併用」を希望した医者は三%しかいない。これに対し、日本は「治療成績の向上には化学療法が最も重要な役割を果たす」(同マニュアル)と、強調、推奨されている。……三%対一〇〇%……! この彼我の大差は、いったい、どうしたことだろう。
 「日本で抗ガン剤が多用される理由はいろいろある」と近藤医師は、解説する。「抗ガン剤は高価なため、見返りに〝研究費″という名目のリベートが病院ないし医者に入ることも、動機になっているだろう」と前著で指摘している。なるほど……。人の生命より何よりカネなのだ。そのような医者が書いた教科書は、まさに 〝悪魔の診断マニュアル″と呼ぶしかない。
 抗ガン剤とは、ガン細胞を殺す目的で投与する細胞毒である。つまり生命を殺す〝猛毒物質″である。その猛毒を、〝盛られる″ のだから患者は、地獄の苦しみである。かさねて開腹手術にょる切除も、苦悶の苦しみを患者に与える。日本のガン専門医は「ボクがガンにかかったら、こんな治療はしないでネ……」と看護婦などに念を押しながら、手術で「斬ったり」、抗ガン剤という毒を「盛ったり」しているそうである。欧米では、少なくとも医師自身が、望む治療法を、患者に施す。それは医療面からだけでなく、倫理面からも当然すぎる話しではないか。
 近藤医師の、つぶやきである。「……どの治療法を選んでも生存率に大差はないのだろう、と。
 ならば、その患者さんにとって、治療や日常生活の苦痛がなるべく軽い方法が選ばれるべきではなかろうか」 (前著)。抗ガン剤で殺される 76~

抗ガン剤で殺される 第3章 デタラメ、いいかげんな“ガン治療”
 「生存率」 のウソにだまされるナ

●〇・七%が 〝二〇%″ に化ける

 ガン患者自身あるいは家族は、医者から治療法を説明された場合、まず「先生……生存率は、どれくらいでしょう?」と、すがる目付きで訊いてしまう。
 たとえば、ある大学病院は二二年間に治療したすい臓ガン患者七一六人の五年生存率を二〇%と発表している。この報告を見せられた患者と家族は「それでも五人に一人は助かるのか」と思う。ところが、この数値はデッチアゲだったのだ。
近藤医師は指摘する。なんと、じっさいに五年生存を果たした患者さんは五人しかいないのだ。
「・…‥ここから、どうして『二〇%』がでてくるのだろうか。五割る七一六で〇・〇〇七、つまり五年生存率はわずか〇・七%でないのか?」 そのカラクリのタネあかしには、愕然とする。

●「分母」がドンドン縮んでいく

 「……この論文では、七一六人のうちから解析の対象を、ガンがすい臓の頭部にできた四六五人にまず絞っている。すい臓は頭部、体部、尾部に大きく分かれるが、体部、尾部に生じたガンでは五年生存するのは難しいから(・…‥だ。
 次に、この四六五人のうち、ガンを切除できた通常タイプの、すい管ガン二〇二人にさらに限定し、それらの患者を切除範囲の広・狭や、切除しきれなかったか否かで分けて、生存率を計算しているのである」。
 驚いたことに「治らなかった」都合の悪い患者は、どんどん分母から省いて……無かったことにしているのだ!
 「……生存率の計算は、つきつめれば割り算である。分子は言うまでもなく生存患者で、分母は、特定の治療をした患者全体である。
 しかし、『特定の治療』とはなにか、なにが『患者全体』かは、医者の考えしだいなのだ」には、絶句する。
「分母に〝絞り〟をかけるのは医者の自由である。そうやって分母に〝絞り″をかけていくと、必ずといっていいほど、五年生存した患者のほとんど、ないし全部が分子に残っているものである」。
 さらに近藤医師は、次のようにも言う。「分母の〝絞り〟を上手にすれば、生存率一〇〇%の達成も夢ではない。こんなご都合主義を、科学といっていいのだろうか?(前著)。

● 「非ガン死」 「相対生存率」など操作

 あいた口がふさがらないが 「生存率」ごまかしテクニックは他にもある。
 第二は「非ガン死」……つまりガン患者が、他の病気で死んだ場合等を、うまく活用する。たとえば患者さんが、ガン手術の三年後に脳卒中で亡くなった。すると「三年目までは生存データ」とカウントする。
 四年目以降は、「非ガン死」として統計から除外される。同じように「術死」「在院死」「重複ガン」「再発の有無不明」「再切除」……などを「分母」からどんどん除く。つまり「……悪い要素を除けば除くほど、当然ながら〝成績″(生存率)は向上する」(近藤医師)。呆れ果てた〝裏技″ ではないか。
 第三のごまかし。それは 「相対」生存率であることだ。いっぽう現実の生死にもとづいた計算値が「絶対」生存率である。たとえば三〇代と七〇代の五年「絶対」生存率が五〇%だとする。
 高齢者は、ガンでなくても死亡する確率が高い。よって「生命表」 で〝修正″したものが「相対」生存率である。「相対生存率は、絶対生存率より、必ず、割り増しされる。高齢になるほど、割り増し幅は大きくなる。
 このことこそ、相対生存率が好んで用いられる真の理由ではないか」と近藤医師は指摘する。「相対生存率しか報告しない医学論文は、絶対生存率が低いことを隠しておきたいのではないか……」。
 驚いたことに 「相対生存率が一〇五%になったりする場合もある」という。数字操作がいかにデタラメかがわかる。

●行方不明患者は〝生きている″ことに

 第四のデッチアゲが、患者の行方不明による。つまり、五年間も通院する患者は、非常に少ないことが背景にある。たとえば乳ガンの五年生存率。日本の代表的病院からのデータにもとづき計算されたものだが、登録された患者さんの、わずか三割しか集まらなかった。たった三割のデータで算出された五年生存率に、どれだけ信憑性があるだろう?
 通院しなくなった七割の患者さんの、その後を追跡調査する苦労は大変だ。手紙を出しても返事は来ない。電話すれば本人や遺族になじられる。そこで生死は不明なのに、「古いカルテ」を見ただけで 〝生存率″ を計算したくなる……のである。
 「医者は楽天家に違いない。手持ちのカルテを見て計算する場合、通信をやめた患者さんは、その時点で生きていて、再発もないと見なすことが多い」と近藤医師。
 ところが、かれが舌ガン患者の五年生存率を、カルテ記載だけで計算すると六七%だった。ところが、患者の家に電話をして現況調査を進めると患者死亡の事実が、つぎつぎに明らかになり、なんと五生存率は四八%にまで下がってしまった。

●生存率の低い病院ほど信頼できる……!?

 呆れ果ててものが言えない、とはこのことだ。
 医者が、おごそかに示し、耳打ちする 〝五年生存率″なるものは、一~四の裏テクで、ゴマカシ、でっちあげ、捏造の山盛りだ。つまり、悪質に様々な捏造を加えた医療機関ほど、公表された五年生存率は高い数値となる。恐ろしいのは、その臨床論文を手にした医師自体が、まさか五年生存率が、ゴマカシの産物であることにツユも気付いていないことだ。
 たとえば冒頭のすい臓ガンの例。じっさいの五年生存率は、たった〇・七%に過ぎない。しかし、様々な操作で〝二〇%″に化けた数値が論文で一人歩きする。患者一〇〇人のうち一人も救えないのに「二〇人救える」と言っている。ペテンであり詐欺だ。垂大犯罪だ。しかし、患者どころか医者も信じて、治療に取り組む。こうなると医者は、地獄に道案内の死に神と同じ。
一方で患者の現況把握に誠実な病院の五年生存率は、当然、低い数値となる。
 「……奇妙なことだが、生存率の低い病院のほうが信頼できるのである」 (近藤医師)
  

抗ガン剤 - 最後はこれで〝殺される″

●数万人……殺した数の方が断然多い

 無残な悲劇は、数え切れない。たとえばブレオマイシンという抗ガン剤。「これは日本人が発見した薬で、今も世界中で使われている……」「副作用が強烈で、副作用の発生・拡大を抑えにくい薬なのである。その副作用とは肺繊維症で、ある日突然のように呼吸困難が発症し、死亡率も高い。私が直接見たり聞いたりしているだけでも、一〇人以上が死亡しているから、日本全体では何人になるか想像もつかない。おそらく、副作用で数千、数万人がが命を縮めたのではないだろうか。この薬は、抗ガン剤が、ほぼ無効といわれる肺ガンや子宮ガンなどに、よく使われたから、救命した数よりも落命させた数のはうが断然多いことに疑いはない」と近藤医師。心が凍りつく……。

●「効かない」ガンにまで大濫用

 さらに、「効かない」ガンにまで抗ガン剤が濫用されている、と指摘する。
 「抗ガン剤への信仰が強すぎて、治癒率が改善する証明のない場合にまで、強力な多剤併用療法がどんどんおこなわれているのも問題である。肺ガン、頭頭部ガン、子宮ガンのはかにも、食道ガン、胃ガン、肝ガン、すいガン、膀胱ガンなどは、抗ガン剤で治癒率が改善する証明はないのだ。言いきってしまえば、私なら、これらのガンにかかったとき、どういう進行度であっても、経口・坐薬タイプはもちろん、注射タイプの抗ガン剤による治療も受けようとは思わない。生存期間や生存率は若干改善する可能性があるが、治癒率が改善する証明はなく、他方、強烈な副作用は確実に襲ってくるからだ。つまり、大多数のガンに対して、抗ガン剤治療は、日常的な標準治療として確立していないのだ」

●断り、説明抜きの 〝人体実験″

「抗ガン剤治療をするとすれば、人体実験的性格を帯びることになる。しかし、実験治療だということを患者さんに説明せず、どしどし抗ガン剤を使っているのが日本の現状である。どうしてだろう。どうしてそんなに患者さんを苦しめるのだろう。抗ガン剤治療でもしないと、患者さんが不安になるというのだろうか。医者も不安なのか。それとも仕事をふやしたいのか。
 そういえば、薬の組み合わせを変えて、数十人を治療すれば、すぐ学会発表のネタができるという現実は、たしかにある」 抗ガン剤の副作用の一つに、吐き気がある。ところが、医者は吐き気を抑える制吐剤という薬と併用する。たとえばシスプラチンという抗ガン剤で、患者は猛烈な吐き気に見舞われる(毒だから、体が吐き出そうとしているのだ)。その他、腎不全も起こす。これは死の危険がある。

●黄・赤信号無視で交差点に突入

 「……吐き気というのは、重大な副作用を招かないように警告する黄色信号みたいなものかもしれない。黄色信号が点ったことを機会に、それ以上の使用を取り止め、重大な結末を招かずにすんでいた可能性もある。そうだとすれば、効率よく吐き気をとめて、抗ガン剤治療を続行するのは、信号を無視して交差点をノンストップで突っ走る車に似ていないだろうか。信号に目隠しをして黄色や赤が見えないようにしても、交差点で衝突する確率には何ら変わりがないのだ」 そして、近藤医師は前著の結末を次のように苦く結ぶのだ。「……抗ガン剤治療は、いま転機に立っている」。 抗ガン剤で殺される

第3章 デタラメ、いいかげんな“ガン治療”

●リベートで〝悪魔の診断マニュアル″

 注目すべきはカナダでは「手術と化学療法の併用」を希望した医者は三%しかいない。これに対し、日本は「治療成績の向上には化学療法が最も重要な役割を果たす」(同マニュアル)と、強調、推奨されている。……三%対一〇〇%……!
 この彼我の大差は、いったい、どうしたことだろう。
 「日本で抗ガン剤が多用される理由はいろいろある」と近藤医師は、解説する。「抗ガン剤は高価なため、見返りに〝研究費″という名目のリベートが病院ないし医者に入ることも、動機になっているだろう」と前著で指摘している。
  なるほど……。人の生命より何よりカネなのだ。そのような医者が書いた教科書は、まさに 〝悪魔の診断マニュアル〟と呼ぶしかない。
 抗ガン剤とは、ガン細胞を殺す目的で投与する細胞毒である。つまり生命を殺す〝猛毒物質〟である。その猛毒を、〝盛られる″のだから患者は、地獄の苦しみである。かさねて開腹手術による切除も、苦悶の苦しみを患者に与える。
 日本のガン専門医は「ボクがガンにかかったら、こんな治療はしないでネ……」と看護婦などに念を押しながら、手術で「斬ったり」、抗ガン剤という毒を「盛ったり」しているそうである。欧米では、少なくとも医師自身が、望む治療法を、患者に施す。それは医療面からだけでなく、倫理面からも当然すぎる話しではないか。
 近藤医師の、つぶやきである。「……どの治療法を選んでも生存率に大差はないのだろう、と。
 ならば、その患者さんにとって、治療や日常生活の苦痛がなるべく軽い方法が選ばれるべきではなかろうか(前著) 抗ガン剤で殺される 79
 
 

戦慄のボス支配の恐怖

●「ばあさんに、おっぱいはいらない」

 驚き、呆れるのは、まだ早い。
 日本のガン治療法は、欧米とは目がくらむほど異なり、荒っぽい。患者を苦悶、苦痛の地獄でのた打ち回らせてもへっちゃらだ。それだけでなく治療法の選択も「医者のお好み」しだいなのだ。
 たとえば、乳ガン治療 -。乳房を残しながら、治療をおこなう「乳房温存療法」を女性患者は熱望している。ところが、この 「温存療法」を採用している病院はテンデン、バラバラ……。
病院や医者によってゼロ%もあれば九五%と、ほぼ完壁に採用している病院もある(患者団体「イデアフォー」 アンケート調査結果)。
 「日本の外科医は『ばあさんに、おっぱいはいらない』と、つい最近まで堂々と語っていたから、高齢者はど乳房切除になっている可能性が高い」と近藤医師。
 さらに同医師は、医学界のボス支配をあげる。「最大のものは、医学界内部の非民主的ないしピラミッド型身分制度(ヒエラルキー) であろう」。

●医学界はボス支配による恐怖政治

 「要するにボス支配があって、治療法もボスのいうとおりになってしまうのだ。ボスの主張する治療法に異を唱えることは、ボスの人格を踏みにじるかのように受けとられかねないので、下の者は沈黙を守り、いつまでたってもボスが、むかし習った治療法を盛り立てていくことになる。
 そして、ボスが定年を迎えて退職すると、急に新しい治療法が始まったりする」
 なんとも、空恐ろしい〝白い巨塔″ではないか。近藤医師の指摘は痛切だ。「そこには、科学的な情報にもとづく熟慮とか討論とかはなく、恐怖政治があるのみ……」。そして嘆く。「日本は、あまりにも欧米に遅れているうえに、さらにバラバラなのである。日本のガン医療の全体的な水準を引き上げることは急務だ。しかし水準が引き上げられたとしても、なおバラバラな状態が残ることを覚悟しなければならない……」 (前著)。

ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”

第2章 日本のガン患者は三大療法で殺されている

● 〝斬って″〝捨てて″…… 〝治った″?

 海外の医師たちはガン治療現場で手術すら〝避ける?ようになっている。
その理由は、患者の身体を斬り刻むことで、患者のQOLを破壊してしまうからだ。前立腺ガン全摘で性機能を喪失することなどが、それに相当する。
 さらに手術は、けっきょくガンを〝切除″できないことも理由の一つ。「臓器に根を張ったガンは、手術で半分除去できても局所に残ったガンやリンパ管・節に転移したガンは抗ガン剤でも治らない」これは『健康情報新聞』 (二〇〇五年七月一八日) に寄せられた医師の告白。
 そもそも「ガンは慢性的な退化病・全身病」 (M・ゲルソン博士) なのだ。
 食事改善などで体質全体を改めなければ、ガンは〝治った?ことにはならない。
 考えてもみて欲しい。クルマの前輪がパンクして修理工場に持っていった。修理工が、やおらパンクした車輪を取り外してゴミ箱に投げ捨て「直ったよ」と言って、カネを請求したら、相手をぶちのめすだろう。
 しかし、人間の身体のばあいは、患者は感謝して、医者におカネを払う。なんと奇妙な光景だろう。そもそもガンができた胃を全摘手術して「胃ガンが治った」ということ自体ブラック・ユーモアだ。胃もガンもいっしょくたに斬り捨てただけではないか。
 腎臓や子宮や大腸など……の臓器を全摘して「治った」というのも同じ。その馬鹿馬鹿しさに、どうして患者は気づかないのか。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” 149

●大腸ガンの最大原因は「肉食」なのに……

 たとえば大腸ガン -。その最大要因は「肉食」である。さらに「牛乳」「卵」などの動物食だろう。穀菜食が主の日本人と、動物食がメインの日系アメリカ人を比較すると「肉食」派の日系米人の方が、約四倍大腸ガンで死亡している。世界各国の疫学調査で、同様の結果が出ている。
 そもそも、人間は、虎やライオンなどの肉食動物にくらべて、消火器系の長さは四倍……。肉類は、消化器官に長く滞留していると腐敗して有毒物を発生させ、その刺激で大腸ガンとなるのだ。「腐る」という漢字は、消化器に肉の入った状態を表す。古人の方が、ガン専門医より、真理を知っている。
よって、大腸ガン予防のイロハは、「肉食をやめる」ことなのだ。(無理なら、できるだけ控える)。すると、大腸ガンリスクは四分の一に激減する。前出のCOX 12ナントカ剤を飲ませることが、いかにコツケイかがよくわかる。
 タバコも重大リスクだ。渡哲也さんなど芸能人で、大腸ガンに倒れる人は多い。その元凶が肉食、喫煙、そして、飲酒なのだ。
 これらのライフスタイルのコントロールを一切無視して、ガンになる前から〝予防″のために〝抗ガン剤″を投与しようとする発想は、根底から狂っている。
  それどころではない。ガン予防のために〝手術″を! - とすすめる医者がいる。
 たとえば悪名高い遺伝子診断……。「遺伝的に子宮ガンになりやすいので、ガンになる前に取っておきましょう」と〝予防手術″なるものが世界で横行しているという。
 「これで子宮ガンになりません」あたりまえだ! なら、脳腫瘍になる前に「脳を取っておきましょう」とやるのか!
 世界の医療は、ブラックジョークの世界から、地獄の悪魔的領域へと堕落を始めた。

●まず水、空気、食を汚して〝市場開拓″

 それでは、なぜ、このような狂気の科学が、暴走を止めないのか? 方向転換できないのか? それは、暴走列車の牽引車が〝巨大ガン産業″という強烈馬力の機関車だからだ。
 彼らはガンを治すことなど、ハナから目的としていない。ガン予防など……とても、とても……。関心の将外というより、彼らはガンを「できるだけ増やす」ことに血道を上げている。
『がんをつくる社会』 (共同通信社) という名著がある。著者ロバート・N・プロクター(平澤正夫訳)。そこで著者は「ガンは人災だー」と断じる。「ガンの原因はほぼわかっている。それなのに、なぜ、ガンは増え続け、問題の根本的解決が先送りにされるのかつ・」と問う。「日本では原因を知らせないようにする。または発ガン要因を積極的にふやすことに手を貸す為に、野放しにされ、賛美すらされている……」 (訳者あとがき)
 この大部の本は、世界が故意に〝がんをつくる社会″となっていることを告発する。
『がんと環境』 (サンドラ・スタイングラーバー著、松崎早苗訳 藤原書店) も「空気、水、食物などに含まれる合成化学物質の増加が原因である」と告発する。
そのとおり -。命の水であるべき水道水は、塩素処理されるためトリハロメタンなどの発ガン性の有機塩素化合物によって恐ろしく汚染されている。
 塩素処理された水道水を飲んでいる人の消化器・泌尿器の発ガン率は男性三・六六倍、女性二・二三倍……という驚くべきリスクだ。(一九七〇年代、アメリカ調査)
そのリスクどころか現実すら、国家は一切、秘匿する。その理由は言わずもがなだ。国家もガン産業マフィアの一員だからだ。タバコも然り。ガン死亡の約三割が、タバコが元凶だ。政府は日本人は三〇万人強が毎年〝ガンで死んでいる″という。ならば、タバコ対策を徹底すれば、〝ガン死″は一〇万人も減らせる。
 しかし、マフィアの一員である国家が、そんな〝バカなこと″をやるわけがない。
巨大「ガン産業」は、それに巣喰う連中にとって、実に美味しい市場なのだ。
 彼らは死肉を喰う禿鷹以下の、まさに悪魔に魅入られ地獄に墜ちた亡者のような連中なのだ。
 そのビジネスの五つのステップは、以下の通り。
 世界ガン・ビジネスの五ステップ ー
①まず、水、空気、食物を汚染して、ガン患者を大量生産。
②食事療法など「代替療法」を医療市場から追放、弾圧……。
③ガンになる前に〝抗ガン剤″、予防のために〝手術″を!
④抗ガン剤、放射線、手術の〝三大療法″利権を確保。
⑤治さず、弱らせ、悪化させ……最後は〝殺して″丸儲け……。
- この悪魔産業と、私たちは問わねばならない。
ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”
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ガンで死んだら110番 愛する人は“殺された” 船瀬俊介

抗ガン剤より恐ろしい放射線治療 地獄の苦しみで悶死する

●やせ細り、髪の毛が抜け落ち……

「……放射線の治療室は、大学病院の地下にあった」。
これは自らがガン患者となった医者の闘病記である。放射線治療を受ける時間は、わずか五分間。苦痛はない……(それが恐ろしいところだ)。しかし、照射の順番を待って並んでいる待合室での一五~二〇分間は、末期ガンへの恐怖心が募ってくる。
内藤康弘医師(六一才、住友記念病院理事長)。大腸ガン。
「内藤の眼の前には、点滴をしながら車椅子で入ってきたり、ストレッチャーで運ばれてくる患者が多かった。やせ細り、髪の毛が抜け落ちて、眼からは精気が失われていた」「自分もいずれはあんな惨めな姿になってしまうのだろうか……。内藤は、放射線の治療を受けるたびに、絶望的な気分になった。末期ガンと戦おうという意欲がグラグラと崩れ落ちてしまうような気持ちになった。毎日、地下の放射線治療室に足を運ぶたびに命が縮む思いだった」
この生々しいドキュメントは、『ガン患者として長期生存する医者たち』(菊池憲一著海拓社)の一節。医者として多くのガン患者を治療し看取ってきた医師が、自らガンに侵される。
自分が患者に対して行ってきたガン治療を、今度は、自らの身体が受けることになる。その皮肉、葛藤、煩悶……。

●吐き気、下痢、ものすごい倦怠感

「そして、照射の回数が増えるにつれて、予想通りの副作用に見舞われた。吐き気や下痢が頻繁に現れた。次第に食欲が減退し、体重も日毎にダウンしていった。全身がだるく、ものすごい倦怠感に襲われた。そのままの状態が続けば、待合室で顔を合わせるガン患者と同様に、やせこけた惨めな姿になってしまう」(同書)
内藤医師に告げられた余命は三か月。
凄まじい下痢に、食事中でもトイレに駆け込んだ。またテーブルに戻って食べる。猛烈な吐き気にトイレに走り、吐く。さらに戻って食べる。「放射線の副作用による下痢が勝つか……ひたすら食べることで、放射線治療室で直面する絶望的な光景を払いのけようとした」
実は、放射線治療を受ける患者は、絶対安静にさせられる。副作用で白血球数が激減し、ウィルスなど病原菌への抵抗力が極端に落ちて感染症にかかりやすくなるからだ。だから放射線照射を終えるとベッドで点滴を受けながらじっと寝ていなければならない。
しかし、内藤医師は、それを拒否した。「ちょっと雑誌を買ってくる」……などという名目でタクシーで自宅マンションに戻って睡眠をとったりした。「病院のベッドでなんか寝ていたら、末期ガンと戦う気持ちが衰え、本当の病人になってしまう……」

●抗ガン剤も放射線も「いやだ!」

こうして、彼は二〇日間の地獄の放射線に耐えた。その後、担当医師は「今度は抗ガン剤を使いましょう」と耳打ちする。
「いやだ!」。彼は、もう抗ガン剤も放射線も拒絶する道を選んだ。
「……約一か月前、ガン患者を治療する立場の内藤だったら、主治医の教授と同じように患者に抗ガン剤を使っていたに違いなかった」「これまで医師として多くの患者に抗ガン剤を投与してきたが、劇的に効いたという症例があまりない。医師なら抗ガン剤がさほど効果のないことぐらい知っている。『患者には使うが自分に投与されたくない』と、みんなそう思っている。むしろ、抗ガン剤を打つことで、髪の毛が抜けたり、ガリガリにやせたりと、火に油を注ぐように悲惨な姿になっていく」(前著)
「……生きよう」。彼は病院を脱出し、二度と戻らなかった。
そして、三つのことを大切にした。①多めの野菜の食事をとる、②早寝早起き、③恐怖・不安に克つ(精神安定剤などで)……。
こうして、彼は絶望の先に希望の光を見出だし、手術後、なんと一三年間を生き延び、医療現場で、数多く救いを求めてくる患者さんたちを励ましている。

●「抗ガン剤より放射線のほうが悪い」

『抗ガン剤で殺される』(花伝社)を執筆するとき何人もの医師に取材したが、彼等は口を揃えて「抗ガン剤より放射線治療の方が、もっと悪い」と言い切った。
たとえば『免疫革命』などの著書で、日本の医学界を根底から変えようとしている安保徹教授は一番ダメだ!」とバッサリ。「放射線はリンパ球の減り方が一番強いんです。だからヤツレが凄い。放射線かけている人のヤツレは抗ガン剤より強い」。
わたしは思わず先輩作家Sさんの末期の姿を思い起こした。舌ガン治療で、手術のあと、首の周囲に放射線を照射された。首の回りが真っ赤に火傷状態で眼を背けた。
「気管や食道のなかも火傷して、食事も喉を通らない……」。今でも、榎れ声が耳に残る。まさに放射線火傷の惨状……。これが治療か!言うに言われぬ絶望感と怒りが込み上げてきた。
その後、ガン細胞は縮小するどころか、勢いを増し、ついにSさんの火傷した首の皮膚を食いやぶってガン腫瘍が、その不気味な姿を覗かせてきた。
これをガン専門医はガンの花が咲くと呼ぶそうだ。「ふざけるなッ……」。憤りのやり場もなくなり、Sさんの奇蹟を祈った。

●放射線火傷……Sさんは殺された"

また、ガン専門医は口々に言う。「ガンは叩けば叩くほど、
凶暴になる……」と。
抗ガン剤に対しては耐性、すなわち反抗ガン剤遺伝子(ADG)が作動する。放射線に対してもガン細胞は抵抗力を身につけるのは当然だろう。そして勢いを増す。
そうして宿主の患者だけが、抗ガン剤の毒、放射線の害に叩きのめされ、衰弱し、やせ衰えて、悲惨無比の死を迎えるのだ。
いや、表現をまちがえた。地獄の責め苦にも似たガン治療という名の拷問の末に、骨と皮だけになって虐殺死を迎えるのだ。Sさんは、まさにこの筋書き通りに殺された……。

●いずれも遺伝子破壊する毒物

抗ガン剤は、毒物による化学反応で、遺伝子を破壊する。
放射線は、ミクロの素粒子や電磁波で遺伝子を破壊する。
いずれも、遺伝子を攻撃することに変わりはない。究極の毒性であり、そこで生命は、死に絶える。
さきほどの安保教授もガンを治す秘訣として「ガンの三大療法は受けない」ことを一条件に挙げている。
「抗ガン剤や放射線治療は、交感神経の緊張を招き、白血球を減少させる。ガンと闘う力を奪うので勧められても断る。現在、継続中の人は中止する」
『患者よガンと闘うな』という衝撃的な警告から一〇年余。慶応大学の近藤誠医師は、ガン治療批判のさきがけをなした医師だ。
彼の専門は、ガンの放射線治療。その現場からの指摘も重大だ。
まず、放射線治療で副作用死などが多発する原因の一つとして、放射線治療の専門医と精度管理する放射線物理士の決定的不足をあげる。「そのため線量計算を誤り、少なからぬ数の患者さんに放射線を過剰に照射してしまう医療事故が生じている」「放射線の知識がない医者が治療を担当している病院もある」(『ガン治療総決算』文芸春秋社)。
彼は、これらを言語道断という。素人に機関銃を乱射させるようなもの。空恐ろしい現実が病院では、日常茶飯で行われているのだ。

●コバルトからX線照射へ変化

これまで放射線治療にはコバルトが使われてきた。これは放射性同位元素であるコバルトを詰めた「コバルト照射装置」を用いる。
しかし照射量が年々、減っていくという欠点がある。そこで最新の「直線加速器」(リニアック)なる装置が汎用されている。電気を通すと電磁波の一種、X線を放射する。つまり診断用X線装置の強力バージョン。外から当てるので「外照射」と呼ぶ。
原則として毎日照射。線量は、一回照射量を二グレイ(線量単位)。計二五~三〇回かける。
これで総線量(被ばく量)は五〇~六〇グレイとなる。患者を寝かせて、照射する部分に印をつけて、そこに放射線を当てる。
近藤医師も放射線によって、「回復不能な障害」が発症することを認めている。それも「ある日、突然」……放射線治療が終わって「数か月から数年たって」から発症するとは、恐ろしい。とくに肺障害は「照射した範囲が広いと亡くなる」ことも。これら「重大副作用」の発生頻度は総線量によって左右される。照射の「範囲が広い」「線量が多い」ほど悲惨な結果を招くのも当然だ。

●抗ガン剤+放射線で痴呆状態に

さらに放射線を照射した部位に、抗ガン剤を投与すると「抗ガン剤の毒性が生じやすい」という。たとえば胸部の放射線治療のとき、心臓に照射した場合には、直後でも、何年かたってからでも「(抗ガン剤)アドリアマイシンを使うと、少量でも心毒性が発生」「脳に照射したあと抗ガン剤を使うと、重度の脳障害が生じる」などの危険性が高くなる。
つまり「放射線照射後は、抗ガン剤を一回打っただけで、脳組織が崩壊して痴呆状態になる可能性がある」「このことを知らずに化学療法をしている外科医や内科医が少なくないので非常に危険」とは慄然とする。
抗ガン剤を打たれたガン患者が、末期は痴呆状態で死を迎えるケースがある。それは、このようなカラクリがあったのだ。
さらに近藤医師は「放射線治療には発ガンの可能性がある」ことも認める。「放射線治療は抗ガン剤同様、一種の発ガン物質なのです」(近藤医師)。放射線治療から一〇~二〇年たって発ガンするケースもある。
放射線は、分裂速度の早い細胞を標的に遺伝子破壊する。だから、抗ガン剤同様に血球細胞を殲滅するのだ。赤血球、血小板、白血球などが破壊されることも同じ。当然、ガンと戦うリンパ球(NK細胞など)も照射で大打撃を受け壊滅する。
そこで医療現場では、次のような必死の工夫を試みている。
▼原体照射これは「多角照射」とも呼ばれる。できるだけ周辺組織を避けるために開発された。事前にCT検査などでガン腫瘍の形を確認し、角度・放射口径などを変化させ照射する。
放射線を体の七~九方向から病巣に合わせて当てる。(機種名リニアック)
▼強度変調照射一放射線の発射口をカメラの絞り状装置で開閉し、ガン病巣に多く放射線が当たるように工夫。小さな部位ごとにピンポイント攻撃。(機種名トモセラピー)
まさに必死苦肉の苦労だが、放射線は体を突き抜けるレザー光線のようなもの。どんなに工夫しても、貫通経路にある全ての正常細胞は、放射線ダメージで遺伝子破壊が起こり、それが新たな発ガンやリンパ球減少につながることに、変わりない。

●素人がマシンガン乱射!?……オソマツ現場

現在、放射線治療を受けている日本人は約一三万人。ガン患者の二〇~三〇%と言われる。
八年後にはガン患者二人に一人が放射線治療すると学界は予測。その意気込みは恐ろしい。
ところが一般的な放射線治療装置(ライナック)の扱いに習熟した専門医が「いない」病院は四〇・九%(九〇施設)もある。つまり四割は専門医不在。「いる」と回答した一三〇施設でも「一人」が四六・九%。さらに照射線量を計測する医学物理士が「いる」のは、わずか一五・五%(三四施設)には寒心する。(『日経メディカル』等調査)
さらに全国で放射線治療装置を持つ施設は七七三施設あるのに専門の「認定医」(日本放射線腫瘍学会)は、たったの四〇〇人。他の診断などに忙殺され治療業務に専任できない技師も少なくない。「コンピューターへの入力ミスなど単純ミスで、過剰照射事故が相次いだが、その背景にはこうした人手不足が指摘されている」(『日経新聞』二〇〇四年一二月一二日)
これが、日本のガン放射線治療の実態である。放射線自体が、患者の免疫力を殺ぎ、新たな発ガンを促す。なのに、ガン治療現場は、素人がむやみやたらにマシンガンを撃ちまくっているような惨状なのだ。死屍累々……無残な死を遂げたガン患者が屍の山を築いて入るのも当然だ。

●「重粒子」治療……大砲でノミを撃つ

最近、「粒子線治療」という言葉も聞かれる。
X線照射するリニアック装置は、身体に照射すると体表面に多く吸収されて、深部にあまり届かない。これに対して「陽子」や「重粒子」などの放射線は、一定の深さまで体組織のどこにも同じ線量を当てられる。
しかし、欠点もある。①超巨大装置、②超巨額費用、③多数スタッフ、④副作用も重大、⑤患部への集中困難、⑥実験レベル……などなど。
重粒子は最強ピークのところではガン細胞を死滅させる効果はX線の数倍ある。「しかし、ピークに正常な組…織や臓器が含まれていると、その死滅効果も数倍」(近藤医師)
つまり重大な副作用障害も数倍ダメージとなる。また呼吸や体動などでガン病変も動いている。そこをピンポイントで狙おうとする。まさに大砲でノミを撃つような治療法なのだ。

●叩けば叩くほど凶悪になる

結局は、抗ガン剤療法と同じく、放射線治療も、ガン細胞のみを攻撃しようとする対症療法にすぎない。それは物理的、生理的にも不可能だ。放射線照射も、ガン細胞だけを叩くつもりで、ガン細胞と闘う免疫細胞(リンパ球)を激減させてしまう。
ガン細胞を叩くはずが、味方の兵隊を殲滅している……!やはり放射線治療で、いちばん喜ぶのはガン細胞なのだ。さらに、ガン細胞は叩けば叩くほど凶悪になる……というパラドックスを、彼等は忘れている。
いわば、火事を消すのにガソリンをまくに等しい。必死で治療するほど、ガン細胞は最終的に勢いを増し、患者は衰弱していく。なんと悲しい愚行を、ガン治療現場は繰り返していることか。
舌を出してほくそ笑んでいるのは、そこから生まれる目の眩む膨大利益を呑みこむ巨大ガン産業である。人の死という悲劇で肥え太るのは巨大兵器産業と双璧だ。

●「副作用情報」がない殺人療法

放射線が、より悪質なのは「副作用情報」が、ほとんど公開されていないことだ。抗ガン剤ですら悪魔の毒薬にすぎない。それでも「医薬品添付文書」により情報公開が法的に義務づけられている。
『抗ガン剤で殺される』(前出)の執筆で、種々の抗ガン剤「添付文書」を精査してみた。中には「副作用」発生率どころか「効能」すら、まったく記載していない法律無視の欠陥「添付文書」がゾロゾロあって愕然としたが、それでも文書が発行されているだけマシだ。
放射線治療は物理療法の一種なので、「医薬品添付文書」に類するものが存在しない。
これが目茶苦茶な放射線による殺人療法横行の一元凶ともなっている。
図3は、近藤医師(前出)が公開した貴重な資料だ。
放射線治療によって「組織や臓器に、どんな障害が生じるか?」を、一回二グレイ照射したとき「五年以内に五%の人に障害が生じる総線量と範囲・広さ」を示したもの。
ここでいう障害とは「回復不能」の重大副作用を指す。

●わずかの線量差で副作用一〇倍!

さらに問題は次の点。……これらは五%確率で障害発生する線量だが五〇%も発生する線量との差はわずか。ほんの少し照射量を増やしただけで一挙に障害は一〇倍に増えることもあるのだ。「たとえば胃では、五%発生線量が五〇グレイであるのに対し、五〇%発生線量は六五グレイ。わずか一五グレイの違い(三〇%の違い)が障害発生率を一〇倍にもする……」(『ガン治療総決算』図3とも)
他の臓器も同じ。これには個人差も年齢差、性差などもあろう。その予測不能の誤差で、一〇倍も障害が出たりバタバタ死んでいく……。放射線自体が細胞や生物を殺す殺人光線だから当然の惨状だ。
また放射線照射自体が、強烈なストレスとして交感神経を緊張させることも見逃せない。
安保教授(前出)も指摘する。
「組織破壊する放射線や抗ガン剤も交感神経の緊張状態を引き起こし、顆粒球を増加させ、リンパ球を減少させる。だから、ガンを治すどころか、治りにくくしている……」
なるほど、一部ガン腫瘍は放射線などで縮小することはある。それは抗ガン剤の毒と同じく、放射線も強烈な遺伝子毒性で、細胞死滅させるからだ。正常細胞もガン細胞も等しく、疲弊、死滅しているにすぎない。それを効いたというのは笑止千万。
つまるところ、ガンも宿主も毒で殺しているのだ。
「つまり、それ自体がガンの再発の要因となっており、再発した時には、闘う力、すなわち免疫力はほとんど残っていない」(安保教授)。

●三大療法で最も「免疫力を下げる」

「ガン三大療法のうち、もっとも免疫力を下げるのは放射線療法だ」
こう断定するのは真柄俊一・素間八王子クリニック院長。彼は安保免疫理論をじっさいの治療現場で実践していることで知られる。
図4は、真柄医師が比較したガン三大療法とリンパ球の比較。NK細胞に代表されるリンパ球こそ、ガンと闘う免疫力の兵隊たちだ。つまり、リンパ球の数、比率の高さが、ガンに対抗する免疫力を示す。
その結果は一目瞭然。「何も受けていない」患者グループはリンパ球数、比率ともっとも高い。続いて①手術療法、②化学療法(抗ガン剤)、③放射線療法……の順に、ガン細胞と闘う免疫力は、低下している。
ここで、はっきりと代替療法のメリットが証明された。
代替療法の最大メリットは、皮肉なことに、もっとも大切な免疫力を殺ぐガン三大療法を受けないこと……なのだ。「ガン三大療法を受けない」。これこそガンから生還するもっとも重大な秘訣であり選択なのだ。

●抗ガン剤、放射線……を受けた悲劇

以上の研究結果は、同クリニックに通院する一二三名ガン患者の初診時のリンパ球データを比較したもの。七四名は三大療法を受けていなかった幸運な人達。
残り二二九名は、手術や抗ガン剤、放射線など単独、あるいは併用して受けていた。そのうち①手術、②化学療法、③放射線だけ、の三グループに分け、比較したものだ。
なお、真柄院長の経験では、初診時に「リンパ球が一三〇〇個以上、かつ比率が二四%以上」
の人は、その後の治療でリンパ球は順調にふえ、体調もよい経過をたどるケースが多いという。
逆に「『リンパ球数が一〇〇〇個以下、もしくは一五%以下』の人は、治療をしてもリンパ球が思うようにふえず、体調もよくないことが多い……」という。
抗ガン剤や放射線で、わざわざ免疫力(リンパ球)を叩くことが、いかに愚行であるか……明白だ。

●「何もしない」患者が最も治りやすい

「化学療法では、リンパ球数は一二七五個、比率は二一・三%です。ともに基準より低く、かなり治りにくい。したがって化学療法は原則的にやるべきではない。『原則的』というのは、白血病、悪性リンパ腫など、一部のガンに化学療法で治るものがあるからです。しかし、九〇%のガンは化学療法では治りません」と真柄院長。
さらに「放射線療法を受けた場合は、リンパ球数は九七八個、比率は一二・四%。……リンパ球数一〇〇〇個、比率一五%以下……という治りにくいほうの下の基準を下回っているので、決して行ってはならない治療法だと考えます」
さらに「何も治療を受けていないが最も治りやすい」「この事実を理解する人がふえることを心から願っています」と真柄院長は訴える。(『ガン治療と免疫力』より)
◆資料 医療殺戮医療殺戮―現代医学の巨悪の全貌

第三章 ガン産業のポロ儲け

●発ガンの増大と野蛮な現代的治療法

 紀元前四〇〇年のこと、医聖ヒポクラテスは診察中に遭遇したある病気に「蟹」Cancerという名前をつけた。全身にカニのように広がるからである。ギリシア語ではkarkinOS[カルキノス]と呼ばれた。紀元後一六四年にローマの医師ガレノスはこの病気に「腫瘍」1umOurという言葉を使った。これはギリシア語で墳墓を表わす1ymbOSあるいはラテン語で「膨脹する」という意味のtumeOからとった呼び名である。
 ガンは古代ではかなりまれな病気だったに違いない。聖書にも古代中国の医書『黄帝内経』にも載っていないからである。この病気は伝統的な社会ではほとんど知られていなかったが、産業革命の進展に伴って蔓延した。ガンによる死者は一八三〇年代のパリで死亡者全体の二%、一九〇〇年の米国でも四%にすぎなかった。
 ガン患者の増加に伴ってそれに対処するための「現代的」治療法が現われた。既存医療体制批判の先頭に立つロバート・S・メンデルスン博士はこう述べている。
「ジョージ・ワシントンの時代にはヒルを使って血を吸い出す治療が行なわれたが、現代医学のガンの外科手術も、将来はこれと同じように原始的で野蛮な治療法とみなされるであろう」
 彼が述べたこの外科的手術は、ガンの治療法として現在米国全土で広く認められ、国民に強要されている。現代医学のガン治療法は「切る・叩く・焼く」[メスで切る・抗ガン剤で叩く・放射線で焼く]治療法と呼ばれている。手術・出血・薬品大量投薬、それに加えて訳の分からない放射線照射治療だけが頼りの治療法。これが米国にあるドイツ流アロハシー医学の殿堂で行なわれている最高水準の治療法の実態なのである。米国における現代医学のガン治療の殿堂は、lニーヨークにある「メモリアル・スローン・ケタリング・ガンセンター」[別称「……ガン研究所」]であり、ここの高級司祭は外科医と研究者である。
 スローン・ケタリング・ガン研究所は、最初の名称を「メモリアル病院」といった。このガンの殿堂を初期のころに支配していたのは、まるでハリウッドの喜劇映画に出てくる「気狂い医者」のお手本のような二人の医者であった。もしもハリウッドでこの病院の映画化の話が出たとしても、この二人の医者の役を片方だけでなく両方ともこなせる俳優は、今は亡きベラ・ルゴシ[一八八四~一九五六、『ドラキュラ』もので世界的名声を得た米国の俳優]しかいないという事実にぶつかって、せっかくの企画もお流れになってしまうことだろう。

●第気狂い医者シムズとメモリアル病院

「気狂い医者」の第一号はJ・マリオン・シムズ(一八二二~一八八三)である。南カリフオルニァ州の保安官で居酒屋を経営していた男の息子に生まれたシムズは、一九世紀版「産婦人科医」であった。彼は遊び半分に「実験的手術」に手を出し、何年も南部の黒人奴隷の女性を実験台にした。
伝記作者によると、その手術は「ほとんど殺人に近い」ものであったという。
 農園の経営者連中から「これ以上うちの奴隷たちに手を出すな」と拒否されたため、やむをえずシムズは一七歳の少女の奴隷を五〇〇ドルで買う破目となった。彼はこのアナーチヤという名前の不幸な少女におよそ二、三カ月のあいだに約三〇回もの手術を施した。当時は麻酔がなかったので、シムズは友人に頼んで手術中アナーチヤを押さえつけておかなければならなかった。だが友人たちもこんな経験を一、二回させられると、たいてい彼にもう協力しなくなった。シムズはアナーチヤを使った実験を四年間も続けた。
 一八五三年、シムズはニューヨークに引っ越すことにした。南カリフォルニアにあった彼の小さな里人病院が、昔のフランケンシュタイン映画のように、夜中に金切り声を上げたいまつを振りかざした村人たちによって取り囲まれたかどうかは、定かではない。しかし、引っ越しは突然、決まったようであった。
 マディソン街に家を買い、その地でフエルブス帝国[フエルブス・ドッジ社、北米最大の銅鉱山会社]の遺産相続人であるメリッサ・フ土ルブス・ドッジ女史という援助者を見つけた。この一族は現在でもガンセンターを援助し続けている有カメンバーである。ドッジ女史の資金援助によって、シムズは「婦人病院」を設立する。その病院は病床三〇、全額寄付金でまかなわれ、一八五五年五月一日に開業した。
 のちに出てくるニセ医者シモンズ 「博士」と同じように、シムズもまたみずから婦人病の専門医として広告を出し、とくに「膀胱降壇」という膀胱と隆の間に痩孔ができる病気の治療が得意であると宣伝していた。しかしこの病気は現在では「医原病」つまり医者の治療が主な原因であることがわかっている。
 一八七〇年代になるとシムズはガンを専門に治療し始めた。この「婦人病院」で行なわれる残忍な手術のうわさは、ニューヨーク中に広まった。またまた「気狂い医者」の登場というわけだった。
病院の理事たちによれば、「不気味な実験のためにすべての患者の命が脅かされていた」とのことである。
 そのためシムズ医師は「婦人病院」を解雇されたが、ある強力な財政的支援者のおかげですぐに復職することになる。
 シムズが知り合ったのはアスター家の人々であった。アスター家の財産は、先祖のジョン・ジエイコブ・アスターが東インド会社や英国秘密情報部、国際麻薬貿易との関係で築いたものであった。
 そのころアスター家のひとりがガンで死亡したため、一族はニューヨークにガン専門の病院を作ろうとしていた。初め「婦人病院」 の理事に、もしガン専門の病院に変えてくれるなら一五万ドルを寄付すると申し出たが、解雇されたことに腹を立てていたシムズは、理事を裏切ってアスター家と個人的に契約をした。そして理事らを説き伏せて、新しい病院の医師として自分を雇わせたのであった。彼の名づけた「ニューヨーク・ガン病院」は一八八四年に開院した。
 シムズはその後パリへ行き、フランス皇后を診察した。またのちにベルギー国王からレオポルド勲章を授与された。明らかに彼の厚かましさは相変わらずであった。
 シムズはその後ニューヨークにもどり、新しい病院を設立する少し前にこの世を去った。
 ニューヨーク・ガン病院は一八九〇年代に別の支援者からの寄付金を受けて「メモリアル病院」と改名された。そして二〇世紀の後半になると新たに「スローン・ケタリング」という名が付け加えられた。名前からは知る由もないが、このガンセンターこそロックフェラー医療独占体制の主要な出先機関としての役割を永年にわたって果たしてきたのである。
 一九三〇年代、ガンセンターがビルを新築するときに、ロックフェラー家はアッパー・イースト・サイドの一等地の地所を寄贈したが、それ以来ロックフェラー家の部下がこの病院の理事会を支配するようになった。
 一九一三年五月、医者や一般の人々がニューヨークのバーヴアード・クラブにガンの全国組織を作るために集まった。この組織に 「米国ガン管理協会ASCCL American SOCiety fOr theCOntrO-Of Cancerという名前が付いたのも、当然といえば当然だった。名稀が「ガン治療協会」でも「ガン予防協会」 でもない点に注意してほしい。実際、この米国ガン管理協会がガンの治療や予防を優先目標にしたことなど、たえてなかったのである。
 一九一三年はもちろん米国の歴史上、重要な年であった。この重大な年にウッドロー・ウィルソン大統領は連邦準備法[この法律によって「民間が所有する中央銀行」である米連邦準備銀行が創設された]に署名した。この法律の目的は、来るべき世界大戦のための資金を蓄えることにあった。
 またマルクスが一八四七年に著わした「共産党宣言」 に基づく累進所得税が米国民に課せられることになった。さらに議会が有していた上院議員を任命する憲法上の義務が剥奪された。当時は上院議員は現職上院議員が選んでいたのである。しかしこれ以降、上院議員となるものはすべて、一般国民の投票による選挙戦を戦わなければならなくなった。
 社会主義的計画が実現したこの激動の年に、「米国ガン管理協会」 [一九四四年に米国ガン協会ACS American Cancer SOCietyと改称する]が設立された。当然のことながら、設立資金を提供したのはジョン・D・ロックフェラー二世であった。一九二〇年代には彼のお抱え弁護士のドゥベヴオワーズとプリンプトンがこの新しい米国ガン協会の運営を支配したが、そのあいだの財源は、ローラ・スペルマン・ロックフェラー財団とJ・P・モルガンによって賄われた。
 米国ガン協会は設立当初から、米国医師会のやり方に追随した。医師会と同じく「下院議会」という理事会をもち、一九五〇年代にはこれも同じように「ニセ医療対策委員会」を設立した。この委員会はのちに「ガン管理新法式検討委員会」という名前に変わった (またもや「管理」 であって「治療」ではないことに注意してほしい)。
 しかしこのような委員会を作りながらも、依然として米国ガン協会は、理事会が承認していない治療法や「切る・叩く・焼く」以外のガンの治療法に対して、なんのためらいもなく「ニセ医療」というレッテルを貼り続けていた。

第三章 ガン産業のポロ儲け

●鉱山王ダグラスがもたらした放射線治療のはじまり

一九〇九年、鉄道王E・H・バリマンがガンのため亡くなった(彼の財産の源はロックフェラーと同様、すべてロスチャイルドの資金およびクーン・ローブ商会のジエイコブ・シフから流れ込んだ資金によるものだった)。バリマンの死後、家族は「ハリマン研究所」を設立した。しかし一九一七年、御曹司のW・アヴレル・バリマンは突然、政界に入ることを決意した。というよりむしろ各政党を裏で操ることを決心した。そのために研究所は急遽閉鎖され、研究所の資金の援助先は「メモリアル病院」に移された。
 当時、この病院の有力な資金提供者はフエルブス・ドッジ社会長のジェームズ・ダグラス(一八三七~一九一三)であった。すでに述べたように、この会社の財産の相続人であるメリッサ・フエルブス・ドッジ女史は、一八五三年にメモリアル病院の前身であるシムズの「婦人病院」に最初に資金を提供した人物である。彼女はウィリアム・ドッジという呉服商と結婚し、夫のウィリアムはフエルブス家の財産を使って銅鉱山事業で成功した。
 ジェームズ・ダグラスは全国人物辞典に「鉱山事業と冶金で財産を築いた先駆者」と記載されている。彼は世界でもっとも埋蔵量の多い銅鉱山「コツパー・クイーン・ロード」を所有していた。
ヵナダ生まれの人で、同名の父ジェームズ・ダグラス博士は、外科医でケベック精神病院の院長となった人である。
 息子のダグラスは一九一〇年にフエルブス・ドッジ社に入社し、のち会長に就任した。彼は米国西部にあった自分の鉱山から、広範囲におよぶ「ピッチブレンド」[ウラン二フジウムの主原鉱]の鉱床を発見したことをきっかけに、ラジウムに興味をもつようになった。そして自分の利権のために政府機関である鉱山局を動かし、共同で「国立ラジウム研究所」を設立した。
 ダグラスの主治医はジェームズ・ユーイング博士(一八六六~一九四三) であった。あるとき、ダグラスはメモリアル病院に一〇万ドルを寄付すると申し出たが、これには条件があった。条件の一つ目は病理部長としてユーイング博士を雇うこと、二つ目は病院をガン治療の専門病院に変え、しかもガン治療に必ずラジウムを使用するというものであった。メモリアル病院はこの条件を受け入れた。
 ダグラスの資金援助を後ろ楯に、ユーイングはすぐに病院長になった。ダグラスはラジウムによるガンの治療は効果があると確信していたので、ちょっと気分が悪い程度でも娘や妻、自分自身に頻繁に放射線をあてさせた(娘はその後ガンで亡くなった)。
 ダグラスの先駆的な試みのため、ニューヨークタイムズ紙までこの目新しいガンの放射線療法を大々的に取り上げた。「ラジウム治療は誰でも無料」という見出しの記事で鉱山局長は 「ラジウムはたとえ一セント分といえども金をとって売るべきものではない」と宣言した。
 ダグラスはこの記事に非常に憤慨し、一九一三年十月二十四日付のニューヨークタイムズに訂正記事を掲載させた。ダグラスの「これを人類愛や慈善行為と思うのはバカげている。私は自分の持っているラジウムを好きなように使うだけだ」と語った言葉が引用されている。
 この証言は「慈善事業家」 の正体を垣間見せてくれる。慈善事業の分野で彼のライバルにあたるロックフェラーとカーネギーは、いつも「ひも付き」でない寄付を行なう。しかし、こうして安心させておいてから、国家を支配する陰の権力を密かに手に入れるのである。ダグラスはわれわれに「慈善事業家」の正体を明かしてくれた。
 実際、メモリアル病院から報道機関への最初の発表では、放射線治療は無料ということであった。
国民は偉大な慈善家のジェームズ・ダグラスがラジウムを無料で提供するのだろうと信じた。しかしすぐに、メモリアル病院の規則は「放射線照射治療には割り増し料金が必要です」と変更になった。
一九二四年、メモリアル病院の放射線科は一万八〇〇〇ドル分のラジウムによる治療を行ない、この病院の治療別年間収入としてはもっとも多い七万ドルの治療費を請求している。
 その後、ラジウムで好きなことをするのだと豪語したジェームズ・ダグラスは、自分自身の治療のために何度も放射線を浴び続けた。そして一九二二年、-ニーヨークタイムズ紙が彼の話を掲載してから二、三週間後に、再生不良性貧血のために亡くなった。
 今では医学界の権威たちは、ダグラスがラジウムの初期の発展に関わり放射線の作用で死亡した多くの人々の一人にすぎないと信じている。そのもっとも有名な例がラジウム発見者の妻マリー・キューリーや娘のイレーヌ・ジョリオ・キューリーである。一九二二年までにⅩ線に起因するガンのために死亡した放射線技師は一〇〇人以上にのぼる。
 ダグラスの子分にあたるユーイングは、さらに数年間、メモリアル病院に勤務していたが、さまざまな体の不調を訴えるようになった。とりわけ彼を困らせたのはチック症状で、そのため人に会ったり話をすることさえ億劫になってしまった。その後、病院をやめてロングアイランドで隠遁生活を送り、その地で一九四三年に膀胱ガンのために亡くなった。
 ダグラスの跡取り息子ルイス・ダグラスは、当時の米国でもっとも巨額の遺産を相続した。彼は  0。l・P・モルガン商会の共同経営者の娘ペギー・ジンサーと結婚した。ペギーの二人の姉妹の結婚もうまくいった。一人はロックフェラー財閥の首席弁護士になったジョン・1・マックロイと、もう一人は戦後ドイツの首相になったコンラート・アデナウアーと結婚したからである。
 ルイス・ダグラスはモルガンの息のかかった「ニューヨーク相互保険」 の会長に就任した。第二次世界大戦の初期、ダグラスは武器貸与庁でW・アヴレル・バリマンの部下になり、そこで「軍需物資船舶輸送局」の局長に任命された。彼はルーズヴエルト政権の有名な「ワン・ダラー・マン」[無報酬で政府機関に働く民間人]の一人であった。
 大戦後、ダグラスはバリマンの跡を継いで駐英大使になった。ヒットラー失脚後、ドイツ高等弁務官に推薦されたが、義理の弟ジョン・1・マックロイにこの地位を譲った。この二人の米国人は義理の兄にあたるコンラート・アデナウアーがドイツ首相に任命されたときには驚喜した。このようにl・P・モルガン商会一族の利権はしっかりと確保されていたのである。事実、すでに戦時下のドイツで、アデナウアーはドイツに住むモルガン商会の仲間たちを中心に政治活動を行なっていた。ヒットラーの死後、政権を取れるよう準備工作していたのである。

●メモリアル病院へスローン・ケタリングが資金援助

 一九三〇年代、自動車産業の二人の大物がメモリアル病院に寄付するよう説得を受けた。アルフレッド・P・スローンは永年ゼネラルモーターズの社長をつとめた人物で、1・P・モルガン商会の重役でもあった。彼は一九三八年にはゼネラルモーターズの株式を七五万株もっていた。また、一九四〇年当時の金で一二五万ドル相当の全長二三五フィートのヨットを所有していた。
 チャールズ・ケタリングは現在も自動車で使われる点火装置・照明・スターターなどの電気機器を考案した正真正銘の天才発明家であった。
一九六〇年当時、二人の資産はスローンが二~四億ドル、ケタリングが一~二億ドルと推定されていた。
 ゼネラルモーターズ社で起こったある間道のために、アルフレッド・スローンの慈善事業家としての信用が多少傷ついたことがある。GM社製の「シボレー」に安全ガラスを採用することに、彼は断固反対したのである。一九二〇年代には、車に安全ガラスがついていなければ、比較的小さな事故でもフロントガラスやサイドガラスが割れ、砕けたガラスの破片が社内に飛び散って運転者が重傷を負ったり死亡する可能性があった。しかも、当時は車の数が比較的少なかったので、車の普通のガラスを安全ガラスに取り替えることは可能であった。今日では、すべての車に安全ガラスの
使用が義務づけられている。スローンはこの件に関し、一九二九年八月十三日に公式に次のように述べた。
「安全ガラスを採用すれば、わが社の利益から多額の余分な費用を費やさなければならない。
 ゼネラルモーターズ社としては、安全ガラスを採用して余分な費用をかけ、車の値段を上げるべきではないと考える」
 一九三二年八月十五日にも、ふたたびスローンは自社の車に安全ガラスを採用することに反対する発言を繰り返し、不満をぶちまけた。                  「私の仕事は安全ガラスを売ることではない。同じ金を使うなら、もっと別の方法でわが社の 車を改良することに使った方がましだ。ビジネスの点からいえば、その方がよっぽど意味のある投資だ」
 現在、アルフレッド・P・スローン財団の経営はうまくいっている。一九七五年に二億五二〇〇万ドルだった財団の資産は、一九八五年には三億七〇〇〇万ドルに達した。この財団とチャールズ・F・ケタリング財団(資産七五〇〇万ドル)が、スローン・ケタリング・ガンセンターに資金援助を続けてきた中心的な慈善団体である。
 現在、ケタリング財団の理事長をつとめるのは、リベラル派の編集者ノーマン・カズンズ[核軍縮運動に従事した米国のジャーナリスト]である。

●有害なガンの放射線治療

 メモリアル・スローン・ケタリング・ガンセンターの最初の後援者であるジェームズ・ダグラスが、一九一三年に自分でラジウムを浴びて死んで以来、放射線はガン治療の選択肢の一つとしていまだに残されている。
 一九七九年七月四日付けのニューヨークタイムズ紙は、メモリアル病院ではガン患者の七〇%に放射線治療を施し、年間五〇万ドルの治療費を受け取っている、と報じた。現在では一年間に一万一〇〇〇人に外科手術を、六万五〇〇〇人に放射線治療を行なっている。
 一九八〇年、メモリアル病院は四五〇万ドルの費用をかけて、すべての放射線治療設備を一新したが、疲射線治療が人体への影響から見て恐ろしい治療法であることに変わりはない。
 一九三七年、自分がガンに侵されていることに気づいたロンドン病院の一流外科医ハーシー・ファーニバル博士はみずからの体験から、一九三八年二月二十六日にブリティッシュ・メディカルンヤーナル誌に祈りにも似た気持ちを書き記した。
 「放射線治療による悲劇は日常茶飯事となっている。ガン放射線治療の真実を公表することは、厚生大臣にとってはみずからの名誉を汚すこととなり、この人体を破壊する物質で途方もない治療費を請求している既得権益者たちにとっては恥辱となる。
  私は私にとって最大の敵、すなわち六カ月以上におよんだ放射線による神経炎と筋肉痛の地獄をもう二度と味わいたくない……。私自身の体験を書いたのは、最適な治療法を決めるために、すべての要素を十分に検討してほしいという私の願いからである」
 ファーニバル博士は、その後まもなく亡くなった。しかし彼の訴えもガンの放射線療法を止めさせることはできなかった。
 ガンで亡くなった元上院議員のビューバート・バンフリーは、放射線治療の宣伝のために頻繁に引き合いに出された。ジェーン・ブローディは、一九七七年に米国ガン協会の副会長ホーレブとの共著で出した『ガンと戦って勝てる』(ニューヨークタイムズ社刊)の中で、ビューバート・バンフリーを「現代医学の放射線療法の恩恵を受けた著名人」と紹介している。実際この 「恩恵を受けた著名人」は、死ぬ前には放射線治療に完全に幻滅していたのだが、彼女はこの事実を適当にごまかしている。
 バンフリーの勝胱にガン腫瘍が見つかったのは、一九七三年のことだった。彼はⅩ線照射を受け、一九七六年に主治医のダブニー・ジャーマンは誇らしげに「われわれの見る限り、上院議員のガンは完治した」と発表した (一九七六年十月六日付ニューヨークタイムズ紙)。その後バンフリーはさらに抗ガン剤治療を受けて次第に衰弱し、最後はこれ以上治療を受けたくないと、メモリアル・ガンセンターにもどるのをきっぱりと拒絶した。一九七八年一月十四日付のデイリーニューズ紙の記事の中で、彼は抗ガン剤を「瓶詰めの死」と呼んでいた。
 一九八八年二月にワシントン・ポスト紙は 「ガン治療は有害」という記事を掲載した。
「健康に見えた人が私たちの目の前でぶるぶる震え、悲痛な吐き気に悩まされるのを見るとき、私たちはほとんど救われない気がする。……成功は劇的だがまれである」

●逆効果のガン治療

 ノーベル賞[生理医学賞]受賞者のジェームズ・ワトソンは、マサチューセッツ工科大学でガンに関するシンポジウムが開かれたとき、次のように述べた (一九七五年三月九日付ニューヨークタイムズ紙)。
  「米国の一般市民はガンに関して巧妙に騙されてきた。
……眠り薬を飲まされて浮かれ騒いでいたようなものである」
一九七五年一月、研究者のチャールズ・C・エドワーズ博士は、保健教育厚生省HEW長官に対して、「『対ガン戦争』の裏には政治的な意図があり、資金の浪費が前提となっている」という手紙を送った。
 フランスの著名な腫瘍学者リユシアン・イスラエル博士は、「ラジウム[放射線] 照射の効果は多くの場合、まだ証明されていない。
……事実、その効果を確認する決定的な試験はいまだかつて行なわれていない」と述べている。
 イスラエル博士は、放射線治療は「痛み等を軽減するための姑息な手段で、本質的には単なる気安め」であると言っている。
 またさらに、「最近の研究で、放射線治療を受けた場合の方が、受けなかった場合よりも、ガンが転移する頻度が高いということがわかったため、医学界は混乱に陥った」と指摘している。
 つまり放射線治療はガンが広がるのを逆に促進するということである。
 ガンを取り除くために腫瘍にメスを入れると、かえって体中にガンが広がってしまうということは、かなり以前から知られていた。

 ガン腫瘍があるかどうかを調べるための試験切除は、その手術自体が腫瘍を致命的なものにしてしまうのである。
 このような事実があるにもかかわらず、米国ガン協会はガン治療としては失敗したこれらの方法をすべて支持し続けている。
 協会は二〇年間にわたって有名な「ガンの七大警告信号」を繰り返し大衆に宣伝してきた。
 けれどもその中には環境中の化学物質は含まれず、食品医薬品局の警告したコールタールや毛染め剤も軽視している。
 一九七六年、米国ガン協会は新聞に「緊急報告 - 乳房Ⅹ線撮影の利益と危険性」という記事を発表した。
 ジョン・ベイラー博士はバーヴアード大学公衆衛生学部の教授で、国立ガン研究所NCIの発行する権威あるキャンサージャーナル誌の編集者でもあるが、この協会の記事を読んでゾツとした。
 彼はガン研の所長代理ガイ・ニューエル博士に次のような手紙を書いた。
 「私は大きな災厄の種になる問題に気づきました。
 ……『緊急報告』自体がまったくのたわごとで、その内容に重大な誤りがあります。
 そのため乳房Ⅹ線撮影を避けるべき多くの女性に、はなはだしい危険をもたらすことになります」
 しかし米国ガン協会は、ニューヨークにあるすべての病院と一万五〇〇〇人の医師にこの記事を配布した。
 女性が繰り返しⅩ線を浴びることの危険性はよく知られているにもかかわらず、米国ガン協会はいまだにガンを「検査する」ご自慢の方法の一つとして、毎年乳房Ⅹ線撮影を受けるよう強く勧めている。
 ジェーン・ブローディの著作『ガンと戦って勝てる』も、この乳房Ⅹ線撮影やガン協会が支持するその他の多くの方法を推薦している。
 さらに米国ガン協会は、女性の乳ガンに対して乳房を完全に切除する「根治的乳房切断術」を強固に支持している。
 この手術はひどく残酷な上に効果もないことから難色を示す医師が多く、英国、フランス、北欧諸国を含む大部分のヨーロッパの国々と、隣国のカナダではずっと以前に廃止されている [日本ではいまだに標準的な治療法として実施されている]。
 一九七五年、ローズ・カトナーが『乳ガン』というすぐれた著書を著わして、根治的乳房切断術を批判したとき、ガン協会はこの本を掲載することも推薦することも拒否した。

●患者を救ったガン治療法への弾圧

 連邦準備制度が「自立的」であるのと同様に、国立ガン研究所を「自立的な」組織にすることが、エルマー・ボブストの目標であった。
 リチャード・ニクソン大統領との永年にわたる個人的つき合いを利用して、この目標は達成された。
 米国ガン協会の黒幕であったボブストは、国立ガン研究所を米国政府の権限から「独立した」組織にし、しかもニューヨークの米国ガン協会の完全な付属品にしようと本気で考えていた。
 ウィスコンシン州選出の民主党下院議員デーヴイッド・オーベイはこう述べている。
「米国ガン協会が、国立ガン研究所の資金を豊富にしながらスタッフ数を乏しくしておく理は、ガン研の資金の使い道について、他所から邪魔されずに自由に指図できるようにするためである」
 なかなか鋭い観察である。
 協会理事の一人、メアリー・ラスカーは、アルバート・ラスカーの死後三六年間ここにつとめているが、今でも政界ジャーナリストからは、「米国医学界でもっとも権力を持つ女性」と評されている。
 国立衛生研究所NIHは、ベセズダのどジデーション修道会の建物をローマカトリック教会から四四〇万ドルで買い取ったが、今ではここは「メアリーエフスカー・センター」になっている。
 彼女の資金提供によって、米国ガン協会は首府ワシントンに、専属のロビイストを張りつけている。
隊長はリユーク・クイン大佐で、補佐役はマイク・ゴーマンである。
製薬工業協会の政府ロビイストであるロイド・カトラーもまた、メアリー・ラスカーとともに活動している。
 米国ガン協会についてどのようなことが言われようとも、真実は常に巧妙に隠されたままであるのは間違いない。
 一流の政治ジャーナリストのダニエル・S・グリーンハーグは一九七五年に、コロンビアジャーナリズム・レビュー誌にこう書いた。
  「ガン雁患率は大部分の種類のガンについて一九五〇年から変わっていない。
中には、実際に雁患率の低下したガンもあるが、おそらく有毒な抗ガン剤の使用で死亡率が上昇したためであろう」
 ある研究者はグリーンハーグに、ガンの治療法は一九四五年からほとんど進歩していない、と述べたという。
 フランク・ラウシャー博士は、一九七五年のガン協会主催の科学記者セミナーで、グリーンハーグに統計データが古いと言って反論した。
 しかし、その後に発表された新しい統計データは、グリーンハーグの指摘を支持するものであった。
 このような話を聞くと、ガン治療の「画期的な進歩」のために毎年二五〇万人の「ボランティア」が空き缶をふりまわしながら、群をなして米国中を排桐し、金持ちのために寄付を募っている例年の活動が白々しいものに見えてくる。
 これらの慈善団体はほぼ五〇年間にわたって毎年同じ約束をしながら、いつも前の年と同額かあるいはそれ以上の寄付金を要求し、集めて来たのである。
 ローレンス・ロックフェラーは一九五七年二月号のリーダーズ・ダイジェスト誌上で、得意そうに「ガン治療の進歩に関して、初めて最終的な勝利の気配が広がっている」と述べている。
 スローン・ケタリング・ガンセンターの理事C・P・ダスティー・ローズは一九五三年十月三日付デンバー・ポスト紙の記事でこう語っていた。
「一〇年後かあるいはもっとかかるかもしれないが、細菌感染に対するスルフアニルアミドやペニシリンに匹敵するような、ガンに効果のある薬が開発されると私は確信している」おそらくもっとかかるであろう。
 一九五六年、ノーベル賞受賞者のウエンデル・F・スタンリー博士は、米国医師会年次総会の講演で「大部分のガンの主な原因はウイルスである」と報告した。
 しかしその後三〇年間、この説に関しては何も報告されていない。
 医師のセシル・ビタード博士は、自分が末期ガンで二、三週間の余命しかない、と宣告を受けた。
テネシー州ノックスビルに住むこの医師は、メイヨー・クリニックで悪性リンパ腫と診断されたのであった。
 悪性リンパ腫は、からだの解毒・浄化作用が働かなくなったときに発生する。
 また扁桃腺摘出手術も、しばしばリンパ系機能の低下を引き起こし、その結果リンパ腺炎になったり、ときには悪性リンパ腫を生じることもある。
 もはや治る見込みはないと覚悟を決めたビタード博士は、実験的に抗インフルエンザ細菌型抗原とブドウ球菌分離物staphage-ysate、そしてミルクやバターに含まれる脂肪酸の一つ、酪酸ナトリウムを自分のからだに投与した。
 すると、ガンはすぐに完治してしまったのである。
 しかしガン協会の権威者たちは博士の報告を無視し、以前にも増して「科学的に証明されない治療法」に反対する宣伝活動を、今まで以上に大々的に行なうようになった。
 ビタード博士と同じようにガンが治癒した症例を聞くと、ガンで利益を余る連中はきまって次のように言って鼻であしらってきた。
 すなわちガンという診断が誤診で、もともとガンではなかったか、あるいはガンが「自然に治癒」したのである、と。
 彼らは半世紀にもわたってこの「自然治癒」について言及してきたのだから、どのようにすればその「自然治癒」を手に入れることができるか、多少の興味をもってもよさそうなものだ。
 しかし、年間七〇〇〇万ドルの研究費を使うスローン・ケタリング・ガン研究所の研究計画の中に、「自然治癒」 に関する研究を取り上げた例は、ひとつも聞いていない。
 ラルフ・モス博士は、レアトリルの有効性を証明する試験結果を暴露したために、スローン・ケタリング・ガンセンターを賊になったが、博士はその後、この研究所がガン治療に成功した他の多くの治療法を抑圧・隠蔽していた事実を公表した。
 その中には一九〇六年以来、一〇〇〇人以上の患者を治したコーリー療法も含まれていた。
 モス博士はジェームズ・ユーイング博士について「コーリーの強敵で一番のライバルであった。
 彼のおかげでメモリアル病院は、放射線産業界の単なる販売支店に成り下がってしまった」と酷評している。
 デトロイト医科大学およびミシガン州立大学で生理学教授をつとめたウィリアム・E・コッチ博士は、グリオキシライドの開発によってガンの「遊離基生理学」治療の可能性を予見した。
 グリオキシライドは、からだが毒素を酸化するのを促進する作用がある。
 博士の治療法が「科学的に」反論されたことはなかった。
 しかし一九一五年に酸化作用の研究を始め、一九一八年からこの治療法を行なっていたコツチ博士は、医療独占体制によって一六年間にわたる弾圧を受けた。
 そして最後には国外へ追放され、一九六七年にブラジルで亡くなった。
 食品医薬品局FDAがコツチ博士を弾圧し始めたのは、一九二〇年のことであった。
ミシガン州のウェイン郡医師会は、一九二三年に「ガン委員会」を設立してコツチ療法を糾弾した。
 博士は細胞の酸化作用を促進させるために、綿密に計算された食事療法を用いて、からだを浄化した。
 しかしガン治療の利益を貪る連中は、すでに証明されたこの治療法を今日でも「ニセ医療」と呼んで非難している。
 度重なる弾圧のため、コツチ博士はメキシコとブラジルで仕事を続けようとしたが、FDAは追撃の手を緩めなかった。
 博士は一九四二年と四六年に起訴され、一九五〇年にFDAはついにコッチ療法の永久禁止の判決を勝ち取ったのである。
コッチ療法を用いてガン治療に成功していた数名の医師たちは、医師会から除名された。
患者を殺すのは依然として許されるが、患者を治すことはまかりならないのであった。
 もう一人の自立した医師マックス・ゲルソン博士[カリフォルニア州ゲルソン病院院長]は、生の果物と野菜、塩を使わない菜食主義の食事で偏頭痛と皮膚結核が治ることに気づいた。
 彼はさらに研究を続け、体内を解毒することでガンが治せることを発見した。
一九五八年、ゲルソン博士は自分の発見を『ガン療法CancerTherapy』[邦訳『ガン食事療法全書』徳間書店刊]という本に著し、低脂肪・無塩・最低限タンパク質の摂取を強調した。
 一九六四年、博士は米国上院の小委員会に呼ばれ、自分の治療成果について証言した。その後、小委員会は二二七ページにおよぶ報告書(公文書番号八九四七一)を提出した。
 けれども、上院はこの報告書のコピーをどこにも配布せず、またどの医学雑誌もこれを取り上げなかった。
 そして、ガンの治療法を「研究している」と主張する米国ガン協会やその他の慈善団体も、ゲルソン博士の治療法が有効かどうかを調べるために、一セントの研究費も提供しなかった。
 もう一つ有名なのが、ハリー・ホクシーの事件である。
 彼はインディアンの治療法にもとづいた薬草を使って、ガン患者を三五年にわたって治療していた。
 ホクシーはモリス・フィッシュペインを名誉毀損で訴え、勝訴したことがある。
この裁判は当時、世間でも有名になったが、米国でもっとも有名なニセ医者であったフイツ、ジュペインは、この反対尋問の席上、それまでの人生で一度も患者を診たことがないという事実をしぶしぶ認めさせられたのである。
 ロバート・E・リンカーン博士は、ガンの制圧にバクテリオファージを利用する方法を開発した。
 バクテリオファージとは、特定の細菌に寄生的に吸着して細菌を殺すウイルスである。
博士は上院議員チャールズ・トーピーの息子のガンをこの方法で治したため、全米の関心を集めた。
 しかしトーピー議員が驚いたことには、リンカーン博士はガン患者を治療していたという理由でマサチューセッツ州医師会をすでに除名されていた。
 そこでトーピー議員は、議会による調査を開始した。
 調査にあたって司法省から出向した特別顧問ベネディクト・フイツツジエラルドは、一九五三年四月二十八日にこう書いている。
 「1・J・ムーア博士(過去一〇年間米国医師会の財務担当者だった)が謀ったとされるこのたくらみは、米国医師会その他の団体による驚くほど大規模な陰謀と、間違いなく関係がある。
 この事件の背後および全体には、私が今まで見たこともないようにおぞましく凝り固まった賄賂・策謀・利己主義・妬み・妨害・陰謀が横たわっている。
  私が行なった現在までの調査によれば、当委員会は次のように結論づけるべきであると考えられる。
 すなわち、治療上確かに効果のある医薬品を、各州間で自由に流通・使用させまいとする『陰謀』が現実に存在する、と。
 公共助成金も個人からの寄付金も、田舎の縁日でばらまかれる紙吹雪のように浪費されてきた。
 そしてその金が、医師会の見解に従わない診療所・病院・試験研究所を閉鎖、撲滅するのに使われてきたのである。
米国民はいつまで、このような状態に甘んじるつもりだろうか?」
一二五年たった今でも、米国民はこの状態に甘んじている。トーピー委員会の公聴会の結果は意義あるものであった。
 しかし、ワシントンで政治家が危険な領域に踏み込んだときによくありがちなように、トーピー上院議員は突然、心臓発作で亡くなった。
 調査委員会は、オハイオ州選出のジョン・ブリッカー上院議員によって引き継がれた。
 多くの米国民は、ブリッカーは熱心な保守主義者であると永年信じてきた。
 けれども実際には、彼は数々の大手製薬会社や大銀行の弁護士をつとめる、骨の髄まで既存医療体制側の人間であった。ブリッカーはただちに特別顧問のベネディクト・フィツツジエラルドを賊にし、公聴会は幕を閉じた。
 その後、当のロバート・リンカーン博士は、大胆にもマサチューセッツ州医師会を名誉毀損で告訴した。
 しかし彼もまた、裁判を待たずして亡くなった。
 イリノイ州立大学副学長アンドリュー・C・アイビー博士は、みずから「クレビオゾン」と命名した薬を使って、ガンの治療に成功した。
 しかし米国医師会はすぐに、クレビオゾンは「効果がない」とする報告書を発表した。
アイビー博士は告訴されたが、二八九日間に及ぶ裁判の結果、博士にかけられた嫌疑はすべて取り払われた。
 バーネマン医科大学出身のピーター・デ・マーコウ博士は、PVY(プロカイン・ポリビニル・ピロリドン)という物質を使って八〇〇人以上のガン患者を治した。
 しかしこの偉業の結果として、博士はニュージャージー州の医師免許を取り消されてしまった。
◆資料 医療殺戮 ユースタス・マリンズ 現代医学巨悪の全貌

ガン産業のボロ儲け

●米国ガン協会の金まみれ体質

 一九七六年に、批評家たちは、米国ガン協会ACSは理事のうち少なくとも一八人が銀行の役員であると指摘した。米国ガン協会はその年に一億一四〇〇万ドルの金を使ったが、協会の総資産は一億八一〇〇万ドルも所有していた。
 一九七六年八月三十一日現在、ガン協会の現金および出資金総額のうち、四二%にあたる約七五〇〇万ドルが、この理事会メンバーの関連銀行に保管されていた。一九七五年の予算報告によると、協会の管理費用は全体の五七%で、研究費は二九〇〇人の職員の人件費よりも少なかった。
 米国ガン協会は実質的な利益を得るために、政府機関である国立ガン研究所NCIを支配している。ガン研で理事をしていたフランク・J・ラウシャーは、米国ガン協会の首席副会長に就任して、給与が年俸七万五〇〇〇ドルと以前の二倍になった。ガン協会の広報担当者が認めるところによると、一九七六年の研究費予算のうち、七〇%が理事会メンバーの関係する「個人あるいは団体」に支払われたという。
 ガン協会で二五年間科学雑誌編集者をつとめたパット・マグラディは、フリーライターのピーター・チヤウカにこう語った。
「医者は弁護士に次ぐ金まみれの腐敗した職業になり果ててしまった。米国ガン協会の標語は『検診と小切手でガンを管理せよ』である。……けれども協会はガンを抑制していないのだから、これはウソだ。
 この標語はガン協会がも.つている科学的・医学的・臨床的な認識の延長上にある。協会の科学・医学部門では、とても本来の科学研究など誰もできない。彼らは金の儲け方を知っているという点ではすぐれた『専門家』であるが、ガンを予防する方法、患者を治す方法など知ったことではない。逆にそれどころか、革新的な治療法には道を塞いでしまうのだ。
 米国ガン協会の予算は、寄付金を得るために最高の『芝居』を見せる研究者や、寄付金提供団体の中に友人がいるような科学者の懐に入るのである」
 これはおそらく、あなたの寄付金が米国ガン協会でどのように使われるかを端的に示す、もっとも信頼しうる発言であろう。すでに指摘したように、一般大衆が施しを与えている相手は、「大富豪たち」なのである。富豪たちは集まった寄付金を自分自身や友人たち、好んで利用する非課税の団体でどのように山分けするかを心得ている。このような非課税の団体は多くの場合、寄付金を受け取る資格のない身内に金をわたすための隠れ蓑になっているのだ。
 米国ガン協会の理事たちはニューヨークの「特権階級」 つまり、「ジェット族」 [ジェット機で世界各地の保養地・行楽地巡りをする超有閑族] の中から選ばれる。小説家のトム・ウルフによって「上流階級の過激派」radi邑chicと茶化された、流行最先端のパーク・アベニューに群がる人々である。かつては黒人間題が流行の最先端だったが、今では同性愛とガンだというわけである。
 このグループは、事あるごとに、「同情と心配」からやむにやまれず活動をしていると宣伝するが、使うのはいつも他人の金で、自分の財布はいつも尻に張り付いたままである。
 これと同じ手合いが、全国放送のニュース番組でわざとらしく大袈裟に同情してみせるアナウンサーたちである。彼らはホームレスを取り上げたり、アフリカであろうとどこであろうと、ハエのたかった写真映りのよい犠牲者のいるところならどこへでも飛んで行って飢餓の状況を取材したりと、手を変え品を変えて夜な夜なわれわれを楽しませてくれる。これら「ジャーナリスト」たちはみずから年間何百万ドルもの報酬を得ながら、被害者に小銭を恵んだなどとは、一度も聞いたことがない。
 ご同様に倫理観の欠如している良い例は、政治家ではデブで年寄りのプレイボーイ、テディー・ケネディー上院議員である。ハリウッドではこれまた太っちょのエリザベス・テーラーである。
 マティルデ・クリムは、今では新たに設立された「米国エイズ研究財団」を裏で支配する背後霊のような存在となっている。彼女はハリウッドでの強力な人脈を武器に、エリザベスエアーラーをはじめとする映画スターたちから、自分の事業のために莫大な基金を容易に集めることができた。
 このエイズ財団の最初の理事会メンバーには、古くからの友人であるメアリー・ラスカーにも声を掛けた。メアリー・ラスカーは、現代の 「広告の天才」ジェリー・デラ・フエミナにカネを積んで、コンドームの配布と使用を広めるという、彼らにとっては 「おいしい」全国宣伝キャンペーンを展開した。
 メモリアル・スローン・ケタリング・ガンセンターに寄付することは、ニューヨーク社交界では常にもっとも「おしゃれな」慈善行為であり、確かにたいへんな効果があった。お上品な『アッパー・イースト・サイド』誌のリストにも「メモリアル・スローン・ケタリング・ガンセンターの社交界」として掲載されている。
 ガンセンターは三番街に慈善リサイクルショップを何年も経営し、店には富裕な人々からの寄贈品があふれている。他の多くの若い作家や芸術家と同じように、当の筆者も永年この店で服を買っていたが、ここの品物はすべてニューヨークでも最高級店のタグが付いていた。

●詐欺まがいのガン研究

 「ガンに対する闘い」はロックフェラー医療独占体制によって完全に支配されているため、ガン研究の助成金はいつも単なる詐欺にすぎない研究にばかり交付される。皮肉屋の中には、米国ガン協会は研究者が「私は決してガンの治療法を見つけません」と誓約書にサインした場合にのみ研究助成金を支給するんだ、と茶化す者もいるほどだ。
 世間にはまだ氷山の一角しか現われていないが、「ガン研究」なるものの大部分は試験データを捏造したインチキであるという確かな証拠が、いままでに数え切れないほど暴露されている。
 有名な一件としては、国立ガン研究所NCIが九八万ドルをボストン大学のある研究者に支給したところ、その後この研究者が試験データを改窺した罪で解雇される、という事件があった。
 またこれも良く知られている事件だが、権威ある当のメモリアル・スローン・ケタリング・ガンセンター自身で、あるガンの実験結果を「立証する」ために、試験用のマウスにさまざまな色を塗るという事件が起きたことがある。スローン・ケタリングのウィリアム・サマリン医学博士は、ガンの皮膚移植が成功したように見せかけるためにマウスにペンキで色を塗った事実を認めたのである。
 国立標準局NBSは次のように報告している。
「科学者が雑誌に載せた記事の数値データは半数以上が信用できない。なぜなら、このデータを当の科学者が正確に計ったと証明する証拠は、どこにもないからである」
 このような警告を受けて、政府は実地調査のために科学論文の著者三一人にアンケートを送り、原データの提出を要求した。その結果二一人が、データは「なくなった」とかあるいは「たまたま捨ててしまった」と答えて来たのである。研究者とはなんと物を紛失する職業であろうか!一九八八年一月十七日テレビ番組『シックスティー・ミニッツ』が「事実はデツチ上げだった」というタイトルで、先進科学研究者について手厳しい暴露を行なったが、おかげで全米の科学者たちは国民の信頼を失ってしまった。
 暴露の対象となったのは、米国でも「一流の科学者のひとり」であった。この科学者は国立の研究所で 「精神遅滞」 に関する広範な研究を行なったと報告していたが、研究所の記録には、彼は金魚を使った実験しか行なっていないことが、はっきりと示されていたのである。
 『シックスティー・ミニッツ』 は、米国で行なわれている科学研究の一〇%から三〇%は完全にデータを捏造しており、その理由は「研究助成金獲得」競争に勝つためである、と報告した。
 助成金の申請を本気で検討してもらうには、科学者たちは自分の研究に「画期的な」成果があると主張しなければならない。助成金はたいてい何百万ドルにものぼり、科学者自身にとって決して少なくない金額だからである。ある科学者は 『シックスティー・ミニッツ』 のインタビューに答えてこう言った。
「医学雑誌の論文を読んで信用するのは、私ならよくよく考えてからにする。……それは不正な詐欺まがいの報告だからだ」
 こういった科学者の不正の裏にある原因は、医学が本当に進歩してしまうと、超富豪たちの利益が危機にさらされることになるからである。すなわち研究データが捏造されればされるほど、年間一億ドルいやそれ以上の収益を挙げている医薬品が、市場から消える危険性がそれだけ減るというわけである。
 米国における医学研究の大がかりなごまかしは、ほとんどすべてロックフェラー医療独占体制とその支配下にある製薬会社の圧力によるものである。製薬会社は新薬の認可を得るために、念入りに捏造した「試験データ」を食品医薬品局に提出する。しかもデータでは、肝臓・腎臓障害や致死を引き起こす有害な副作用は巧妙に隠される。
 さらに医療独占体制は大学を支配して、ロボットのように忠実な下僕たちを養成する飼育場にしている。これらの下僕たちは、助成金を獲得するため、あるいは楽な職に就くためなら、どんなに卑しい行為にもみずから進んで甘んじるようになる。研究提道の長い歴史はすでに慢性化し、これらの下僕たちをおとなしく言うなりにさせておくための理想的な「パナマ帽」すなわち操縦装置になっている。
 このようにして提造された試験データがたいてい、新薬認可の根拠になっていることを考えると恐ろしい限りである。その一方でFDAは、既存医療産業を保護し、彼らがすでに時代遅れで薬効の疑わしい万能薬や治療法でさらに利益を上げ続けることを許している。
 ところが、これはレーガン大統領が「研究開発費」に六四六億ドルも割り当てた一九八九年度の「すばらしき新型予算」の存在理由であると同時にその原因ともなっている。この額は一九八八年度予算に対しては四%増にすぎないが、レーガン大統領の就任当時と比べると、五二%も増加したことになる。同じく国立衛生研究所NIHの予算は二倍の六二億ドルになり、そのうちガン研究に一五億ドル、エイズ研究に二〇億ドルが割り当てられた。マティルデ・クリムもさぞかし狂喜乱舞したに違いない。

●逆効果のガン治療

 ノーベル賞[生理医学賞]受賞者のジェームズ・ワトソンは、マサチューセッツ工科大学でガンに関するシンポジウムが開かれたとき、次のように述べた (一九七五年三月九日付ニューヨークタイムズ紙)。
  「米国の一般市民はガンに関して巧妙に騙されてきた。
……眠り薬を飲まされて浮かれ騒いでいたようなものである」
一九七五年一月、研究者のチャールズ・C・エドワーズ博士は、保健教育厚生省HEW長官に対して、「『対ガン戦争』の裏には政治的な意図があり、資金の浪費が前提となっている」という手紙を送った。
 フランスの著名な腫瘍学者リユシアン・イスラエル博士は、「ラジウム[放射線] 照射の効果は多くの場合、まだ証明されていない。
……事実、その効果を確認する決定的な試験はいまだかつて行なわれていない」と述べている。
 イスラエル博士は、放射線治療は「痛み等を軽減するための姑息な手段で、本質的には単なる気安め」であると言っている。
 またさらに、「最近の研究で、放射線治療を受けた場合の方が、受けなかった場合よりも、ガンが転移する頻度が高いということがわかったため、医学界は混乱に陥った」と指摘している。
 つまり、放射線治療はガンが広がるのを逆に促進するということである。
 ガンを取り除くために腫瘍にメスを入れると、かえって体中にガンが広がってしまうということは、かなり以前から知られていた。

 ガン腫瘍があるかどうかを調べるための試験切除は、その手術自体が腫瘍を致命的なものにしてしまうのである。
 このような事実があるにもかかわらず、米国ガン協会はガン治療としては失敗したこれらの方法をすべて支持し続けている。
 協会は二〇年間にわたって有名な「ガンの七大警告信号」を繰り返し大衆に宣伝してきた。
 けれどもその中には環境中の化学物質は含まれず、食品医薬品局の警告したコールタールや毛染め剤も軽視している。
 一九七六年、米国ガン協会は新聞に「緊急報告 - 乳房Ⅹ線撮影の利益と危険性」という記事を発表した。
 ジョン・ベイラー博士はバーヴアード大学公衆衛生学部の教授で、国立ガン研究所NCIの発行する権威あるキャンサージャーナル誌の編集者でもあるが、この協会の記事を読んでゾツとした。
 彼はガン研の所長代理ガイ・ニューエル博士に次のような手紙を書いた。
 「私は大きな災厄の種になる問題に気づきました。
 ……『緊急報告』自体がまったくのたわごとで、その内容に重大な誤りがあります。
 そのため乳房Ⅹ線撮影を避けるべき多くの女性に、はなはだしい危険をもたらすことになります」
 しかし米国ガン協会は、ニューヨークにあるすべての病院と一万五〇〇〇人の医師にこの記事を配布した。
 女性が繰り返しⅩ線を浴びることの危険性はよく知られているにもかかわらず、米国ガン協会はいまだにガンを「検査する」ご自慢の方法の一つとして、毎年乳房Ⅹ線撮影を受けるよう強く勧めている。
 ジェーン・ブローディの著作『ガンと戦って勝てる』も、この乳房Ⅹ線撮影やガン協会が支持するその他の多くの方法を推薦している。
 さらに米国ガン協会は、女性の乳ガンに対して乳房を完全に切除する「根治的乳房切断術」を強固に支持している。
 この手術はひどく残酷な上に効果もないことから難色を示す医師が多く、英国、フランス、北欧諸国を含む大部分のヨーロッパの国々と、隣国のカナダではずっと以前に廃止されている [日本ではいまだに標準的な治療法として実施されている]。
 一九七五年、ローズ・カトナーが『乳ガン』というすぐれた著書を著わして、根治的乳房切断術を批判したとき、ガン協会はこの本を掲載することも推薦することも拒否した。

●患者を救ったガン治療法への弾圧

 連邦準備制度が「自立的」であるのと同様に、国立ガン研究所を「自立的な」組織にすることが、エルマー・ボブストの目標であった。
 リチャード・ニクソン大統領との永年にわたる個人的つき合いを利用して、この目標は達成された。
 米国ガン協会の黒幕であったボブストは、国立ガン研究所を米国政府の権限から「独立した」組織にし、しかもニューヨークの米国ガン協会の完全な付属品にしようと本気で考えていた。
 ウィスコンシン州選出の民主党下院議員デーヴイッド・オーベイはこう述べている。
「米国ガン協会が、国立ガン研究所の資金を豊富にしながらスタッフ数を乏しくしておく理は、ガン研の資金の使い道について、他所から邪魔されずに自由に指図できるようにするためである」
 なかなか鋭い観察である。
 協会理事の一人、メアリー・ラスカーは、アルバート・ラスカーの死後三六年間ここにつとめているが、今でも政界ジャーナリストからは、「米国医学界でもっとも権力を持つ女性」と評されている。
 国立衛生研究所NIHは、ベセズダのどジデーション修道会の建物をローマカトリック教会から四四〇万ドルで買い取ったが、今ではここは「メアリーエフスカー・センター」になっている。
 彼女の資金提供によって、米国ガン協会は首府ワシントンに、専属のロビイストを張りつけている。
隊長はリユーク・クイン大佐で、補佐役はマイク・ゴーマンである。
製薬工業協会の政府ロビイストであるロイド・カトラーもまた、メアリー・ラスカーとともに活動している。
 米国ガン協会についてどのようなことが言われようとも、真実は常に巧妙に隠されたままであるのは間違いない。
 一流の政治ジャーナリストのダニエル・S・グリーンハーグは一九七五年に、コロンビアジャーナリズム・レビュー誌にこう書いた。
  「ガン雁患率は大部分の種類のガンについて一九五〇年から変わっていない。
中には、実際に雁患率の低下したガンもあるが、おそらく有毒な抗ガン剤の使用で死亡率が上昇したためであろう」
 ある研究者はグリーンハーグに、ガンの治療法は一九四五年からほとんど進歩していない、と述べたという。
 フランク・ラウシャー博士は、一九七五年のガン協会主催の科学記者セミナーで、グリーンハーグに統計データが古いと言って反論した。
 しかし、その後に発表された新しい統計データは、グリーンハーグの指摘を支持するものであった。
 このような話を聞くと、ガン治療の「画期的な進歩」のために毎年二五〇万人の「ボランティア」が空き缶をふりまわしながら、群をなして米国中を排桐し、金持ちのために寄付を募っている例年の活動が白々しいものに見えてくる。
 これらの慈善団体はほぼ五〇年間にわたって毎年同じ約束をしながら、いつも前の年と同額かあるいはそれ以上の寄付金を要求し、集めて来たのである。
 ローレンス・ロックフェラーは一九五七年二月号のリーダーズ・ダイジェスト誌上で、得意そうに「ガン治療の進歩に関して、初めて最終的な勝利の気配が広がっている」と述べている。
 スローン・ケタリング・ガンセンターの理事C・P・ダスティー・ローズは一九五三年十月三日付デンバー・ポスト紙の記事でこう語っていた。
「一〇年後かあるいはもっとかかるかもしれないが、細菌感染に対するスルフアニルアミドやペニシリンに匹敵するような、ガンに効果のある薬が開発されると私は確信している」おそらくもっとかかるであろう。
 一九五六年、ノーベル賞受賞者のウエンデル・F・スタンリー博士は、米国医師会年次総会の講演で「大部分のガンの主な原因はウイルスである」と報告した。
 しかしその後三〇年間、この説に関しては何も報告されていない。
 医師のセシル・ビタード博士は、自分が末期ガンで二、三週間の余命しかない、と宣告を受けた。
テネシー州ノックスビルに住むこの医師は、メイヨー・クリニックで悪性リンパ腫と診断されたのであった。
 悪性リンパ腫は、からだの解毒・浄化作用が働かなくなったときに発生する。
 また扁桃腺摘出手術も、しばしばリンパ系機能の低下を引き起こし、その結果リンパ腺炎になったり、ときには悪性リンパ腫を生じることもある。
 もはや治る見込みはないと覚悟を決めたビタード博士は、実験的に抗インフルエンザ細菌型抗原とブドウ球菌分離物staphage-ysate、そしてミルクやバターに含まれる脂肪酸の一つ、酪酸ナトリウムを自分のからだに投与した。
 すると、ガンはすぐに完治してしまったのである。
 しかしガン協会の権威者たちは博士の報告を無視し、以前にも増して「科学的に証明されない治療法」に反対する宣伝活動を、今まで以上に大々的に行なうようになった。
 ビタード博士と同じようにガンが治癒した症例を聞くと、ガンで利益を余る連中はきまって次のように言って鼻であしらってきた。
 すなわちガンという診断が誤診で、もともとガンではなかったか、あるいはガンが「自然に治癒」したのである、と。
 彼らは半世紀にもわたってこの「自然治癒」について言及してきたのだから、どのようにすればその「自然治癒」を手に入れることができるか、多少の興味をもってもよさそうなものだ。
 しかし、年間七〇〇〇万ドルの研究費を使うスローン・ケタリング・ガン研究所の研究計画の中に、「自然治癒」 に関する研究を取り上げた例は、ひとつも聞いていない。
 ラルフ・モス博士は、レアトリルの有効性を証明する試験結果を暴露したために、スローン・ケタリング・ガンセンターを賊になったが、博士はその後、この研究所がガン治療に成功した他の多くの治療法を抑圧・隠蔽していた事実を公表した。
 その中には一九〇六年以来、一〇〇〇人以上の患者を治したコーリー療法も含まれていた。
 モス博士はジェームズ・ユーイング博士について「コーリーの強敵で一番のライバルであった。
 彼のおかげでメモリアル病院は、放射線産業界の単なる販売支店に成り下がってしまった」と酷評している。
 デトロイト医科大学およびミシガン州立大学で生理学教授をつとめたウィリアム・E・コッチ博士は、グリオキシライドの開発によってガンの「遊離基生理学」治療の可能性を予見した。
 グリオキシライドは、からだが毒素を酸化するのを促進する作用がある。
 博士の治療法が「科学的に」反論されたことはなかった。
 しかし一九一五年に酸化作用の研究を始め、一九一八年からこの治療法を行なっていたコツチ博士は、医療独占体制によって一六年間にわたる弾圧を受けた。
 そして最後には国外へ追放され、一九六七年にブラジルで亡くなった。
 食品医薬品局FDAがコツチ博士を弾圧し始めたのは、一九二〇年のことであった。
ミシガン州のウェイン郡医師会は、一九二三年に「ガン委員会」を設立してコツチ療法を糾弾した。
 博士は細胞の酸化作用を促進させるために、綿密に計算された食事療法を用いて、からだを浄化した。
 しかしガン治療の利益を貪る連中は、すでに証明されたこの治療法を今日でも「ニセ医療」と呼んで非難している。
 度重なる弾圧のため、コツチ博士はメキシコとブラジルで仕事を続けようとしたが、FDAは追撃の手を緩めなかった。
 博士は一九四二年と四六年に起訴され、一九五〇年にFDAはついにコッチ療法の永久禁止の判決を勝ち取ったのである。
コッチ療法を用いてガン治療に成功していた数名の医師たちは、医師会から除名された。
患者を殺すのは依然として許されるが、患者を治すことはまかりならないのであった。
 もう一人の自立した医師マックス・ゲルソン博士[カリフォルニア州ゲルソン病院院長]は、生の果物と野菜、塩を使わない菜食主義の食事で偏頭痛と皮膚結核が治ることに気づいた。
 彼はさらに研究を続け、体内を解毒することでガンが治せることを発見した。
一九五八年、ゲルソン博士は自分の発見を『ガン療法CancerTherapy』[邦訳『ガン食事療法全書』徳間書店刊]という本に著し、低脂肪・無塩・最低限タンパク質の摂取を強調した。
 一九六四年、博士は米国上院の小委員会に呼ばれ、自分の治療成果について証言した。その後、小委員会は二二七ページにおよぶ報告書(公文書番号八九四七一)を提出した。
 けれども、上院はこの報告書のコピーをどこにも配布せず、またどの医学雑誌もこれを取り上げなかった。
 そして、ガンの治療法を「研究している」と主張する米国ガン協会やその他の慈善団体も、ゲルソン博士の治療法が有効かどうかを調べるために、一セントの研究費も提供しなかった。
 もう一つ有名なのが、ハリー・ホクシーの事件である。
 彼はインディアンの治療法にもとづいた薬草を使って、ガン患者を三五年にわたって治療していた。
 ホクシーはモリス・フィッシュペインを名誉毀損で訴え、勝訴したことがある。
この裁判は当時、世間でも有名になったが、米国でもっとも有名なニセ医者であったフイツ、ジュペインは、この反対尋問の席上、それまでの人生で一度も患者を診たことがないという事実をしぶしぶ認めさせられたのである。
 ロバート・E・リンカーン博士は、ガンの制圧にバクテリオファージを利用する方法を開発した。
 バクテリオファージとは、特定の細菌に寄生的に吸着して細菌を殺すウイルスである。
博士は上院議員チャールズ・トーピーの息子のガンをこの方法で治したため、全米の関心を集めた。
 しかしトーピー議員が驚いたことには、リンカーン博士はガン患者を治療していたという理由でマサチューセッツ州医師会をすでに除名されていた。
 そこでトーピー議員は、議会による調査を開始した。
 調査にあたって司法省から出向した特別顧問ベネディクト・フイツツジエラルドは、一九五三年四月二十八日にこう書いている。
 「1・J・ムーア博士(過去一〇年間米国医師会の財務担当者だった)が謀ったとされるこのたくらみは、米国医師会その他の団体による驚くほど大規模な陰謀と、間違いなく関係がある。
 この事件の背後および全体には、私が今まで見たこともないようにおぞましく凝り固まった賄賂・策謀・利己主義・妬み・妨害・陰謀が横たわっている。
  私が行なった現在までの調査によれば、当委員会は次のように結論づけるべきであると考えられる。
 すなわち、治療上確かに効果のある医薬品を、各州間で自由に流通・使用させまいとする『陰謀』が現実に存在する、と。
 公共助成金も個人からの寄付金も、田舎の縁日でばらまかれる紙吹雪のように浪費されてきた。
 そしてその金が、医師会の見解に従わない診療所・病院・試験研究所を閉鎖、撲滅するのに使われてきたのである。
米国民はいつまで、このような状態に甘んじるつもりだろうか?」
一二五年たった今でも、米国民はこの状態に甘んじている。トーピー委員会の公聴会の結果は意義あるものであった。
 しかし、ワシントンで政治家が危険な領域に踏み込んだときによくありがちなように、トーピー上院議員は突然、心臓発作で亡くなった。
 調査委員会は、オハイオ州選出のジョン・ブリッカー上院議員によって引き継がれた。
 多くの米国民は、ブリッカーは熱心な保守主義者であると永年信じてきた。
 けれども実際には、彼は数々の大手製薬会社や大銀行の弁護士をつとめる、骨の髄まで既存医療体制側の人間であった。ブリッカーはただちに特別顧問のベネディクト・フィツツジエラルドを賊にし、公聴会は幕を閉じた。
 その後、当のロバート・リンカーン博士は、大胆にもマサチューセッツ州医師会を名誉毀損で告訴した。
 しかし彼もまた、裁判を待たずして亡くなった。
 イリノイ州立大学副学長アンドリュー・C・アイビー博士は、みずから「クレビオゾン」と命名した薬を使って、ガンの治療に成功した。
 しかし米国医師会はすぐに、クレビオゾンは「効果がない」とする報告書を発表した。
アイビー博士は告訴されたが、二八九日間に及ぶ裁判の結果、博士にかけられた嫌疑はすべて取り払われた。
 バーネマン医科大学出身のピーター・デ・マーコウ博士は、PVY(プロカイン・ポリビニル・ピロリドン)という物質を使って八〇〇人以上のガン患者を治した。
 しかしこの偉業の結果として、博士はニュージャージー州の医師免許を取り消されてしまった。

●女性ガンの対策をめぐって

 多くの問題があるにもかかわらず、米国ガン協会が好んで勧めるのが「パップ検査」 [子宮頸ガンを調べるために子宮頸または腱分泌液の塗末標本を作り検査する方法]である。
一九八八年一月十一日付インサイト誌は、多くの医療検査機関がずさんな検査をしていると非難する記事を掲載した。
その中でウォールストリートジャーナル紙(一九八七年十一月付)の記事を引用して次のように述べた。
「分泌液を調べるパップ検査では、乳ガン患者のうち二〇%から四〇%が偽陰性[疾病がある にもかかわらず結果が陰性]になる。
 偽陰性になるということは、その女性たちはガンで死ぬということである」
 米国ガン協会会長のバーモン・1・エア博士は、協会が永年、熱心に奨励してきたパップ検査の誤りを暴露されたことに腹を立て、米国ガン協会、米国医師会、国立ガン研究所の三者合同で記者会見を開いた。
 そして改めて二〇歳から六〇歳までのすべての女性が毎年パップ検査を受けるべきだと世間に向けて訴えた。
 一九八八年一月二十日付AP電によるとエア博士は、こう述べた。
  「記者会見を開いた第一の理由は、最近一部の研究機関から公表された偽陰性のデータのために、パップ検査の価値について国民に誤解が生じたため、この誤解を解くためであった」
 博士はこのように語って、無条件にパップ検査を推薦したが、肝心の偽陰性の問題やそのために多くの女性が不安を感じたことなどについては、何も答えなかった。
 いくつかの女性団体も、医療独占体制が多くの女性を必要以上に死に追いやっているという事実に気づき始めている。
 一九八八年二月十六日付のワシントンポスト紙は「女性医学裁判」という見出しで、次のような記事を掲載した。
 三〇〇人の女性たちが、食事中の脂肪分を二〇%から四〇%減らした低脂肪食の実験をするよう国立ガン研究所NCIに要求した。
 実験の目的は、乳ガンの原因を突き止めて、乳ガン発生率を減らすことにあった。
 女性たちはガン研に研究助成金を支払うよう求めたが、ガン研の科学諮問委員会はこのような研究に補助金を出すことを拒否した。
 女性団体の代表は「ガン研は乳ガンを予防することよりも、支配・管理することの方に熱中している」と指摘した。
 同じ女性でも、米国医学界で最高権力をもつ女性なら、このとき何と言っただろうか。
 メアリー・ラスカーはこのような事件をよそに、全米でもっとも有名な宣伝屋の亡夫が稼いだカネを使って、バウンティフル夫人[英国の劇作家ジョージ・ファーカー『伊達男の計略』一七〇七年に登場する金持ちの婦人慈善家] のような優雅な婦人慈善家の生活に浸りきっていた。
 米国ガン協会主催の科学記者セミナーは、毎年まだ冬の寒い時期に、どこか南国のエキゾチックなホテルで開催される。
 サイエンス誌(一九七三年五月十八日号)は、一九四九年から毎年暖かい気候のもとで行なわれているこの春期セミナーで、大手の新聞・雑誌社の科学編集者たちが無料の接待旅行を楽しんでいる、と報じた。
 サイエンス誌はさらに、ガン協会はこのセミナーのために約二万五〇〇〇ドルを費やし、そのあとで編集者たちが協会にとって都合のよい約三〇〇本の御用記事を書くことで、結果としてさらに八五〇〇万ドルの寄付金が集められる、と指摘した。
 これはおそらく、もっとも効率の良い投資のひとつであろう。

 たとえば一九五七年に、いつもみごとな毛皮のコートを着ていた小説家バン・スーイン[韓素英一九一七~、中国生まれの英国の小説家]は、サイエンス誌の編集部に、化学薬品メーカーがどれほどわれわれ市民の健康に貢献してきたかを讃える熱狂的な文章を送っている。
 バンの肩をもつとすれば、一九五七年当時は「ラブ・カナル問題」[ニューヨーク州の毒性化学廃棄物の捨て場、流失した化学物質が飲料水を汚染して問題となった]がまだ存在しなかったのであるから、このような勇み足も仕方あるまい。

世界医薬産業の犯罪 ハンス・リューシュ

PART3 健康への脅迫

癌は金鉱脈

「癌は増加、国会で専門家が発言」。これは一九七九年三月七日付『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』紙の見出しである。記事の概略は次のようなものだった。

国立癌研究所の担当官が、昨日、上院保健小委員会で語ったところによれば、ほとんどすべてのタイプの癌が今なお増加の傾向にあり、数種は劇的に増えているという。男性の癌では膀胱、前立腺、肺、腸など主要一〇種のうち八種が、女性では肺、子宮、乳、膀胱、腎臓など一三種のうち八種が増加を示している。

癌の致死率の高さは、いわゆる「癌研究費」と呼ばれる予算を大幅にかつ急速に膨張させてきた。
「癌戦争」における国防省ともいうべき国立癌研究所の、七二年から七八年にかけての支出は五〇億ドルに達している。この額は、研究所創立以来七二年までの三五年間の総支出の二倍にあたる。
同じ時期のアメリカ対癌協会(こちらは私立の機関である)の「戦費」も、七一年の七五〇〇万ドルから七二年は約一億五〇〇〇万ドルと、ほぼ倍増した。
しかし、これだけの莫大な出費に見合うほどに癌は減ったのだろうか。答はもちろんNOである。
癌の根絶は、癌のメカニズムを理解したからといって達成できるわけではない。正常細胞を狂わせて癌に変化させる癌誘発物質を最小限に抑えることによってはじめて可能となる。巷に氾濫している科学情報は、空気中にも、食物にも、水にも、薬にも、化粧品にも、タバコにも癌誘発物質が存在するということを教えてくれている。
ところが、これらの排除のためにはほとんど一銭も使われていないのが実情である。
癌誘発物質の使用は法律によって禁止されるべきである。もし禁止されれば、製薬業界は大きな損失をこうむるだろう。その上に、癌治療薬関連の利益まで失うというダブルパンチを受けることになる。
今や癌は医学の問題ではなく、社会経済問題である。自然界にバラ撒かれている薬品類、食品保存剤、工業用溶剤、放射線、殺虫剤――これらが癌の犯人なのだ。ところが、政治家の優先順位では、健康や倫理は利益よりずっと下位におかれている。これまでの各種の癌撲滅キャンペーンがひたすら資金集めに終始してきた理由もここにある。
一九四九年、モリス・ビールが『薬の話』という本に、次のように書いている。

癌患者へのラジウム使用を、どこかの金儲けのうまい医療ビジネスマンが流行らせて以来、.ラジウムの価格は一〇倍にも跳ね上がった。そのためにラジウムを所有する人々にとって、転がり込む莫大な利益のことを考えると、ラジウムを使わない癌治療など容認できるはずもない。
また、癌患者に使われる多量の薬品は、薬品の価格引き上げに貢献する。そのために製薬業界は、薬を使わない自然治療法を認めることができない。そこで、薬も血清もX線もラジウムも、そしてメスも使わずに癌の治療をする医師は――いずれにせよ、それらを使ったところで癌は治せないのだが医学界体制派からひどいいやがらせを受けるのである。
それだけではなく、製薬工業界の勢力下におかれている食品医薬品局(FDA)、郵政省、公衆衛生局、連邦取引委員会をはじめとするさまざまな政府機関からの圧力までかかるのである。
本当に正直な医者は、癌はオーソドックスな治療法では治らない、というだろう。X線や外科手術は、苦痛の期間を長びかせる(場合によっては短縮する)だけである。その期間中、嘘の希望が患者やその家族に「時的な安らぎを与えてバランスを保っているにすぎない。
しかし製薬業界にとっては、この苦痛の期間こそが稼ぎ時なのである。彼らが薬品を使わない癌治療に反対する最大の理由である。原価五セントの薬が、小売値では五ドルにもなる。癌患者の苦痛をごまかすために使われる薬が製薬業界の利益に貢献している度合いはかなりのものである。
また、放射線照射を受けた後には激しい苦痛が伴うことはよく知られており、この時も大量の投薬,注射が必要になる。製薬会社が手術の補助手段として放射線照射を薦める理由もここにあるのである。
痛みが麻痺すれば患者は回復の希望を持つ。そこで大量のアヘン剤が投与される。しかしいかに大量のアヘン剤を使ってみても、照射の後におこる神経炎は結局は患者にとって命とりとなる。
しかも患者はこのアヘン剤を製造原価の百倍もの値段で買わされているのである。

一方で実際に癌は治っている。しかし、善意の人々の寄付で存在もしない病原菌の探索を行なっている癌ビジネスのお陰で治るようになったのではない。コッホ、レフラー、ジェーソンら本ものの医師、そして自然療法のブラスやホクシーらの尽力によるのである。

このビールの記事は古すぎて、今日の状況にはピッタリこないという人がいるかもしれない。そのような人は、八〇年十二月二十二日号の『タイム』を見てほしい。これは「医学」ではなく「法律」に分類されている。
記事によれば、七八年、マサチューセッツ在住の若い夫妻が、白血病にかかった三歳の息子チャドに化学療法を指示した法廷命令に従うことを拒んでメキシコに出国した。メキシコで治療を受けたチャドは九カ月後に死亡、夫妻は子供ばかりでなく住む場所までも失ってしまった。アメリカでは二人に逮捕状が出ていたからである。
チャドが、悪名高いアメリカの治療を受けたからといって治っていたという保証のできる人などいるはずがない。にもかかわらず医学権力の圧力を受けた当局はそう広言したのである。
夫妻は、それまでアメリカ国内でチャドに化学療法を受けさせていた。が、結果は明らかに思わしくないものだった。さもなくば、わざわざ費用をかけ不便さをしのんでメキシコまで行ったりせず、そのままアメリカで化学療法を続けさせていただろう。
一般的な治療法を見限って、多少怪しげな療法にでもすがろうという人々の多くは、それまでの治療法がまったく無益か逆効果でさえあることをすでに経験しており、他に救いの道がなくなっている場合が多いのである。しかし当局はそうは見ないと『タイム』の記事は言う。

七八年のケースを起訴した前司法副長官ジョナサン・プラントは判事に、もし夫妻が化学療法を指示する法廷命令に従っておれば、チャドは今週五歳の誕生日を祝っていただろう、と述べた(原文のママ!)。
そして、他の一般国民同様、完全な洗脳を受けている判事は、あらゆる反証にもかかわらず、の言葉を完全に信用したものと思われる。

癌研究は前進、癌は増力

アメリカ対癌協会と人口動態調査の統計によれば、癌による死者は着実に増加している。一九六八年には死因の一六・八パーセントが癌だったのが、七〇年は一七・ニパーセント、七五年は一九.三パーセント、そして七八年は二〇パーセントを越えた。このような癌の増加の割合は、いわゆる文明国、すなわちアメリカとよく似た医学保健体制を敷いている国では、ほぼ同じだと言ってよいだろう。これが過去二〇〇年間にもわたって、事実上動物実験にのみ依存して行なわれてきた儲かる「癌研究」の成果なのである。
記録に残っている最初の癌に関する実験は一七七三年、フランスのベルナール・ペイリルのものである。ペイリルは乳癌患者から採取した「癌液」を犬に接種した。この実験によって彼は、リヨン科学アカデミーの「癌とは何か」という論文コンクールで一位を獲得した。
それ以来、納税者と社会全般の途方もない費用負担によって、何百万どころではない何億というあらゆる種類の動物が犠牲にされてきたのである。常に、これこそが癌の「秘密」を解く最良の方法だと言われ続けて。
しかし実際のところ、癌は秘密でも何でもない。大部分の癌の原因はよく分かっているのである。ゆえに、予防によって避けることが可能である。ところが、予防医学は医学界では継子扱いなのである。金にならないからである
毎年、何百万匹という動物に癌を発生させることによって、癌の治療法を見出そうとする、驚異的に費用のかかる試みは、コンピュータによって犯罪をコントロールしようとする試みに似て、禾己主義、不毛、そして馬鹿げていると言わねばなるまい。外部からの癌細胞の移植、著しく片寄った食餌、あるいはある特定の物質を極端な量与えることなどによって実験的に発生させた癌は、自然に発生する癌とはまったく別のものであり、しかもそれが動物と人間ではさらに大きく異なってくるということは誰の目にも明らかだろう(少なくとも、マスコミや教育を通じて組織的に行なわれる洗脳によって完全に理性を失わされていない人にとっては)自然発生の癌は、それを発生させた生物体そのものと密接な関連を持つ。そしておそらくは精神的なものも大きく影響するものと思われる。
しかし、外部から移植された癌細胞には生物体との自然な関連がまったくない。その生物体は癌細胞の単なる培養基にすぎないのである。
癌というこの恐ろしい病気に対する人々の恐怖をうまく利用して、研究者、製薬業界、そして医学界は、癌を金儲けの種にしているのである。
しかも、癌は、化学会社の作り出す化学工業製品によって引きおこされる場合が多いのである。二〇世紀とは、癌研究、癌治療が、前例を見ないほどの素晴らしい金鉱脈と化した世紀なのである。

***
南ア連邦・ヨハネスバーグで発行されている『ザ・スター』(一九八一年四月十日付)に「なぜ、癌研究は失敗したか」という記事が載っている。

動物を使って実験を行なっていることが、癌研究の失敗の原因であり得る。動物の癌は人間のそれと異なるからである。これは動物実験シンポジウムにおける、ゲストスピーカー、ロバート・シャープ博士の見解である。
シャープ博士によれば、癌研究において、動物実験に代わる他の方法もあることにはあるが、現在あまり広く使われていないという。「当局の調べによれば、イギリスの癌の発生率は著しく増加している――癌研究において、動物実験は好ましい結果を残しているとは言い難い。むしろ、研究方法が動物実験に片寄っていることが、癌研究失敗の原因だといえよう」とシャープ博士は語った。

***
では、この「癌研究」なるものはどのようにして行なわれているのだろうか。動物実験室で仕事をする自称「研究者」たちは、病気の研究というものがいかに行なわれるべきかという点についてはまったく無知である。彼らが知っているのは、癌をも含め、病気をいかに発生させるかという一点のみである。この点については、彼らは実に想像力豊かな素晴らしい業績を残している。
「実験用動物をもっと買うために、もっと金が要る。金が多ければ多いほど、買える動物が多くなり、成功のチャンスも多い」と彼らは言う。大した成功である買われた動物は、皮下に腫瘍を移植され、その腫瘍が成長して体の器官を侵していく様子が観察される。癌の成長とともに苦痛も増し、やがて死に至る。放射線の効果を調べるために、多量の放射線を浴びせられる動物もいる。
しかしすでに述べたように(そして多くの医学者が指摘しているように)、動物に人工的に発生させた癌への効果を調べたところで、それは人間に自然発生的にできる癌とは何の関係もないのである。
強い放射線の影響で、動物の四肢は壊疽にかかることが多く、やがてもげ落ちてしまう。
また、発癌性があるとされている(あるいはその疑いをもたれている)物質を多量に食べさせられた動物は、嘔吐を繰り返し激しく痙攣してやがて死ぬ。腫瘍をかかえている動物の多くは食欲が落ちるが、これは腫瘍の成長速度を緩めることにもなり、苦しみの時間がいたずらに長びく結果となる。
また、腫瘍が化膿することがあるが、そのような場合、その動物は他の感染症にも侵される。腫瘍は胸部、脊椎、耳、尾など体のあらゆる部位に発生させられるが、体の外部にできた腫瘍は同じ檻の中にいる仲間に噛みちぎられることも多い。さらに、温度が腫瘍の成長にどのような影響を与、凡るかを見るために、極寒極暑に放置される動物もいる。
医師から悪性と診断された癌が、すっかり治癒した多くの場合、自然食療法などによってという例が報告されている出版物が、ヨーロッパでもアメリカでも、非常に多いのに驚かされる。
医学界体制派は「もし治ったのであれば、もともと癌ではなかったのだ」と言い逃れる。しかし、不治の癌との診断は「認可された」医者が「認可された」診断法によって下したという事実を、軽々しく忘れてもらっては困るではないか。


次の引用は七九年九月七日、『フィラデルフィア・インクワイアラー』に載った、ダビー・デイヴィスという女性の談話である。

「私の母は九年前、癌と診断されました。医者や病院が与えようとしたのは希望ではなく、大がかりな手術でした。それでは母は生命は助かったとしても、一生寝たきりになる可能性が十分でした。母の癌は心臓のまわりをぐるりと取り巻き腹部にまで広がっているというものだったのです。しかし母は幸運にも、現代医学以外の道もある、ということを知っていたのです」。
ダビーさんのお母さんは、フロリダに住む生化学者の友人を捜しあて、その友人の指示するビタミンと自然食の厳しい食餌療法を守ったのだった。
「今、母は私よりも元気なくらいです」とダビーさんは言う。
現在の癌治療は億万ドルビジネスだ。信じたくないことだが、これは厳然たる事実である。癌を治さずに、ただ、患者の生存期間を引き延ばす。患者にとっては拷問である。一方、自然療法(医師によるもの、カイロプラクティック、食餌法などすべてを含む)は費用がかからない。もしアメリカで、癌治療法として自然療法が合法化されれば、金儲けの手段を失って路頭に迷う人が多数出るだろう。

この記事には誤りが一ヵ所だけある。「患者の生存期間を引き延ばす」というくだりである。大抵の場合、引き延ばすことはほとんどなく、苦痛を倍加させながら短縮してしまうと言ってよいだろう。
いずれにせよ、この種のニュースが全国レベルで報道されるのは非常に珍しい。癌ビジネスの利益の妨げとなるようなニュースは、すべて、オピニオン・リーダーとなるべき大手の新聞によって揉み消されてしまうのである。新聞社が製薬シンジケートの直接の保護下に入っている場合もあり、製薬会社からの広告収入に依存せざるを得ない場合もある。

ヒューストン=ナル・リポート

アメリカではじめて、癌研究内部に調査のメスを入れた報道といえば、ロバート.ヒューストンによって一九七八年から七九年にかけて書かれた一連の記事だろう。これにはWMCAラジオの解説者ゲイリー・ナルの協力があった。
今さら驚くには足りないが、この告発記事はアメリカ中の主要新聞社からは、ことごとく掲載を拒否された。たったひとつ引き受けたのが『アワー・タウン』というニューヨークのタウン誌(発行部数五万四〇〇〇)だった。この雑誌はその性格から、広告収入に頼っていなかったから引き受けられたのである。
その後、真面目な医学報道にはあまりふさわしからぬ雑誌『ペントハウス』が引き受けた。このヌード専門誌には、五三五万人もの熱心な固定ファンがついており、タウン誌同様に広告主の圧力からは自由の身だったのである。『アワー・タウン』七八年九月三日、十月二十九日、および『ペントハウス』七九年九月号の抜粋を御覧いただきたい。このヒューストン=ナル・リポートの内容は、よる裏づけを受けている。
その後同様の調査を行なった他の人々に桁はずれの大金を投じて癌征服を目指している組織的癌研究が、大ニュースを発表した――自らの研究そのものが誤りであることが証明された、というのである。
このクライマックスは「癌戦争」である。これはニクソン政権下の一九七一年、PR用として始められたプロジェクトだったが、七八年五月末、ついに敗北を認めざるを得なくなった。国立癌研究所所長アーサー・アプトン博士による敗北宣言は『ニューヨーク・タイムズ』の第一面を賑わした「癌研究・戦術を転換」……。
しかし、この敗北は巨大企業にとっては予定通りだったのではないか。癌は不治という前提に立ってこそ生き残りが可能な企業には、すでに金が湯水のごとく流し込まれた後なのだから。反論ありますか?

●「癌は不治」が前提

ヒューストンとナルは次のごとき疑惑を抱くに至った。

何か間違いがおこった。しかしいっさい説明がない。この問題に正面から立ち向かうことを憚らせる何かが介在している。ということは、この間違いが組織的に企まれたものであると考え得るのではないだろうか。
ここで、癌不治仮説と、それを支持するデータを検討してみよう。命題は次の通り。

(1)癌解決に反対するということは、医学専門家にとっては、自己矛盾であり考えられない行為である。
(2)しかし現在の治療法研究体制の中で、職業的に癌と共存している人々にとっては、癌が解決されてしまったという事実を受け入れることが矛盾であり考えられない行為である。
(3)このディレンマの克服法は、たとえ部分的なものと言えども解決を信じないこと、とくにその解決が外部からもたらされた場合は決してそれを信じないことである。
(4)社会的に自らの独善性を防衛するためには、話題になっている研究の前進は、これをすべて欺瞞であるとして、精力的に否定しなければならない。
事実、癌研究がもっとも恐れているのは、解決の展望なのである。「癌解決」の意味するものは、研究プログラムの終結、技術の切り捨て、栄誉獲得の夢の消滅などだろう。ひとたび癌が征服されれば、無限とも見えた慈善団体からの寄付はなくなり、国の予算はカットされるだろう。
そして大量の資金と技術と設備の投入されている高価な外科放射線、化学療法の最新のノウハウは時代遅れになり、現存の医療研究体制は徹底的に打ちのめされるだろう。このような恐怖が、たとえ無意識的にせよ、代替法への抵抗や敵意をおこさせるのである。その代替法が有望そうであればあるほど、敵意も強くなる。新しい治療法は信用してはいけない、受け入れてはいけない、奨励してはいけない、そしてどんなことがあっても許してはいけない、たとえその療法のテスト結果が良好なものであっても(できればテストなどしないにこしたことはないのだが)、とにかく駄目なのである。次に見るように、このパターンが、現実に、常時繰り返し行なわれている。


ヒューストンとナルは、ここで、公的医学からは認められていない数々の治療法を列挙している。
多くの人々がそれらの療法により実際に癌が治ったと証言しているにもかかわらず、医学界はこれらを「にせ医者行為」とみなす。これらの療法の多くは自然療法をベースとするもので、生食が主になっており、費用もかからない。すなわち、医学界体制派に警戒心をおこさせるに十分な条件が揃っているのである。
さて、ヒューストンとナルのリポートに戻ろう。

これらの非正統派治療法は、各種医療関係機関が資金援助や取り締まりを行なう際に参考にするリストに、タブー領域として記載されている。この異端者名簿とも言うべきリストを集中管理しているのはアメリカ対癌協会(ACS)である。
このACSという私立の団体は、現状維持を金科玉条とし、自らの使命は「良すぎる発見の切り捨て」にあると心得ているらしい。ACS発行の「立証されていない癌治療法」というブラックリストがある。これには現在の「手術、放射線、薬漬け」の一般的治療法にあえて背を向けた療法がリストアップされ、こきおろされている……。
それにしても、本来「立証されていないこと」の研究を目的としているはずの研究団体が「立証されていない」という語を軽蔑的に用い、科学における基本的誤謬とも言うべき、「立証されていない」と「誤りであることが立証された」とを混同するとは、実に奇妙な話ではないか。
もし「立証されていない」道に踏み込んではいけないのであれば、残されたのはすでに知っている道しかなく、進歩というものがあり得ないのである。
七三年、NCI(国立癌研究所)の細胞化学部部長ディーン・バーク博士が、当時のNCI所長フランク・ラウシャー博士に宛てた公開状でこう述べている。「ACSの『立証されていない治療法』のうち少なくとも六つは、無害で有効だと思われます。ただちにNCIで調査するに値すると思います」。さらに、「FDA(食品医薬品局)が認可したが、有毒で免疫反応抑制作用があり、その上発癌性がある」とも述べている。
ACSやFDAでは、非正統的治療法を開発したのは無資格のにせ医者どもだと思い込みたいようだ。
ところが「立証されていない治療法」のリストを調べてみると、事実はまったく逆だということが分かる。治療法の七〇パーセントは、その提唱者がMD(医学博士)であり,しかもその五分の一は医学部教授である。さらに一〇パーセントは生化学・生物学などのPhD(博士号)を持つ科学者である。
すなわち「にせ医者」呼ばわりされている人々の八〇パーセントが、きちんとした有資格者だということである。またこれら「にせ医者」の中には紛れもない天才もいる。
たとえば、植物性薬剤KCの開発者で、MDとPhDふたつの博士号をもつモーヴィス・マクウィーン・ウィリアムズである。
彼女は、かつて、スタンフォード大学のルイス・ターマン博士の行なった有名な天才児研究において、天才児グループの中でもとくに秀れた能力の持ち主とされた人物である(因みに、彼女はACSを相手どって、研究業績を中傷したとして、一〇〇万ドルに上る名誉棄損訴訟をおこした。しかし七六年、本人の死亡により中止となっている)。
また、癌の食餌療法開発者として知られるマックス・ガーソン博士については、かのアルベルト・シュバイツァー博士がこう評している。「私は彼のうちに、医学史上最高の天才を見ます。彼に病を癒された人々が、彼の理論の正しさを証言するでしょう」。
ヒューストンとナルは、『アワー・タウン』に載った最初の記事の締めくくりで、かつて一九四九年、モリス・ビールがその『薬の話』の中で、ACS、AMA(アメリカ医師会)、FDAについて書いたことを、歯に衣着せぬ論調で繰り返している。
現代は癌の暗黒時代である。
その時代に君臨する教会とも言うべきACSは、癌研究におけるもっとも革新的かつ有望な道を、異端として禁教にしている。その上、このACSやAMAに従順この上ないFDAは、革新的療法の提唱者を迫害し、その試みを禁止することによって、教会の魔女狩りに協力している――我々はいつかは、本当の敵は自然現象である癌などではない、敵は癌研究エスタブリッシュメントそのものなのだ、という真実に直面させられるだろう。彼らエスタブリッシュメントは人間の病苦を食いものにする寄生虫である。癌征服の希望が見え始めると、いつもそれを破壊し、自らはますます肥え太るよう画策するのである。

基本原理は「利益」

ヒューストン=ナルの記事以前にも、『罪なきものの虐殺』の中で指摘したように、医学エスタブリッシュメントの基本原理は、国民の健康ではなく自分たちの利益である。もちろん医学の世界に限らずどんな職業でもそうであるように、医師の中にも知的で良心的な人はいるだろう。しかし大勢として、医学界は利益のために動いていると言っていいのである。彼ら医師の思考回路が、医学校で最初の生物学の講義を受けた日から、間違った方向に向いてしまったのは、医師個人の責任ではない。当時、彼らには選択の余地などなかったし、ましてや現在、支配者として君臨する医学シンジケートの構造を変革するなどという選択はあり得ないのだろう。
ここでもう一度、さきのヒューストン=ナル・リポートを引用してみよう。

ACSとNCIは「癌戦争」プロジェクトの目玉商品として、二八万人の女性を対象とする乳癌の集団検診を共催した。悪名高きX線乳房撮影(マンモグラフィー)である。医師たちのさも親切げな微笑や楽観的な説明にのせられて、いけにえの小羊たちは科学という名の祭壇で、発癌のリスクを高めるとされているX線に我が身を晒したのである。
しかも重点は五〇歳以上の女性におかれていた。この年齢層はX線による発癌の危険性がきわめて高いのである……。
ACSの開くセミナーは、言ってみれば春のファッションショウである。医学記者や科学記者に、多額の研究費の行方を華々しく披露しておこうというわけである。現実には、その大金は失敗以外の何も生み出していないのであるが。このショウではいつも必ずひとつやふたつの「大発見」が発表される。
これが、うまい具合にちょうど寄付金募集の頃に発表され、その上、みごとに科学記者会議の時期とぴったり重なっているのである。この華やかな年間行事を見ると、科学記者というものが、報道よりも宣伝に関わっているということがよく分かる。彼らは医学エスタブリッシュメントの利益の増大の片棒を担いでいるのである。
国民はこの時期、科学記者の書く膨大な量の「癌研究さらに前進」なる記事を集中的に読まされることになる。彼らの癌意識は高まり、はかない偽りの希望を持たされて、不毛な癌研究への攻撃の矛先は鈍る。この辺りでACSの資金集めのエンジンがかかる。
すぐそこまで来ている勝利までもう一歩!という歌い文句につられた何百万人という人々からの小切手が、ACSのもとに殺到するのである。確かに「すぐそこ」――地平線のすぐ向こうまで来ているに違いないが、一九一三年にACSが「緊急臨時団体」として発足して以来、ずっとそこに留まったままなのである……。
医学エスタブリッシュメントが地平線目指して走らせている純金製癌研究馬車の用心棒をつとめるのが、体制派科学記者たちなのである。彼らは決して、代替療法などについて報道しない……。
一九六四年、一人のロンドンの医師が、外科手術は癌を根絶するよりも癌の成長を促す可能性の方が大きいと発表した。その年以来、外科手術による切除とその痛みに果敢にも反対してきた多くの癌専門医たちの研究の理論的帰結がガーソン式食餌療法である。ガーソン以前の医師たちも、癌が全身の病気であり、適切な食事が、癌と戦う体を助ける、との見解を持っていた……。
一九世紀の癌治療医で、外科手術に反対した人々の多くが、適切な食事の持つ治癒力を認識していたという事実は注目に値する。
しかし一方で、いわゆる公的医学が、このような栄養学的アプローチに対し、露骨な嫌悪を示して、いずれはにせ医者の烙印を押されるに違いないと考えていたのも事実なのである。
マックス・ガーソンへの攻撃は執拗に繰り返された。もっとも激しい攻撃は身近な仲間からのものだった。
それでも彼はニューヨークの診療所でかなりの年月、頑張った。癌患者は彼の診療所に最後の望みを託してやってきた。そしてその患者の癌が治ると――事実、多くの場合治った。以前の担当医は、その患者が確かに癌であったということを示すカルテを処分してしまうことさえあった。

一九四六年、上院は、癌の予防と治療研究用の予算承認のための公聴会にガーソンを招いた。
彼は五人の治癒患者の病歴を紹介し、委員会のメンバーに大きな感銘を与えた。この時の二二七ページに及ぶ記録(公文書八九四七一号)は、今では連邦印刷局の古文書の中に埋もれてほこりをかぶっている。
この記録の閲覧を申し込んだある新聞記者は「コピーは一部も残っておりません」との素っ気ない応待を受けた。この公聴会の五年後、とうとうガーソンは、ニューヨーク内のすべての病院での医療行為が許されなくなってしまった。今ではすっかりお馴じみになった「抹殺」の犠牲者になったのである。新しい療法の考案者は杜会的に完全に孤立させられ、医学雑誌に論文を発表させでもらえない。どこかで何とか発表したとしても「非科学的」と一言のもとに切り捨てられる。これが抹殺である。
この間にも切除手術や放射線治療を受け、墓場へと急ぐ犠牲者はどんどん増えた。「あれ以上手の尽くしようはなかった」というのがエスタブリッシユメント側の医者の決まり文句だった。
犠牲者は検査も済ませ、支払いも済ませ、お決まりの苦痛と死への一方通行の道をひたすら辿った。

一九五九年、ガーソンは死んだ。アルベルト・シュバイツァーの妻の結核を治した医師、しかし公的医学界からはまったくかえりみられることのなかったガーソンを、シュバイツァーはこう悼んだ――彼を知り、彼の価値を知る我々は、今日この医学の天才に哀悼の意を表する。
医学界の弾圧を受けてきたさまざまな治療法の詳細な説明の後に、ヒューストンとナルはこう書く。

科学の世界では、革新に対しては、信じ難いような弾圧が、これまでも常にあったのは確かだろう。しかし、第二次大戦後、強大な権力をもつ石油化学工業の抬頭に伴って、弾圧の激しさは一段とエスカレートした。

●APと『タイム』に抹殺されたニュース

一九六〇年代から七〇年代にかけて、化学療法は癌治療の新しい希望としてマスコミでももてはやされていた。薬品の副作用の恐ろしさや、その発癌性、致命性についてはほとんど触れられることはなかった。
七三年、NCIの細胞化学部部長ディーン・バーク博士が当時のNCI所長フランク・ラウシャー博士に宛てて公開状を出したことは本書の「ヒューストン=ナル・リポート」で触れた通りである。その中で、バーク博士は、従来の抗癌剤は事実上そのすべてに発癌性があるということがNCI自身の研究によって発見されたと告発している。
APと『タイム』の一般ニュース担当の編集長は当初、このニュースの報道に非常に乗り気だった。ところが医学科学担当の編集長がこれを握りつぶしてしまった。
なぜ、APのごとき大通信社や『タイム』のような有力雑誌がこの種のニュースを抹殺するのかという事情については後述する。

●独自の考えの抑圧

今日、医師たちは、医学界という威圧的なシステムの中で、常に上層部の意向を気にし、独自の考えを抑えながら仕事をせざるを得ない。医師たちは他の何を差しおいても検査を行なう。彼らの診療は、ひたすら防衛的であり、良い診療をしようという積極性がまったくない。彼らは独自の判断で新しい学説を取り入れることを恐れ、どうひいき目に見ても非科学的としか言いようのないやり方でお茶を濁しているのである。
CAST(農業科学技術協議会)、IFT(食品技術研究所)というふたつの半官半民「非営利」団体がある。CASTの場合を見ると、その運営は、加盟メンバーからその規模に応じて年会費を五〇〇〇ドルかそれ以上を徴収して成り立っている。現在のところ、ダウケミカル、モンサント、ホフマン・ラロシュその他九四社からの会費がCASTの収入の半分を占める
非営利とはいえ食品工業、化学工業の営利第一主義の影響をもろに受けたこのような団体が、アメリカ国民のための「食事プログラム」なるものを作り上げ、現在のような問題の多い食習慣を国民の間に定着させてきたのである。その上、発癌性食品添加物の問題では、これを過小評価し、国民に誤った意識を植えつけてきたのもこれらの団体である。ヒューストン=ナル・リポートは、CASTのような団体の実態の暴露を試みた全国規模の報道が、これまでまったくなかったことに気づかせてくれる。

●アメリカは最高の医療環境に恵まれている


ヒューストン=ナル・リポートは続く。

ACS(アメリカ対癌協会)は、ジェーン・プロディという『ニューヨーク・タイムズ』の敏腕科学記者に対し非常に好意的である。プロディは 九七七年、ACSの副所長アーサー・ホレブ博士と共著で『癌との闘いには勝てる』を出版しており、さらに同年、彼女のいささか感情的にすぎると思われる化学療法礼賛記事「癌との薬戦争」に賞を与えた。「卓越したコミュニケーション」というのがその受賞理由だった。
一方で、やはり科学記者で「アメリカ・ジャーナリスト作家協会」の会長をつとめるパット・マクグラディ・ジュニアーが、西ドイツ・ボンのヤンカークリニックで成功した癌に対するビタミンA.酵素療法についての記事を書いた。
この記事は一部ではアメリカ・ジャーナリズムの古典とさえ絶賛されているにもかかわらず、五年間もあちこちの雑誌から掲載を断られ続けた末、ようやく『エスクァイア』に拾われたのだった。なぜ断られたのか?パットはこう言う。「雑誌社がACSにお伺いを立てたからなんです。私の原稿を見せて『これどうでしょうか』と尋ねたわけです。するとACSはあっさりとこう言ったんでしょうね。『アメリカじゃ、もっと水準の高い医療環境に恵まれてるんですよ。外国でのことなんて役に立たないんじゃないですか。ボツにしましょう』とかね」。
彼女の父、バトリック・マクグラディ・シニアーは、かつて、ACSの方針に反旗を翻してACSを辞職した人物である。そのマクグラディ・シニアーはこう語る。「ACSの科学部門、医学部門の連中は誰一人として本当の科学研究などできはしない。彼らはこと金集めに関しては素晴らしいプロだ。だが、癌をどうやって予防するか、どうやって治すか、という点に関しては何も知りはしない」。

さて、ヒューストン=ナルの結論はこうだ。

癌戦争における我が軍の将軍たちは不適格である。医学・石油化学連合軍の銃口は間違った方向――すなわち我々国民に向けられている。今、我々は、我々の基本的人権の第「番目である生命の権利――ひいては健康の権利を断固要求しなくてはならない。

癌で生計を立てる人々

年々、癌による死亡者数に匹敵するだけの人々が、癌によって生計を立てていると言って過言ではないだろう。それゆえにこそ、化学・医学・動物実験コンビナートが現状維持に全力を注ぐのである。
ACS(アメリカ対癌協会)は、一九一三年に設立された時点では「緊急臨時組織」だった。しかし今や、化学・医学・動物実験コンビナートと結託して行動する永続的集金宣伝マシーンになってしまった。一九七八年会計年度のACSの収入は一億四〇〇〇万ドル、総資産は二億二八〇〇万ドルを越えている。このうち研究活動に支出するのは年間収入の三〇パーセント以下で、その研究もACS自身が行なうものはほとんどなく、外部団体の研究に資金援助をするという形が多い。
しかし、それらの「研究」がどのようなものか、またどのような成果が上がっているかについては、ほとんど話題に上ったことがない。

ヒューストン=ナル・リポートによれば、ACSの年間予算の五八パーセントは職員の給与と事務費に消えており、上層部の年収は七万五〇〇〇ドルにもなるという。二億ドルを越える資産が投資に回されており、その結果、ACSは銀行の上得意におさまっている。ACSの重役のうち一八人は銀行関係者で、七六年八月現在、資産の四ニパーセントがこれらの重役の関係する銀行に直接投資されている。ここにも当然のようにロックフェラー家が顔を出している。
各種慈善団体の独立監督機関として全国的にその名の知られている全国情報局が七六~七八年度のACSの会計検査を行なっているが、その結果もかなりスキャンダラスなものだった。次のようなものである。
「ACSの資産の累積に関しては、これが次年度の予算要求額を越えるものであり、疑問の余地がある――ACSは過去数年にわたり、より十分な資金があればより多くの研究補助金が出せただろうとの主張を繰り返してきた。しかしこれは、その正当性が事実によって立証される主張ではない」。
今のところ、このような、エスタブリッシュメント内部の真実の姿を伝える声は無視されている。
その種の報道記事は、体制派の新聞社や出版社では受けつけられない。単行本の場合も普通は出版してくれる出版社がなく、万が一、何とかして印刷までは漕ぎつけたとしても、メジャーな販売ルートに乗ることはなく、その上すぐ絶版にされてしまうというのが現実なのである。
出版された少ない例を見てみよう。ロバート・E・ネターバーグ博士とロバート.T・テイラーによる『癌産業の陰謀』(ピナクル出版、ニューヨーク、一九八一年)である。


NCI(国立癌研究所)やACSの行なっている研究活動は、何億何十億ドルという大金を費やしているにもかかわらず、癌征服の歩みにまったくの逆効果しかもたらしていない。これらの癌エスタブリッシュメントは新しい方法や考え方に対し非常に閉鎖的である。そのために、視野のうちに明確な目標を見定めることのない自閉的組織になってしまっている。

しかし、ACSの筆頭副所長フランク・ラウシャーは七八年六月五日、WMCAラジオで臆面もなくこう言ってのけた。「ACSは国民の利益のために活動する団体です。ACSの資金の大部分は癌患者のケアとリハビリのために使われています」。
このきれいごとの科白の裏にかくされた真実も、ヒューストンとナルは暴いた。ACSの七八年度の予算を検討してみると、たった六二〇万ドル、すなわち五パーセントだけが「個々の癌患者の援助」のために支出されているにすぎないという。

この数十年の歴史を持つ癌撲滅運動の宣伝マシーン、ACSの資金集めの巧妙さには、今や何かしら芸術的な雰囲気さえ漂っている。もちろん、大義を掲げた団体はACSに限らず一般論として、資金集めには長けている。動物愛護団体は言うに及ばず、老人福祉しかり、難民救済しかり、癩救済しかり。
しかし、癌は群を抜いているのである。
多くの著名人が、癌との「聖戦」のためとあらば、その団体がどんなことをしているのか、どのように運営されているのか、はたまた誰を益するのか、などまったく気にする様子もなく、いそいそと名前を貸すのである。八一年三月一三日付『インターナシ・ナル・ヘラルド・トリビテン』に載った次のような記事は珍しくもないだろう。

パスツール研究所およびワイズマン研究所の癌研究費のために催されたパリ・オペラ座での慈善公演で、モナコのカロリーヌ王女の姿が目を引いた。ルドルフ・ヌレイエフが自作の「ドンキホーテ」を踊ったこの公演では二〇万ドルの収入があった。
主催したのは、オペラ座を借り切った宝石商のジャック.アルペル氏とギイ・ド・ロスチャイルド男爵夫人である。男爵夫人は、ロスチャイルド家のパリでの住居であるランベール・ホテルで二五〇人招待の夕食会も開いた。

パスツール、ワイズマン両研究所の研究が主に動物実験によって行なわれているということは、今さら言う必要もあるまい。そして両研究所が、癌研究の分野での大混乱に大いに貢献してきたことも。
さらに八一年十月十二日号『タイム』を見ると、「フランク・シナトラ(六五歳)がスローン・ケタリング癌センターのための慈善興行でルチアーノ・パヴァロッティと共演――」とある。
喜劇俳優のジミー・デュランが死んだ時『タイム』はこう書いた。質素な八室の家に住み、ダモン・ラニョン癌研究基金のために、生涯飽くことなく働いた」。

この奇妙なACS方式はヨーロッパ各地でも真似されている。ごく最近のことだが、イタリアの新聞が、自動車王エンツォ・フェラーりがその全財産をイタリア随一の動物実験研究室である「マリオ・ネグリ薬理学研究所」に贈るとの遺言をした、と発表した。この研究所は創立以来一五年、何百もの論文を世に送り出してきたが、その中に有益な発見は唯のひとつもないと言ってよいだろう。
フェラーリのケースは悲劇的な例と言えよう。彼は最愛の一人息子ディノを筋ジストロフィーで失っている。明らかに誰かが、もし、より多額の資金が動物実験に投資されておれば、ディノの病気は治ったに違いないと、フェラーリに信じ込ませるのに成功したのである。ディノがずっと幼い頃投与された薬か母親が妊娠中に飲んだ薬が原因で、不治の病にかかった可能性が高いのだということを、誰も彼に教えはしなかった。

さらに同じイタリアで、七九年五月八日報道された感動物語がある。ピサに住むパオロ・ギアンダイという一〇歳の少年が癌で死ぬ際に、イタリア対癌協会に自分の貯金を全額寄付すると遺言したというのである。新聞社はこの話を大々的に取り上げ、癌研究資金調達の絶好のチャンスを逃がすまいと張り切った。記事にはパオロ記念寄付金の送り先の住所が抜け目なく付け加えられた。

人は死ぬ。癌で死ぬ人も多い。そして全財産を、ありもしない「癌研究」に遺贈する。それが自らの苦痛と死の原因を生み出した組織そのものへの遺贈であるとも知らずにいるのである。これは故意に流されるにせ情報の威力なのである。そしてこの陰謀は今や本家アメリカのみならず、世界中に広がっているのである。

治療しない方が長生きできる

カリフォルニア大学バークレー校の生理学教授ハーディン・ジョーンズ博士が癌患者の追跡調査を二五年スパンで行なった結果、公式医学で「認可」された「手術・放射線・薬剤」治療を受けた患者に比べて、治療を受けなかった患者の方が早く死ぬという事実はない、むしろ長生きする場合が多い、ということが明らかになった(そしておそらくは、苦痛も少ないと言えるのだろう)。
ジョーンズ博士はこれを一九六九年のACSの科学記者セミナーで発表した。この時、彼は、自分自身が一九五五年に同じテーマでニューヨーク科学アカデミーの会報に書いたことの確認を行なったのである。この報告の後、彼は多くの医師から称賛の手紙を受け取った。科学引用インデックスを引いてみると、その後報告された別人による三つの論文が彼の報告を支持していることが分かる。
ところがこのジョーンズ報告を記事に取り上げたのは、新聞一紙、保健ニューズレター一誌だけだった。製薬シンジケートが検閲を行ない、このような物騒なニュースを国民一般の目に触れさせないよう取り計らったからである(医学関連ニュースに課せられる厳しい検閲については後の章で述べる)。
さらに、ジョーンズ報告によれば「癌治療の効果を支持する証拠は、組織的な生物測定の誤りに依存する」というのである。
彼の報告はその後論駁されていない。また癌患者の治療後の生存率が改善されたというニュースも聞かない。むしろ反対に博士の調査によれば、乳癌の場合、従来の治療法による治療を受けない患者の方が四倍も長く生きるという。「治療を拒否した患者は平均一二・五年生きた。手術その他の治療を受けた者の平均生存期間はわずか三年だった。
癌患者への外科手術は逆効果であるという点については、疑いを差しはさむ余地はない」。

我々の病気に対する恐怖の多くの部分は、肉体の統一性を壊し、激しい痛みとストレスとに晒す治療そのものに対する恐怖だろう。まず外科手術は癌を広がらせ転移を促進する。イスラエル・ワイツマン研究所のマイケル・フェルドマンらの一九七八年の研究によれば、初期腫瘍は転移を実際に抑制しているのだという。
さらに、手術による肉体的精神的ショックによって自然な免疫システムに狂いが生じる。免疫作用はあらゆる病気に対するもっとも重要な防衛手段であり、正常に働けば、病気を克服できる可能性は十分なのである。次に放射線照射は、この自然な免疫システムをさらにひどく破壊する。
その上、放射線そのものに発癌性があることは広く知られている。さらに化学療法も、薬自身に発癌性がある場合がある。また、薬の作用が激しすぎ、癌が患者を殺すより早く、薬が殺してしまうことさえおこり得る。
一九八〇年七月、前イラン国王レザ・パーレビがカイロで死亡した。ロイター電によれば、パーレビ国王の死亡後、アメリカ人心臓外科医で、主治医師団の一人だったマイケル・デベイキーがテレビ局のインタビューで次のように語ったという。国王の直接の死因は癌ではなかった。癌を阻止するはずだった化学療法が死因だという。
さらに、名前はふせてほしいというもう一人の医師によれば、エジプト人医師が薬の量を増やした途端に、感染症がおき、死に至ったのだという(『ラ・スイス』一九八〇年七月二十九日)。
癌治療のために、それまで六年聞も化学治療法を受けてきた国王が、死の前年の秋、メキシコからニューヨークへと飛び、アメリカの素晴らしい癌専門医の手中に落ちた瞬間、彼の生きのびる望みは、断たれていたのである。
七九年十月二十六日付の新聞を見ると、医師団は、まず、国王の胆のうの切除手術を行ない、それから癌の集中治療を勧めたという。同じ記事によれば「国王の細胞標本検査を行なった病理チームが、今日、結果を発表した。診断は大細胞型リンパ腫」だという。
そしておそらくは、薬品と手術とによってボロボロになった体をひょっとすると治してくれるかもしれない、まったく別の流儀の医者のところへ行ってみようなどという気を、国王がおこさないようにだろう、癌専門医グループは、自分たちの治療法の有望さを力説したのである。
化学療法チームのリーダーとなるモートン・コールマン博士は、近年リンパ腫が薬品によく反応しているという点を強調した。「リンパ腫はこの処置に非常に敏感に反応します――リンパ腫に対しては、打つ確かな手があるのです」(『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』一九七九年十月二十七~二十八日)。
もし誰かを癌にかからせたいと思うなら、次のような手順を踏めばよい。
(1)大手術を受けさせる。
(2)大量に放射線を浴びさせる。
(3)集中的化学療法を受けさせる。
今日、公式医学によって「認可された治療法」で治りたいと望んでいる癌患者に施されている治療というのがすなわちこの三段階なのである。実際、パーレビ国王にも、この通りが行なわれたのだった。

一八九〇年式手術 お値段は二万五〇〇〇ドル

今日のアメリカにおける乳癌の標準的治療法と言えば、いまだに一八九〇年代のハルステッド式定型的乳房切除である。ピッツバーグ大学外科教授、バーナード・フィッシャー博士を委員長とするNCIの特別委員会からは、このやり方は一九世紀の誤った生理学に基づくもので女性の体を切り刻むだけだとして異議が出されているにもかかわらず、ACSはいまだにこれを支持しているのである。
癌がⅠ期かⅡ期であった場合、生存率について言えば、この定型切除法は、イギリスで一般に行なわれている単純切除に比べて、決して良いとは言えず、しかも免疫システムへの打撃はより大きいと思われる。このアメリカ式切除法は果たしてその平均手術料二万五〇〇〇ドルに値するものなのだろうか。組織的詐欺に、国民はだまされているのではないのだろうか。
アメリカでは、毎週少なく見積もっても一〇〇〇人の女性が定型的乳房切除を受けており、そのうち、かなりの人が、ただ生体組織検査を受けるためだと信じ込んで手術室に入るのである。手術で切除するのは、乳房、胸筋、およびその付近のリンパ腺であるが、切除後、患者には、狭い範囲の切除手術の場合に比べ、はるかに大きな苦痛が残る。

とくにリンパ腺の切除は患者にとってまったく得るところがない。単に手術料を引き上げて医者の懐を潤すという、儀式的犠牲の意味しか持たないのである。この手術法が考案された一八九〇年代には、癌がリンパ腺を通してだけではなく、血液を通しても広がるという事実がまだ知られていなかったので、リンパ腺切除も止むを得なかったと言えよう。
いずれにせよ、リンパ腺切除は、単に不必要というばかりではなく、有害でもある。

異端者は切れ

すでに述べたように、ACSとNCIは共同で乳癌のX線集団検診を実施している。五〇歳以上の女性を中心としているが、この年齢層は放射線による発癌の危険性がもっとも高いのである。
ロスウェル・パーク記念研究所、生物統計学部長アーウィン・プロス博士言うところの「医原性乳癌の史上最悪の大流行」を生む統計的可能性が考えられるにもかかわらず、この集団検診は精力的に続行されているのである。
フロス博士はこの他にも、しばしば率直な発言を行ない、医学界を当惑させている。たとえば、一九七八年八月十日、ニューヨーク州議会保健委員会において、博士は、食生活改善および発癌性物質の規制という癌の初期予防の重要性を強調したが、その発言中、癌産業の営利第一主義という微妙な問題に触れたのである。
「癌の初期予防というのは癌産業にとっては脅威でありましょう。なぜならば、予防が可能になれば、治療による癌のコントロールという現状に代替法をもたらすことになるからであります」。これは癌産業にと。て見逃すわけにはいかない発言だろ。そして次に彼が白血病に使用する放射線量軽減に関する研究を発表した時、NCIはついに彼への研究助成金を打ち切った。
国会予算員会の聴聞会において、ブロス博士は、連邦政府の癌研究費が主として「人間の癌などにはまったく興味もなく、病気の予防などまったく気にかけたこともない実験室研究者に流れている」と告発した。
さらにNCIの癌ワクチン開発計画を「あれはまったくの茶番。時間と労力とお金の無駄使い。その半分の時間と労働とお金が初期予防につぎ込まれていれば、今頃は我々は、癌征服の道を着実に前進していただろう」と酷評した。これではNCIが彼への助成金をカットするのも無理ないだろう。
さらに、NCIが高額な研究委託契約を身内同士で結んでいたという事実が露見するに及んで、この無節操な経営のあり方も槍玉に上げられた。
ウォルフ博士という人物も、七七年、予算委員会で同様の意見を述べている。「産業界はこれまで自らがその原因を作り出してきた癌へのコスト支払いを免れてきたが、もし癌の予防が達成されれば、彼らの利益を大幅に減少させることになるだろう」。
さらには「癌戦争」司令官の中からさえも批判的発言をする人々が現われ始めた。コールド・スプリング・ハーバー研究所長でノーベル賞受賞者、ジェームズ・ワトソン博士がその一人である。
七五年、MIT(マサチューセッツ工科大学)におけるシンポジウムでの博士の発言である。「アメリカ国民は癌関連では粗悪品を売りつけられている」。
癌の八五パーセントが環境汚染が原因と考えられているにもかかわらず、NCIの予算のうち環境問題に費やされるのは、一〇パーセントに満たない。さらに環境問題の大半が食品に関係すると言われているにもかかわらず、食品研究に使われる予算は一パーセント未満である。
しかもこのごくわずかな額でさえ、七四年の国家癌対策法の改正以後、ようやくNCIに強制されるようになったものなのである。
さらにもう一人つけ加えておこう。NCIの予防部副部長ジオ・ゴリ博士は、七六年、アメリカ人の癌の原因の少なくとも半分は食習慣に関連すると考えられるとの証言を行なった。その率直すぎる発言がもとで、彼は七八年、NCIをクビになった。
化学・医学・動物実験コンビナートの陰謀を暴露しようとするジャーナリストたちは、権力側の番犬とも言うべき『ニューヨーク・タイムズ』『タイム』『ワシントン・ポスト』『シカゴ・トリビューン』などからは切り捨てられる。それと同様に、医学界の内情を暴露してその利益と権威とを危機に陥れるような医学内部者も、容赦なく切り捨てられるということなのである。
では今後の情勢にまったく希望がないのかと言うと必ずしもそうではなさそうだ。このところ、権力側の築き上げていた沈黙の壁に少しずつヒビが入りはじめているように思われる。ジャック・アンダーソンは何とか医学権力の検閲をくぐり抜け、自らのコラム「ワシントン・メリーゴーランド」に、「慈善ならざる慈善」と題する一文を載せるのに成功している。以下はその抜粋である。

あの病気、この病気との闘いのための寄付を集める各種の慈善団体は、その出発点においてはすべて、人間を病苦から救うという高適な理想を掲げていた。
しかし、これらの団体の中には、その当初の目標を見失うものも出る。自分たちの大義だけに固執し、出来上がってしまった官僚機構を存続させることに汲々とし始めるのである……。
このような官僚主義の偏見にとらわれている慈善団体のひとつが、かの有名なアメリカ対癌協会(ACS)だろう。ACSが癌治療法研究のためにと宣伝して集める寄付金は、年間一億八〇〇〇万ドルにも上る。
ACSへの寄付の多くは企業からのものである。批評家たちが私の助手モニカ・マッケンナに語ったところによれば、これがネックとなってACSはその広報活動を寄付募集と禁煙キャンペーンに絞らざるを得ないのだという。
ACSは、職場や環境を発癌性物質で汚染している企業を非難して、法人寄付をフイにしようとはゆめ思わないのだろう――と批評家たちはにらんでいる。それゆえに、たとえば、靴職人、病理学者、繊維工業労働者などが日々その危険に晒されているホルムアルデヒドに関する報道に、その絶大な威力を発揮しようとしないのだ、と(ペンシルヴァニア州スクラントン『トリビューン』八二年一月二十日)。

王立癌研究基金

アメリカの対癌協会(ACS)に当たるイギリスの団体と言えば、王立癌研究基金(ICRF)である。そのレターヘッドによれば、ICRFは登録慈善団体であり、その後援者は、王立動物虐待防止協会(RSPCA)の後援者と同じ高貴な人物、すなわち女王陛下であるという。ただしRSPCAは、その名称が「虐待防止」であるにもかかわらず、人類のためと称して、動物実験を正当化している団体なのである。
さて、このICRFも大英帝国の慈善団体の伝統に則って、そのトップには貴族を据えている。
会長はアンガス・オーグルビー卿、理事長はエリック・スコウェン卿という。このスコウェン卿の方は、スコウェン「教授」の他に、恐ろしく長ったらしい称号が続く。MD(医学博士)、Dsc(理学博士)、HorLL.D(名誉法学博士)、FRCP,FRCS,FRCPE,FRCPathといった調子である。
ICRFは、ある若い女性からの質問状を受け取った時、いかにも彼女の誤解を悲しんでいるといったポーズをとってみせた。この女性は拙著『罪なきものの虐殺』を読み、その中で癌研究の分野ではこれまでお金が不足したためしがない、不足しているのは頭脳なのだ、と書いてあるのに注目した。そして、お金のあるICRFがなぜ、新聞広告で寄付を募り続けるのかと質問してきたのだった。
実際のところ、かつて英下院で、癌に関する「有効な」研究のための資金は、必要とあらば国が出す、という保証が与尺られたのである。一九五二年四月二九日、モルソン氏が研究資金の保証に対し次のような発言をしたという記録が残っている。「現在のところ、資金を使えば使うほどよりよい結果が得られると考える理由は何もない」。このモルソン発言の正しさを時間が証明したと言えよう――五二年以来、毎年、癌研究費は増加の一途を辿っているが、一緒になって癌の死亡率の方も増加しているのである。
さて、八〇年五月八日、ICRFは無遠慮な質問状を出した女性に、次のような主旨のいんぎんな返事を送った。差出人は「クレーム処理係」G・K・マクロードMIPR、FBIM、FISMとなっている。
「ICRF会員の多くは、あなた同様に動物を愛しており、商業べ麦で行なわれる動物実験は受け入れられるものではないと考えております。ですから、あなたの動物観と私のそれが同じであると申し上げてよいと思います。しかしながら、人間にそして動物にも苦痛を量る病気の治療の道を見出そうとして日夜研究に励んでいる非常に頭脳明晰な科学者たちとともに仕事をしている私にとりまして、不足しているのは資金ではなく頭脳であるとおっしゃるあなたの御意見には同意致しかねます」

七〇年代末、イギリスだけでも一二万人以上が癌で死んだ。イギリスに限ったことではないが、この一二万人の癌の原因の多くは環境要因それに薬である。
つまりほとんどの癌は予防可能だったということなのである。それは現在も変わらない。しかし相も変わらず癌の脅威を格好の口実として寄付金を集め、それを湯水のごとく使い続ける人々がいる。
ICRFとそのライバル「癌研究キャンペーン」とが運営する「癌チャリティ」は、癌死者が増え続ける中でますます盛況を呈するのである。このふたつの団体の合計資産は四四〇〇万ポンド、年間支出は二二〇〇万ポンド、ところが、癌の教育と予防に使われるのは、そのニパーセントにも満たないというのが現状である。
G・K・マクロード氏、そしてICRFの会員諸氏、今のままの宣伝を続けるといい。あなた方の「カモ」はどんどん増え続けるのだから。

巨大殺人産業を提訴する!

ガン産業を告発したマティアス・ラス氏のPDF
 最近までガンは「死の宣告」であると考えられていました。しかし、近年の自然健康法や細胞医学の発達により、この状況は根本的に変わりました。
しかし、この疾病に関しても、極めて利益の多い市場である「ガンという疾病」を温存できる効果の乏しい製薬品を売る被告らによって、特許の保護を受けない 治療法に関する医学的研究は意図的に無視されています。被告らがガンに関して犯してきた犯罪の並はずれた重大さに鑑み、以下で、より詳細に論じたいと考え ます。
 全てのガンが同一のメカニズム、即ちコラーゲン消化酵素(コラゲナーゼ、メタロプロテイナーゼ)の作用で広がることは科学的な事実です。自然物質アミノ酸 リシンの治療的使用(特に、特許の保護を受けないその他の微量栄養素との併用)により、これらの酵素をブロックし、ガン細胞の拡大を阻害することができる のです。乳ガン、前立腺ガン、肺ガン、皮膚ガン、
フィブロブラストーマ、滑膜ガンなど、これまでに調査された全てのタイプのガンが、この治療アプローチで奏功しています。
 この医学上の画期的発見が、世界中でさらに深く調査されることなく、ガン患者の治療にも利用されていない唯一の理由は、これらの物質が特許の保護を受けない物質であり、利益マージンの低い物質であるからです。結局、それより重要なことは、ある疾患を根絶させるような効果的治療法は何であれ、製薬品の数兆ドル市場の破壊に繋がるという事実です。
中でもガン患者に対する製薬品市場は、特に詐欺的かつ悪質なものです。
 「化学療法」という謳い文句のもとで患者を治療するふりを装いつつ、その実マスタードガスの派生物すら含む毒性物質を患者に使用しています。
 こうした毒性物質が体内の無数の健康な細胞をも破壊してしまう事実は、巧妙に隠されています。


 この様な事実を十分承知の上で、彼らは次のような結果を意図的に考慮に入れていたのです: 第一に、ガンを世界的な疫病として今後も温存し、数兆ドルの疾病ビジネスを存続させる経済的基盤とすること。第二に、「化学療法」という形態で組織的に毒 性のある薬を使用させることにより、これを処方されたガン患者に新種の疾病が引き起こすこと。
 この戦略の結果、(感染症、炎症、出血、臓器不全をなど)これらの薬の副作用を治療する製薬品マーケットは、化学療法薬の市場以上の拡大を遂げました。こ の様に、被告らはただ一つの目的「金銭的利得」のために、組織的な詐欺計画を実施して、何億人ものガン患者を苦しめてきました。

画像クリックでPDFの資料

マラティス・ラス医師の告発1
マラティス・ラス医師の告発2
マラティス・ラス医師の告発4
マラティス・ラス医師の告発5
マラティス・ラス医師の告発7
マラティス・ラス医師の告発8

世界の人々の名において提訴された
製薬産業の「疾病ビジネス」
ならびに最近の対イラク戦争に関連して行われた
ジェノサイド及び人道に対する罪に関する訴状

この訴状は2003 年6 月14 日、
医学博士マティアス・ラスらが
世界中の人々を代表して
ハーグ国際刑事裁判所に提訴したものです。

オランダ2516 AB,
デン・ハーグ市マーンベグ174
国際裁判所内
国際刑事裁判所主任検察官,
ルイス・モレノ・オカンポ殿

医療産業関する提訴を抜粋

真実のガン治療を隠蔽し、
増病を企てる医療産業を告発する

●概要

 これは、人類史上最大の犯罪を国際刑事裁判所(ICC) に訴えるための訴状です。
被告らは「疾病ビジネス」、 戦争犯罪、及びその他の人道に対する罪を通じて何百万人もの人々に危害を加え、死亡を引き起こしました。これらの犯罪は国際刑事裁判所の管轄に属する犯罪です。
 被告らは、これらの犯罪で責任を問われると承知しており、そのためICC の権威を毀損するための世界的キャンペーンを開始しています。こうして彼らは自らを国際法の上に置き、全人類に被害が及ぶまで、その犯罪を犯し続けようとしています。
 従って、この訴状はICC に極めて緊急に検討して頂く必要があります。さらに、これを以て全ての個人及び各国政府に対し、こうした犯罪の根絶を目標とする今回の訴訟に加わって下さるよう要請いたします。

導入

カルテル

 この訴状で述べられているのは、2 つの主要領域に関わる犯罪です:
. 製薬企業の「疾病ビジネス」に関連して行われた大量虐殺及びその他の人道に対する罪。
. 最近の対イラク戦争および世界戦争へと向かう国際的情勢悪化に関連して行われた戦争・攻撃の罪及びその他の人道に対する罪。
以上の2 つの犯罪領域は、ある1 つのファクターによって直接的に結びついています: それというのも、この2 つの犯罪は、同一の企業投資グループ及びそれを支援する政治家達に利益をもたらすために行われたものだからです。
 これを実証し、この被告らに共通する動機を示すためには、簡単に過去の歴史を振り返ってみる必要があります。

20 世紀を通じて、 製薬業界の基盤固めと組織作りは、世界中の保健・医療制度の管理という目標のなか、特許の保護を受けない自然療法を、特許対象であり、従って、利益をもたらす合成薬にシステマチックに置き換えることによって行われて来ました。この業界は自然に発展してきた業界ではありません。それどころか、これは、ほんの一握りの不道徳な金持ちの企業家らが考え出した投資計画でした。彼らは、さらに富を得るため、自らの市場として、意図的に人体に狙いを定めました。
 この投資産業の機動力となったのがロックフェラー・グループです。同グループは、19 世紀末の時点ですでに米国の石油化学産業の90%以上を支配下に収めており、世界規模の新たな投資機会を見つけようとしていました。また、ロスチャイルド財閥の周辺でも、この分野で活動するもう1 つの投資グループが形成されました。

カルテルと第二次世界大戦

20 世紀前半の時点で、ロックフェラー財閥のスタンダード・オイル社(今日のエクソン社)に次いで、世界第2 位の規模を誇っていた製薬・石油化学分野のグループ企業が、ドイツを拠点とするIG ファルベン・グループでした。このIG ファルベンは、ヒットラーの政権掌握とその欧州及び世界征服にとって深甚な影響を及ぼした極めて重要なひとつの要因と言えます。実際、第二次世界大戦は、IG ファルベンの役員会で計画が立てられ、実行に移された侵略戦争です。IG ファルベンは、この化学産業カルテルが持つドイツ領土外最大の工場施設IG アウシュビッツの親会社でもありました。このカルテルが富み栄えたのは、アウシュビッツ収容所から召集された労働力も含め、奴隷的労働に捧げられた血と苦難に拠るところが大きいのです。IG ファルベンは、欧州全土及び世界の経済的制覇を目指して、あのドイツの邪悪な執政者を自らの傀儡として支援し、利用したのでした。
 IG ファルベンはロックフェラーのスタンダード・オイル社の最大株主であり、「逆もまた真なり」でした。しかし結局、連合軍がナチス・ドイツに勝利を収めたため、「世界トップの製薬・石油化学企業体になる」というIG ファルベンの計画は挫折しました。それと同時に、スタンダード・オイル社及びその他のロックフェラー財団傘下の製薬・石油化学企業は、この業界で支配的力を持つ財界グループとなり、その状況は現在に至るまで続いています。
 1947 年、IG ファルベン・カルテルの経営陣に対して行われたニュールンベルク戦争裁判では、その内の数人が有罪となり、大量殺人・略奪などの人道に対して犯した罪による有罪判決が下されました。またニュールンベルク戦争裁判の定めに従い、IG ファルベン・カルテルは、ヘキスト社・バイエル社・BASF 社という3 つの企業に分割されました。今日では、この3 社のいずれもが元の親会社IG ファルベンのかつての規模を凌ぐ大会社へと成長を遂げてい
ます。
 現在、米国と英国は、製薬製品の世界有数の輸出国です。実際、現在世界で市販されている薬製品の内、3 つに2 つは、この2 ヶ国による製品です。

製薬ビジネスの基盤

 本来その多くが予防可能であり、かなり以前に撲滅できたはずの心臓血管系疾患・ガンなどの疾患のために、今も命を落とし続けている何億人もの人々の死に対し、被告は責任があります。
 これほど多くの人々が天寿を全うせずに死んでいるのは、単なる偶然でも世間の怠慢の結果でもありません。これは、ひとえに数兆ドルに値する世界の製薬市場を拡大する目的で、製薬業界と同業界への投資家のために、意図的かつ組織的に計画されたことなのです。
 製薬業界の市場は「人体」であり、その投資が実を結ぶかどうかは疾病の存続と拡大に依存しています。 さらに、その利潤は薬の特許性に依存しており、この仕組みによって製薬産業は、この地上で最も儲けの多い産業となっています。

 逆に、疾病の予防や根絶が成功すれば、製薬品のマーケットは著しく狭まったり、排除されてしまうわけです。ですから、製薬企業は組織的に疾病の予防・根絶を阻止してきたのです。
 この犯罪を犯すべく、製薬企業は科学、医療、マス・メディア、および政治の世界に、迷路の如く巧妙に実行者や共犯者のネットワークを張り巡らしています。一国の政府全体が、製薬業界のロビイストやかつての経営者によって操作されたり、時には運営すらされています。ここ数十年、一国の立法府全体に腐敗や権力乱用がはびこり、この数兆ドルの「疾病ビジネス」を支援することで、罪のない何億人もの患者さんや国民の生命と健康を危険にさらす状況が生じてきました。
 自然療法の場合、特許による保護がなく、利益のマージンが少ないのですから、製薬業界は投資ビジネスとして成功する前提条件として、まず安全な自然療法による競合を排除しなければなりませんでした。その上、この自然療法の本来的な役割は細胞の代謝賦活にあるわけですから、効果的に疾病を予防・治癒できます。
 そこで、製薬業界は自然療法を組織的に排除し、世界の大半の国で保健医療制度を私物化して、ほぼ全ての国の国民が、自らの投資ビジネスに依存するように仕向けてきました。

●組織的な詐欺ビジネスとしての製薬業界

 製薬業界は多くの人々に「健康」を約束していますが、その約束を果たすわけではありません。この業界は、一方で根本にある疾病を将来のビジネスのために拡大させつつ、人々には単に症状を緩和する製品を提供するに過ぎないのです。この詐欺行為を覆い隠すため、製薬業界は新しい治療法を開発するのに費やす金額の倍もの金額を、隠蔽工作に費やしています。
こうした組織的欺瞞によって、この投資ビジネスは、約1 世紀に渡って、人類の「恩人」という戦略的な隠れ蓑の背後で身を長らえることができたのです。この業界の犯罪的なビジネスによって、世界の6 億人の人命と大半の国の経済とが人質に取られている状態です。

●製薬業界の「疾病ビジネス」を暴露する

 この10 年間、私はこの世界最大の投資ビジネスが行っている組織的詐欺行為を暴露する努力を重ねてきました。私自身、「この地球上で人々の健康増進にとって最大の障害になっているのは、製薬業界自体であり、さらに、疾病の拡大を駆動力とする、その投資産業としての本質である」という点を指摘するのに、一定の貢献を果たしてきたと思います。
 一人の科学者として、私は循環器系疾患や様々な慢性疾患の真の原因を発見することができました。また、私の協力者らと共に、製薬企業の「疾病ビジネス」に代わる、特許の保護を受けない効果的な自然療法の有効性を実証する努力を重ねてきました。細胞代謝を最大限にする自然物質を同定できたため、循環器系疾患、癌その他、人類の間で今日、多く見受けられる疾病の大半を予防し、排除することができるようになりました。

●現在の世界的危機と対イラク戦争の背景

現在、この製薬業界と、この業界を基盤とする100 兆ドルにも値する長期的な投資産業の存続を脅かしている4 つの要素があります:
1. 多くの製薬企業の製造責任を問う集団訴訟(クラス・アクション)が立て続けに起き、法的に解決不能な立場に追い込まれている。
2. 製薬業界が市場としている疾病の多くを効果的に根絶する、特許の保護を受けない自然療法によって突破口が開かれたため、学術的に解決不能な立場に追い込まれている。
3. 法外な特許料のため人類の大半にとって薬の入手が困難となり、何百万人もの人命を縮める結果を招いたことから、製薬ビジネス全体の信用失墜に至り、倫理的に解決不能な立場に追い込まれている。

4. 製薬ビジネスのやり方が組織的詐欺行為である
ことが明らかになったため、企業として解決不能な立場に追い込まれている。

 過去数十年間にわたり、製薬カルテルはあらゆる努力を払って特許薬による世界的事業を保護し、これと競合する特許の保護を受けない健康法が普及するのを阻止してきました。この目論みは国際的なレベルで行われており、欧州議会に浸透し、世界保健機構(WHO)を始め、様々な国連組織の権威を悪用するまでになっています。
 数限りない損害賠償訴訟を抱えつつ、この地上最大の投資産業が組織的詐欺ビジネスであると暴露された今となっては、即時的かつ国際規模での産業保護法が、彼らの犯罪を隠蔽し、これからも世界中の人々の健康を投機的な「疾病ビジネス」で支配し続けていくための緊急措置となったのです。
 組織的詐欺ビジネスを広範に保護する法律とは、市民的権利の制限を始め、平和な時代には実施されそうにもないドラスティックな諸措置に他なりません。こうした諸措置が実施されるには、国際的危機の激化、大量破壊兵器の使用を意図的に誘導する軍事紛争、そして次の世界戦争の引き金となるような事件が必要です。そうなった場合に初めて、市民的権利の放棄や戒厳令の議会通過、国際規模での保護法の施行を許容する心理状態が世界全体に生まれ、被告らは安心して「疾病ビジネス」や犯罪行為を続けることができます。
 この様な背景のもと、製薬業界は、世界最強の政治的・軍事的中枢に直接的な影響を及ぼすため、ジョージ・ブッシュの選挙運動では、最大の企業献金団体になりました。ジョージ・ブッシュの大統領選により、ロックフェラー系投資グループはホワイトハウス、ペンタゴンと直接的なつながりを持ち、そこで行われる政治的決定に発言力を持つようになります。英国のトニー・ブレア政権では、ロスチャイルド・グループがこれと同じ影響力を持っています。
 ですから、製薬品の2 大輸出国である米国と英国が、現在の国際的危機を増大させ、対イラク戦を開戦したのには、何の不思議もありません。彼らは
「世界規模での対テロ戦争」「ならず者国家の排除」「大量破壊兵器拡大の阻止」という偽りの口実のもとに、米国、英国、そして世界の人々に対してこの戦争の必要性を主張したのでした。
この様に、「疾病ビジネス」によって無数の死を招いている企業利益集団やそれを支援する政治家と全く同じ顔ぶれが、今度は何万人というイラクの罪もない人々やアメリカの若い兵士たちの死を無用に招いているわけです。彼らは、国際社会の承認なく、イラクへの侵略戦争を開始し、実行した責任を負っています。彼らは今、占領されたイラクで横行する奴隷化、略奪、その他の犯罪に対しても責任を負っているのです。

 もし、こうした利益集団とそれを支援する政治家らが、直ちにこれらの犯罪に対する責任を問われないとしたら、 彼らは今後も、大量破壊兵器による戦争という極限のリスクを伴う国際的危機にまで情勢をエスカレートさせ続けます。
この重大な歴史的状況の中で、私は、これらの人道に対する罪、 戦争と侵略の罪、並びにジェノサイドの罪に対し、国際刑事裁判所の検察官の注意を喚起し、さらなる犯罪と世界戦争という究極的破壊を阻止すべく即時的措置を取るよう要請するものです。
 また、これらの犯罪に苦しむ人々や、これらの犯罪を終わらせたいと願うすべての個人、および各国政府、企業並びに組織は、世界のどこからであれ、この訴訟に加わって下さるよう要請するものです。

罪状

この訴状で述べる罪状は、主に次の犯罪の2 分野に関するものです:
. 製薬業界の「疾病ビジネス」によって犯されたジェノサイドの罪、及び人道に対する罪を含む諸犯罪
. 戦争・攻撃の罪、及び人道に対する罪を含む、2003 年の対イラク戦争及び世界戦争への国際情勢悪化に関する諸犯罪
これら2 分野の犯罪は、同一の企業投資グループ及びそれを支援する政治家によって、その利益のために犯された犯罪であるため、互いに直接的な繋がりを持っています。被告らは、全人類に対してなされた極めて重大な罪を問われており、従って、国際的訴追の原則に該当します。

1. 製薬企業の「疾病ビジネス」に関連して行われた犯罪

1.1. ジェノサイドの罪
被告らは、ジェノサイドの罪により有罪であり、ICC 条約第6 条による訴追に該当する。これには以下のような特定の犯罪が含まれる:
1.1.1. 殺害によるジェノサイド ( 第6 条a)
1.1.2. 重大な身体的または精神的害悪を加えることによるジェノサイド
(第6 条b)
1.2.3. 身体の破壊をもたらすことを意図した集団生活をことさらに押しつけることによるジェノサイド ( 第6 条c)

●1.2. 人道に対する罪

被告らは、ジェノサイドの罪で有罪であり、ICC
条約第7 条による訴追に該
当する。これには以下のような特定の犯罪が含まれる:

1.2.1. 人道に対する罪としての殺人 ( 第7 条a)
1.2.2. 人道に対する罪としてのせん滅 (第7 条b)
1.2.3. 人道に対する罪としての奴隷化 (第7 条c)
1.2.4. 人道に対する罪としての身体の自由の著しい剥奪
(第7 条e)
1.2.5. 人道に対する罪としてのその他の非人間的な行為
(第7 条k)


製薬業界の「疾病ビジネス」に関する嫌疑についての立証の概要(嫌疑1.1.
- 1.2.)

1. 被告らは、高血圧、心不全、糖尿病及びその合併症、ガン、AIDS 等の感染性疾患、骨粗鬆症といった現代において極めて多く見受けられ、自然的手段によって広範に予防可能であると認識されている諸疾病を、意図的かつ組織的に存続させています。被告らは意図的に何億人もの人類を苦しめ、その死を徒らに早めています。
2. 被告らは、特許の保護を受けない自然療法の利点を述べた人命に関わる情報が普及するのを阻止し、妨害する方法によって、組織的かつ意図的に循環器系疾患、ガンなどの疾病の根絶を妨げています。これにより被告らは、意図的に今後も何億人もの人類を苦しめ、その死を徒らに早めようとしています。
3. 被告らは、短期的な対症的病勢軽減はできても、長期的には有害な副作用を起こすことが知られている製薬品を製造、販売して、意図的かつ組織的に既存の疾病を拡大し、新たな疾病を創出しています。これにより被告らは、意図的に今後も何億人もの人類を苦しめ、その死を徒らに早めようとしています。
以上に関する詳細は、後の「証拠」のセクションで述べます。

2. 対イラク戦争と現在の国際的危機に関連して行われた特定の犯罪

●2.1. ジェノサイドの罪

被告らは、ジェノサイドの罪で有罪であり、ICC 規約第6 条による訴追に該当する。この条約のもとでのジェノサイドとは、国民・民族・種族・宗派の
全体的もしくは部分的な破壊を意図して行われる、下記の行為を指す。ジェノサイドには、以下に挙げる様な特定の犯罪が含まれる:
2.1.1. 殺害によるジェノサイド (第6 条a)
2.1.2. 重大な身体的または精神的害悪を加えることによるジェノサイド
(第6 条b)
2.1.3. 身体の破壊をもたらすことを意図した集団生活をことさらに押しつけることによるジェノサイド (第6 条c)

2.2. 人道に対する罪
ローマ規約第7 条のもとでの人道に対する罪とは、攻撃の認識を持って、民間人に対して広く又は組織的に攻撃を向ける行為の一環として行われる、下記の行為を指す。人道に対する罪には、以下に挙げる様な特定の犯罪が含まれる:

2.2.1. 人道に対する罪としての殺人 ( 第7 条a)
2.2.2. 人道に対する罪としてのせん滅 (第7 条b)
2.2.3. 人道に対する罪としての奴隷化 (第7 条c)
2.2.4. 人道に対する罪としての住民の追放または強制移転
(第7 条d)
2.2.5. 人道に対する罪としての投獄または身体の自由の著しい剥奪
( 第7 条e)
2.2.6. 人道に対する罪としてのその他の非人間的な行為、
及び、それに類
する意図的な身体・精神・健康への重大な苦痛や傷害を引き起こす
行為 (第7 条k)

●2.3. 戦争犯罪

ローマ規約第8 条では、戦争犯罪とは、1494 年8 月12 日のジュネーブ条約に対する重大な違反を意味する(戦争捕虜の処遇に関するジュネーブ条約、戦時の民間人保護に関するジュネーブ条約)。従って、ローマ規約のもとでは、戦争犯罪には以下に挙げる様な特定の犯罪が含まれる:
2.3.1. 戦争犯罪としての 故意による殺害 (第8条(2)(a)(i))
2.3.2. 戦争犯罪としての拷問 (第8条(2)(a)(ii) -1)
2.3.3. 戦争犯罪としての非人道的な取扱い (第8条(2)(a)(ii) -2)
2.3.4. 戦争犯罪としての生物学的実験 (第8条(2)(a)(ii) -3)
2.3.5. 戦争犯罪としての故意によって重大な苦痛を引き起こすこと
(第8条(2)(a)(iii))
2.3.6. 戦争犯罪としての財産の破壊または領得 (第8条(2)(a)(iv))
2.3.7. 戦争犯罪としての公正な裁判の否定 (第8条(2)(a)(vi))
2.3.8. 戦争犯罪としての違法な追放または移送 (第8条(2) (a)(vii) -1)
2.3.9. 戦争犯罪としての 違法な監禁 (第8条(2)(a)(vii) -2)
2.3.10. 戦争犯罪としての人質にとること (第8条(2)(a)(viii))
2.3.11. 戦争犯罪としての 民間人攻撃 (第8条(2)(b)(i))
2.3.12. 戦争犯罪としての民間人の物への攻撃 (第8条(2)(b)(ii))
2.3.13. 戦争犯罪としての過剰で付随的な死、負傷、または損害
(第8条(2)(b)(iv))
2.3.14. 戦争犯罪としての無防備な場所への攻撃 (第8条(2)(b)(v))
2.3.15. 戦争犯罪としての降伏した戦闘員の殺害または傷害 (第8条(2)(b)(vi))
2.3.16. 戦争犯罪としての切断 (第8条(2)(b)(x) -1)
2.3.17. 戦争犯罪としての敵側の財産の破壊または押収 (第8条(2)(b)(xiii))
2.3.18. 戦争犯罪としての敵側国民の権利の剥奪 (第8条(2)(b)(xiiv))
2.3.19. 戦争犯罪としての毒または毒性のある兵器の使用 (第8条(2)(b)(xvii))
2.3.20. 戦争犯罪としての禁止された弾丸の使用 (第8条(2)(b)(xix))
2.3.21. 戦争犯罪としての人格の尊厳の侵害 (第8条(2)(b)(xxi))
2.3.22. 戦争犯罪としての戦闘手段としての飢餓 (第8条(2)(b)(xxv))
2.3.23. 戦争犯罪としての 殺人 (第8条(2)(c)(i) -1)
2.3.24. 戦争犯罪としての虐待 (第8条(2)(c)(i) -3)


対イラク侵略戦争及び現在の国際的危機に関する嫌疑についての立証の概要
(嫌疑2.1.1 - 2.3.24)

1. 被告らは、国際法による承認なくイラクに対する侵略戦争を開始した。
2. 被告らは、心理戦及び現実の軍事行動を含む国際的危機状況を意図的に悪化させている。この情勢悪化の目的は、(広範な保護主義的法律の施行を含む)地球規模での市民的権利の放棄を許容するような世界的非常事態を創り出すことにある。「世界規模での対テロ戦争」「大量破壊兵器拡大の阻止」という偽りの口実のもとに行われたイラクへの侵略戦争は、その戦略の一環である。
3. 被告らはイラクへの侵略戦争中、イラク国民に対し、ジェノサイド、殺害、切断など、重大な肉体的・精神的危害を加える犯罪を意図的に犯した。

4. 被告らは、この侵略戦争中及び戦後、公共及び民間の財産を破壊・奪取する犯罪を意図的に犯した。イラクは、世界第二の石油資源保有国であるが、この資源は、被告らの私的利得のために奪い取られつつある。
以上に関する詳細は後の「証拠」のセクションで述べます。

この訴状をめぐる歴史上の先例

製薬/石油化学カルテルIG ファルベンの経営陣に対するニュールンベルク戦争裁判 ニュールンベルク戦争裁判
今から50 年以上前、世界大戦前に欧州最大の製薬/石油化学カルテルであったIG ファルベン社の経営陣に対し、ニュールンベルクで戦争裁判が開かれました。ニュールンベルク戦争裁判では第二次世界大戦の戦争責任者の罪が裁かれましたが、これは戦争犯罪に対する国際的訴追の先例となり、ひいてはデン・ハーグ国際裁判所の設立の礎となりました。
今ではあまり知られていませんが、ニュールンベルク戦争裁判で有罪宣告されたのは政治的・軍事的指導者だけではありせんでした。ヒットラーを政権の座につけた企業の経営陣も裁かれたのです。IG ファルベンの経営陣及び管理職24 人もこの戦争裁判で告発されました。米国の主席検察官テルフォード・テイラーはその冒頭陳述で次のように述べています:「この起訴では、人類の歴史で最も悲惨かつ壊滅的な戦争をもたらした責任により、彼らを告発する。ここでは彼らが行った広範にわたる奴隷化、収奪、殺害が告発の対象となる。これらは恐るべき罪である。」
またさらに、「戦争犯罪の主犯は、ナチスの狂信者らでなく、ここで告発された企業経営者らである。もし彼らの犯罪が白日の下に曝されることなく、処罰されずに済むのであれば、彼らはいずれヒットラーが犯した犯罪よりも大きな犯罪を犯すことになるだろう。」

1947 年にIG ファルベンの経営者らに下された主な罪状は次のようなもので
あった:


. 罪状1: 侵略戦争を計画・実行して他国を征服し、その結果、世界中に前代未聞の破壊、数百万人の死、さらに数百万人の長期にわたる苦痛を引き起こした。
. 罪状2: 占領した諸国に対する恒久的な経済的支配を目的として、同国の公的及び私的財産に対し、国外移送、収奪、掠奪など重大な犯罪を行った。
. 罪状3: 何百万人もの人々を奴隷化、虐待、暴圧、拷問・殺害した。

それから約半世紀が経過した今、この訴状の中の述べられた罪状は極めて似通っています:
. 国際的テロと大量破壊兵器拡大の阻止を口実とするイラク侵略戦争を計画・実行し、その結果、同国の広い領域を荒廃させ、数千人の死亡と数十万人の負傷をもたらした。
. 国際情勢を悪化させることにより、経済的勢力及び支配力を世界全体に確立させるため、公的・私的財産を収奪・椋奪した。この侵略戦争に対抗する側に、被告らは意図的に核兵器・化学兵器・生物兵器を含む大量破壊兵器の使用を誘導していた。
. 殺害、重大な身体的危害、身体的破壊をもたらす状態を引き起こすことによるジェノサイドと、人道に対する罪としての殺人、及びその他の非人間的行為。

犯罪の証拠

この訴状で述べられる罪状に関する証拠もまた、犯罪の2 つの主要領域に関わっています: b・
. 製薬企業の「疾病ビジネス」に関連して行われたジェノサイド及び人道に
対する罪の証拠。
. 対イラク戦争及び世界戦争に至る国際情勢悪化に関連して行われた戦争犯罪及び人道に対する罪の証拠。

1. 製薬企業の「疾病ビジネス」に関連して行われたジェノサイド及び人道に対する罪の証拠
被告らが意図的に疾病の維持・拡大を図り、故意に新規の疾病を引き起こすと共に、既に一つの適応で登録された薬を可能な限り他の適応にも使用拡大している具体的証拠を提示します。
この目的を達成するため、被告らは地球規模でこの詐欺的な事業計画を戦略的に計画・策定・実施・組織しましたが、そのスケールは人類の歴史においても比類ない経済的規模を有しています。

1.1. 疾患の意図的拡大
現在、極めて多く見られる疾病が、実際は効果的に予防し広範に排除できて数百万人の人命が助かるにも関わらず、被告らにより意図的に維持・拡大されている点に関し、以下に具体的証拠を提示します。

1.1.1. 冠状動脈疾患
冠状動脈疾患と心臓発作は動脈壁の構造的虚弱化及び機能障害であり、(壊血病の場合と同様)長期的なビタミンやその他の必須栄養素不足の結果として起こります。
これに対し、循環器系疾患の予防と治療に対する製薬企業のアプローチは、意図的にこの病因を無視しており、むしろ血中コレステロール値の低下といった対症的治療を中心としています。
自らの市場となっている疾患が治癒するのを意図的に避ける一方で、こうした製薬品の副作用で新たな疾患が生じています。被告らのこの様な意図的犯罪の結果、循環器系疾患で亡くなる人数に関して世界的に統計をとってみれば、毎年1200 万人を超える人数となります。

1.1.2. 高血圧症
高血圧症の主たる病因は、動脈の平滑筋細胞に必須栄養素が欠乏しているため、動脈の直径が狭まって血圧が上昇し、動脈壁の緊張が高まるためです。特許の保護を受けない、特にアミノ酸アルギニンやマグネシウムといった微量栄養素の効果について実証した臨床研究は多々あります。これら微量栄養素は、無数の血管壁細胞における欠乏状態を是正し、血管壁の緊張を緩め、血管の直径を拡大し、高血圧を正常な状態に戻します。
高血圧症の治療用に販売されている製薬品は、意図的に対症療法を中心としています。例えば、βブロッカーは心拍数を低下させ、利尿剤は血液量を減少させます。これら製薬品は意図的に高血圧症の主因である血管壁
「痙縮(スパスム)」の是正を避けています。この様に疾患が治癒するのを意図的に避ける一方で、こうした製薬品は長期使用による副作用を持ち、新たな疾患を数多く生み出す可能性を持っています。そして、その新たな疾患は、被告らにとって新たな市場となるわけです。
世界的に見て、数億人の高血圧症患者が、被告らのこうした行為の直接的影響を被って疾病の治癒ができない状態となっており、高血圧症による死亡数は日々高まりつつあります。

1.1.3. 心不全
心不全の主たる病因は、細胞の生体触媒である特定のビタミン、ミネラル、カルニチン、助酵素Q10 や、無数の心筋細胞への生体運搬物質が欠乏していることです。これによって、心臓の駆出機能が障害され、体内に水分が貯留されます。
18

これに対し、製薬企業の心不全に対する治療は、意図的にこの真実を無視し、対症療法を中心としています。心不全薬として市販されている利尿剤は体内に貯留された水分を排出するのみならず、ビタミン、ミネラル、その他水溶性の生体エネルギー運搬物質をも排出してしまいます。従って、心不全薬として売られている製薬品が、実際にはこの疾病を悪化させており、いったん利尿剤が処方され始めた患者で余命が縮まる原因となっています。
この様に疾患が治癒するのを意図的に避ける一方で、こうした製薬製品は体内から必須栄養素を流出させ、この疾病の本来の病因を悪化させています。被告らのこうした行為の直接的結果として、世界的に見て、1 億人以上の心不全患者が治癒しないままとなっており、徒らに死期を早めています。

●1.1.4. 不整脈

不整脈の主な病因は、微量栄養素、ビタミン、ユビキノン、その他、無数の電気的心筋細胞への生体エネルギー運搬物質の欠乏です。このため、通常の心拍に必要な電気的信号を生み出したり、伝達したりする機能が障害されるのです。最近のダブルブラインド型プラセボ対照臨床試験では、微量栄養素の治療的使用が不整脈のベースにある健康状態を改善するのに効果的で安全かつ安価な手段であることが、明白に実証されました。
これに対し、製薬企業が取っている不整脈治療のアプローチは、意図的のこの事実を無視しており、対症療法を中心としています。不整脈治療用に販売している抗不整脈剤は不整脈を往々にして悪化させ、心停止を引き起こし、死期を早めることすらあります。
10 年前、トマス・モアがその著作「Deadly Medicine」で実証したように、米国で新しい薬効群の抗不整脈剤が一つできただけで、ベトナム戦争におけるアメリカ人死傷者数を超える被害が生まれたのでした。世界的に見て、被告らの行為の直接的結果として1 億人以上の不整脈患者が疾病の治癒しない状態におかれており、その死者の数は日々上昇しています。

1.1.5. ガン
最近までガンは「死の宣告」であると考えられていました。しかし、近年の自然健康法や細胞医学の発達により、この状況は根本的に変わりました。
しかし、この疾病に関しても、極めて利益の多い市場である「ガンという疾病」を温存できる効果の乏しい製薬品を売る被告らによって、特許の保護を受けない治療法に関する医学的研究は意図的に無視されています。被告らがガンに関して犯してきた犯罪の並はずれた重大さに鑑み、以下で、より詳細に論じたいと考えます。
全てのガンが同一のメカニズム、即ちコラーゲン消化酵素(コラゲナーゼ、メタロプロテイナーゼ)の作用で広がることは科学的な事実です。自然物質アミノ酸リシンの治療的使用(特に、特許の保護を受けないその他の微量栄養素との併用)により、これらの酵素をブロックし、ガン細胞の拡大を阻害することができるのです。乳ガン、前立腺ガン、肺ガン、皮膚ガン、
フィブロブラストーマ、滑膜ガンなど、これまでに調査された全てのタイプのガンが、この治療アプローチで奏功しています。
この医学上の画期的発見が、世界中でさらに深く調査されることなく、ガン患者の治療にも利用されていない唯一の理由は、これらの物質が特許の保護を受けない物質であり、利益マージンの低い物質であるからです。結局、それより重要なことは、ある疾患を根絶させるような効果的治療法は何であれ、製薬品の数兆ドル市場の破壊に繋がるという事実です。
中でもガン患者に対する製薬品市場は、特に詐欺的かつ悪質なものです。
「化学療法」という謳い文句のもとで患者を治療するふりを装いつつ、その実マスタードガスの派生物すら含む毒性物質を患者に使用しています。
こうした毒性物質が体内の無数の健康な細胞をも破壊してしまう事実は、巧妙に隠されています。

この様な事実を十分承知の上で、彼らは次のような結果を意図的に考慮に入れていたのです: 第一に、ガンを世界的な疫病として今後も温存し、数兆ドルの疾病ビジネスを存続させる経済的基盤とすること。第二に、「化学療法」という形態で組織的に毒性のある薬を使用させることにより、これを処方されたガン患者に新種の疾病が引き起こすこと。
この戦略の結果、(感染症、炎症、出血、臓器不全をなど)これらの薬の副作用を治療する製薬品マーケットは、化学療法薬の市場以上の拡大を遂げました。この様に、被告らはただ一つの目的「金銭的利得」のために、組織的な詐欺計画を実施して、何億人ものガン患者を苦しめてきました。

●1.1.6. AIDS 及びその他の感染症

同様に、人類の歴史において最も恐ろしい疾病AIDS の治療についても、詐欺的計画が実行されました。すでに10 年以上も前、ビタミンC がHIVウィルスの増殖を99%以上も低減できるという事実は、学術的研究によって示されていました。被告らは、この事実を10 年以上も知っていたのです。
しかし、特許によって保護されない、この安全かつ安価な治療法を意図的に無視し、遠回りして、被告らはAIDS に対する特許薬を開発しました。この薬には激しい副作用があり、(法外な特許使用料ゆえに)この地球上の人類の大半には購入できない薬となっています。こうして、その犯罪的な事業計画の実施により、被告らはアフリカ、南米、アジアをはじめ、世界各地の何億人という人々の生命を危険にさらし、死に至らしめる犯罪を犯しています。

同じように、感染症に関しても、彼らは「感染症に対する免疫を高める唯一重要な方法は、B6, B12, 葉酸及びその他の特定の必須栄養素を最適量摂取することである」という情報を締め出して来ました。このような細胞代謝の生体触媒物質が、感染に対する人体最大の武器である白血球の生産を増大することは、科学的な事実です。製薬業界はこの情報を特に開発途上国の何億人という大人や子供たちから組織的に隠蔽して、これらの地域に住む数知れない人々の生命を危険にさらしています。被告らは全員、同地域の人々の殆どが製薬品による治療手段を購入することができず、従って、死ぬ以外にないことを承知しています。
感染症の予防・治療上、この生命に関わる、特許の保護を受けない自然療法についての情報を与えないことは、何百万人もの人々を死に至らしめるのみならず、多くの開発途上国の経済を破滅に導く事態を招きます。その直接的結果として、すでに現在の世界経済に存在するアンバランスが甚だしく悪化することになるのです。これらの国々は、負け戦をするしかない立場に意図的に追い込まれているわけです。

● 1.1.7. その他の疾患

同様に、その他の変性疾患、炎症性疾患、感染性疾患など、現在ごく一般的に見られる疾患の多くも、被告らがそれを温存して自らの「疾病ビジネス」の市場とする決定を下したがゆえに、いまだ医療問題として存続しているわけです。

●1.2. 被告の犯罪的なマーケティング計画に関する証拠


1.2.1 製薬品の市場拡大を目指した意図的な疾病拡大と新しい疾病の創生 被告らの市場を拡大するために、その副作用が知られているにも関わらず、以下のような一連の薬が意図的に製造・販売されました。被告らは既存の疾病と闘う見せかけの下で、犯罪的にも新たな疾病を意図的に創り出しています。なお、副作用による新たな疾病が表面化するのは何年も経ってからであるという事実は、この詐欺的計画にとってさらに都合の良い隠れ蓑となっています:
コレステロール降下剤:特にスタチン及びフィブレートは「循環器系疾患の予防」という見せかけの下で大量に販売されています。これらの薬は現在、世界で数百万人の患者に投与されている用量でガンを誘発することが知られています。
化学療法薬 は、ガンの治療薬ということで流通しています。しかし、実際にはこうした薬は重大な副作用を引き起こします。その中でも極めて多いのは、新しいガンを発症させる副作用です。化学療法をめぐる犯罪的なマーケティング計画全体が機能するのは、ひとえに被告らがガンを「死の宣告」として演出しているからです。こうした状況があるため、化学療法を処方された患者の命がほんの2~3 ヶ月延びただけで、被告らはこれをサクセス・ストーリーとして喧伝できるのです。
アスピリンは「心臓発作と脳卒中を予防する」という偽りの口実のもとに大量に流通しています。しかし、この薬を長期にわたって使用すれば、コラーゲンが破壊され、そのため徐々に心臓発作や脳卒中のリスクが高まり、さらに、胃潰瘍や消化管出血といった別の疾病が引き起こされることが知られています。

 抗炎症剤は、関節炎のような疼痛や炎症を治療するのに使用されています。
しかし、こうした薬の多くは関節などの結合組織を破壊するのです。こうした薬を長期使用すれば、健康障害は改善せずに悪化します。
カルシウム拮抗剤は、「高血圧を治療し、心臓発作を防ぐ薬」という偽りのもとで大量に流通しています。しかし、この薬を長期使用すれば、心臓発作、脳卒中などの疾患の増加を招くことが分かっています。
エストロゲン及びその他のホルモン薬は、「骨粗鬆症と心臓疾患の防止」という見せかけのもとで大量に出回っています。しかし、この薬を長期使用すれば、これを処方されている女性患者の30%以上にガンを発症することが知られています。この薬で発症するガンで特に多いのは、乳ガンや子宮ガンといったホルモン依存性のガンです。
 精神安定剤及び抗うつ: 被告らによる組織的な市場拡大のもう一つのメカニズムとして、薬の売上げを伸ばすために意図的に薬物依存を創り出す方法が挙げられます。ジアゼパム(「バリウム」)の様に広く使用されている薬も含め、精神安定剤や抗うつ剤の多くが依存症や薬物中毒を引き起こす薬であることが知られています。こうした中毒性のある薬を世界的に販売拡大するために、被告らは直接的に一般大衆に向けた総見開きの広告で、この様な薬を褒め上げてすらいます。
その他の薬: 製薬投資ビジネスにとって特許薬であることは前提条件であるため、必然的に一般の製薬品は合成薬ということになり、人体に対する毒性を有しています。殆ど全ての薬に関して、先に述べたような詐欺的な事業原則、即ち「短期的に症状を緩和しつつ、一方では薬害を引き起こし、徐々に新たな製薬品市場の基盤である新疾病を創り出す」やり方が当てはまるのです。

●1.2. 新たな疾病への製薬品市場の拡大

被告らは、以前は他の疾患向けに勧めていた自社の製品を新たに勧めることができるような新しい健康障害を意図的に創り出すことにより、自らの既存の製薬市場を拡大するという方法で犯罪を実行してきました。その第一の証拠として、以下の例を述べます:

頭痛薬は、今では心臓疾患を防ぐと言われています。アスピリンは、最初は頭痛薬・鎮痛剤として開発されましたが、現在は、被告らにより長期使用に向く薬として大量に販売され、推奨されています。被告らは同薬を心臓疾患やその他の重篤な健康障害の予防と治療に有効な製品と称して、健康人にすら使用を勧めています。

抗生剤は冠状動脈疾患に効くと言われています。抗生剤の世界市場を拡大するために、被告らは心臓発作における「バクテリア理論」なるものをでっち上げ、世界的規模で広めています。クラミジア菌やその他のバクテリアが実際にアテローム硬化症や心臓発作を引き起こすという臨床的証拠は存在しないのですが、被告らは犯罪的にも「心臓発作の予防」という偽りのもとで、健康人にまで抗生剤を広く使用するように勧めています。

上記は、他の疾病にまで自社製品の使用を組織的に拡大しようとする被告らのやり口のほんの数例に過ぎません。実際、このマーケティング戦略は、例外ではなく、原則なのです。やがて調査が進むにつれ、この方面で被告らが犯した犯罪のリストは更新され、完全なリストができるはずです。

1.4. これらの犯罪を容易にする意図を持って、社会の様々な分野への組織的浸透を果たした点に関わる犯罪 被告らは、自らの「疾病ビジネス」やその他の犯罪を行うのに都合のよい財政その他の依存状態を作り上げる目的で、世界の大半の国々の保健医療分野に組織的かつ意図的に浸透していきました。開発研究といっても、その主たる目的は、効果的、安全・安価な疾病の治療法を見つけることではなく、製品メーカーにとって最大の疾病市場を画定し、その市場で最も高い利益を上げることが目的となっています。過去数十年にわたり、この・戦略の一環として、被告らは医学部の医師養成プログラムから、特許の保護を受けない効果Iな自然療法に関する知識を組織的に排除しています。
 彼らは、こうした自然療法の生命に関わるほど重大な医療的メリットをほとんど全く知らない医師世代を、故意に養成させているのです。同時に、医学部での治療に関する教育は、新たに造られた「薬理学科」なる学科に取って代わられました。こうして、この数十年で医学部を卒業した医師の世代は、実質的に製薬業界の「疾病ビジネス」に貢献する販売員として養成されています。この戦略を隠蔽するため、特許薬は「科学的な薬」として演出されており、それどころか「倫理的な薬」というお墨付きまで与えられています。これに対し、特許薬でない自然療法は「非科学的な薬」としてその信用を貶められています。
同様に、被告らは、自らの犯罪行為を隠匿し、「疾病ビジネス」をはじめ様々な犯罪を行いやすくするため、組織的かつ意図的に世界中のマスメディアに浸透し、財政その他の依存状態を作り上げて、詐欺的な虚偽の情報を広めています。

被告らは、自らの効果や安全性に乏しく、儲けの多い製薬品の売上げを拡大するために、意図的かつ組織的に大多数の国の立法・行政制度を悪用して、法案を通過させ、法規を定立させ、販売促進の手段を講じて来ました。
 被告らは、その政治的影響力を濫用して、「医療保健」を始め、様々な公的・私的保健医療基金の名目のもとに、数兆ドルが彼らに渡るような立法措置を強要しています。この詐欺まがいの「疾病ビジネス」推進により、被告らはこれだけの資金を、効果に乏しく有害な薬物療法の代金として、世界中の個人、法人、政府から取り上げているわけです。こうして被告らは、無数の人々を苦しめ、その寿命を縮めつつ、製薬業界に法外な利潤をもたらしています。

被告らは、欧州議会、国連組織、世界保健機構(WHO)、食糧農業機構(FAO)、各国の政治機構及び国際的政治機構といった、様々な地域的・国際的組織)に意図的かつ組織的に浸透して、その影響力を濫用し、人道に対する罪を犯しています。

1.5. 特許の保護を受けない効果的な保健医療手段を組織的に妨害した点に関わる犯罪

その巧妙に作り上げた投機的な「疾病ビジネス」を保護するために、 被告らは、世界の人々が特許の保護を受けない自然療法に触れる機会を組織的に排除しようと試みました。この目標を達成するために、被告らは複数の戦略的手段を講じています:

1. 生命に関わるほど重要な特許対象外の自然療法に関する情報を与えない: 被告らは意図的かつ組織的に何百万人もの人々から「人体は自分自身でビタミンC(アスコルビン酸)を生産できない」という基本的な健康情報を遮断し、アクセスさせないようにしてきました。この知識が欠けているため、人類のほぼ全員が、ビタミンC 欠乏症に陥っており、循環器系疾患をはじめ様々な疾病にかかりやすくなっています。同様に、被告らは、組織的かつ意図的に何百万人もの人々から「人体は天然のアミノ酸リシンを生産できない」という基本的な健康情報を遮断し、アクセスさせないようにしてきました。この知識が欠けているため、人類のほぼ全員がアミノ酸リシン欠乏症に陥っており、ガンを始め、様々な疾病にかかりやすくなっています。この様に、被告は、故意に無用の苦しみを無数の人々に引き起こし、その寿命を縮めています。
2. 公けの場で特許対象外の自然療法の信用を貶める: 被告らは、特許薬を基盤とする自らの「疾病ビジネス」を保護・拡大し、種々の犯罪を行う目的で、誤解を引き起こす虚偽のねつ造情報を広め、意図的かつ組織的に大衆を欺き、 特許対象外の自然療法の信用を貶めています。この様に、被告は、故意に無用の苦しみを無数の人々に引き起こし、その寿命を縮めています。

3. 特許対象外の自然療法に関する保健医療情報の普及を法律で禁ずる: 被告らは、意図的にその政治的影響力を濫用し、各国及び国際的に、特許対象外の自然療法を用いた予防・治療に関する保健医療情報の普及を基本的に禁ずる法律を施行させようとしています。同時にこの立法では、これら自然で安全な療法に対し、恣意的に低く設定した「許容最大値」を設けようとしていますが、これは自然療法を「自然的治療手段」として利用する可能性の排除を意図した一手段だと言えます。被告らは国連の「コーデックス委員会(Codex Alimentarius Commission)」の権威を悪用し、国連の全加盟国、すなわち、世界中の国々にこの様な法律を作らせようとしているのです。

1.5.5. しかし、今では製薬業界の「疾病ビジネス」を保護しようとする全ての平和的努力は失敗し、被告らは別の戦略に訴えています。彼らは、保護主義的な法律を地球規模で即時的に施行させることができるような心理的・法的前提条件を創り出し、ここで告発を受けている「疾病ビジネス」やその他の犯罪行為を今後も確実に続けられるよう、国際的危機情勢を意図的に悪化させていますが、戦争もその手段の一つです。

2. 対イラク侵略戦争に関連して行われたジェノサイド、戦争犯罪、人道に対する罪の証拠

被告らは、大量破壊兵器の使用を含む戦争を誘発する侵略戦争も含め、国際的危機を意図的に悪化させるという犯罪を犯しています。
被告らは、この国際的危機というシナリオを補強するために、「9 月11日の悲劇」を常に悪用していますが、結局のところ、彼らはこの事件を侵略戦争正当化のために利用しているのです。
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被告らは、この悲劇の心理的要素を最大限に利用する一方で、実際の9 月11 日事件の真相と背景を究明する公式の調査は行わせていません。1 年以上に渡って、独立した調査委員会の設置を阻んできたのは、ホワイトハウス自身でした。
この様に、この悲劇の真相は一般大衆には完全に明かされていないにも関わらず、9 月11 日の悲劇は、それ以降、国際情勢悪化を正当化する口実として利用されているのです。
9 月11 日の悲劇について何ら説得力のある証拠を開示できていないにも関わらず、被告らはこの悲劇を、アフガニスタンを占領する目的で利用しました。軍隊によるアフガニスタン占領の後から、経済的利得を目的とする被告らによる同国の収奪が始まりました。
同じやり方で、被告らはこの口実を次の国イラクを占領する目的にも利用しました。「大量破壊兵器拡大を阻止する」という見せかけのもと、被告らは国際社会を強制的に対イラク侵略戦争へ導こうとしたのです。
国連安全保障委員会の過半数、国連加盟国の圧倒的過半数、そして、圧倒的な世界世論がこの戦争に異を唱えたのにも関わらず、被告らは攻撃を開始しました。
被告らが計画し、開始し、指揮した戦争は、いかなる国際的承認をも得ていない戦争であり、従って、戦争犯罪及び人道に対する罪に該当します。
仮に被告がこの罪によって裁かれることがないとしたら、人類を滅亡から守るために第二次世界大戦後に設けられた国際法の制度全体が、崩壊することになります。
国際社会の承認が得られない状況の中で、被告らがこの犯罪行為を正当化するために残された唯一の道は、「イラクの大量破壊兵器捜索」という口実をでっち上げることでした。今では、世界中の人間が、これも欺瞞の一つであったことを知っています。

対イラク侵略戦争中、兵士も民間人も含む数万人のイラク国民が殺害されました。国際的な承認の無い戦争中にこれだけの規模の人間を殺害した行為は、ジェノサイドの罪に該当します。
さらに、数十万人の(子供も多く含まれる)罪のない人々が、被告らの犯罪的行為によって負傷し、四肢を失い、肉体的・心理的被害を被っています。
しかも被告らは、イラクの石油・天然資源を搾取して自らの繁栄を図る目的で、意図的かつ組織的にイラク国内の石油やその他の天然資源地帯を掌握しています。この犯罪を隠蔽するために、被告らは「石油資源の確保はイラク国民自身の利益と福利のためである」という虚偽の口実を広めています。
イラク占領及びこの侵略戦争における同国の資源の収奪により、被告らは敵国の財産の収奪及び押収という犯罪も犯しています。
被告らは組織的にこの危機的情勢を悪化させ、いわゆる「対テロ法」によって市民的権利に一層の制限を加えました。この犯罪を行うにあたり国民を欺く目的で、これらの法律には故意に「国土安全保障法」もしくは「パトリオット法」なる欺瞞的な名称が付けられています。これによって、被告らは、市民的権利の放棄に対する政治的な支援を強要しているのです。 この情勢悪化を組織的に作り上げる一方で、被告らは意図的にマスメディアの目を眩ませ、製薬カルテルの利便を図る保護主義的法律を導入する最初の一歩を踏み出しました。当時の米国議会にはほとんど気付かれること
なく、国土安全保障法の中には、製薬品メーカーの製造責任を免除する規定が挿入されています。
以上は被告によってなされた戦争犯罪と人道に対する罪、そして、こうした戦争犯罪をさらなる目的のために用立てる被告らの戦略の概略でしかありません。つまり「疾病ビジネス」を地球規模で補強するという、よりスケールの大きな犯罪を今後も続けられるようにすることが、彼らの目的なのです。

こうした戦争犯罪を今後調査するに際しては、被告らを裁くために利用可能なリソースは全て使用する必要があります。特に国連組織、国連の兵器査察団から出される資料、イラク側から出される戦争犯罪の記録、国際的資料など、利用できる資料は全て対象に含めるべきです。
世界中の人々がこのプロセスへの参加を要求しており、裁判の手続きを早めるために、こうした戦争犯罪に関する証拠資料提出に協力を申し出ています。

被告

本件の被告は、様々な国籍の企業人、軍人、政治家からなる以下の人物です:
1. ジョージ・ウォーカー・ブッシュ: 米国大統領。彼は製薬/石油化学カルテルの利害を執行する中心的な政治家です。この訴状に記載された対イラク戦争に関する戦争犯罪をはじめ諸犯罪の中心となった政治家でもあります。
2. アンソニー・チャールズ・リントン ( “トニー”) ブレア: 英国首相。この訴状に記載された諸犯罪の実行において、自ら先導し、執行すると共に、ジョージ・ブッシュの共犯者でもある政治家です。
3. リチャード・ブルース ( “ディック”) チェイニー: 米国副大統領。 彼はかつてテキサス州ダラスの石油関連企業はハリバートン社の経営最高責任者でした。イラク占領後、「イラク再建」の名のもとに、ハリバートン社はイラクに対する経済的収奪の主体となりました。
4. ドナルド・ラムズフェルド: 国防長官。彼は、現在ファルマシア社の一部であるサール社をはじめ、バイオテクノロジー及び製薬関連企業数社の経営最高責任者でした。過去数十年間にわたり、彼は製薬業界の「疾病ビジネス」の戦略策定者としての役割を果たしています。製薬業界からは数回の表彰を受けています。ジョージ W. ブッシュと共にドナルド・ラムズフェルドはイラクに対する侵略戦争の扇動者でした。
5. ジョン・アシュクロフト: 米国検事総長。彼は組織的立法の一つ、いわゆる
「国土安全保障法」の戦略的策定者であり、この法によって、米国における市民的権利を組織的に制限しています。彼は、製薬業界が米国内で行った犯罪に対し、基本的に罪を問わずに責任を免ずる保護主義的法律を成立させた人物です。
6. トム・リッジ: 国土安全保障省長官。被告らの非倫理的な「疾病ビジネス」を存続させるため、彼らの政治的・経済的支配を補強した犯罪、及び、米国における市民的権利の組織的制限に関連した犯罪において、ジョン・ アシュクロフトの共犯者です。
7. コンドレッサ・ライス: 米国大統領特別補佐官国家安全保障担当。彼女はかつて石油化学企業シェブロン社の役員であり、被告らの侵略戦争を促進する役割を果たしています。


製薬業界では、以下の企業を被告として告発します:

●1. ファイザー社: 経営最高責任者 Henry A. McKinnell(Ph.D.) 及びその他の
経営陣及び取締役会。

2. メルク社: 経営最高責任者Raymond V. Gilmartin 及びその他の経営陣及び
取締役会。
3. グラクソ・スミス・クライン社: 経営最高責任者Jean-Pierre Garnier(Dr.)
及びその他の経営陣及び取締役会。
4. ノバルティス社: 経営最高責任者Daniel Vasella(Dr.)及びその他の経営陣
及び取締役会。
5. アムジェン社: 経営最高責任者Kevin Sharer 及びその他の経営陣及び取締
役会。
6. アストラ・ゼネカ社: 経営最高責任者 Sir Tom McKillop 及びその他の経営
陣及び取締役会。
7. イーライ・リリー社: 経営最高責任者 Sidney Taurel 及びその他の経営陣及
び取締役会。
8. アボット社: 経営最高責任者 Miles D. White 及びその他の経営陣及び取締
役会。

9. 「疾病ビジネス」への投資継続・促進をはじめとする諸犯罪に関わっている
その他の製薬企業、その経営最高責任者と取締役会。

 

石油化学業界では、以下の企業及び経営陣を被告として告発します:

1. エクソン・モービル社 : 経営最高責任者 Lee R. Raymond 及びその他の経営陣及び取締役会。
2. ブリティシュ・ペトロル (BP): 経営最高責任者 The Lord Browne of Mad-ingley (FREng) 及びその他の経営陣及び取締役会。
3. シェブロン・テキサコ社: 経営最高責任者 David O’Reilly 及びその他の経営陣及び取締役会。
4. 対イラク侵略戦争による収奪・椋奪から利益を得ているその他の石油化学企業。

●これら多国籍企業の背後に存在する金融団体:

1. 犯罪行為により利益を得ているロックフェラー・ファイナンシャル・グループ及びロックフェラー家の成員。
2. これらの犯罪行為により経済的利益を得ているロスチャイルド・グループ及びその全成員。
3. これらの犯罪行為により経済的利益を得ているJP モルガン・グループ及びその全成員。
4. 米国、欧州、日本という世界の3 地域(「三極」という名称の由来)における
投資家グループの利害調整のために、デビッド・ロックフェラーによって設立された三極委員会及びその成員。この中には、これらの犯罪に荷担し、そこから利益を得た事実がつきとめられる個々の委員会メンバーも含まれる。
5. 今後の調査の中で、これら諸犯罪への荷担の事実、又は、そこから利益を得た事実がつきとめられる企業のロビイスト及び利益集団。
6. J.P. モルガン・チェイス銀行:経営最高責任者 William B. Harrison Jr.及びその他の経営陣及び取締役会。
7. 今後の調査の中で、これら諸犯罪への荷担の事実、又は、そこから経済的利
益を得た事実がつきとめられるその他の金融機関、その経営幹部、取締役会
及び株主。
8. 今後の調査の中で、これら諸犯罪への荷担の事実、又は、そこから経済的利益を得た事実がつきとめられる政治家及び国内・国外の政治団体。
9. 今後の調査の中で、これら諸犯罪への荷担の事実、又は、そこから経済的利益を得た事実がつきとめられる軍関係者。
10. 今後の調査の中で、これら諸犯罪への荷担の事実、又は、そこから経済的利益を得た事実がつきとめられる薬事医療行政官。
11. 今後の調査の中で、これら諸犯罪への荷担の事実、又は、そこから経済的利益を得た事実がつきとめられるマスメディア関係者。
12. 今後の調査の中で、これら諸犯罪への荷担の事実、又は、そこから経済的利益を得た事実がつきとめられる上記以外の個人又は組織又は団体。

●この訴状に適用される国際的規約

この訴状で述べた重大犯罪には、国際司法裁判所(ICJ)についてのローマ規約に加え、
以下の国際的規約及び宣言が適用される:
1. 国連憲章
2. 世界人権宣言(1948 年12 月8 日)
3. 人権に関するジュネーブ条約(1949 年8 月12 日)
4. 集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約(1951 年1 月12 日)
5. 戦争犯罪及び人道に対する罪に対する時効不適用に関する条約(1968 年)
6.戦争犯罪及び人道に対する罪による有罪者の捜索・逮捕・引渡し・処罰における国際協力の原則 (1973 年)

●被告に対する国際刑事裁判所の管轄権

被告らは、自らの行為を取り巻く全ての状況を知悉しながら、意図的かつ十分な知識を持って先述の犯罪を行いました。
ここで報告された犯罪は、全ての人類に対して犯された犯罪です。ハーグの国際刑事裁判所は、こうした緊急を要する問題に対処するために、国際法によって運営される裁判所です。
また、国際刑事裁判所は、第二次世界大戦とニュールンベルク裁判の後に設置され、
将来、再び悲劇(恐らく世界戦争)が訪れるのを阻止するという目標を持っています。

● 1. 公職者が起訴を受ける法的責任

国際刑事裁判所は被告等に判決と処罰の双方を言渡すことができます。
「本規程は、職務資格に基づく区別の如何を問わず、あらゆる人に平等に適用される。特に、国もしくは政府の長、政府もしくは議会の構成員、公選による代表または政府の職員の職務資格は、いかなる場合であっても、本規程における刑事責任を免除するものではなく、それ自体としては、量刑を減軽する理由とされるものではない。」(ICC 条約第27 条1 項).

「国内法または国際法における人の職務資格に付随する免責若しくは特別な手続上の規則は、同人に対する本裁判所の管轄権の行使を妨げるものではない。」 (ICC 条
約第27 条2 項)。

2. 刑事責任の除外
ICC 規約第31 条の刑事責任除外に関する規程に述べられたいかなる文言も、被告ら
の刑事責任除外を発動するものではありません。
被告らは、自らの行為の非合法性を十分に知悉の上で行動していました。従って、
これに反対する如何なる申立ても無効です。

同様に、被告が他諸国と見解上での「同盟関係」を形成して、遡及的に自らの犯罪
を正当化する試みも、全て無効です。

3. 米国政府の一員及び米国市民に対して処罰を与える権限

たとえ米国籍を持つ被告であっても、世界の他の90 ヶ国(国連加盟国の約半数)とは違い、米国がローマ規約の調印国でないからというだけの理由で、国際刑事裁判所による刑事訴追からの免除を主張することはできません。
被告らは、国際刑事裁判所が有する処罰の権限を回避する方法を、かなり以前から画策していました。しかしながら、そうした方法で被告らが国際刑事裁判所による裁判から免れることは出来ません。なぜなら、この国際刑事裁判所の裁判で裁かれるべき行為に関わる犯罪を実行しただけで、この規程のもとでの処罰を受ける法的責任が成立するからです。
 この場合、被告が加盟国である特定の国家に属する人であっても、関係ありません。
なぜなら、国際刑事裁判所は国家ではなく、自然人に対して裁判管轄権を有しているのであり、何人も、「個人として責任を問われ、処罰される責めを負う」からです。 (ICC 条約第25 条1 項及び2 項)。
ICC 条約は、米国政府が小国家を強制して双務的な「処罰免除同盟」を結ばせようとしている企てを無効としています。
さらに、国連安全保障理事会は、米国政府、つまり被告らの大半によって、国際刑事裁判所が自らに対する処置をとりうるか否かを決定することはできないし、また決定すべきでもない、という趣旨の採決を行いました。
 この様な採決が行われたのには十分な理由があります。もし、ニュールンベルク裁判で告発された当人が、自らニュールンベルク裁判の裁きを受ける必要があるか否か決めることができるとしたら、どんな事態になっていたかを考えて見れば分かります。
以上の理由で、被告らは、たとえアメリカ合衆国の市民であろうとも、国際刑事裁判所の処罰の権限に服する立場にあるのです。

最終アピール

本訴状の中で指摘した有効な根拠に基づき、指名された個人は、国際刑事裁判所により起訴されるべきであると考えます。
国際刑事裁判所検察官により、被告らの個別的責任に関して、調査を開始・継続して頂く必要があります。
このような調査は、私たち世界市民の側においても、引き続き活発に実施していく必要があります。

被告らは以下の理由により起訴されるべきであると考えます:
. 人の平和の権利を、事態を知悉しつつ意図的に蹂躙したこと;
. 人の生きる権利を、事態を知悉しつつ意図的に蹂躙したこと;
. 人の健康の権利を、事態を知悉しつつ意図的に蹂躙したこと。

この訴状は、被告に対する起訴手続が始まる時点まで、継続的に追加・修正を加えつつ更新して行きます。
この訴状では、人類史上最大の規模を持つ犯罪について述べました。被告に対する国際刑事裁判所の正式起訴手続が遅れるほど、この地上で、日々、何百万もの人々が自らの生命によってその代価を支払い、世界は次なる世界大戦へと近づきます。いささかの遅れも許されません。
ニュールンベルク戦争裁判で米国の主席検察官は、薬品/石油化学カルテルIG ファルベンの経営者について「もし彼らの犯罪が白日の下に曝されることなく、処罰されずに済むのであれば、彼らはいずれ、もっと大きな犯罪を犯すことになるだろう」と語りました。
この告発に対し、世界中の人々と政府からのご支援をお願いいたします。今こそ行動の時です。

2003 年6 月14 日、オランダのハーグ市にて

世界の人々のために

医学博士マティアス・ラス

医者が患者をだますとき ロバート・メンデルソン

はじめに

●私は告白する

私は現代医学を信じない。私は現代医学に異をとなえる異端者である。私がこの本を書いたのは、世の人々に現代医学の呪縛から解き放たれてほしいと思うからである。
とはいえ、私も初めから現代医学を信じていなかったわけではない。それどころか、かつては熱烈な信者だった。
医学生だったころ、DES(ジエチルスチルベストロール)という合成女性ホルモン剤の研究がさかんに行われていた。現代医学を信じていた私は、この薬になんの疑いも抱かなった。ところが二十年後、妊娠中にこの薬を投与された女性が産んだ子供たちに、膣がんや生殖器の異常が多発したのである。これは当時の私は、夢にも思わなかったことだった。
研修医だったころ、未熟児に対する酸素療法が最新の医療設備を誇る大病院で行われていた。
しかし、この治療を受けた未熟児の約九割に弱視や失明などの重度の視力障害(未熟児網膜症)が起こつていた。そのことは知っていたが、治療法に原因があることを見抜く努力を怠っていた。一方、医療水準が劣ると言われていた近くの病院では、この病気の発症率は一割を下回っていた。発症率になぜこれほどの差があるのか教授たちに聞いたところ、こんな答えが返ってきた。
「あの程度の水準の病院では正しい診断法がわかっていないから、症例を見落としてしまうのだ」
私はその言葉を信じた。
未熟児網膜症が高濃度酸素の投与で引き起こされることがわかったのは、それから一、二年後のことだった。経済的に豊かな病院は、最新式の高価なプラスチック製保育器を置いていたから、酸素は漏れずに器内に充満して未熟児を失明させてしまった。だが、「あの程度の水準の病院」で使われていたのは旧式の保育器だった。すきまだらけのブタがついた浴槽のようなしろもので、酸素はかなり漏れていたが、これが結果的に未熟児を失明から救っていたのである。
こんなことがあっても、私は現代医学を信じつづけた。
その後、私はある研究グループに加わって科学論文を作成した。テーマは、未熟児の呼吸器病にテラマイシンという抗生物質を使うことについてだった。論文のなかで私たちは「この薬には副作用がない」と主張した。当然だろう。副作用が現れる前に論文を書いてしまえば、どんな薬でも「副作用がない」と言い切ることができる。
実を言うと、その後の研究で、テラマイシンをはじめすべての抗生物質は、未熟児の呼吸器感染症にはあまり効果がないこと、そればかりかテラマイシンを含むテトラサイクリン系抗生物質によって数千人の子供たちの歯が黄緑色に変色し、骨にテトラサイクリンの沈着物ができてしまうことが確認されている。
それでも、私は現代医学を信じつづけた。
私は扁桃腺、胸腺、リンパセツの治療に放射線療法が効果があると信じていた。この治療法について、教授たちは「放射線の照射が危険なのは言うまでもないが、治療に使う程度の線量ならまったく無害だ」と断言するので、私はその言葉を信じたのである。ところが、「まったく無害」な線量でも十年から二十年後には甲状腺腫を引き起こしうることがその後の研究で判明した。
現代医学がまいてきた無数の不幸の種を刈り取る時期が到来した。私がようやくそれに気づいたとき、かつて自分が放射線で治療した患者たちの顔が思い浮かんだ。あの人たちの何人かが首にしこりを患って、いつか再び私のもとに戻って来るのではないか。その思いが私をさいなんだ。
なぜ戻って来るのか。あなたたちの苦しみの原因を作ったのは、この私なのだ……。
私はもう現代医学を信じない。

序章

●現代医学は宗教である

ほとんどの人たちは、先端医療とはすばらしいもので、その技術を駆使する名医にかかればきっと健康になれると思い込んでいる。けれども、それは大変な思い違いである。医療の当事者である医者、彼らこそが人々の健康をおびやかしている最も危険な存在なのだ。
現代医学の治療は効果がないことが多い。それどころか、当の病気よりも治療の方がはるかに危険だということがよくある。本当は病気ではない患者にも、医者は十分に考えもせず危険な治療を行うから、その危険性はいよいよ高くなる。医者、病院、薬、医療機器という、現代医学を構成するこれらの九割がこの世から消えてなくなれば、現代人の体調はたちどころによくなるはずだ。それは私の確信である。
本来なら重症患者にしか行わない特殊な治療が、軽い病気に対してもあたりまえのように行われている。現代医学は一日二十四時間年がら年中、濃厚で過剰な診療に明け暮れて、しかもそれを誇りにまでしているのだ。一例をあげよう。『クリーブランド病院のすばらしい医療現場』と題する機関誌には、世界でも有数とされるこの心臓病治療センターの過去一年間の業績が誇らしげに掲載されている。

・臨床検査の総数 1300000回
・心電図検査 73320回
・CT検査 77700回
・レントゲン検査 210378回
・かいきょう手術 2980例
・手術の総数 24368例

いずれの処置も健康の維持または改善が可能かどうかという裏付けがないものばかりだ。この記事はいっそ「医療興行記録」と呼んだ方がふさわしいしろもので、高額な処置であることは誇っていても、そもそもこの「業績」によって救われた患者がいるのかという点については何も触れていない。
なぜか。それは病院が「医療工場」になってしまっており、しかもそこでは健康など生み出されていないからなのだ。
この工場では、患者は健康状態を改善しに来た人間とは見なされない。患者は医療工場の経営状態を改善するための材料と見なされるのだ。医療工場の現状をつぶさに見ればそれは明らかである。
妊婦は病院を避けた方がいい。病人として取り扱われるだけだ。医者にとって妊娠・出産は、九カ月から十ヵ月におよぶ「病気」であって、妊婦とは患者でしかない。点滴装置と分娩監視装置の装着、各種薬物の投与ばかりか、必要もないえいん切開と称する治療を押し付けられ、あげくのはてに医療工場の極め付きの商品が待ちかまえている。帝王切開である。
風邪をひいても医者に行かないほうがいい。医者はたいてい抗生物質を投与するが、抗生物質は風邪やインフルエンザにはあまり効かず、それどころか薬が原因で風邪をこじらせてしまい、体調をさらにくずすことがある。
落ち着きのない子供が教師をわずらわせるからといって、医者に連れて行くともっと大変なことになる。薬の過剰投与が重なって、あげくに我が子を薬物依存症にされてしまう恐れさえあるのだ。
新生児が母乳をまる一日飲まず、育児書通りに体重が増えないからといって、医者の言うままにする必要などない。医者は母乳の自然な分泌を抑制する働き(乳汁分泌抑制作用)のある薬を母親に飲ませるかもしれない。母乳が出にくい体質に変えられてしまった母親は、空腹の赤ん坊をミルクで育てるように指示される。これは危険なことである。
健康診断は意味のない行事である。受付で不作法に扱われ、医者に近寄って緊張すれば、患者の血圧も平常ではいられない。結局、血圧を下げるために降圧剤を処方され、しかもそれを大量に買わされて帰るはめになる。こうして性生活にピリオドを打つ人が増えていく。インポテンツは心理的な原因よりもむしろこうした降圧剤などの薬の副作用によるものが多いのだ。
年をとり、人生の最期を病院で迎えるのは不幸なことである。病院に行けば、医者はまずこう言う。
一日五〇〇ドルも入院費を払えば、最新の医療機器が完備した病室で、医療スタッフがあなたの最期の言葉を聞いてくれるから安心しなさい」
だが、医療スタッフというのは、つまるところ家族に代わって高齢者の最期を看取る賃金労働者にほかならない。誰でも自分の死に際に赤の他人に言い残したいことなどあるはずがない。もし「最期の言葉」があるとすれば、心電図モニターが発する信号音くらいのものだろう。
人問にとって家族とは何か。家族とはかけがえのない存在である。なぜその家族を引き離そうとするのか。だが、医療工場にとっても家族はかけがえのない存在だ。入院費を払ってくれるのは家族だからである。
「お医者さんは怖いことをするからいやだ」
子供はそう言って医者を恐れる。しかし、これは正常な反応だ。子供の曇りのない感性は本能で危険を察知して、医者が怖いことをする存在であることを見抜いているのだ。
では、大人はどうか。恐怖心はそう簡単に消えるものではないから、実は大人も医者が怖いのだ。
ただ、大人はそれを他人に対してはもちろん、自分自身でも認めようとはしない。そこで、医者そのものではなく、医者に行かなければならないと感じさせる自分の体の変調を恐れるようになる。
人は怖いことがあると、避ける、無視する、逃げる、たいしたことではないと無理に思い込もうとする。その結果、誰か適当な人を見つけて心配してもらおうとする。こうして、結局は医者が主導権を握ることになる。患者が医者にそうさせてしまうのだ。
患者は医者の前でだいたいこんな意味のことを言う。
「先生、私の体はどうなんでしょう?私はもう自分の健康を管理できません。私の健康管理は先生におまかせします。先生が必要と思うことをしてください」
そこで、医者は「必要と思うこと」をするのである。
薬の副作用を説明しないことを指摘されると、医者はこんな言い逃れをする。
「もし正直に説明すれば、医者と患者の関係が損なわれてしまう」
これはどういう意味か。それは、医者と患者の関係は、知識ではなく信頼に基づいているということである。患者が「私は医者が正しいことを知っている」という言い方をせずに、「私は医者を信じている」という言い方をするのはそのあらわれなのである。
医者がそれに気づいていないなどと思ってはいけない。それどころか、医者はそのあたりを十分に計算しているのだ。患者の信頼なくして医者は何もできない。もし患者の信頼を裏切ろうものなら、ある事実が明るみに出てしまう。それは、医療のうち少なくとも九割は不必要であり、その不必要な医療には人を死に至らしめる危険性すらあるという事実である。
現代医学は患者の信頼がなければ存在しつづけることができない。なぜなら、現代医学は人を癒す医術や科学ではなく、一種の宗教だからである。
宗教とは、人間の心の世界あるいは日常生活における不可解で神秘的な現象に組織立って取り組むことと定義できる。この定義に従えば、「現代医学教」は生と死、それに肉体に生じるあらゆる生理的変化という、最も不可解で神秘的な現象を扱っているということになる。
イギリスの人類学者ジェームズ・フレーザーは『金枝篇』のなかで、宗教を「自然のあり方と人間の生き方を方向づけて管理することができると信じられている、人間を超越した力にすがろうとする営み」と定義した。
この定義に従うなら、現代人は人間の生き方を方向づけて管理する力にすがろうとして、現代医学教に年間数千億ドルにもおよぶ巨額の「お布施」を献上していることになる。医療費と呼ばれるこの莫大なお布施は、本当は何か別の目的に使われる性質のものではないだろうか。
いずれの宗教も、視・聴・嗅・味・触という人間の五感を超越したものが存在すると教えている。
現代医学教の本質に迫るには、この教えに従って「それはなぜか」という質問を医者に投げかけてみることだ。
「なぜ、この薬を飲まなければならないのですか?」
「なぜ、この手術をするのですか?」
「なぜ、この治療が必要なのですか?」
こうした質問を医者に繰り返していると、ついには信仰に亀裂が入り、医者と患者の関係が損なわれる事態になりかねない。そこで、医者は専門知識をたてに取ってこう言う。
「患者は医者を信頼していればいいのです」
ともかく、「それはなぜか」という質問をしてみることだ。現代医学の呪縛から抜け出すためのこれが第一の方法である。そして第二は、この質問に対して「医者を信頼していればそれでよい」という返事が返ってきたときの対処法だ。体調が許すなら一刻も早く医者から逃げ出すこと、これに尽きる。なぜなら、医者がこのせりふを吐くときこそ、患者に十分な説明もせずに危険な治療を行おうとする瞬間だからである。
ただ、医者から逃げおおせる人はほとんどいない。たいていの人が医者に屈服する。人は医者がまとう呪術師の仮面とその奥に潜む未知なる雰囲気に恐れおののき、自分の体にいま起こっていること、これから起こりうることに底知れぬ不安を抱かされる。そして、ついには医者の巧みな説明に畏敬の念を込めてあえなく同意するのである。
だが、医者と称する呪術師の思うがままに操られてはいけない。現代医学の呪縛から自らを解放することは可能であり、しかも、その方が身のためなのだ。診察室や診療所、病院に準備のないまま近づくことほど危険なことはない。準備と言っても、生命保険に入れというのではない。医者に出会って生還を果たすために必要な知識や技術、駆け引きを身につけうということだ。
まず、医者を知ることである。現代医学が宗教であることがわかれば、より効果的に自分を守ることができる。もちろん、現代医学は自らを宗教とは絶対に呼ばない。病院という建物にしても、宗教に捧げるためのものではなく、人を癒す医術または科学のためのものであるかのように常に偽装している。
現代医学教は、患者の信仰がなければ存在しつづけられない。宗教というのはすべてそうだが、現代医学教の場合は信仰に依存している度合いがきわめて高く、人々がたった一日でも信仰を忘れてしまうと、医療制度全体が崩壊してしまうほどである。それは次の三つの疑問について考えてみればすぐに理解できる。

・ほかの状況であれば当然、疑いの目を向けられるはずの行為でも、それが医療行為であるというだけで公然とまかり通っている。これは一体なぜか?
・手術についてほとんど理解していないのに、患者は麻酔で眠らされ、自分の体を刃物で切り裂かれることに同意している。これは一体なぜか?
・人々は薬の成分である化学物質にどういう作用があるかほとんど知らないのに、毎年総量何千トンにもおよぶ薬が消費されている。これは一体なぜか?
なぜか?それは、人々が現代医学教を信仰しているからである。
現代医学は、治療法の正当性を客観的に明らかにする必要に迫られることがない。本書の意図はまさしくそこにある。現代医学が身をまかせるに値しない宗教であり、人はこのような宗教を信じてはいけないということを私は根拠を示してはっきりと立証しよう。
医者が一般の人々に隠している数々の事実に興味がある方や、かかりつけの医者が危険かどうかを判別する方法を知りたい方、自分の身を守る方法を学びたい方はこのまま本書を読み進めていただきたい。貴重な知識が得られるだろう。

第2章 医者が患者を診察するとき

●健康診断は儀式である

病気の自覚症状がなければ、わざわざ健康診断を受けることはない。また、自覚症状があったとしても健康診断は避けた方がいい。それは、診察室に入った瞬間から処方箋や専門医への紹介状をもらって診察室をあとにするまで、そのすべてが、決まり切った手順でこなされる「儀式」にすぎないからである。
医者に身をまかせて言われる通りにしていれば、それなりにいいことがある。検査は受ければ受けるほど、しかもその検査が徹底していればしているほど体はよくなる。ほとんどの人はそう信じ込んでいる。
だが、それは思い違いだ。医者の診察というものは、信頼するのではなく疑ってかかるべきである。
診察にはなんらかの危険が伴い、一見なんでもなさそうなことでも、体にはなにかしらの害がある。
これは知っておいていただきたい。
診察に使われる道具は、それ自体が危険を秘めている。例えば聴診器は、医者が聖職者としてそれらしくふるまうための小道具にほかならないものだが、人の肌に直接触れる聴診器によって感染症にかかることもあるのだ。
重い病気であれば、聴診器など使わなくても視診で判断がつく。先天的に心臓を病む新生児の場合、肌は青みがかっているのでひと目でそれとわかるし、また、これ以外の心臓病の診察では、何カ所か脈をとればいい。例えば大動脈縮窄症という病気ならば、鼠践部(太腿の付け根)にある大腿動脈の脈拍数が減っているので、診断に聴診器を使わなくても触診で十分だ。
聴診器で聴けるものは、患者の胸に耳を当てても聴こえる。医者が聴診器を使うのは、医者にとってその方が便利で上品に見えるというただそれだけの理由である。だから、集音部を患者の胸に当てるだけで、挿耳部(イヤホン)を耳に入れず、首に巻いたままの医者さえ本当にいたのだ。
以前は、それは少しひどすぎるのではないかと私も思っていたが、最近はそうでもなくなった。というのも、患者の方も聴診器にべつに効果など期待しておらず、儀式のひとつとして求めているようだからである。患者のこんな心のうちを知っているのかどうかは別として、医者は臨床の場でそれを敏感に感じ取っているのだろう。
それだけではない。聴診器による診察は、結果として患者に害を及ぼすことがある。とくに危ないのが、母親が子供を定期健康診断に連れて来たときだ。
子供の場合、聴診器による診察で心雑音が確認されることがよくある。これは心臓の拍動に雑音が混じる現象で、子供では三人に一人の割合で見られるものだ。
医者はそれを発見した時点で母親に告げるかどうかを決めなければならない。以前なら医者にしかわからないように黙ってカルテに印をしておけばよかったのだが、最近では患者に情報を開示する動きが出てきたため、そうもいかなくなった。医者が患者の知る権利を尊重しているからということもあるが、それよりはむしろ、あとで別の医者がこの症状を見つけて自分より先に親に報告しようものなら、初診医としての立場が危うくなるからである。
そこで、医者は母親に子供の心雑音のことを告げることになる。その際、「それはなんでもない現象だから心配はありませんよ」と言って親を安心させようとしてもむだである。母親も子供も「たいへんなことになった」と動転してしまうからだ。
このときの驚きと不安は、その親子に一生ついてまわる恐れがある。病気を徹底的に究明しようと、母親は心臓学に詳しい小児科医を探しまわり、子供に心電図検査と胸部レントゲン検査を何度も受けさせ、はては心臓カテーテル検査まで頼み込む。これは細長いプラスチックの管を血管に差し込み、心臓のなかまで通して心血管系の血圧や血液の成分を測定する心臓病の検査のことである。
いくつかの研究によると、子供の心雑音を指摘された家庭では、その後、子供の運動を制限してスポーツを禁止させ、栄養摂取に気をつけて以前よりたくさん食べさせるようになるという。だが、この生活習慣こそが最悪の事態をもたらしてしまう。運動不足と食べ過ぎで子供は太りだし、本当に心臓に異常を抱えてしまうだろう。

●いいかげんな機器

心電図を記録する心電計は、聴診器よりもはるかに高級でいかにも先進医療であることを感じさせる装置だが、これも電気じかけの高価なおもちゃとでも呼ぶのがせいぜいのしろものである。
ある調査によると、同じ検査結果を判読させたのに、専門家によってその結論が二〇パーセントも食い違ったという報告がされている。しかも、同一の検査結果をもう一度判読させると、誤差はさらに二〇パーセントも拡大していた。
心電図の結果は、検査時の活動状況や時間帯など、心臓以外の多くの要因で変わってくるものだ。
心筋梗塞の患者の心電図検査について報告する研究では、心臓に異常ありと認める正確な診断が得られたのはわずか二五パーセントだった。全体の五〇パーセントは、正常なのか異常なのかはっきりしないあいまいな結果しか得られず、残りの二五パ…セントは「まったく異常なし」という誤った結果が出されたという。健常者の心電図記録の過半数を「重症」と誤読したという報告すらある。
それでは、医者をはじめとする医療従事者は、心臓病の検査法として心電図検査に依存しなくなっているかというと、現実はまったく逆で、ますますこれに頼る一方である。
私はこんな想像をする。心臓発作を起こした患者が冠動脈疾患集中治療室で横になっている。いまこの患者はきわめて安静で落ち着いている。そこに注射器を持った看護婦が近づいてくる。それを見た患者は動転する。看護婦は言う。
「心電図が異常を示していますので、応急処置を行います」
この看護婦は、心電図にかなりの誤差が生じることや、心電計の漏電によって心電図が異常を示すことがあることを指摘する研究報告がいくつも出されていることを知らない。
患者は必死になって訴える。
「看護婦さん、お願いだ。私は正常なんだ。脈をとってみればわかる」
しかし、看護婦はこう答える。
「脈をとっても意味はありません。心電図の方が絶対に正確です」
そう言って看護婦は患者の腕に注射をする……。
これは空想ではない。現実に起こりうることなのである。冠動脈疾患集中治療室に設置されている心電計は、電気ショックが必要だと判定すると、患者の鼓動を自動的に調整する仕組みになっている。
だが、調整の必要などなかった例は実際に数多くあるのだ。
脳波計を使って行われる脳波検査は、ある種のてんかんとけいれんの診断、それに脳腫瘍の診断と位置測定には効果が認められている。だが、この脳波検査にも限界があることを知っている人は多くない。
こんな報告がある。てんかんと診断された患者の約二〇パーセントが脳波図にまったく異常を示さず、逆に健常者の一五~二〇パーセントが異常を示したというのだ。脳の活動状態を測定する手段として、脳波検査が信頼できるかどうかを調べるため、ある研究者がマネキンの頭にゼリーを詰めて脳波計を接続してみた。すると「生きている」という結果が出たという。
誤差が生じることが明らかであるにもかかわらず、それでも脳波検査は子供に起こるさまざまな障害を調べる主要な臨床検査のひとつと考えられている。器質性の学習障害(LD)や軽度の脳損傷、注意欠陥・多動性障害(ADHD)という、いずれもあいまいな定義しかされていない活動過剰、機能充進、注意力欠損症などの二〇~三〇種類の症状について使われているのである。
論文を書く必要に迫られた小児神経科の医者たちは、こぞって脳波検査の重要性を指摘するが、脳波図の数値と子供の行動との関係については、見解は一致していない。科学的な根拠がこれほど欠けているというのに、脳波計の普及率は急激に伸びており、脳波検査の数は増加傾向にあってとどまるところを知らない。
意識的かどうか、最近では、教育者、医者、それに親までが一緒になって子供の問題行動を医学の問題として取り扱おうとしている。それはたいていこんなパターンをたどる。
まず、子供は教師から面談の通知をもらって親に見せる。面談に向かった親は教師から、「お子さんは器質性の脳障害の問題、軽度の脳損傷、注意欠陥・多動性障害かもしれません」と言われる。親は急いで医者のもとに子供を連れて行き、脳波検査を受けさせる。医者は正確さに疑問のある脳波検査に基づいて診断をくだし、教師が最も管理しやすい鋳型にはめるため、子供に「多動児」や「学習障害児(」D児)」の烙印を押す。その結果、その子は薬漬けにされてしまう。

●レントゲンによる被曝の儀式

医者があつかうさまざまな医療機器のなかでも、いちばん普及していて、しかも危険度においてこれに勝るものがないものといえば、レントゲン装置である。だが、危険とは知りつつも、レントゲンがもつ宗教的な意義は大きい。医者にとってレントゲン装置と縁を切ることほどつらい別れはないだろう。
何しろ自分では見られない体のなかを透視できるのだ。そのレントゲン装置を自在にあやつる医者に、患者が畏怖の念を抱くのも無理はない。医者は患者のこの心理を見抜いている。それに陶酔した医者は、ニキビが発生するからくりから胎児の成長の神秘まで、ありとあらゆる検査にレントゲン装置を使いまくるのである。
小児白血病が胎児のときの医療被曝、つまりレントゲンと深い関連があることはすでに実証されていることだが、医者はそれには無頓着を決め込む。二、三十年前に頭部、首、胸の上部に放射線を浴びた人たちの間で、甲状腺機能低下症が何千、何万という単位で発症しているし、甲状腺がんは、歯科医のレントゲン検査一〇回で浴びる放射線量を下回る線量の被曝でも発症することがある。
すでに何人もの科学者がアメリカ議会でこう警告している。
「たとえ低線量の放射線でも、人体に照射すると遺伝子を損傷して、現世代だけでなくそれ以降の数世代にわたって大きな影響をおよぼす恐れがある。X線は糖尿病、心臓病、脳卒中、高血圧、白内障といった、いずれも加齢に伴う病気の原因になる」
こうした死亡と病気による苦痛は、避けることが十分にできたはずだと私は考えている。私が医学生だった一九五〇年代においても、すでに胸部レントゲン検査は実際の治療には意味がないと教わった。比較的最近の調査でもこれは変わらない。マンモグラフィー(乳房レントゲン撮影法)という乳がん検査の診断が正確さを欠くことは、実習を受けた医者も何も受けていない医者も同じである。
放射線技師による重症患者の胸部レントゲン写真の読影について、ある調査はこんな報告をしている。技師の二四パーセントの読影がほかの技師の読影と食い違い、そして、同じ写真を再度読影すると、技師の三一パーセントが以前とは異なる結論を出したというのだ。
別の研究では、肺に明らかな異常を示す胸部レントゲン写真を正常と誤読した者が三ニパーセントいたことが判明している。専門家の三〇パーセントが読影について見解が一致せず、二〇パーセントが一度目と二度目の読影で判定が違っていたことを報告する別の研究もある。ハーバード大学の研究は、放射線技師によって読影結果が一致しない割合は二〇パーセント以上だと報告している。
レントゲン検査はその危険性と不正確さがいくら指摘されても、多くの医者と歯医者の診察室で聖なる検査としていまだにあがめられている。毎年数十万人の女性が胸部レントゲン検査を受けるために順番待ちをしているのは皮肉な状況だ。マンモグラフィーが乳がんを発見する以上に乳がんを引き起こしているという科学的な証拠は、活字となっていくらでも出版されているというのに。
こうした「被曝の儀式」とでも呼ぶ診察行為は、現在でも至るところで行われている。年中行事となった定期健康診断や就職・入学の際の集団健康診断である。いろいろな人たちの話や手紙によって、私はこんな事実を知った。「あなたは健康そのものですが、念のために一応胸部レントゲン検査を受けておきなさい」と言ってくる医者はたくさんいるのだ。
ある人はヘルニァの手術を受けに病院に行って、胸部レントゲン写真を六枚も撮られた。この人は放射線技師同士の会話から、「自分を実験台にして照射線量を試していることは間違いない」と判断している。また、この人が歯医者に金属冠の交換で行ったときには、三〇枚もレントゲンを撮られたという。
「患者が要求するのだからやむをえない」とか「患者が期待しているから」という理由で医者はレントゲンの使用を正当化するが、患者がそれほどレントゲンを望むというのなら、医者は見かけも音も本物そっくりの装置を用意して撮影するふりをすればいいだろう。それが医者としての誠意というものだ。そうすれば、かなりの数の病気は防ぐことができるかもしれない。

●医療検査は神のお告げ

患者の利益より不利益になることが多いのが臨床検査である。臨床検査室のデータの不正確さは、もはやスキャンダルと呼ぶべきありさまである。かつてアメリカ疾病対策センター(CDC)は、全国の検査室で発生したミスに関する調査結果を発表した(一九七五年)。それによると、検査ミスが発生した割合は全体の四分の一以上もあり、その内容は次の通りだった。
・細菌検査一〇~四〇パーセント
・臨床生理検査三〇~五〇パーセント・血液型検査一二~一八パーセント・血液検査(ヘモグロビン・血清電解質)
二〇~一二〇パーセント
毎年、検査費用として巨額な予算が投じられているが、それで得たものとはいったいなんだったのだろう。その「投資効果」をいくつかあげてみよう。
数多くの検査室を調査した結果、疾病対策センターは次のことを突き止めた。鎌状赤血球性貧血を確認できない割合三一パーセント、伝染性単核症(白血球増加症)の誤診三三パーセント以上、正常な検体を白血病と誤診一〇~二〇パーセントで、異常と確実に「誤診」される割合は五~=一パーセントだった。
また、二〇〇人の患者のほぼ九九パーセントに相当する一九七人に、検査を繰り返しただけで「異常が完治した」という検査結果が出たという研究もある。私はこれを「傑作」と評価している。
ショックを受けるのはまだ早い。疾病対策センターはこの時点で全米の検査室の一割以下しか監視していなかったのだ。したがって、ここにあげた数字は最高水準の検査室の、しかも最高水準の研究の実態ということになる。残る九割以上については、国民自らがお金を払い、体を張って確かめなければなるまい。
国民が負担する費用はこれからもまだまだ増えていくだろう。なぜなら、医者はばかばかしいほど念入りに検査を行うことを美学としており、検査を受けなさいと患者に指示を出しまくるからである。
このように、検査結果というものは不正確きわまりないしろものである。検査は「占いの儀式」、検査結果は「神々のお告げ」とでも呼んだ方がいっそふさわしい。検査結果は現代医学教の占い担当官のご機嫌と神々の気まぐれによって大きく左右され、たとえ神々が気前よく奇跡を起こして結果を正確なものにしてくださっても、医者がそれを間違えて診断するという危険性がまだ残っている。
ある女性がこんな手紙を送ってきた。
「最近受けた健康診断で、便に血が混じっていることがわかりました。そして、医者にバリウムを飲まされてレントゲン検査を受けさせられただけでなく、ありとあらゆる検査を受けさせられました。
結果はすべて『異常なし』でした。ところが、その医者はまだ気が済まなかったようです。私はたくさんの検査でかなりの苦痛を味わいましたが、医者からさらに検査を受けるように言われました。
半年後、私の体はすっかり衰弱してしまいました。結局、医者の最終的な診断は『胃酸過多』でした」

●数字に振り回される医者

医者が数値と統計にとらわれないかぎり、臨床検査や医療機器それ自体はさほど危険なものではない。ところが医療の現場では、数値と統計は神々のお告げと解釈されて診断の際の絶対的な基準となる。体重計、体温計、目盛り付き哺乳瓶といった単純な器具はもとより、レントゲン、心電計、脳波計のようなハイテク医療機器まで、患者はもちろん専門家であるはずの医者もこれに惑わされすぎている。数値にばかり気をとられ、質的な面を重んじる実際的な判断力や勘は見失われてしまいがちである。
まず、体重計である。実は、小児科や産科で起こるトラブルのほとんどは、この体重計が原因なのだ。赤ん坊の体重を測るとき、体重が順調に増えていないと小児科医は大げさな態度で応じてくる。
体重という数値にこだわり、実質的な判断が医者にできていないからである。肝心なのは、赤ん坊の様子はどうか、行動面ではどうか、目はこちらを向いているか、体の動きはどうか、神経系は正常に機能しているか、である。
ところが、こうした観察は軽視され、医者は数値にばかり振り回されているのが実情である。母乳で育てられている赤ん坊の場合、医者が理想値と信じているほどには体重は増えていないことがよくある。そんなとき、医者はミルクを試してみるように母親に指示を与えるが、これは母親にも赤ん坊にも害でしかない。
赤ん坊だけでなく、妊婦も体重計を気にする必要はない。妊婦にとって正しい体重の増加というものはないからである。この場合も判断材料として適切なのは数値ではなく質である。妊婦は質のよい食べ物を食べていればそれでいいのであって、適正な分量になど神経質になることはない。量は自然に調節できるから、この点にだけ注意すれば、妊婦は体重計のことを考える必要はなくなる。
目盛り付き哺乳瓶というのも問題だ。医者が決まった量のミルクを飲ませるように言うものだから、母親は一定量のミルクを赤ん坊に無理にでも飲ませようとする。この哺乳瓶にはいくつもの害があり、母親がなだめたりすかしたりして強引に飲ませても、赤ん坊はたいてい吐いてしまう。その結果、母と子の問に感情のしこりを残してしまう。本当なら、愛情と楽しさを親子でともに味わうはずの食事の時間に、過度の不安と緊張という好ましくない感情が芽生えてしまうのである。さらに人工栄養児(主にミルクで育った赤ん坊)は肥満になりがちだということも指摘しておこう。
体温を計ることにもそれほど意味はない。母親が子供の病気で病院に電話をかけると、決まって医者は体温をたずねるものだが、この質問もさほど意味はない。高熱を伴っても、無害な病気がいくらでもあるのだ。
例えば、バラ疹(皮膚に多発する紅色の発疹)がそうである。乳幼児によく見られる病気で、四〇度近くの高熱を出すことがしばしばあるが、この熱は心配することはない。高熱は自然治癒の過程であり、ひと晩たてば症状はだいたい治まってくる。逆に、高熱を伴わない危険な病気がある。結核性髄膜炎は生命にかかわる病気だが、発熱が認められないばかりか、たいていの場合、平熱のままであることが多い。
医者が本当に聞くべきことは、子供の気分であり、行動に普段と違ったところはないかという、もっと内容のある問いかけである。体温にこだわるのは医者の権威づけのためで、無意味な「検温の儀式」を執り行っているのにすぎない。だから、親は「まだ計っていません」とか「体温計がちょっと見当たりませんでしたので」などとでも答えておけばいいのだ。ただし、医者はこんな答え方をする親を変人と見なしがちだから、母親には「適当な体温を伝えておけばよろしい」と私はアドバイスすることにしている。
数値絶対主義を捨ててしまえば、そのとき初めて母親は、医者とともに子供の病気に向かい合うことができるのである。

●教材としての患者たち

どんな健康診断にも言えることだが、患者は医者に利用される危険にいつもさらされている。数年前、私が外来病棟の所長に就任したときのことである。そこでは医者が母親に「お子さんにトイレット・トレーニングをしていますか」と必ずたずねていることに気がついた。
四歳までにトイレット・トレーニング(排泄のしつけ)を受けていない男の子をふるいにかけ、泌尿器の一連の検査を、よりによって膀胱鏡検査法まで含めて行っていたのである。膀胱鏡検査法は中高年の膀胱がん、前立腺がん、子宮がんなどの検診でよく用いられている検査で、膀胱鏡という内視鏡の一種を尿道から膀胱内に挿入し、膀胱内部の病変を調べるものだ。この苛酷な検査をまだ四歳の子供に行っていたのである。私はこの質問をすぐにやめさせた。
しばらくして泌尿器科部長から電話がかかってきた。部長は私の友人だったが、かんかんに怒っていて開口一番こう言い放った。
「君があの質問をやめさせて泌尿器の検査を廃止したことは間違っている。この検査でなければ、器質性異常を伴うような難しい症例は見つけられないじゃないか」
私はこう反論した。
「そんなおかしな理屈は通用しないだろう。どんなにまれな症例でも、膀胱鏡検査よりもっと安全な方法で確認できるはずだ」
そこで、彼は本音を言った。
「実は、君があの質問をやめさせたことで、私の専門医学実習生教育計画が台なしになりそうなんだ。
実習生が資格認定されるには、毎年決まった数の膀胱鏡検査をこなさなくてはならない。いまのノルマは年に約一五〇回だ。あの検査をやめさせられたために、実習生はノルマを達成できなくなって困っているんだ」
ノルマ達成のための検査は、どの専門領域でも同じである。心臓学の実習生なら、認定までに心臓カテーテル検査を年間最低一五〇回から二〇〇回、場合によっては五〇〇回も行わなければならない。
一人の実習生が一年間にこれだけの回数を消化するためには、街頭で行きかう人に声をかけ、「あなたには心臓カテーテル検査が必要です」と言って、キャッチセールスならぬ「キャッチ検査」をしなくてはなるまい。
研究医は研究対象を、講義を受け持つ医者は教材を、それぞれ求めている。患者はこうした医者を潜在的脅威と位置づけるのが正解である。私の意見では、患者に治療を行うのは臨床医であって、研究は研究医に、講義は教育担当者にそれぞれまかせるという分業体制にすべきである。二つ、三つと兼任する医者には相当な慎重さが求められるが、こんな医者に診てもらう患者も相当な慎重さが必要である。
健康診断のもうひとつの目的は患者の確保である。もし「儀式」としてこれを執り行わなければ、医者はテナント料を払えなくなって仕事が続けられなくなる。医者にとって患者を安定して確保する方法は健康診断をおいてほかにはないのだ。
『新約聖書』には「多数が召され、少数が選ばれた」と記されている。現代医学教はそれを推し進めてついに「全員が召され、大多数が選ばれる」ようにしてしまった。
かつて定期健康診断は、工場労働者や売春婦といった体を壊しやすい職業の人たちに限って勧められていた。いまではアメリカの国民全員が、最低でも年一回は定期的に健康診断を受けるように奨励されている。しかし、一九三〇年代からの約半世紀にわたる健康診断の歴史を振り返ると、これを忠実に受けてきた人がそうでない人より長生きだったか、あるいは健康だったかというと、それについて別に検証はされていない。
健康診断に伴う明らかな危険性を考えると、私自身は医者を避けてきた人の方が健康だったと見ている。

●病気は医者が作り出す

患者は医者まかせにしすぎである。病院に行くのも、自分で自分の体の調子がわからず、医者にそれを教えてもらいたいからである。人々は自己決定権というかけがえのない権利を自ら放棄しているのだ。医者が病気と言えば病気、健康と言えば健康、こんな旦ハ合にして、医者が正常値と異常値の境を決めていく。患者は医者が勝手に決めた基準に、やすやすと我が身をゆだねているのである。
医者の判断を信用してはいけない。そもそも、健康とは何かということをいちばんわかっていないのが医者なのである。医者が受けてきた教育は、健康を理解することではなく、病気を知ることなのだ。健康診断でも、実際には異常がないのに「異常あり」と判断をくだしてしまう傾向が医者にはある。それは、医者が仕事にしているのが、健康の発見ではなく病気の兆候の発見だからで、人体の生理には健康とそうでないものの両面があり、それが相補的にかかわりあっていることを、彼らはわかっていないからなのだ。
健康と病気は、医者の思惑と都合でいかようにも解釈することができる。サジかげんは医者しだいなのだ。この手を使えば、病人の数も医者の思うがままに操作することができる。
例えば、高血圧の診断をくだすとき、医者は、高いとはいえ正常値の範囲にあるものも含めて境界型高血圧としてひとくくりにしている。こうして、かなりの量の強い薬が高血圧の治療と称して使われることになる。
身長測定においては、低い方、高い方のそれぞれ一~五パーセントが「高身長」「低身長」だとあらかじめ決めておいてから、子供一〇〇人の身長を測り始める。該当した子供には、巨人症、小人症(とくに下垂体性小人症)の疑いをかけて、「異常、要精検」と診断する。
尿、心臓もこれと同様、あらかじめ正常値の範囲を狭く設定して診断をくだせば、尿検査、心電図検査で確実に何パーセントかの人たちに「異常、要精検」と診断することができる。
下剤の売り上げを伸ばしたければ、便秘を一日一回の排便がない状態だと定義すればいい。そうすれば国民の大多数が便秘か、あるいは「境界型便秘」と診断される。しかし、排便は週に一回でも二回でもいいと定義してしまうと、病人はほとんどいなくなってしまう。
医者は異常が認められなくても病気を作り出すことができる。一〇〇人の子供を検査して身長、体重、血圧、尿、心電図を測定すれば、統計上、「異常」と見なすことができる子供が出てくる。検査で得られる平均からはみ出した数値には、必ず何人かが引っかかる。いくつも検査を重ねれば、全員がなんらかの検査で異常となってしまうのだ。その結果、それこそ害をおよぼしかねない数々の検査をフルコースで受けさせられるはめに陥るのである。

●医者は過激な治療が好き

医者の私利私欲について、患者は警戒を怠ってはならない。医者というのは、人体の自然な生理的変化に治療という名目で介入して、その介入の結果として報酬を受け取って世間の評価を得ている。
患者を観察するだけで自然に治るとか、別の医者に行くように勧めていては、医者は見返りなど期待することはできない。だから、医者はなんらかの医療処置を施すのである。また、そうするように教育されているのである。
私はいまの医学界を生き抜いていく要領として、次のような指導を医学生にしている。
「試験に受かり、医学部を卒業して、さらにさまざまな試験に合格するには、選択肢のなかでいちばん濃厚で過剰だと思われるものを正解と考えるべきだ。例えば、鼻にニキビができた患者の処置について出題されたら、『しばらく様子を見る』という妥当な選択肢を選ぶと確実に減点されるので、さっさと消去しなくてはならない。『患者の頭部を切断して心肺装置に接続し、動脈をもと通りに結びつけ、一、○種類の抗生物質とステロイド剤を投与する』という過激な選択肢があれば、それを選びなさい」
私の教え子の多くが国家試験や専門試験などの各種の試験に合格したのは、この指導によるところが大きいのだろう。
健康診断を受ければ、医者はどんなにささいな異常でもたちまち見つけ出す。その異常が病気によるものかどうかは、その際関係はない。とにかく患者は、病気の疑いがある「重症予備軍」と診断され、「重症の前ぶれ症状」の予防措置として、徹底した早期治療を受けることを命じられる。
血糖値がほんの少しでも変動していれば、「糖尿病の前ぶれ症状」だという疑いをかけられて「糖尿病予備軍」と診断され、糖尿病治療剤をもらって帰るはめになる。近くをジェット機が飛んだために心電図が乱れても、「心臓病の前ぶれ症状」だと疑われて「狭心症予備軍」と診断される。家に帰って狭心症治療剤を飲んでいると、薬の副作用によっていつしか体調や精神に顕著な異常が現れはじめる。目のかすみ、錯乱、動揺、幻覚、麻痺、果ては、てんかんの発作や重度の精神障害を起こす恐れさえある。
コレステロール値が高いと診断されると、高脂血症治療剤が処方されることがある。この薬にはコレステロール値を低下させる作用があり、飲めば確かにコレステロール値は下がるが、同時に副作用も現れる。疲労、虚弱、頭痛、めまい、筋肉痛、脱毛、眠気、目のかすみ、震え、発汗、インポテンツ、性欲減退、貧血、消化性潰瘍、リウマチ性関節炎、紅斑性狼瘡(皮膚にウロコ状の赤い斑点ができる膠原病の一種)などなど。
いずれも医師向け添付文書に記されている副作用だが、医者はこれだけたくさんの副作用をいちいち読み上げて教えてはくれない。とくに教えてくれそうもないのが添付文書の太枠で囲んである部分だ。
「この薬の服用によるコレステロール値の低下が、冠動脈の狭窄による心臓病の死亡率にどのような影響を与えるのか、またなんの影響も与えないのかについてはまだ判明していません。科学的調査によってこの疑問に対する答えが出るまでにはまだ数年かかるでしょう」
こんな説明を聞いたあとで、この薬を飲む患者がはたしてこの世にいるだろうか。
病気の前ぶれを早々と見つけ、さっそく治療に取りかかるというケースの典型的なのが、血圧が少し高い人の場合である。血圧が上がったのは、診察室で白衣の医者を前にして緊張したためかもしれない。いわゆる「白衣高血圧」が原因で血圧が上がることはよくある。これは一過性の現象にすぎないのだが、医者はそんなことはお構いなく、必ずと言っていいほど降圧剤を処方する。
では、その降圧剤にはどのような効能があるかというと、ほとんどないのである。そのかわり副作用のほうは、頭痛、眠気、倦怠感、吐き気、インポテンツとまことに豊富である。
冠動脈疾患薬物調査班は、降圧剤について次のように警告している。
「命に別状はない程度の心筋梗塞、肺塞栓症のような副作用を数多く引き起こし、その服用は死亡率を下げるよりも、ひどい副作用をもたらす」

●健康診断にまつわる幻想

医者が健康診断の重要性を宣伝しはじめたのは、一九二九年からの世界大恐慌のころだった。理由は言うまでもなく不況対策である。歯医者も同じ理由で定期的な歯科検診の意義を触れて回り、人々を治療室に呼び込んだ。
先日、私のもとに歯科医師会からこんな通知が届いた。
「子供は三歳になれば歯科医、七歳になればしれつ矯正医のもとで健康診断を受けるべきである」
この健康診断で利益を得る子供はほとんどいないが、確実に害をこうむる子供となるとその数は計り知れない。歯科医が使うエキスプローラ(探針)は、各種の菌を虫歯から健康な歯へ伝染させることがあるし、またしれつ矯正なる謎めいた技術は、その効果のほどはまだ証明されていない。
幼いころ、あるいは若いときにしれつ矯正を受けたために歯茎の具合が悪くなったという人は数多くいるが、しれつ矯正を勧められてこれを受けなかった人の歯が、その後真っすぐに生えそろった例もあり、しかもそれはかなりの数にのぼっている。
要するに、歯科医が呼びかけている定期健康診断で、患者の利益になるようなことは何もないのだ。
利益を得るのは歯科医だけである。
私の経験では、医者とくに歯科医は、定期健康診断の推進にことのほか熱心である。歯科医のなかには過去半年間検診を受けていない患者は、救急患者として診察しないという者すらいる。
患者だましの最たるものは、患者に罪をなすりつけることである。医者や歯科医が救急患者を敬遠しがちなのは、このだましのテクニックが使えないからである。医者や歯科医は、治療と称して行っている儀式になんの有効性も認められないという事実は認めず、こう言って患者を責める。
「なぜもっと早く来なかったのですか。早く来ていれば、こんなことにはならなかったのに」
治療をするのに早すぎるということはない、と医者は言う。そして、たいていの人も早期発見・早期治療の重要性を信じて疑わない。だが、次のことはしっかりと認識しておかなければなるまい。
患者が病院に来る。医者にしてみれば、それはすなわち「なんらかの治療を求めてやって来た」ということなのである。診療室に入ってきた患者は、「治療してください」という意思表示をしているものと医者は決めてかかる。
つまり、鎮痛剤の投与から手術に至るまでの治療一式を希望していると見なされるのだ。
患者にとってさらに不幸なことに、医者には、数ある治療メニューのなかから、より濃厚でより過剰な方法を選びたがる傾向がある。なかには極端に走りすぎて、患者の病状など目に入らず、不要な治療を無理に行おうとする医者もいるくらいである。
医者のなかには、「放っておいても治る病気でも、患者が治してくれと言い張るから」と患者のせいにする者がいる。えてしてこんな医者は「患者が薬をほしがってしようがない」という言い訳をする。例えば、「風邪をすぐに治してほしい」と患者が抗生物質を要求する、「関節が少し痛い」と劇薬である消炎鎮痛剤を希望する、十代の若者が「ニキビや吹き出物を治したい」とホルモン剤をほしがる、というのである。
医者のこんな責任逃れは認められたものではない。患者が求めるのは、思いやりのある、真心のこもったケアや自然治癒を重んじた治療であり、薬に頼らない治療の情報提供である。だが、医者はこうしたことにまず配慮しない。

●医者の基準、患者の基準

自分の身を守るために患者が知っておかなければならないことは、医者と患者では価値基準が異なり、しかも医者の価値基準が絶対ではないということである。
患者にとって医者がたずねることは、ひと言ひと言が重大な病気を示唆するように聞こえてしまう。
だが、医者はそんな患者の心理など気にも留めていない。
扁桃腺肥大、膀ヘルニア、とくに問題のない心雑音などのほとんどは六歳までに消えてしまう症状である。私は担当医に、こうした症状の場合は母親に告げないように指導している。また、三歳児の母親にはトイレット・トレーニングについての質問は控えるようにも言っている。医者からトイレット・トレーニングが済んでいないことを指摘されると、母親は自分が何か悪いことをしてしまったように思い込んでしまうものだからだ。
医者の危険な診察から身を守るために、学んでおくべき心がけや対策はほかにもたくさんある。もちろん、事故やけが、急性盲腸炎のような緊急事態なら話は別である。しかし、このような急を要する事態は、医療全体のわずか五パーセント程度でしかない。
病気の自覚症状がまったくなければ、医者にかかる必要はない。もし自覚症状があったり、実際に病気の場合は、その病気について医者よりも多くの知識を身につけておくことが必要である。
病気について勉強することはそれほど難しいことではない。まず、医者が使った本を入手する。おそらく医者は本の内容のほとんどを忘れているだろう。そして、自分の病気について書かれている一般向けの本を読んでみる。要は、情報面で医者と対等か、あるいはそれ以上の立場で話し合えるように、自分の病気についてできるだけ知識をしこんでおくことが大切なのである。
「検査を受けなさい」と言われたときには、検査内容を調べ、その検査で何がわかるのかを知っておく必要がある。そして、医者に検査の意義を聞いてみる。医者は口を閉ざすだろうが、血液検査や尿検査、結核検査、胸部レントゲン検査のような簡単な検査でも、その意義については議論が分かれており、それから得られるデータをもとに診断するのはかなり困難である。調べてみれば、その意義はほとんどないことがわかるはずだ。

第2章 医者が薬を処方するとき

●抗生物質のウソ

私が医者になってまだ問もないころのことである。細菌性髄膜炎で苦しんでいる子供たちに数時間おきにペニシリンの静脈注射をすると、奇跡的な変化が起きたことをよく覚えている。さきほどまで死のとこにあった子供たちが、意識を回復して、数時間以内には刺激に反応しはじめたのである。数日後には立ち上がって歩けるようになり、すぐにも退院できるまでに回復した。
大葉性肺炎の患者たちも激痛に襲われ、高熱やひどい咳、呼吸困難、震え、悪寒、激しい胸の痛みといった重い症状に苦しんでいた。回復した者もいたが、多くは死んでいった。ペニシリンの登場とともに、この病気でかつてのような苦しみを味わうことはなくなり、熱や咳は数日で解消するようになった。以前なら生還できなかった患者が、荷物をまとめて歩いて退院していったのである。
私をはじめ多くの医者がこの様子を目の当たりにして、奇跡の医療を行っていることを実感したものである。
だが、現在では事情が一変している。細菌性髄膜炎と大葉性肺炎はほとんど見られなくなった。生命をおびやかすこうした病気に医者が直面することはめったになくなり、かりにあったとしても、治療法は決まり切ったものだから、たいていは看護婦か医療技師が代わって治療に当たる。奇跡に魅せられた当時の気持ちはまだ残っているが、しかし、そのころ珍重された薬は、いまでは非常に危険な薬となってしまった。
現在、多くの医者が風邪の患者にもペニシリンを投与している。しかし、ペニシリンが効くのは細菌性の感染症に対してであり、風邪やインフルエンザのようなウイルス性の感染症に投与しても意味はない。
ペニシリンをはじめとする抗生物質には次のような特徴がある。
・風邪やインフルエンザの罹患期間を短縮することはできない。
・合併症を予防することはできない。
・鼻内部、のどに存在する菌の数を減少させることはできない。
要するに、というのは、
抗生物質は風邪には効かないのである。風邪やインフルエンザに対する抗生物質の作用副作用だけである。抗生物質を投与された患者は、発疹、嘔吐、下痢、発熱、アナフィラキシーショック(激しいアレルギー反応を伴う薬物ショック)などで苦しむ。しかも、発疹だけで済む患者はわずか七~八パーセントにすぎない。単核症(血液中の単核白血球の数が異常に多くなる病気)の患者がアンピシリンというペニシリン系抗生物質を服用すると発疹を起こす確率はもっと高くなる。
ペニシリンに対して激しい反応を起こす五パーセントの患者がアナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難で苦しむ様子は見るに堪えない。
このほか、ペニシリンには、心血管虚脱、発汗、意識不明、血圧低下、不整脈などの副作用があるが、本来、これらはいずれもペニシリンによって治るはずの症状だったのである。
ペニシリン以外にも危険な抗生物質は少なくない。
クロマイ(クロロマイセチン)は、インフルエンザ菌(ヘモフィルス属の標準種)とするある種の髄膜炎とチフス菌を病原菌とする病気に対して有効な薬である。しかも、こうした病気にはクロマイしか効かないことが多い。この薬には骨髄造血機能を妨げるという致死的な副作用があるのだが、瀕死の状況では、この程度の副作用はやむをえないのかもしれない。
しかし、子供が単なるウイルス性の咽頭炎、咽喉炎、扁桃炎といったのどの炎症程度のことでクロマイを投与するのはどうだろう。効果がないばかりか、骨髄造血機能の阻害という危険を無意味に冒すだけである。骨髄の造血機能が阻害されれば、多量の輸血をはじめとする処置が必要になる。しかも、患者が完全に回復できるかどうかという保証はない。ところが、なぜか医者はのどの炎症にもクロマイを処方するのだ。
テトラサイクリン系抗生物質は、外来診療所や開業医に人気の薬である。各種の細菌性の症状に効果があり、副作用も少ないと考えられているからで、子供から各年代の患者に幅広く投与されている。
しかし、この薬の副作用は多岐にわたって現れるので、それを知っている医者ならば不用意に処方はしないはずだ。
この抗生物質の重大な副作用のひとつに、骨と歯に沈着物を形成することがあげられる。骨におよぼす影響を正確に指摘することはできないが、子供の場合、歯に黄色や黄緑色のしみを永久に残してしまう。経験的にそれに気がついている親は数十万人、おそらく数百万人はいるだろう。いくら風邪の症状を軽くしてくれるからといっても、こんな代償を払うのかと思えば、多くの人は服用する気にもなるまい。しかし、ほとんどの医者はそうは考えてわいない。
最近、医者がよくこんなことを言う。
「子供の風邪はマイコプラズマ肺炎の可能性があるから、テトラサイクリンを投与する必要がある」
だが、これには根拠がない。マイコプラズマとは、細菌とウイルスの中問に位置づけられる自己増殖機能をもった最小の微生物のことだが、子供たちの風邪の大部分がこれによる感染というわけではあるまい。
その後、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、テトラサイクリンの過剰投与に気がつき、この薬の医師向け添付文書に次のような警告を必ず明記するよう製薬会社に要請した。
「歯の発育期(乳幼児期から八歳までの間)にある子供がテトラサイクリン系抗生物質を服用すると、歯が黄色、茶色、または灰色に永久に変色するおそれがあります。この副作用は長期服用によって起こりますが、短期間でも繰り返し服用することで生じることが確認され、歯のエナメル質が変質することも報告されています。したがって、テトラサイクリンは、ほかの薬では効果がないと予想される場合、またはほかの薬の服用が禁じられている場合を除いて、歯の発育期にある子供に処方してはいけません」
しかし、この警告が医者に対して本当に効果があるかは疑問だ。というのも、医者が添付文書に目を通すことはめったにないし、たとえ読んでもほとんど気にも留めないからである。その気になれば、警告にかかわらず使いたい薬を投与する。それが医者の困った習性なのである。
しかも、この添付文書のように、使用対象が重症患者に限られるといった具体的な規定が明記されていないと、薬の過剰投与という医者の習性を正すことはさらに難しくなる。

第3章 医者がメスを握るとき

●意味のない手術

二十世紀後半の医学が後世に語り継がれるとき、次の二つのことが必ず話題にされるだろう。
ひとつは薬禍である。奇跡とまで称賛されたペニシリンやコルチゾンが薬漬け医療を生んだ。そして、もうひとつが手術禍である。生身の体を刃物で切り裂く蛮行が毎年数百万例も年中行事のように行われているのである。
かつてアメリカ議会小委員会が提出した資料には、国内で行われた手術の実態が次のように報告されている。
毎年二四〇万例以上もの必要のない手術が行われ、そのために四〇億ドル以上が浪費されている。
術中・術後に死亡する年間二五万人にものぼる患者のうち、その五パーセントにあたる一万二〇〇〇人以上がこうした不必要な手術の犠牲者である。
健康調査グループという独立機関の調査では、必要が認められない手術は年間三〇〇万例以上とされ、さらに複数の調査が、その数は全手術の一一~三〇パーセントを占めていると伝えた。私は、手術の九割前後が時間・労力・費用ともに無駄であるばかりか、なにより手術そのものが尊い人命を奪う結果になっていると考えている。
手術を勧められた患者を調査した研究によれば、そのほとんどのケースに手術の必要が認められなかったばかりか、調査対象となった全患者の半数が、そもそも医療処置そのものが不要だったことが判明している。
手術で切除された体組織を調べる委員会が結成され、その結果が驚くべき統計となって発表されている。
ある病院では、委員会が結成された年の前年に二六二例の虫垂摘出術(盲腸の手術)が行われていたが、翌年には一七八例に減少した。そればかりか、その後数年間で六二例にまで激減した。その結果、「正常な虫垂」が摘出される割合も五五パーセントと半減している。同様の現象はほかの病院でも見られ、委員会の結成を契機に、この摘出手術が三分の二も減少した病院のこともあわせて報告されている。
ただ、委員会を構成するメンバーは、いずれも現代医学教を信奉する医者たちである。したがって、彼らが効果があると信じて疑わず、しかも頻繁に行われているがん手術、冠動脈バイパス手術、子宮摘出術などといった何十種類にもおよぶ手術については、この調査の対象にはなっていない。
必要もない手術の被害をいちばん受けているのが子供である。
扁桃摘出術(扁桃腺の摘出手術)はアメリカで日常的に行われている手術のひとつで、子供の手術の約半数を占めている。だが、その有用性となると、実は一度も証明されたことがないのである。
私が子供の泌尿器検査を廃止して、知人の医者から「営業妨害だ」とクレームをつけられたのと同じころの話である。扁桃腺の肥大を検査しない私の診察方針をめぐって、このときも同じようなトラブルが発生した。
扁桃摘出術が本当に必要となるのはきわめてまれで、一〇〇〇例に一例あるかどうかぐらいのものである。子供が大きな寝息を立てて、いびきをかいて眠っていてもなんら問題はない。危険なのは扁桃腺が肥大して呼吸に支障をきたし、窒息しそうになっている場合だ。この場合に限れば、息ができずに苦しんでいる子供を前にしてわざわざ問診などせずに、すみやかに扁桃腺を摘出すべきだということはあるかもしれない。
私は外来病棟の医者に、無意味な質問は控える指示を出した。当然、扁桃摘出術は激減した。そのあとで何が起こったのかはお察しいただけるだろう。すぐに耳鼻咽喉科の所長から、「そんなことをされたら医学生の研修計画が台なしになる」という苦情の電話がかかってきた。
扁桃摘出術は、ヨーロッパで二千年以上も前から続いている手術である。しかし、摘出したからどうなるのかについては、まったく証明されていない手術でもある。医者の間でもこの手術の是非については、いまだ意見の一致は見ていない。
登山家は高い山を前にすると無性に登りたくなるというが医者は腫れた扁桃腺を見ると無性に切りたくなるのだろう。その理念たるやかくの如しである。
「そこに扁桃腺があるからだ」
医者の巧妙な説明のおかげで、親は子供の扁桃摘出術が安全だと信じている。だが、はたしてこの手術は本当に安全なのだろうか。
扁桃摘出術による後遺症はほとんどないが、皆無というわけではない。死亡率は三〇〇〇人に一人、あるいは一万人に一人という調査もある。だが、精神面に残す「後遺症」は多い。
手術のあとでアイスクリームを好きなだけ食べさせてもらっても、そんなことでは子供の心は癒されない。親と医者がぐるになって自分を痛めつけたという思いにかられ、その恐怖に子供は苦しむ。
術後の子供たちには悪い影響がはっきりと見てとれる。うつ状態になって、悲観的な気分に悩まされ、恐怖におびえ、家庭でもおどおどとふるまうようになる。
これは子供の責任ではない。かわいそうに、子供たちは、扁桃の摘出という愚劣で危険な状況に自分が置かれたことを敏感に感じ取り、心に深い傷を負って苦しんでいるのである。

●出産に医者がかかわる理由

女性もまた不要な手術の犠牲者である。子宮摘出術はその典型的な手術で、いまも着実に増加している。
国立健康統計センターの推計では、一九九〇年代になって子宮摘出手術を受けた女性は年間約七五万人、一九九六年現在で、累計約二〇〇〇万人のアメリカ人女性がこの手術を受けている。
これは帝王切開に次ぐ数であり、この二つの手術の執刀数は半端な数字ではない。このままでは、アメリカの女性の半分が六十五歳までに子宮を失う計算となる。実際は、これを上回るペースで子宮摘出術は増えつづけているから、状況はいよいよ深刻である。
扁桃摘出術と同じように、子宮摘出術もそのほとんどに必要性は認められない。調査の結果、ニューヨーク市内の六つの病院で行われた四三パーセントの手術が正当な医療ではなかったことがわかっている。子宮からの異常出血がこの手術の根拠となるが、こうした症状には手術以外の治療法も有効だし、そもそも治療の必要などまったくない場合もよくあるのだ。
産科医は外科医の地位と権力にあこがれる。その思いたるやすさまじく、出産という自然の営みを、手術が欠かせない治療の対象に変えてしまったのだ。あたりまえの生理現象をまるで病気であるかのように見せかけて、産科医は治療の名のもとに手術を執り行う。ひとたび治療を受ければ、次には後遺症を抑えるための治療が必要になって、あげくは何度も何度も治療を繰り返す結果となる。
不思議なことに、産科医は罪の償いによって高い評価を得ている。そんな償いが必要になるような見当違いな処置を最初にやったのは、その産科医自身だというのに。

医者は、どのようにして出産に手を出すようになったのだろうか。
中世のヨーロッパでは、医学の主流は薬で治療する内科で、手術が医者の領分だという認識は一般に希薄だった。手術は、理髪師がハサミとヒゲソリをメスとカミソリに持ち替えて、いまで言う外科医の仕事をしていた。「床屋外科医」という呼び名はこれに由来している。
医者が分娩に介入する大きなきっかけとなったのがピンセットである。十六世紀、イギリスの悪名高き床屋外科医ピーター・チェンバレンは、分娩室にいつも大きな木箱を持ち込んでいた。箱を開けるときには人払いをして、陣痛にうめく妊婦には目隠しをした。箱の中身が世間に知られるようになったのは十九世紀のことだった。箱のなかには大きなピンセットが入っていたのだ。
このピンセットはのちに産科鉗子と呼ばれるようになる。そして、遷延分娩(分娩が長引くこと)であるなしにかかわらず、産科鉗子を使って胎児を摘まみ出す鉗子分娩が発明されると、これを境にして陣痛と分娩は手術の対象としてあつかわれるようになっていった。
分娩への本格的な介入は、医者が出産に興味を抱いたことから始まった。医者は助産婦と競い、それに勝利を収めると、やがて出産に指示を与える役割は助産婦から男性の医者に移っていった。まもなく産室も家庭から病院へと移し替えられていく。出産を病気であるかのように装うには、これほど目的にかなった場所もあるまい。こうして、男性である医者が出産をとりしきるようになったのである。
彼らは助産婦なら絶対にしなかったことをした。解剖室で死体をあつかったあと、手も洗わずに産科病棟におもむき、そのまま分娩に立ち会ったのである。案の定、助産婦時代と比べると、母親と赤ん坊の死亡率は急激に上昇した。
十九世紀なかば、オーストリアの首都ウィーンの病院にハンガリー出身のイグナツ・ゼンメルワイスという産科医がいた。一八四七年、彼は妊婦と新生児の死亡率が高いのは、医者に原因があると考え、医者が「病気の代理人」になっていることを指摘した。だが、ゼンメルワイスは「ブダペストから来た愚か者」という汚名を着せられて医学界から追放され、一八六五年には精神病院に送られるはめになった。
その後、医者は出産に立ち会う際、必ず手を洗わなければならないというゼンメルワイスの提案が受け入れられるようになると、母親と赤ん坊の死亡率はたちまちのうちに下降した。しかし、その功績がゼンメルワイスに与えられることはなかった。医学界が横取りしたのである。
産科医の権力はさらに強大なものに化していった。麻酔によって妊婦を意識不明にすることができるようになったからである。意識がなければ、出産に臨んでも妊婦は息むことができず、自力で子供を産むことはできない。こうして、産科鉗子が普及していき、鉗子分娩が定着して現在に至っているのだ。
陣痛が起きると、妊婦には鎮痛剤が与えられ、両足は左右の支脚器に乗せられて、点滴装置と分娩監視装置につながれる。こうした手続きを経て、妊婦は手術を行う態勢に完全に組み込まれていく。
まな板の鯉を前にして、産科医がこの絶好の機会を見逃すはずはなく、ある手術を発明した。それがえいん切開だった。
膣がもっと広がるように、えいん部(外陰部と肛門との間)にはすかいにメスを入れる処置はいまでは当然のように行われているため、産科医はもちろん、ほとんどの妊婦もえいん切開に疑問を感じていない。
産科医はえいん切開についてこんな主張をする。
「手術によってえいん部を切開しておけば、自然にできるえいん裂傷よりも傷口はまっすぐだから早く治る」
だが、これには見落とされている事実がひとつある。それは、妊婦が意識不明にさせられずに、分娩の知識と経験のある人からそばで指導を受けて、分娩の準備が心身ともに整っていれば、息む方法とタイミングがつかめるということである。意識がはっきりした状態で妊婦が分娩に臨めば、えいんに裂傷が生じることはまずありえない。
赤ん坊が出てこれるように、もともと膣は十分に開くようにできている。かりにえいんに裂傷が生じたとしても、「えいん切開の方が早く治る」などと産科医が言い張る根拠はどこにもないのだ。それどころか、私の臨床経験では、傷口は自然にできたものの方がえいん切開でできた傷よりも治りは早く、不快感もずっと少ないことがはっきりしている。それと、えいん切開はセックスの快感を弱めてしまうようである。

●出産は「九時から五時まで」

「1・産科医がえいん切開という簡単な手術でいつまでも満足するはずはなく、彼らはさらに過激で危険な処置に挑戦してみたくなった。分娩室という舞台には、異常を異常とも感じさせない何かが潜んでいるようである。
一般に、医者には、異常が認められれば医療処置を行う必要があり、その処置は過激であればあるほどいいと考える傾向がある。
分娩室には保育器が置かれているので正体は巧妙にとりつくろわれているが、そこは紛れもなく手術室である。だから、産科医はここではそれにふさわしい本格的な手術が行われるべきだと考えている。そこで、現代産科における不気味としか言いようのない儀式が生み出されるに至った。それが帝王切開である。現在、アメリカでは帝王切開がまるで流行病のように蔓延している。
分娩の監視は、従来は妊婦の腹部越しに聞こえる胎児の心音を聴診器で聴いて行われていた。最近では、陣痛の際に妊婦の腹部にベルトを装着して、超音波で胎児を監視する分娩監視装置(胎児モニター)が主流になっている。
分娩監視装置に妊婦をつなぐのは帝王切開を行うための布石である。胎児の状態にかかわりなく、モニターの画像が異常を知らせれば、産科医は急いで妊婦の腹壁と子宮壁にメスを入れて胎児を取り出す。
産科医のこの処置を妊婦は「奇跡」と誤解して感謝する。産科医は、生命を死の淵から、あるいは体に重大な障害を残す瀬戸際で救ってくれた命の恩人だからである。しかし、この装置を使った妊婦には、聴診器を使用する旧来の方法に比べて、三倍から四倍の確率で帝王切開が行われていることが研究で明らかになっている。
帝王切開を望んでいない妊婦もいる。こんな場合に医者が使う手口とは、モニターの画像を見せて、妊婦に異常を知らせる信号が出ていることを教え諭すことである。
「いざ出産というときに、自分の感情や希望を言うものではない。異常を知らせる信号が出ているというのに」
妊婦がこの装置を拒まなくてはならない理由はこれだけではない。分娩監視装罹を使って生まれた子供には、その後の人生で行動面や発育に問題が生じてくると報告する研究があり、しかも、その確率はこの装置を使わなくなった場合に比べると六五パーセントという高率だという。
「いざ出産というときに、自分の感情や希望を言うものではない」と産科医が言うのには、実はもうひとつの理由がある。それは産科医本人の都合である。多くの病院では、陣痛誘発によって出生時刻を調整して「九時から五時まで」に出産させることが習慣になっている。
陣痛誘発とは、陣痛が始まるのを待たずに、妊婦の微弱陣痛を理由に、陣痛促進剤を使って人工的に陣痛を起こさせることである。産科医は産科医なりに計算して出産予定日を算出するが、その結果は六週間もずれることさえある。
そこで、赤ん坊が産道を通過する準備ができているかどうか(医学的適応)におかまいなく、産科医本人の都合(社会的適応というより「個人的適応」と言った方がいい)が優先されて陣痛促進剤が投与されることになる。胎児にはまだ生まれる準備ができていないから、モニターの画像に異常が現れやすいのは当然なのだが、結局、経膣分娩はとりやめられて帝王切開に切り替えられる。
未熟児出産に伴う肺結核、発育不良、肉体的障害、知的障害などは、陣痛誘発によってさらに起こりやすくなる。新生児の集中治療室に収容されている赤ん坊の四パーセントは、陣痛誘発によって生まれてきた赤ん坊である。
陣痛促進剤の犠牲者は新生児にとどまらない。母親も集巾治療室に入ることが多い。帝王切開で子供を産んだ半数の女性は後遺症に苦しみ、これが原因で死亡する者も少なくはない。しかも、その確率は経膣分娩の二六倍という高さである。
胎児モニターの名称は、分娩監視装置ではなく母親と赤ん坊の「分断致死装置」とでも改めた方がいっそふさわしいようである。
周産期を十分に経ていても、帝王切開で生まれた赤ん坊には、硝子膜症(ピアリン膜症)という、呼吸窮迫を伴う重い肺障害を起こす危険がつきまとう。これは時として赤ん坊の命を奪うこともある病気で、その適切な治療法はまだ確立していない。以前は未熟児にしか見られなかった病気である。
帝王切開の場合、未熟児でないにもかかわらず、なぜこのような難病が発症するのだろうか。自然出産では、胎児は産道を通る際、子宮の収縮作用によって胸部と肺を絞り込まれ、肺にたまっていた体液と分泌物は気管支を通って[から吐き出される。だが、帝王切開で生まれた赤ん坊の場合、この一連の経過が欠落してしまうのである。
産科医が慎重に帝王切開を行えば、硝子膜症の発症率は少なくとも一五パーセントは低減できるという研究報告がある。さらにこの研究は、もし産科医が陣痛促進剤の使用を見合わせて、胎児が十分に発育するのを待てば、この病気で苦しんでいる推定約四万人の赤ん坊のうち、少なくとも六〇〇〇人は発症を未然に防ぐことができただろうと報告している。
アメリカでは、陣痛促進剤を使って帝王切開を行うケースはますます増加している。かつて、帝王切開の比率が出産総数の四~五パーセントを超えると、病院は徹底して原因を究明したものである。
しかし、その比率が二五パーセント、全体の四分の一を占めるようになった現在も病院はなんの調査も行っていない。なかにはその比率が五〇パーセント近くにまで達している病院すらある。

●「医学の進歩」という幻想

世間の人は、医学は常に進歩しているものだとばかり思っている。新しい手術が開発され、その効果のほどが立証されれば、日々の医療に応用されて奇跡を生み、奇跡がさらに医学を進歩させる。
しかし、これはとんでもない誤解なのだ。
手術に対する世間の対応は通常、三つの段階を経るものだが、どの段階を見ても進歩とはまったく無縁のものなのである。
第一段階。新しい手術の登場が熱狂的に歓迎される。未知の技術だけに、本来なら疑いの目で見るのが順序だが、現代医学ではそうはならない。その手術が技術的に可能であることがいったん証明されれば、ただひたすら熱狂的に迎え入れられるのである。
第二段階。その手術が行われるようになってしばらくたつと、その無用性と危険性が露呈する。熱狂のほとぼりが冷め、世間が冷静になったころになって、ようやく疑問の声があがりはじめる。
第三段階この段階については冠動脈バイパス手術(心臓のバイパス手術)を例にとって説明しよう。
一九七〇年代後半から、冠動脈バイパス手術は「最優先すべき手術」という評価を受けてきた。これは脂肪で狭窄を起こしている冠動脈(心臓の周囲を冠状に取り巻いて、心臓組織に酸素や栄養を供給する血管)を迂回して、新たなバイパスを通すという手術である。
開発当時、これでアメリカの国民病と言われる心臓発作を撃退できると誰もが思った。しかし、こんな見かけ倒しの手術では根本的な解決は望めるはずはなかった。いまも何万人もの患者が手術の順番待ちをしているが、その一方で疑問視する人も増えている。
この手術が外科医の短絡的な思惑通りの結果を出せない理由は明らかである。退役軍人局が七年間にわたって、一〇〇〇人以上を対象に冠動脈バイパス手術の予後について調査したところ、次のことが判明している。
・左主幹冠動脈疾患という特殊な病気を除いて、この手術には有用性がない。
・手術をした場合と、内科的治療(主に薬物療法)をした場合とでは、死亡率にたいした差はない。
・軽症患者の場合、治療から四年が経過した時点で、手術をしなかった患者の方がわずかながら生存率が上回った。

また、患者は手術を受けたあとでも運動負荷心電図検査で異常を示していること、手術以外の治療を受けた患者と同じように、心臓発作を再発する危険性が高いことを報告する研究もある。
冠動脈バイパス手術は狭心症の痛みを和らげてくれるようだが、これは自己暗示(偽薬効果ならぬ「偽手術効果」による暗示の効果)か、無感覚(神経経路を手術で切断したため)のいずれかの理由によるものだろうと推測されている。
しかも、この手術には落とし穴がひとつある。それは、いずれバイパスそのものが狭窄を起こしてしまい、結局は手術前の状態に戻るおそれがあるということだ。
心臓病にいちばん効果がある治療法は、食生活の根本的な改善である。心臓を患う人の普段の食生活は典型的な高脂肪型だが、脂肪の摂取量は全摂取カロリーの一〇パーセント以下に抑えなければならない。そして、食事療法に加えて徐々に運動量を増やしていくことが必要だ。この二つの治療法の組み合わせこそが、心臓病の諸症状を緩和し、本当の意味での治癒を可能にすることが実証されている。
以上のことから、冠動脈バイパス手術は最終段階を迎える。
第三段階。手術の廃止。
とはいえ、手術というものはそう簡単に廃止されるものではない。とくに、冠動脈バイパス手術のように、一例四万ドル以上もの莫大な利益をもたらす手術であればなおさらである。わずか五センチから八センチ程度の狭窄部位を迂回したところで、全身の血管の残り九九・九パーセントの部分にはまだ脂肪が詰まったままである。にもかかわらず、この手術は、年間三〇万例以上も行われていることからもわかるように、いまだに多くの人々を魅了しつづけている。手術にかかっているのは費用と医者の生活だけではない。患者の生命がかかっていることも忘れてはならない。
冠動脈バイパス手術を廃止するには、数十年前にある外科医が示したような勇気が必要である。この外科医は、当時流行していた散剤散布法という心臓手術を指弾した。
散剤散布法は患者の胸部を開き、心臓の表面にパウダーを散布するだけという単純なものである。
パウダーを使ったのは、おそらく胸の内部と脈管に炎症を起こさせることで新しい血管を発達させ、血液の循環を促そうとしたのだろう。
当時、この手術は好評を博していた。そこにこの外科医が登場する。何人かの心臓病患者の胸部を開き、うち半数の患者にはパウダーを使用し、残りの患者には何も使わずに、両群の有意差がどれほど出るかを見極める無作為比較試験を行ったのである。その結果、両群の成績はまったく同じであることが判明した。散剤散布法という手術には、意味がないことが実証されたのである。
手術というのはいかにも合理的に見えるものである。だから、数ある臨床例のひとつで実態が暴かれたくらいで、現代医学がその手術を廃止するわけはない。実際、現代医学の主要分野の手術のほとんどは、何年も前から非合理的で見せかけにすぎないことが暴かれているのだ。
手術に有用性を見いだすことは至難の業である。だが、これを儀式と考えるなら話は別だ。手術には効力があり、しかも現代医学教の儀式としては不滅ですらある。儀式として代表的な手術を三つあげておこう。
まず、前にも述べた扁桃摘出術。この手術は二千年前に全廃されるべきだった。にもかかわらず、現代医学教の儀式としていまも頻繁に行われている。
次に斜視矯正術。扁桃摘出手術と同じく、斜視矯正手術にも有用性は認められない。眼科医は、「たとえ程度は軽くても、子供の斜視は手術で矯正しないと、いずれどちらかの目が失明しますよ」
こう言って親を脅す。だが、斜視であっても眼科医に行かない人はいくらでもいる。眼科医の脅し文句が本当なら、国中が数百万人、あるいは数千万人の片目が不自由な人たちであふれかえっているはずだ。
そして心臓病の手術。冠動脈バイパス手術が過大に評価されていることはすでに指摘されている。
だが、現代医学教の儀式を執り行う医者は、同じように無用な技術を駆使して、ほかの心臓病に対しても新技術の考案に明け暮れているのである。
アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンの時代には、ヒルを治療に使っていた。現代医学のがん治療も、未来の人たちの目には同じように映るだろう。がん手術が非合理的なものであることを、早くも一九五〇年代に指摘した医者がいる。イリノイ州立大学のウォーレン・コール博十である。
博士はがん手術を行ったのち、患者の末梢部分の血液を検査して、手術が原因でがん細胞がすでに全身に転移していることを立証した。だが、ほかの医者たちは、
「がん細胞は転移したが、まだ侵されていない部分はがん細胞を抑制することができる」
と反論した。しかし、これはばかばかしい反論である。もし、がん細胞の転移を体が抑制できるというのなら、誰も初めからがんなどになりはしない。
「がんと闘う新技術が開発されて、がん手術がおびやかされている」
こんな主張をする外科医が一部にいる。しかし、その理屈は逆である。世間が新しい治療法に夢と希望を託すのは、がん手術が失望の繰り返しだからではないのか。
しかし、外科医はこのことを絶対に認めないだろう。

●医者の都合と手術

あまりに多くの手術が行われているのが現状である。その原因についてよく質問を受けるが、私の答えはこうである。手術のやりすぎを否定する理由は究極的にひとつしかないが、それを正当化する理由は数限りなくある。
手術のやりすぎがいけないのは、それが患者に苦痛を与え、生命を危険にさらすばかりか、医療費のむだ遣いになるからである。しかし、現代医学はそんなことはいっさい考慮しない。やりすぎを是とする理由は、そのどれもが現代医学教の教義と一致する。
手術は患者の症状を改善し、病気を取り除くという建前で行われている。だが実際には、手術には隠れた目的がある。医学生の重宝な教材として、人体を使っていろいろな実験ができるのだ。
イリノイ州精神保健局小児科上級顧問だったころ、私は心臓に障害をもつダウン症児たちに行われていた手術をやめさせた。
その手術は、脳に酸素をスムーズに供給することを表向きの理由にしていたが、本当の狙いは、医学生に心臓手術の実験台をスムーズに供給することにあった。その証拠に、ダウン症児たちがその手術を受けても脳の改善は何ひとつ認められなかった。執刀医たちもそれは知っていた。
この手術は根本的に間違っていた。しかもその間違いは、数多くのダウン症児たちを死に至らしめるほどの致命的な間違いだった。
手術をやめさせたことで、大学病院側はかなり私のことを不快に思っていたようである。
金銭欲もまた手術のやりすぎを招く原因である。経済的な理由がすべてとは言わないが、もし不要な手術をすべて廃止すれば、外科医のほとんどは路頭に迷い、まっとうな仕事を探さなければならなくなる。
外科医は手術で生計を立てている。執刀数と関係なく、安定した給与が支払われる定額払い制のもとでは、子宮摘出術と扁桃摘出術の二つの手術は、出来高払い制と比較すると、約三分の一しか行われていないというデータがある。
アメリカにいる六〇万人余りの医者のうち、一〇万人は外科医である。この人員の一〇分の一程度なら、不要な手術はかなり減るだろう。アメリカ外科医師会でさえこう言っている。
「認定外科医は五万人から六万人、これに研修医と専門医学実習生が一万人もいれば、今後半世紀にわたって必要な手術が余裕をもって行える」
この意見が現実のものとなれば、半数近くの外科医が経済的に追い詰められることになるだろう。
いずれにしろ、現在の外科医の半数近くが余剰人員ということになる。つまり、五万本近いメスが患者に害をおよぼす「凶器」になっているのだ。
医者の無知も手術のやりすぎをあおっている。婦人科を例にとると、そこで行われている手術の多くが不適切で時代錯誤なものであるばかりか、愚かしい慣習がまかり通って、いかにも「産婦人科」
ということを感じさせる。こうしたことをすべてやめれば、子宮摘出術を含めて婦人科の手術はひとつ残らず消滅するはずだ。
医者なら、生理不順の女性がピルを服用すれば、膣がんや子宮頸がんになりやすいことくらい知っているはずだ。生理不順の原因しだいでは、ピルの服用は生理不順の一〇倍以上も危険である。だが、そこまで慎重投与を心がける医者はいない。
ある女性は、ピルの危険性についてなんの説明も受けないまま、数年にわたってこれを服用していた。ピルを飲んだ最初の生理で、この女性はひどい出血を経験していた。出血はこの女性がピルを飲んではいけないことを知らせる危険信号だったのである。細胞診で異常が明らかになったときでさえ、婦人科医はこんなことを言ったという。
「心配はいりません。いざとなれば子宮はいつでも摘出できますから」
彼女が次に訪れた婦人科医は別の診断をした。
「比較的簡単な手術ですが、いますぐにやらないと数年以内に間違いなく子宮摘出術を受けることになりますよ」
その「比較的簡単な手術」も、最初の婦人科医がピルの危険性を説明していれば避けられたはずなのである。
金銭欲と無知もさることながら、手術のやりすぎを招くいちばんの原因は、基本的には「信念」の問題である。医者は手術に意義を見いだすばかりか、メスで人の体を切り裂くことになんとも言えない魅力を感じる。だから、その魅力を堪能すべくあらゆる機会を利用して患者を手術台に招くのである。
手術とは、医者にとって進歩を意味する。進歩は医者に優越感を与え、ほかの医者を凌駕したという意識にひたらせてくれる。
アメリカは、技術的に可能であればなんでも実行に移す国である。その際に倫理的考慮はほとんどなされない。道具・装置・設備が整い、実行可能でありさえすれば、その手術は正当な医療だと判断されるのだ。だから、アメリカでは冠動脈バイパス手術、扁桃摘出術はもとより、性転換手術まで「正当な医療」として行われているのである。

●儀式としての手術

人類最初の手術である割礼がそもそも宗教儀式だった。今日行われている手術の九割も宗教儀式である。
原始的な宗教では、信者は「切り裂きの儀式」に身をゆだねることでより高い意識へと飛躍する。
激痛か、薬の作用か、はたまたその両方によってか、信者は神と交わるという幻覚を体験する。この特権は神官か特殊な地位にある者に限られていた。キリスト教では、イエスと殉教者たちだけが礫刑の儀式によって崇拝の対象となった。
現代医学教では、この儀式の特権は無差別に与えられている。麻酔の発明以前は、犠牲者は歯を食いしばり、苦しみに悶えながらもはっきりと神の姿を見て、そして失神した。いまでは、仮死状態の犠牲者は外科医によって息を吹き返し、死の淵からの生還を果たすことができる。この体験は局所麻酔の発達によって、意識を失うこともなく、外科医が執刀するのを見届けるまでになった。
子供は手術の跡を人に見せびらかして喜ぶ。とくに医者の子供の体には傷痕があることが多い。医者の家族は普通の人たちより、手術を受ける機会が多いものなのだ。これは、患者にこの儀式の力を信じさせるだけでなく、医者自身も信仰していることのあかしである。
では、医者は自分でもこの儀式を受けるだろうか。
狂信者が真の狂信者かどうかを知る方法は、人に勧めることを自らも実行するかどうかである。医者もやはり、犠牲者になるために自分の手術の順番を待っている。
現代医学にとって手術は信仰である。不気味なのは、その信仰を根底から支えている思い込みである。手術を行えば体に現れる問題はすべて克服されると医者は信じ切っており、患者にもそのように暗示をかけている。
「病気になったとき、自分で治そうとしてはいけない。異常を感じたら、すぐに医者に診てもらいなさい。手術の力を信じなさい。手術を受ければ治るのです」
現代医学教は既成の宗教の聖職者をも信者に変えた。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教といった伝統的な宗教の聖職者たちですら、手術台という、現代医学教の聖櫃に宿る力によって体は癒されると信じ込んでいる。

●手術からわが身を守るには

手術から自分の身を守るには、まず自らが学び、知識を身につけるべきだ。自分の病気については、医者の知識を上回る努力が必要である。図書館に行けば、本や機関誌、雑誌などから必要な情報を得られるだろう。
扁桃摘出術、子宮摘出術、ヘルニア手術などの頻繁に行われている手術を勧められたら、とくに警戒が必要だ。どんな場合でも、手術が人の体をメスで切り裂く蛮行であることに変わりはない。医者は必要だから手術を勧めている、などと思ってはいけない。
手術を勧めてきたら、すかさず次のような質問を医者に浴びせよう。
「この手術で期待できる効果は何ですか?」
「どうしてそういう効果が得られるのですか?」
「手術を受けなければどうなるのですか?」
「手術以外の治療法はないのですか?」
「手術で期待通りの効果が得られない可能性はどれくらいありますか?」
医者から答えを引き出したら、それをじつくりと吟味する。深く掘り下げて考えれば、医者の言つていることに矛盾があることに気がつくはずだ。それが本当の答えである。
セカンド・オピニオン(主治医以外の医者の意見)も必要である。ただし、主治医と同じ病院の医者に意見を求めても意味はない。中立の医者を見つけ、主治医にした質問と同じことを質問する。意見が違っていれば、主治医にそのことを話せばよい。
それでも納得できなければ、主治医に頼んで、その手術を行っている何人もの医者に集まってもらい協議をさせる。大げさすぎると思うかもしれないが、なにしろ自分の体が刃物で切り裂かれるかどうかなのだ。三、四人の医者に意見を聞くぐらいのことでためらってはいけない。現状は手術のやりすぎである。主治医に勧められている手術も、実は不要だという可能性は十分にあるのだ。
「手術しか治療法がない」と医者が言ったときはかなり危ない。その判断が誤っていることが多いし、そもそも手術が治療法だというのが誤りかもしれない。またひょっとすると、本当は自分の体には問題がないかもしれないのだ。
自分で集めた情報、そして意見や感情を医者にはっきりと言ってみる。医者の反応から何かがわかってくるはずだ。また、友人、隣人、家族のなかから知恵を貸してもらえる人を探し出し、その人たちからも意見を聞いてみるのもいい。
こうして意見を聞いたうえで、手術は必要ない、受けないと判断したら、すぐにその医者と縁を切ることだ。申し訳なく思う必要はない。「手術は受けたくありません」と宣言するのがいちばんすっきりするが、言いにくければ「考えておきます」と逃げておいてもいい。
医者にしてみれば、手術を受けるように説得してきた手前、いまさら立場を変えるわけにはいかない。「手術しか治療法がない」と断言してしまった以上、ほかの治療法を勧めることは立場上できないのだ。手術を拒否したために医者を一人失うことになっても後悔する必要はない。むしろ自分の身のためである。
手術を受けることを決心した場合も、横になって儀式の進行をただ待っていればいいわけではない。
「誰が執刀しようと同じだ」と言う医者もいるが、それは違う。医者によって技量の差は大きい。家の改装、車の修理の上手下手が、担当する修理工によって違ってくるのと同じである。胆嚢の摘出術にしても、技量の違いが成否を大きく左右する。
「手術を受けなくてはならないが、外科医の選び方がわからない」という質問をよく受けるが、「手術を受けなくてはならない」というのは緊急の場合だけのはずだ。例えば事故に遭って手術を受ける場合、外科医の選択などしていられる状況ではない。緊急事態でないのならば時間は十分にあるはずだから、本当に手術を受ける必要があるのかをもう一度よく考えてみて、そのうえでやはり必要ならば、どの外科医がふさわしいのかをじっくり考えてみればいい。
外科医を選ぶ際には次の質問をしてみるといい。
「先生がこれまでに行ったこの手術の執刀数は?」「その成功率は?」「後遺症の確率は?」「死亡率は?」「術中・術後に死亡した患者の数は?」
そして、こうたずねる。
「この手術を受けた患者を紹介していただけませんか。その人たちの体験をぜひ聞いてみたいのです」
とくに私が勧めるのは次の質問である。
「もし先生が出張で執刀できない場合、どの外科医を推薦されますか」
あるいはこんなふうにも聞いてみる。
「先生ご自身がこの手術を受けるなら、どの外科医に執刀を依頼されますか」
この質問によって勧められていた手術よりも、簡単な手術で済むことがあるのだ。
そして、もう一度こう念を押す。
「本当に手術が必要なのですか」
いったん手術を受けると決意したのだから、これは無駄なように思えるかもしれないが、もしかすると貴重な情報が得られたり、手術以外の治療法を行う医者に巡り会えることができるかもしれない。
複雑な手順を踏む手術なら、その手術の権威に電話でたずねてみるのもいい。遠方に住んでいて会いに行けなければ、近くの医者を紹介してもらうこともできる。また、友人や家族の協力で、ふさわしい医者を探してもらうのもいい方法だ。しかし、紹介された医者の評判がどんなによくても油断してはいけない。また、説明を聞いてわからない点は、そのままにしておいてはいけない。
手術のあとも注意を怠ってはいけない。手術が計画通り行かなかったり、合併症や後遺症が現れれば、急いで検査を受ける。薬の副作用と同じように、一過性で害がない症状もあるが、場合によっては命取りにもなりかねないことがある。術後の問題で別の医者に相談するときは次の質問をする。
「私の主治医が執刀したこの手術について、率直な意見を聞かせてください。場合によっては、私の主治医に対して医療過誤の訴訟を起こすかもしれませんので」
返答しだいで、その医者を信頼すべきかどうかがわかる。簡単に医者を信頼しないこと、それが過剰な手術から我が身を守る基本である。
メスであなたの体が切り裂かれようとしているのだ。その医者が本当に信頼するに足るかどうかを見極めるのに、用心しすぎるということはない。

第4章 病院にいると病気になる

●子供はなぜ病院が嫌いか

病院は戦場である。人はそこに足を踏み入れない方が身のためである。もし、踏み入れてしまったら、一人でも多くの人を助け出し、いっときも早く脱出しなければならない。
高い入院費を考えれば、その金でどんな保養地でも思いのままに過ごすことができる。緊急の場合を除けば、どうせ同じ時間と費用がかかるのなら、転地療養に充てた方が入院するよりは効果があるだろう。
病院とは現代医学教の教会であり、この世で最も危険な場所のひとつなのである。
人間が家を構えて住み着くようになれば、人間があがめる神にも定住する場所が必要になる。こうして、神を祭る教会や寺院が建設されるようになり、その宗教ならではの啓示はここで教え示される。
病院とは、現代医学教の神の預言の場なのである。この宗教の軍門にくだっていない国から来た移民、とくに高齢者のなかには、「病院は死ぬために行くところだ」「あんなところに入ったら死んでしまう」と言う人がいる。彼らの耳には現代医学教の恐ろしい神の声が聞こえてくるのだろう。
子供もあからさまに病院を嫌い、その気持ちを隠さない。
「病院は怖いから行きたくない」
子供の鋭い直感力は病院の本質を見抜いているのだ。医者を恐れる子供の心理から何かが学び取れるように、子供が病院を恐れる心理からも学ぶものがあるはずだ。もちろん、病院の何がそんなに怖いのかとたずねても、子供にはそれをきちんと説明することはできない。だが、これは大人も同じだ。
大人も病院の何に恐怖を感じるのか、それをわかるように説明することはできない。しかも、大人は自分が怖がっているという事実を認めたがらない。
世間のこうしたあいまいな態度につけこんで、医者は「怖いことは何もない」と言って病院に招き寄せる。だが、病院では恐怖が次々と襲ってくる。
病院に住む神、それは患者を死に導く死神なのである。

●病院にいると病気になる

患者は病院に一歩足を踏み入れた瞬間から、そこを出る瞬間(あるいは運び出される瞬間)まで、入院中は生ける屍になったかの気持ちに追いやられる。本人が意識するしないにかかわらず、病院の環境とその待遇によって心の支えをなくし、希望を失い、暗い日々を過ごすうちに心身ともに衰弱していく。こんな状況で楽天的な気持ちでいられる患者はよほどおめでたい人間だろう。
しかも、苦痛にあえぎながら死のとこについている患者たちの悲惨な顔つきと、それを見つめる患者たちの陰うつな顔つきを目の当たりにしなければならない。また、職員が非人間的な対応をして、ものを言う機械と化している姿にも直面する。
受付で手続きを済ませるとき、患者は人格をもった人問であることをやめさせられ、検査値と症状の寄せ集めとしてあつかわれる。自分が自分ではなくなり、治療の対象である「症例」になっていくのだ。いままで暮らしてきた世界をあとにして、本来の自分は過去のものとなる。衣服を脱ぎ去り、それを所持品と一緒に衣装棚にしまいこむとき、これまでの生活の思い出もどこかにしまいこまなければならない。家族や親戚の者との面会時間は制限され、許可されるのは形式的な面会だけだ。
こうした精神的重圧を受けると、患者は自分の健康管理は自分で行うという気概を失ってしまう。
病院は患者に孤立感、疎外感、喪失感、憂うつ感を味わわせ、不安感を募らせることであらゆる要求に従わせる。

患者は精神的に参っていき、やがて「模範的な患者」となる準備が整うのである。
とりわけ、子供と老人はこの「呪い」にかかりやすい。子供の場合、強い不満や失望、親との別離の不安のために激しい感情の起伏に悩まされる。これに手術とか何かいやなことをされるのではないかという恐怖心が加わる。入院してひと晩かふた晩、親と離れて過ごすだけで、子供は退行現象を起こし、トイレット・トレーニングや言葉を忘れてしまうこともあるが、これは決して本人が悪いのではない。
すべての医者は、三歳から六歳までの子供は精神の大混乱期にあることを心得ておくべきである。
この時期の子供には自分に起こっていることがほとんど理解できない。そんな子供を病院に預けて、親は帰ってしまうというのは残酷なことである。病院の環境は子供が一人で耐えるにはあまりに苛酷すぎる。
かなり前のことだが、子供がヘルニア手術を受ける際にどのような想像をするかについての論文を書いた。子供たちに質問をして、自分の身にこれからどういうことが起こると思っているのかを調べたのだ。すると、ほとんどの子供が性器に何かされるように思うと答えた。自分の体のどこが手術されると思うか聞いたところ、手で自分の性器を守るしぐさをした子供が何人かいた。私ははっとした。
大事なことに気がついていなかったのである。論文の結論はこう結んだ。
「医者は事前に子供に十分なカウンセリングを行い、手術についてよく説明しておくべきである」
しかし、いまの私はそんなことをしてもなんの意味もないと思っている。あの子供たちに必要だったのは、両親が付き添うことを医者として保証してやることだったのである。
病院の夜間巡回はいまでもあまり好きではない。泣いている赤ん坊が多すぎるからだ。正直言ってこれには困ってしまう。私は何もせずに放っておけない性分である。以前、夜問巡回中に泣いている赤ん坊や小さな子供を見かけると、抱き上げてナースステーションまで連れて行ったものである。看護婦の膝のうえに乗せてやると、ようやく泣きやむということが何度もあった。
もちろん、入院で苦しむのは子供だけではない。大人、とくに高齢者もまた入院によって苦しめられる。デビツド・グリーン博士はこう言っている。
「病院は高齢者にとってこの世で最悪の場所である」
私もこの意見に同感である。ただ、次のように言った方がさらに的確だろう。
「病院はすべての人にとってこの世で最悪の場所である」
入院患者が受けるストレスは大人でさえ耐えがたいものである。それなのに、大人は、子供がその被害を受けずに入院生活を乗り切れるとでも思っているのだろうか。自分が入院すれば扱いにくい子供のようになるくせに、子供には落ち着き払った大人のようにふるまわせ、別れと恐怖をいとも簡単に克服することを期待しているのではないだろうか。
患者が病院で受ける待遇は、人間の尊厳を完全に無視している。患者は衣服を脱いで病院のお仕着せをまとい、医者、看護婦、技師らの検査攻撃にさらされて、なすすべもなく防戦一方の状態で、ほとんどの時間をベッドで横になって過ごすだけである。自由に動き回ることは許されず、あてがわれた食べ物を口にしなければならない。もちろん、その時間があればの話である。さらに見ず知らずの人たちと同じ部屋で寝泊まりもしなければならない。しかも、その人たちは全員が病人である。
私はこれまで二十五年問にわたって医療現場で働いてきたが、患者が恥辱を受け、人格を否定されることによって健康を取り戻したのを見たためしがない。
伝染病が病院内で広まると、入院患者全員を病院から避難させ、帰宅させるか転院させなくてはならない。こういう事態が発生すると、いつも同じことに気がつく。転院の必要があるほど重症の患者がほとんどいないのである。私はいつも一〇人巾九人は帰宅させていたが、その患者にはなんの問題も起きなかった。
医者になった当時、私は入院がどの程度の患者に必要なのか小規模な実験を試みた。担当していた病棟のベッド数は二八床で、そのときは二四人の患者が入院していた。しかし、どの患者にも入院の必要性があるとは必ずしも認められなかった。
私は入院許可担当でもあったので、患者が来院した際には入院の必要を判定していたが、患者が自宅で治療を受けられるような特別手配もした。例えば、患者が来院する際のタクシー代を病院側が支払うとか、患者が自宅で使用する医療器具を、技術者が軽トラックを使って調整に出かけるというようなことである。
そうしているうちに入院患者は三、四人にまで減っていった。私は入院がいかに不要なのかを見事に証明してみせたと満足していたが、看護婦たちからは、「患者がいなくなるとほかの病棟に異動させられます」と苦情が寄せられ、研修医と専門医学実習医からは、「研究対象が不足して困っている」と文句を言われた。
気がつくといちばん不要だったのはほかならぬ私自身だったのだ。

●患者の権利はどうなっている

病院が氾濫しているのは、医者にとってその方が都合がいいからであって、患者の幸福や利益のためではない。病院の起源は「貧民の家」と呼ばれる施設にまでさかのぼり、医療費を払えない貧しい人たちに、医者が医療を提供する救貧施設として始まった。ところが、しばらくして医者は、
「それだったら、病人をまとめて一ヵ所に放り込み、そこにさまざまな機器も集めて面倒を見ればてっとり早いのではないか」
と考えるようになった。
医療が人間味を失い、機械に依存するにつれて、多くの患者をまとめて病院で管理する方が医者にとってはますます好都合になった。入院患者よりも外来患者の方が、治療をする側にはより高度な頭脳と技術が要求される。だが、才能とか熟慮とかいうものは、医者にはほとんど無縁の資質である。
そこで病院が氾濫する時代を迎えたのだ。
現代医学は、自らが引き起こした数々の愚行、とりわけ病院の危険性を説明する必要に迫られていない。それは、病院が営利を目的に自己認可した機関だからである。病院の運営を決定する理事会や委員会は病院の経営陣で構成されていて、国が介入してそれを是正しようとしても、この制度は「慣性の法則」に支配されているからどうしようもない。その結果、悪質な病院もそのまま存続して、すべての病院にはびこる不正な慣行は改革の対象にはされない。
以前、アメリカ保健省が、「メディケァ」で危険性をとくに指摘された一〇五の病院を調査したところ、そのうちの六九の病院で、耐火性、薬物記録、看護婦の数、医者の数、食事指導、診療録、医学資料に関する基準を満たしていなかった。病院認可土ハ同委員会の審査には、いずれも最近になって合格した病院ばかりである。保健省の調査結果が公表されても、委員会は不適格な病院の認可を取り消そうとはしなかった。
一般の人たちが病院に改善を求める抗議をしても、実施される改革にはほとんど効果はない。この種の改革に携わっている連中を「ゴーストバスターズ」(幽霊退治屋)と私は呼んでいる。見かけだけ勇ましく、実質を伴っていないからである。改革のほとんどが書面によるものであり、経営陣が秘密会議で決めたものにすぎないのだ。
患者の苦情を病院に陳情する「オンブズパーソン」(患者の権利擁護委員)を設買するという改革は、実は医療訴訟を阻止するためのものでしかない。オンブズパーソンが設買されれば、患者は自分たちの権利が守られているかのような錯覚を抱く。それが病院側の陽動作戦である。
一九七三年、アメリカ病院協会(AHA)は「患者の権利章典」を採択した。そのなかで明記されている患者の一二の権利を要約すると次の通りである(この文言は一九九八年現在も変わっていない)。

●病院のほんとうの姿

病院の実態を一般に知られないように、アメリカ病院協会などの現代医学の代理機関は奮闘している。病院活動委員会は、病院がスポンサーになって運営されている民間組織で、ここにはアメリカ国内の病院から収集されたさまざまな情報がコンピユータによって管理されている。そのなかには、治療法別の死亡率の比較、院内感染、医療事故をはじめとする、病院にとっては戦傑すべきデータがすべて含まれている。
試しに、少し見せてほしいと申し出てみるといい。委員会は敵意をむきだしにして拒否するだろう。
その拒否ぶりたるや、国家機密を死守する政府以上の激しさであるはずだ。それほど知られてはならないデータがあるのだ。
この点についてアメリカ病院協会と病院活動委員会のスポークスマンは次のように説明する。
「この情報が一般の人に知れると、病院の安全性が正確に理解されず、病院の改善に支障をきたすおそれがある」
だが、本音は次の通りである。
「この情報が一般の人に知れると、病院の危険性が正確に理解されて、病院の存続に支障をきたすおそれがある」
病院に「改善」というのはありえない。そんなことをすれば、病院の閉鎖を招いてしまう。きつと病院活動委員会のデータバンクには、国防総省の国家機密と政治スキャンダルの真相を足したようなすさまじい情報が収録されているに違いない。
社会の意識が高まり、「科学的根拠に基づく医療」が人々から要求されるまで、「科学的根拠に基づかない医療」しか行わないのが医学界の体質である。研究論文とは、現代医学教の「祈禧書」のようなもので、研究はその成果を実行に移さない限りにおいて医学界で許容される。もし、研究成果に基づく医療を提言すれば、出すぎた言動を理由に、その医者は医学界から抹殺されてしまうかもしれない。
現代医学教は、病院で行われている医療に本当に効果があるかどうかなど気にはしていない。気にしているのは、「治療」と呼ばれている無意味な儀式を求めて信者が巡礼してくれるかどうかということである。
キリスト教には「改心しようと思いつつも、改心せずに地獄に堕ちていく者が多い」という戒めがある。現代医学には改心しようという気はさらさらない。病院が面会時間の規制をゆるめたのは、患者が家族ともっと一緒にいられることを配慮したわけではない。それは建前である。本音は小児科が衰退して、空きベッドが目立ち始めてきたからなのだ。子供を病院に呼び戻して、ベッドの稼働率を高めるためなら、病院はどんな市場作戦でも繰り広げる気でいる。子供の両親や兄弟姉妹は都合のいい時間に会いに来ることができるようになり、犬や猫まで連れてきてもいいことになった。
産科病棟も妊婦に敬遠されて頭を抱えている。病院出産よりも自宅出産が好まれるようになってきたからである。そこで、分娩室に夫や母親、姉妹、恋人が立ち会うことが許されるようになった。妊婦に入院してもらえるのなら、彼女の不倫相手でも病院は大歓迎なのである。
医学界は、病院とは病気を治し、人の命を救う場所であると世間に思い込ませようとする。たしかに救急医療は人の命を救っている。しかし、それ以外はどうだろう。病院には健康にいいものなどひとつもないのだ。運動設備があるわけでもないし、病院食は最悪のファーストフード並みのまずさである。家族や友人との人間的な触れ合いに乏しく、精神衛生という点では劣悪な環境で、患者は自己喪失感に襲われるのも無理はない。
人は病院に足を踏み入れた瞬間に屈服する。そして、
「私は自分の健康管理ができません。病院に行けば助けてもらえる、そう信じてやってきました」
とでもいうような卑屈な態度を示すようになる。

●病院からわが身を守るために

病院から身を守るためには、長期入院や「社会入院」などの必要のない入院をまず避けることだ。
患者のほとんどは、医者の指示に従って入院しているのだから、指示を受けないようにすればいいのである。絶対に必要と認められたとき以外は薬の服用と手術を拒否すること、方法はこれしかない。
外来患者には行われない治療というものがたくさんある。ここでも患者は勉強して、どんな治療ができてどんな治療ができないのか、医者よりも詳しく知っておくべきである。
健康な妊婦なら、ほとんどの場合自宅で出産することができるし、またそうすべきなのだが、医者は若い妊婦とその夫を脅して分娩室で出産させようと言いくるめる。常套手段は合併症の危険性をことさら言い立てることである。実はその合併症なるものは、統計の改窯によるものであり、そもそも産科医の不要な処置が原因で起きたものである。
病院は自宅出産運動の高まりを阻むことができなかったため、妊婦を分娩室に誘い込む作戦を大々的に展開して、合併症という脅し文句を繰り返す。だが、だまされてはいけない。たとえホテルのように見えても、そこは分娩室である。いったん病院に入った以上は、現代医学の縄張りの中なのである。妊婦は医者の縄張りにいるかぎり、医者の規則に従うことになる。それに対して、自宅出産の場合は、医者の思うようにはならない。
どうしても病院の設備を利用したいのならそうすればいいが、分娩室でできることは自宅の寝室でもできるということだけは言っておきたい。
医者には患者を不必要に入院させる習性がある。この危険な習性から身を守るためには、薬や手術を避けたときと同じ作戦で対処する。勉強して、その治療法で治る可能性はあるのか、どんな危険性があるのか、ほかの治療法は可能かどうかなどを研究するのである。その結果、医者を代えた方がいいという結論になればそうする。いわゆる民間療法で治療するのが適当という結論になれば、そうするのも方法である。
自分が収集した情報に基づいて、臆せずに医者と話し合う。要は、自分の病気の治療にふさわしい医者を見つけることである。そして、これは自分にふさわしい病院を見つける方法でもある。もちろん、病院に行くことが必要であると認めた場合に限っての話ではあるが。

●大学病院をめぐる迷信

いちばんいい病院は大学病院だ、と世間では考えられている。医学生が学び、医療スタッフも多い。
しかも研究は進んでいる。だが、これはかつて一般の病院が奇妙な治療を行っていた時代の話である。
いまでは事情が違う。生物の授業で使われるカエルやザリガニ、ブタの胎児のようになりたくないなら、大学病院信仰は捨てた方が身のためである。
院内感染の発生率が最も高いのが大学病院であり、臨床検査や薬剤調合のミスも多い。患者の取り違えが頻発して、患者が受ける精神的ダメージはこのうえもなく深刻である。しかも、患者は医者の目的のために利用される。手術の適否は患者が身をもって実証させられ、治療と称して治験にまで使われてしまう。患者は研究対象にされるのがオチである。
大学病院に関する間違った常識はもうひとつある。「難病、奇病の重症患者は大学病院に行くといい」というのがそれである。
大学病院というのは医学生や研修医に正統な治療法を、有効であるかどうかは別として教え込む場所である。現代医学が認めた正統な治療法ではなく、有効な治療法を求めるなら、比較的小規模の病院か、現代医学教を信仰していない国の病院に行くべきである。
実際に治療に当たるのは、病院ではなく医者である。だから、選ぶ基準は病院ではなく医者である。
本当にいい医者なら自分の技術を発揮できる適切な設備を整えているはずである。私がいいと判断した医者は、大学病院で時間を浪費していない。
大学病院では、教育・研究・診療が三本柱とされているが、これも間違いである。医者や病院がこの三つの柱すべてに力を注こうとすると、診療が必ずおろそかにされてしまう。大学病院を選んだ人にはくれぐれも注意するよう警告しておく。
どの医者であれ、そしてその医者がどんな病院を紹介しようと、患者は常に生命の危険にさらされているのだから警戒は怠れない。医者や看護婦に簡単に従うのは危ない。人間の尊厳を踏みにじるようなあつかいに対しては断固抵抗すべきなのだ。
わが子を入院させたとき
子供の入院には、両親もずっと一緒に付き添ってやるべきである。私はこれまでいくつかの病院で勤務してきたが、ある病院では、親の付き添いは子供が危篤に陥っているときに限っていた。そこで、私は子供を全員危篤ということにしていた。病院側は長い間黙認していたが、ついに対決の時がきた。
面会時間は毎晩七時半までという規則になっていたが、ある母親がこう言ってきたのだ。
「子供が泣いているんですが、そばにいてやれば泣きやんで、八時半までに寝つくと思います。それまで付き添うことを許してください」
私は了解した。だが、このやりとりを聞いていた看護婦は反対した。
「危篤ではありませんし、面会時間も過ぎていますから、母親には病院から出て行ってもらわないと困ります」
私は看護婦にたずねた。
「母親がこのまま病院に残れば君はどうするかね」
「管理の職員に電話します」
看護婦はこう答えた。私が管理の職員に直接電話して同じ質問をすると、理事に連絡するという返事だった。理事から電話がかかってきたとき、私は同じ質問をした。理事は、「警官を呼んで母親を病院から退去させる」と言った。
「十五分だけ時間がほしい」と私は申し出た。
理事は私がこの事態を収拾してくれるだろうと考えたようだが、それは甘かった。私は地元テレビ局の活動家として有名な報道記者に電話をした。
「泣いている子供に付き添うため、面会時間を一時間延長してほしいと訴える母親が警官によって病院から退去させられようとしている」
「カメラを持ってすぐ現場に駆けつけるから二十分ほどそのままにしてほしい」
「なんとかやってみる」
私はそう返事をしたあとで、理事に電話を入れた。
「もう二十分だけ待ってください。まもなく報道陣が駆けつけて、警官が母親を退去させるところをカメラに収める予定です」
理事はこう言った。
「わかった。君にはかなわない。今日はお互いにこのへんで妥協しよう。しかし、明日、私のオフィスに来てくれたまえ」
翌朝、私はオフィスに行き、理事からこう言われた。
「私は昨日の件で君をクビにするつもりだ」
私はこう答えた。
「わかりました。でも、そんなことをするとあとがたいへんですよ。私はすぐに新聞社に行って大騒ぎを起こしますから」
「確かにそうだ。君は何をしでかすかわからないからな」
理事はあきらめた。
「君の患者に面会に来る人は、いたいだけいてもらっていいことにしよう。ただし、このことは病院の職員には内緒にしておいてくれよ」
これが事件の顛末である。
入院患者にとって、病院の規則を破ることは生死をかけた問題である。それは一人でできることではない。信頼できる人にいつもそばにいてもらうことが必要だ。それも家族か親しい友人でなければならない。
私の経験では、貧しい家庭ほど身内の結束が強く、家族の誰かがいつも付き添っていた。だが、裕福な家庭はそうではなかった。中流や上流の家では、家族の者はみんな働いていて、「仕事で忙しい」
「付き添うのがいやだ」と言って個人契約の看護婦を雇っていた。これがきっかけで、私は裕福な家族とそうでない家族とでは、家族の絆の強さにこれほど差があるものかとつくづく考えるようになった。これは貴重な教訓だった。

新世界権力体制下の医学的集団虐殺

(ミッドナイト メッセンジャー誌一九九五年十二月号から)

この莫大な利益もいくつもの経由を得て最終的に石油利権の利益になっている。

Medical Genocide In The New Wold Order
by Dr. Grady A. Deal, Ph.D, D.C.
-グラディ・A・デール博士-(長田清 訳)
引用元
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/jlav/CP9602G.html
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/jlav/CP9604G.html

「外科医だとか医師だとか公言している者が…[人々の]健康を奪い…苦しめ…そして…殺す。しかもわれわれは、馬鹿で、われわれの生命が危険なのにも拘らず援助を求めて敵を、そして彼らの邪悪なやり方を、頼りにさえする…もし敵がわれわれを皆殺しに出来るものなら、喜んでするだろう」。-プロテスタントの創始者、マルチン・ルター(一四八三-一五四六)

主よわれらを助け給え。新世界権力国際銀行家は公認の医療機関を統轄支配しているが、これは政府の支援する集団虐殺の陰謀計画である、即ち、これは計画的な殺人であり、あなたの公認の医師を強制して、あくまでも「承認された」薬剤、ワクチン、外科的措置、放射線治療だけを施させ、これであなたをアメリカ合衆国全人口の九五%と一緒に病気にさせ、一人立ちできなくさせ続けている。
彼らはまた毎年不必要に百万人以上のアメリカ人を殺している。加えて、医学テロ組織は年間一五〇万を超える生まれていない赤ちゃんを堕胎によって殺害している。従って医学的集団虐殺は、毎年二五〇万人以上を殺害し、この費用が年間一兆ドルの税金となってあなたにかかっているが、これは国家予算の十二%に当る。医学的集団虐殺はあなたの健康と生命にとって決していい投資ではないのだ。
政府の厚生官僚や政治家、その支配下にあるマスコミ、そして医学組織は、これまであなたを騙し、裏切って来たが、あなたは無効の薬剤、外科、放射線の公認医療を許し、助長することによって、自らを欺き、あなたの家族、友達、アメリカ国民を裏切って、この医学的集団虐殺を支援してきたのである。
両親やおじいちゃんおばあちゃん方に申し上げたい。あなた方が子供や孫たちに、ミルクを飲みなさい、フッ化齒磨きで齒を磨きなさい、全体治療の(holistic)医者やカイロプラクター(脊柱指圧治療者)、自然療法にはかからないようにとか、予防接種や薬剤を甘んじて受けなさいと、忠告したり強要したりすれば、あなた方の善意も良き忠告も彼らの健康を破壊するのである。

医療産業の研究機関はカネで支配されたインチキ団体

●医療の政治学

医療の政治学の短い歴史を見れば、今の医療に代る全体的治療の医師に見てもらうことが如何に大切か分かるだろう。一九一〇年には、ロックフェラーは職業としての医療全体を完全に支配するに至った。これはユースタス・マリンズ著〈薬物注入による殺害〉や、※G. エドワード・グリフィン著〈癌のない世界〉("Murder By Injection" by Eustace Mullins, "World Without Cancer" by G.Edward Griffin )で実証されている。
ロックフェラーは何百万ドルもかけてすべての医学校、あらゆる国の許認可部局を買収しその費用を支払っている。
今日、もしあなたの公認の医師が、どんな病気にも、試験もせず効きめのないロックフェラー薬剤を処方しないなら、もしあらゆる根元的な代謝不全(毒性、遊離基病変、食物アレルギー、甲状腺機能不全、カンジダ症、等々)の処置を誤ることがなければ、もし薬剤によらない全体的治療を用いたなら、もし健康によくない食べもの、ロックフェラーの手にかかった食べものを推奨しないなら、もし医学的集団虐殺を実行しないなら、その医師はロックフェラー医学を行なう免許を失うことになるのだ。
マリンズの書くところによれば、「医療業務は世界で最も古い職業(売春)ではないだろうが、しかし大体同じような原理で行われていることが多い、ということは、公認の医者はロックフェラー製薬産業及び医学体制に完全に卑屈になっているのである。ロックフェラーや他の国際企業は、ほとんどの医薬品及びワクチン産業を所有しているばかりか、ほとんどの加工、粗悪食品産業も所有している。医療薬剤のほとんどはロックフェラーの所有する石油産業からの石油副産物で出来ている。ロックフェラーはマスコミを支配している。彼らは全世界で国際共産主義を創出し資金を提供している。彼らは個人所有の連邦準備制度(Federal Reserve System)を通じて、われわれの通貨と信用組織を支配することにより、わが政府を支配している。彼らは既に我々から充分なお金を盗みとり、ワシントンD・C、及びすべての州都にいる不正な政治家どもを買収しており、これらの政治家があなた方を医学的集団虐殺と新世界権力国際共産主義に売り渡したのである。

※『マネーを生みだす怪物 -連邦準備制度という壮大な詐欺システム』 The Creature from Jekyll Island
Tr:吉田利子(Toshiko Yoshida) Pb:草思社(SoshiSha)
2005/10
ISBN4-7942-1454-5
『B17 第1巻 -癌なき世界 ビタミンB17物語』
監訳:河内省一(Seiichi Kawachi)
Tr:渡辺正雄/他 Pb:ノーベル書房
1979/5

薬は石油化学利権によって製造されている

●ロックフェラーの計画

ロックフェラーの保健支配計画は単純で巨大なものだ。ロックフェラーとその代理人どもはすべての医学校を買収し、いんちき財団によってあくまでもロックフェラーの石油合成薬剤だけを研究の対象にさせているが、その実態は、科学的に試験をして人間に有効だったのはすべての医薬品のたった一五%だった、と一九七八年に技術評価事務所は報じている。
ザ・ニューイングランド・医学雑誌(The New England Journal of Medicine )、一九八一年(304:638-642)の報告によれば、医師が原因の、いわゆる医源病の薬剤反応や健康問題は一つの大学病院で36%の高率であるという。
ロックフェラー製薬産業で製造されたロックフェラー薬剤やワクチンは、どんな病気に対しても「是とする」選択治療法であって、仮に医者がロックフェラー薬剤やワクチンを第一の選択として用いなかった場合は、その医師は免許証の範囲を外れた行為をしていることであり、ロックフェラーの医療標準を外れ、従ってロックフェラー医療の医師免許を失う危険を冒すことになる。買収された政府官僚や裁判官はこれらの原則を強制し、帰するところは政府が強制する医学的集団虐殺、ということになる。
ロックフェラーは、薬剤に関するすべての競争を排除することによって、医学的独占権を確立し、その支配力を強化して来た。ロックフェラーはこれを、その代理人、官僚、政治家、マスコミ、そしてアメリカ合衆国のすべての市町村にいる一般の公認の医者達を通じて、やって来た。彼らは、すべての全体的治療を行なう医師や、カイロプラクター(脊柱指圧師)、それからキレーション(chelation )や紫外線、過酸化水素、オゾン、酸素療法などの自然治療に反対して、虚偽の報告や記事を偽造している。これは州官僚が自然療法を「受け入れ」ない理由であり、またカイロプラクテックの治療師たちが体制によって誹謗中傷されている理由でもある。
体制側は、要するに、全体治療の医師は偽医者であり、公認の薬を用いない自然療法はインチキであるから禁止せよ、と主張する。効果がないからではなく、あくまでも効果があり、しかも集団虐殺を狙うロックフェラー医学体制に入っていないから、なのである。

何もしないほうが延命できることはとっくにわかっている

海外では気づき初めてフェードアウトしている

日本はいじくりまわさないとオマンマの食い上げ

治療の生存率データはデタラメ

●医学における反対意見

ロバート・メンデルソーン医学博士(Dr. Robert Mendelsohn, M.D. )は、その著「医学における反対意見」(Dissent in Medecine )で、既成の体制側医学によって押し売りされている「科学」を論駁している:「今日癌のインチキ療法の最も危険な形態は、現代医学そのものにあるということだ。例えば、癌の化学治療のどんな方式も支配下にある科学研究で問題とされたためしがない。即ち、治療の志願者の半数が治療を受けるが、もう半分は受けない…公認の療法で判明した点といえば不利な反応だけなのだ」。
マリンズ(Eustace Mullins )の述べるところによれば、「今日、私達は精神肉体の双方で衰弱させる多くの病気で悩まされているが、そのほとんどは化学及び薬剤の独占企業の操作に直接由来するもので、国民として生き残る上で最大の脅威となっている」。という。
「医療において、ロックフェラーの影響が、癌産業の支配をはじめとする、医療独占のなかに確固として残っている」、とマリンズは言う。
ハーデン・ジェイムズ医学博士(Dr. Hardin James, M.D.)は、一九六九年アメリカ癌協会で演説し、次のように報告している。
「実のところ処置を何もしない[癌]患者の平均余命の方が、(ロックフェラーの承認する化学療法、外科及び放射線治療の)処置を受けた者より長かった」と。

医者はロックフェラー凶育の殺人ロボット

ロボット凶育は「稼ぐためにいじくり回せ」

殺人ラジコンが日本中で走り回っている

他の正当な療法はことごとく潰されている

●支配は更に大きく

ロックフェラーは、ありとあらゆる健康慈善事業を発足させ、そのすべてを支配している。だからみなさんの「お気に入りの」保健施設は、ロックフェラー製薬産業にとって競争相手の薬を用いない全体的治療にすべて反対している訳なのである。
もしあなたのお金をロックフェラーの支配する保健施設に寄付すれば、全体的自然治療の抑圧を支持し、公認の集団虐殺的治療であなたと同じ仲間のアメリカ人の傷害、殺害に加担する結果となるのである。
ジュリアン・ホワイテーカー医学博士(Dr. Julian Whitaker, M.D. )は、〈ヘルス アンド ウェルネストゥディ〉誌一九九三年六月号に次のように書いている。「心臟バイパス手術は、これで医師たちは一日に二、八〇〇万ドルも稼いでいるが、何の役にも立っていないし、心臟病を止めはしない[科学的に証明されている]-しかも実際は病気の進行を速めているだろう!これは既に信頼出来る医学雑誌に一九八三年に遡って報告されているのだ!」
バイパス手術は二四、〇〇〇ドルから四〇、〇〇〇ドルかかり、年間六〇億ドル産業である。これは病院で最も儲かる治療であり、だから今日も続いているのだ。ホワイテーカー博士は、ハーバードの研究で、「心臟病患者でバイパス手術が必要と言われた人達の八四%はその必要がないことが分かった。これよりもっと良い診断と別の処置、例えばキレーション(chelation )のような処置で、一五、〇〇〇の生命が救はれたかも知れない」、と述べている。キレーション治療は約三、〇〇〇ドルかかるが、多くの症例で有効なことが確認されている。にも拘らず支配下にあるマスコミはこれを正確に、公平に、報道していない。効果のないことが証明されたバイパス手術で患者を殺し、キレーション治療に承認を与えず、これを邪魔にし、しかも患者には正に心臟血管系の病気になるような食べものを宣伝する、これは欺瞞であり医学的集団虐殺である。
ロックフェラーの「最高」医学專門家たちが一番損害を与えている責任の地位にいる、それもその筈で、一般の患者は何も尋ねもせず医者の言うままに従うだけだ。
でも、このあくまでもロックフェラー薬剤と公認の治療を押し進める、公認の医者達の変らぬ日々の活動によって起こる損害を、決して過小に評価してはならない。最悪のケースとして、もし「最高」の外科医が、手術の必要もない心臟血管系患者に(効果が無いことが証明されている)最高のバイパス手術を施して、もし手術台で患者が死んだなら、これは殺人か?一万五千人のバイパス手術の犧牲者が毎年このようにして死んでいる、とホワイテーカー博士は言う。
公認の医者連中と彼らのペットのような登録栄養士たちは、常時乳製品、加工油脂、マヨネーズ、コーヒーなど、遊離基病変や心臟血管系の病気、癌、その他の病気の原因となる不健康な食べものを推薦している。これは公認の医師や栄養士が庶民に受けのよい理由の一部でもある。
あなた方のお好きな毒をやめるよう忠告しなくとも、自分で勝手に死を選んでくれるから。これはまた一般の病人が、不健康な食べものや悪い習慣をやめるよう願う全体治療の医師や栄養を重んじるカイロプラクターに治療に行かない理由でもある。
あなた方はやり易いことをやるように完全に瞞されているのだ。お薬を飲んで、何でも好きな物を食べ、自分の健康に責任をとることなどなければ、手術の好きな外科医に身をまかせれば良い。公認の癌患者や心臟血管系患者は公認の薬剤、外科(手術)、放射線で自らを殺すまでに瞞されてしまっている。ジョセフ・プライス医学博士(Dr. Joseph Price, M.D.)は、その本「冠状脈、コレステロール、クローリン(塩素)」の中で、飲料水中の塩素は最も大きな心臟血管系の病気の原因である、と書いている。カート・オスター及びドナルド・ロス(Drs. Kurt Oster and Donald Ross )両博士は、「キサンテン酸化酵素要因」(The Xanthine Oxidase Factor)の中で、ホモ牛乳(homogenized milk)中のキサンテン酸化酵素が約半数の心血管系の病気の原因、と述べている。ジョージ・メイニグ博士(歯科)(Dr. George Meinig D.D.S. )は、「根管カヴァラップ」(Root Canal Coverup)で、根管ハーバーバクテリア(harbor bacteria )が体の隅々特に心臟に広がって、心内膜炎、心筋炎、心臟病を引き起こす、と述べている。これらのバクテリアは体中で他の慢性の感染性疾患や退行性の病気の七〇%の原因となっている。ステフェン・ランガー医博(Dr. Stephen Langer, M.D.)は、その本「解明:病気の謎」で、甲状腺機能の低下が常に一般の公認の医師によって如何に間違った治療を受け、血中コレステロール値を高め、心血管系の病気をつくり続けているか述べている。
公認の医療は、患者を病気にし続け、頼らせ、良くなってもすぐに戻って来させようと、塩素、乳製品、根管、甲状腺症、遊離基病変とその治療や、遊離基を中和し血管内の重金属毒や阻害物を除去してくれるキレーション療法(chelation therapy )を信用しない。

病気を予防で防がれたら困る医猟産業の実態

●予防できる病気

前の衛生・教育・福祉長官ジョセフ・カリファノ氏はすべての病気と早過ぎる死の三分の二は防止出来ると推定している。公認でなくこれに代る医師たちは、すべての病気の九〇%まで、健康的な生活様式への切り替えと自然療法によって防止や排除ができると主張している。これらの推定に基づけば、心臟血管系の病気による死者-八〇万人-の約八〇%が、もし医療独占体が病気や死に代る健康法を推進したならば、防止出来たであろう。もし公認派がキレーション治療を心臟血管系疾患を引き起こす遊離基病理に対する自然療法として受け入れ、また塩素、飲料水、乳製品、根管、甲状腺機能不全の危険について患者に真実を伝えていれば、これらの不必要な死は防ぐことができたであろう。

計画された通り、ロックフェラーの加工食品や有害薬品はどんどん癌を起こしている。そして勿論、全体治療は法で認めない。毎年五〇万人が癌で亡くなっている。これらの不必要な死の少なくとも五〇%が、毒性のない健康的な食事とともに、オゾン、過酸化水素、キレーション、酸素療法で、防止できる。だから、ロックフェラー医師はロックフェラーの薬剤、外科、放射線で合衆国で毎年二五万人の癌患者を殺しているのだ。癌は今三人中一人を殺しているが、癌慈善事業は全体療法を禁止することでこれを益々悪くしているのは確実だ。もしこの集団虐殺を止めなければ、癌は間もなく二人の中一人を、そして一人の中一人を殺すであらう。癌は、ロックフェラーとその体制側医師のお蔭で、アメリカ合衆国最大の死亡原因となるであらう。
遊離基病理や甲状腺機能不全の処置を誤る他に、体制側医師は全身的毒性、アレルギー、カンジダ症、慢性疲労症候群、低血糖症、便秘、その他一般に見られる根源的な代謝不全などを常時無視したり、軽視したり、疑ったり、処置を誤っている。無診断や、誤診断、無処置や誤処置をされっぱなしだから、これらの全く普通の代謝不全が心臟血管系疾患、癌、関節炎、弱い免疫系、疲労、鬱、体重増加、そしてすべての健康問題や病気の主要な原因となるのだ。
医者たちは、ロックフェラー支配下の医学校で、こうした根本的な代謝不全はほとんど慢性の不平不満家や憂鬱症患者が夢想した空想、と教えられる。したがって本当の医者はこんなイカサマは無視し、見くびり、信用すべきではなく、あくまでも偽りの全体治療の医師、カイロプラクター、自然療法医だけがこれらの偽りの病気をヤブ治療で処置するのだ、という。

不健康な食べものや悪習が体を毒し、全身中毒や遊離基病変を惹き起こし、これが二つの最も重要な万病の原因である。国民の半数が甲状腺機能不全を持って居り、これがほとんどの疲労、憂鬱、体重増加の主要原因である。公認の医師は血液甲状腺テストで患者を騙す。これは通常患者は血流中に適切なT4甲状腺ホルモンがあることを示す。しかしそれは患者が、細胞レベルでT3甲状腺ホルモンに変えることが出来るという意味ではない。公認医はわきの下の基本体温測定を拒否する。これは必要な転換をする細胞の能力を見るためなのだが。

アレルギーの公認医師に診てもらうと、患者を騙し、あくまで花粉、塵、鳥羽か獣毛から出る鱗屑のテストしかしないだろう。公認医師は普通の食物アレルギーテストを一つ一つしないのがお掟りで、アレルギー性食物をやめることや、根元的な甲状腺機能不全を処置するようにとか、カンジダ症が免疫系統をつくり上げ、しばしば環境や食物感度を下げる、といったことを助言してくれない。
ロックフェラー医師によって偽病として処置されているが、カンジダ症は非常に一般的なもので、通常カンジダイースト菌を支配する友好バクテリアを殺す抗生物質を摂取する結果、二次感染として起こっている。繰り返し言っておきたいが、根元的なカンジダ症や甲状腺機能不全がアレルギー、疲労、憂鬱、太り過ぎ、などの病気の主要原因なのである。これはあなたの公認の医師を困らせる、とあなたは思うだろうか。あなたの体制側医師を困らせるのは、あくまでも、あなたがともかく彼をヤブ医者と見抜き、効きめのないことが明らかなイカサマ薬や治療を受けに来なくなるということだ。

スチュアート・バーガー医博(Stuart Berger, M.D. )は、「あなたのお医者さんが医学校で学ばなかったこと」(一九八八年)の中で、我々の症候追跡と薬剤志向の公認医師は、根元的な代謝不全を無視し、適切な処置をせずに、不必要にあなたを病気にし、希望をくじき、憂鬱にさせ、無能にしている、と述べている。従って、体制側医師が知らないことの結果、(また私はつけ加えたいが)知らない振りをしている結果、何百万人のアメリカ人の生命が衰弱させられ、失われさえしている。

壮大なウルトラペテンに気づきなさい

●科学的でない現代医学

現代医学は科学的ではない。それは政治的に誘導される医学的集団虐殺であり、イカサマ療法である。その理由は、ロックフェラー及び国際ギャング団が製薬産業を所有し支配し、また合衆国や世界中の医学及び科学研究を支配しているからである。彼らは癌や心臟血管系疾患、関節炎、エイズその他の病気を治療する自然療法の科学的発見をすべて抑圧している。

今日の製薬会社の貪欲なやり口は、ジョン・ブレイスウェイト博士(Dr. John Braithwaite )の圧倒的な暴露、「製薬産業における共同犯罪」(一九八四年)(Corporate Crime in the Pharmaceutical Industry)によって更に実証された。薬剤試験での国際的収賄、買収、詐欺…資料偽造などが広範囲に行はれている、とブレイスウェイト博士は言う(Townsend Letter for Doctors,一九九四年一月)。この報告は、研究者が被験者が死んだことや病院を去ったことを報告しなかったり、一部の研究者は毎年百万ドルも稼いでいることや、都合の悪い結果は報告しなかったり、継続的に仕亊を得るために結果をごまかすよう沢山の圧力をかけている、と述べている。
西ドイツの信望ある週刊誌〈ダ・スピーゲル〉(Der Spiegel )(一九八五年六月二四日号)は次のように述べている:「一般に、製薬会社が…保健政策を決定する者の中から選んだ政治家個人や官僚にお金を渡す…何十億ドルの資産を有する製薬産業が、いわば立法府を買収してしまったのだ」。

ロバート・メンデルソーン医博(Dr. Robert Mendelsohn, M.D. )は、その本「医者を無視して子供を健康に育てる方法」の中で、「大量の悪薬が合衆国で使用されている…医師たちは…予防よりは干渉という医学教育の偏見を持ち、薬剤とテクノロジーにのぼせ、そして医学生の一人一人の脳に焼きつけられて損はれている弁護の余地のない儀式と習慣…彼らは制度に封じ込まれた愚かさ一杯で、常識の入り込む余地のない頭で登場して来る」と述べている。

メンデルソーン博士は、「長い行動観察と、多くの子供たちを診ての私自身の経験に基づいて、両親への私の忠告は、『いつ如何なる時も医者を避けよ』である」と言う。メンデルソーン博士は、「子供の病気の最大の脅威は、集団免疫で病気を予防しようとする危険で効果のない無駄な骨折りにある。集団予防接種が(ポリオをはじめとする)子供の病気をなくするという納得できる科学的な証拠は一つもない」。と述べている。博士は、「あなたのお子さんにすべての接種を拒否するよう強く主張する」。
「ラトガーズのロバート・シンプソン博士(Dr. Robert Simpson of Rutgers )は、…一九七六年に次のように言っている…インフルエンザ、風疹、おたふくかぜ、ポリオ(小児麻痺)などに対する免疫計画は、実際人間に…病気を求めて…潜在の前ウィルスを形成するリボ核酸(RNA)を植え付けているようなもの:適切な条件さえ揃えば、いろんな病気を惹き起こす…変形関節炎、多発性硬化症、紅班性狼瘡、パーキンソン氏病、そして多分『癌』も」。

メンデルソーン博士は言っている、「ソーク・ワクチン(Salk vaccine)が一九四〇年代と一九五〇年代、アメリカの子供たちに流行したポリオ(小児麻痺)を止めた原因である、と一般に信じられている。もし免疫法がアメリカで病気が消失した原因とすると、何故ヨーロッパでも同時に病気が無くなったのか聞かなければならない。ヨーロッパでは集団予防接種はやっていないのだ」。

●集団予防接種

タウンセンド レター フォア ドクターズ(Townsend Letter for Doctors )一九四四年二-三月号の記事は、「集団予防接種と抗生物質は、一八五〇年頃発生したほとんどの伝染病が衰退して百年後まで登場しなかった」。と述べている。一九五〇年にはほとんどの伝染病は消失したか潜伏段階に入った。「不幸にも、予防接種が全面的な信用を得た(今でも)。未だに何百万ドルのロータリークラブのお金が、ゲームの規則が主流を変えたことにも気付かない多くの会社幹部から引き出されている:ソーク・ワクチンが実施されたほとんど何れの州でもポリオ(小児麻痺)の発生率が四〇〇ないし六〇〇%も跳ね上がった事実を覆い隱すために。
「統計から、ポリオはほとんど急速に大きな問題ではなくなったが、今度は突然無菌性の或はウィルス性の脳膜炎(時には脊髓脳膜炎又は多発性硬化症と呼ばれる)が、以前の年ポリオが診断されたとほぼ同じ数の流行割合で現れた。事実、カリフォルニア州の一九七一年伝染病報告は、一九五五年から一九六六年の間に、ポリオは二七二から五〇例に減り、一方ウィルス性脳膜炎は五から二五六例に上がったことを示している。別の報告では、以前ポリオを報告にあげていたものが…今は脳膜炎をあげている。だから今では、年に何千もの症例があるにも拘らず、二、三の小さな診断基準の変更を理由に、ポリオは無いことになっている」。つまり、政府の医療ゲシュタポが、ポリオ・ワクチンでポリオの流行を止めることが出来なかった事実を覆い隱すために、ポリオの名前を脳膜炎や他の似た名前に変えたのだ。
「ポリオやその他の伝染病発生の歴史は世界の有名な医師が追跡しており、すべての伝染病は周期的に来ては去る、したがってポリオや他の伝染病はまたやって来るだらう、と述べている。人間はそれについて何も出来ず、ただ食べものや人間の老廢物の衛生状態を良くするしかない、それがポリオや他の伝染病が少なくなった本当の理由である。「医療における脅迫、非体制側医療の抑圧」(一九九二)の著者ジェームズ・カーター医博(Dr. James Carter, M.D.)は次のように書いている:「閉められた扉の裏で、体制側医療は非体制側自然医療人に彼らの方法(自然療法)を止めるようひどい抑圧をかけている。彼らは同僚からも排斥され、道義に欠けるとか、欺瞞だとか、その他のでっち上げによるひどい攻撃に耐えている。知能までも疑ってかかったりさえする。非公認の自然療法医は患者からお金を搾取している、という間違った告発を受けている。やぶ医者と誹謗中傷され、客観的な調査もせず…不当な攻撃と濡れ衣を着せられてもこれに耐えている」。

「法人利権がどちらの医療手順(制度)が研究に従事すべきか、どちらを発展させるべきかを決める…商業、工業の財界巨人とその共同支援の慈善団体、例えばアメリカ癌協会のようなものが、彼らの投資を代表する法律、おきての為に莫大なお金を出し、ひそかに運動をする。これらの利権は、医学投資に強力な財政上の見返りを確保しようとしており、彼らに代る療法からの競争を抑圧しようとしている。「健康欺瞞に反対する評議会」(the Councils Against Health Fraud)は全米製薬協議会が資金を提供しており、いろんな食品会社もこれに関係している…彼らの意図は競争を排除したいのだ。

●医療の暴虐

ロックフェラー医療ゲシュタポは、健康食品店や全体治療の医師を破産させ、彼らのヴィタミン、オゾン機械、電子管工学機械、コンピューター、書籍、医療用器具、その他個人の財産を不法に没収している。個人の何百何千ドルの損失は普通で、没収した財産は、全体治療の医師に対して公式の告発も発言の機会も与へず、決して返さないのである。これは医療の暴虐であり、その実態は政府の支援する虐めであり集団虐殺である。その理由は、多くの人々がこれらの全体的自然療法で治療を受けられないからである。

公認の医療機関は世界政府の支援する医学的集団虐殺という謀略的計画そのものであり、これはアメリカ合衆国だけでもロックフェラーの承認した薬剤、ワクチン、外科(手術)、放射線治療で数百万人を不具にし、百万人を超える犧牲者を殺害している。
更に、ロックフェラーは最初の妊娠中絶法案に資金供与し、そして今日、ロックフェラーの無神論的医師はアメリカで毎年一五〇万人の胎児を中絶によって殺害している。ロックフェラーはすべての医学校と州の免許亊務所をことごとく買収したが、後者はロックフェラー製薬産業で造られた役に立たない薬を処方しない医師なら誰でも免許を取り上げるのだ。ロックフェラー支配下の医師の手にかかる不必要な死のほとんどは、心臟血管系の病気と癌の誤った処置によるもので、これは本記亊の第一部で述べたように、毎年一五〇万人の死をもたらしている。
全身治療の医師、ジュリアン・ホワイテーカー医博(Dr. Julian Whitaker, MD )は、〈ヘルス アンド ウェルネストゥディ〉(一九九三年十月)に次のように述べている。「…ニューイングランド医学雑誌は、一九八四年にニューヨークだけで、病院の標準的処置で98,609人に傷害を与へ、13,451人を殺していると報じている。全国的な計画から見ると、これは、医学的な間違ひと不正な療法が、年間一四〇万人のアメリカ人を害し、約一八万六、〇〇〇人を殺しているということになる。毎年これほど多くの人々を殺し、不具にしている産業がほかにあるだらうか」。

ロバート・シュナイダー博士(Dr. Robert Schenieder )は、その著〈外科手術を拒否すべき時〉の中で、すべての外科的処置の二五%は不要であり、一部の手術の六〇%までが不要、扁桃剔除術と子宮切除術の八〇%までが不要であると言っている。これは年間総計二千五百万件の外科的処置のうち、少なくとも二五%即ち六〇〇万件の外科処置が不要ということである。医学專門家によれば、その六〇〇万の不要な外科処置から八三、〇〇〇人までものアメリカ人が、必要でもない外科的処置のために毎年死んでいるのだ。〈タウンセンド レター フォ ドクターズ〉(一九九二年)の中でマーティ・キール(Marti Kheel )は、食糧医薬品局によれば、一九七八年アメリカ合衆国の一五〇万人が処方薬を摂取したために入院しなければならなくなった、と報告している。そして入院患者の30%位が受けた治療で更に被害を被っている。「薬剤の摂取によって殺された人の数は合衆国で毎年一四〇、〇〇〇人とみられている」とキールは言う。マイケル A シュミット博士(Dr. Michael A. Schmidt, D.C.)(カイロプラクテク)は、〈抗生物質を超えて〉の中で、抗生物質と外科手術は中耳炎の子供たちを助けてはいない、と報じている。その理由は、公認の医師は問題を惹き起している乳製品その他の食べ物を子供達に摂らせないようにしていないからである。中耳炎を治すのに酪農製品を削除することが極めて効果的であることが研究で証明されている。シュミット博士の抗生物質についての優れた暴露は、全抗生物質の六〇%までが不必要に処方されていること、抗生物質が治療すると称している正にその病状の原因となっていること、そして死亡率が改善されたのは抗生物質によるものではなく、衛生状態が改善されたためであることを示している。にも拘らず公認の医者連中は自分たちを正しいとしている。医者がどんなことでも言ったりしたりして、患者を威して不必要に抗生物質を用いさせるのはごく当たり前のことである。〈メディカル ヘリテク〉(Medical Heretic =医学の異説)で報告されている通り、二五年間内科の開業医をして来たロバート・メンデルソーン医博(Dr. Robert Mendelsohn, M.D.)を確信させたのは、「毎年の健康診断は健康にとって危険である」というものだ。理由は、実際は病気なのに健康に異状なし、と診断されかねないからである。これはどういうことかと言えば、公認の医者はうわべの症状に目がくらまされ、根本的な原因、全身的な毒性、遊離基病状、甲状腺機能不全、アレルギー、カンジダ症といったものを捜そうとさえしないからである。
「病院は病人にとって危険な場所である」とメンデルソーン博士は言う。理由は例えば入院する時には(持ってい)なかった感染や病気をもらって退院するかも知れないからだ。
「ほとんどの手術は効果が少なく、多くは害を及ぼす」、特に病気の根本原因を治すのには外科的処置の五〇%から八〇%は効き目がないばかりか、不必要である。ほとんどいつでも、「医学実験場は、あきれるほど杜撰」である。
メンデルソーン博士の結論は次の通りだ。
「現代医療の九〇%以上はこの地球上から消えて無くなってもかまわない - 医者も病院も薬剤も医療器具も - するとさっそく効果は現れ、みんなに有益となろう」。
ロックフェラーに支配された公認の医者は、彼らの治療以外のものは拒否し、あくまでもロックフェラーの薬剤を処方する。そうしないと職を失うことになる。
彼らの言う、全身治療の医師、整体師、自然療法師はイカサマであるとするのは、彼らがロックフェラー医療で毎年何百万人にも害を及ぼし、一億人以上も殺害している亊実、そしてもしも彼らがあなた方を破壊しなければ、ロックフェラー医療を商売にしてゆく怪しげな特権ももはや持ち得ないことを隱すための煙幕に過ぎないのだ。


これは皆本当である。いつか貴方が公認の医者で名前のあとに「M・D・」(Doctor of Medicine 医学博士)とあるのは、「道徳的に堕落した」(Moral Degenerate)という意味であることが分かるであろう。それは貴方の健康、貴方の生命は、彼の言葉ではなく彼のやっていることで、彼にとって何ものでもないことが証明されているからである。
貴方の医者が公認の堕落であるかどうか、どうすれば解るか。その医者に聞いてみればよい、「先生は、キレーション、オゾン、紫外線、アーマー・サイロイド(甲状腺治療)、ホメオパシー、カイロプラクテク、自然療法、ハーブ、ビタミン療法、そして選択の自由をやって居られますか、支持されますか」と。もし答が、否、知らない、多分、とか「学校で栄養や公認に代る療法は学んでいない」だったら、丁寧に断り、全身治療の医師、自然療法をやる本物の医師を見つけることだ。

●医学的集団虐殺

ロックフェラーが医学機構を完全支配して以来の過去八〇年に、医学の集団虐殺は、詐欺的なロックフェラー承認の、人を病気にさせ殺す薬剤、外科手術、放射線を用いて推定六千五百万人を殺害した。
更に、悪魔的なRoe 対Wade規則以来、ロックフェラーが始めた資金援助の人工妊娠中絶專門病院は三千万人を超える無垢な未だ生まれていない赤ちゃんを中絶によって殺害した。
さて、貴方はここでようやく理解出来るだろうか。ロックフェラーの過去八〇年間九千五百万人の医学的集団虐殺は、ロックフェラー集団虐殺新世界権力機構の一部であり、それは一党独裁主義、共産主義的計画なのだ、即ち、自由、豊富、健康、福祉、平和を約束するが奴隷、欠乏、医源病、死、止むことなき戦争、を生み出すものである。

ロックフェラー、ロスチャイルド、そして国際銀行家たちがロックフェラー医学機構を支配している。彼らはその集団虐殺的薬剤の手法と競争するものはずべて滅亡させたいと思っている。彼らはカイロプラクティクを制限し、除去したいと思っている。これも彼らの集団虐殺的計画の一つで、私達を病気で隷属的にさせ、彼らの地球規模の奴隷計画に抵抗出来ないようにさせるためである。

我が国の主権を破壊しているこの同じ世界統一政府の国際悪漢どもが、また医学機構も支配しているのだ。新世界機構は共産主義的で、ロックフェラーに支配された合衆国政府は八〇年以上も共産主義を支援して来た。ルーズウェルト、トルーマン、アイゼンハワーはみなスターリンの共産主義を支持し、ロシア在住の三千万人から五千万人の、その殆どが白人キリスト教徒である人達の殺害を支援した。
スターリンはロックフェラー、ロスチャイルド、その他の国際銀行家の手先であった。推定すれば、これら国際共産主義者は過去百年に三億人以上を殺害し、更に彼らの医学的集団虐殺で過去八〇年間に九千五百万人を殺害したのである。
医学的集団虐殺には、表面的な症状をロックフェラー薬剤で治療し、貴方の健康状態を悪化させることや、わざと貴方を病気にさせるために病気の根本原因を無視し、見くびり、疑い、誤った処置をしたり、病気を治すのではなく創るために免疫を強制したり、貴方の健康を破壊するために不健康な食物を勧めたり、オゾン、紫外線、酸素療法、キレーション及び生命を救い医療費を節減することが証明されている。
その他の全身治療を抑圧除去したり、全身治療を試すためのどんな調査研究も抑圧し拒否したり、妊娠中絶、中絶ピル、などなど。同性愛、フェミニズムは私たちキリスト教国民の人口削減へ寄与するため、ロックフェラーが推進している。つまり同性愛、レズビアン、男嫌いは子供を生まない、というわけ。
国際主義者によって創り出されたエイズウィルスは肺炎やポリオワクチンをはじめ、エイズウィルスで汚染したワクチンで意図的に拡大されている。そして魂を売り渡した我が政府の医療ゲシュタポはエイズは伝染性があるというのに無いと嘘をつき、コンドームはエイズの拡大を防ぐ、とこれもまた嘘である -小さなエイズウィルスはコンドームの細孔を楽々と通り抜けるのだ。これは医学的集団虐殺だ。

●死の商人

H・G・ウェルズという有名な国際主義者は、次のように書いている:「支配層の理想を保持する目的のために殺すのであれば殺人は簡単である」。
地球二〇〇〇年報告の死の商人は、貴方を殺す計画を立てている。銀行家の創ったこれまでの戦争では十分に早く人間供を殺していない、と批判して、バートランド・ラッセルという有名な同性愛者で国際主義者の手先は彼の本「科学と社会の衝突」(The Impact of Science and Society )という本に、次のように書いている。「戦争はこれまでこの点で期待外れだったが、多分細菌戦争ならば効果が証明されるだらう。もし黒死病が世代毎に一回づつ世界中に広がったら、残存者は世界が人口過剰になる心配もなく自由に子供を生めるだらう。この状態は気持ちのよいものではないかも知れないが、それがどうしたというのだ、構わないではないか」。

我々の政府はこの集団虐殺を食い止めるだろうか。否。ロックフェラーに支配された政府は、この集団虐殺を止めようとする貴方をあらゆる手段を用いて阻止するだろう。ロックフェラー機構は貴方と貴方の仕亊を破壊するだろう。彼らはその支配下のマスコミ、銀行、IRS、法廷、彼らのフリーメーソン弁護士を酷使して卑劣なことをやるだろう。これが貴方がたの殆どが怯えてしまって、どんなことでも自分たちのために立ち上がれない理由なのだ。

銃規制はごまかしの言葉である。それは国際主義者が我々をとことん弾圧した場合我々が彼らを撃たぬように銃を全て没収しなければならないという意味である。わけの解らない市民が銃規制を支持するのは、結局自分たちの集団虐殺を支持することになるのだ。FEMA(連邦緊急亊態管理庁)、NAFTA(北米自由貿易協定)、GAT(貿易に関する一般協定)、WTO(世界貿易機構)、世界銀行、国連は、どれもこれも人を欺く組織で、これらは世界権力機構が貴方がたの国家主権を除去し、いはゆる自然災害と称するものを創り出し、私達の経済を更に破壊し、目論見通り完全な経済崩壊を惹き起すためのものである。
彼らはアメリカ合衆国軍隊を除去するだろう。それに代って国連軍が貴方がたを支配し、逮捕抑留し、強制収容所にぶち込むだろう。これは統一世界政府を目指す共産主義者の計画なのだ。

●自由という名の作り話

多分、あなた方を奴隷にする国際主義者の集団虐殺計画を止めようとするあなた方を阻止するために、彼らによって用いられる最も欺瞞的なやり口は、自由神話である。ハリウッド映画、政府の学校、地方の図書館をはじめとする媒体によって推進される自由の神話は、新世界権力構造をつくるためにあなた方に自らを破壊することをけしかけているに過ぎないのだ。
あなた方は、未だ生れない赤ちゃんを憎み、健康者を、男性を、白人を、異性愛を、クリスチャンを、イエス・キリストを、造物主を、民族主義者を、愛国者を、そして非常時に備える人たちを憎むようけしかけられている。別の言葉で言えば、全ての正しい人達を憎み、愛を唱えながら憎しみをすすめるリベラル者を愛せよ、と言っているのだ。
この頃では、リベラルであることは自然のゴッド、ガイア(Gaia)を愛し、私達の造物主、ゴッド(God )を憎むことである。なぜゴッドを愛し、その創り給いし自然のすべてを好きにならないのか。
リベラルであることは、貴方が犧牲者の役を自ら取り入れたことである - 貴方や人類が白人、男性の支配するキリスト教社会によって犧牲となったと。貴方が犧牲になったことは構わない -自分自身の不明によって。リベラルという言葉が少しでも良い意味を持つとしたら、開いた心だが、しかしそうではない。リベラルは自分達は啓蒙され啓発されているけれど他の全ての人達は誤っている、と間違って考えているのだ。
彼らは余りにも固く信じ込んでいて、彼らの秘密のご主人、新世界権力機構国際主義者、の命令で自らをどのように破壊しているか、その真実を真面目に探ることを拒否するのだ。リベラリズム(liberalism、辞書に自由[進歩・改進]主義とある)は、それどころか、憎しみ、狭量、無神論的人間至上主義、共産主義、国際主義、そして文化的、医学的、政治的集団虐殺を熱狂的で、閉鎖的、独断的に支持するのである。
私達のリベラル政治家は我々を救うだらうか。ユースタス・マリンズ(Eustace Mullins )は、共和党も民主党も、ご存知の共産主義団体との関係や共産主義綱領の支持によって、共産主義的であることが証明される、と言っている。
共産主義に包含されるものとして、国際共産主義銀行家による連邦準備銀行(Federal Reserve Banks )があり、これは私たちのお金と信用組織を支配して私達から盗むのである。アメリカ議会こそ我々のお金と信用組織を管理すべきであって、国際共産主義銀行家であってはならないのだ。私有財産の排除は共産主義である。無条件相続(Fee simple)は封建的州所有財産のゴマカシの言葉であり、独裁的な計画部局は私有財産の州支配であり、相続税と遺言検認裁判所は貴方の法廷相続人を私有財産から追ひ出す詐取である。無神論的政府学校や学校での御祈りの排除は、共産党宣言から直接出て来たものである。社会補償や福祉を受けることは、貴方が州の監視下におかれることになるのだ。立憲的な法廷は、(リンチ式の)人民裁判所に置き換えられてしまった。クリントンの全米健康介護計画は、社会主義的、共産主義的、集団虐殺的である。

医学的集団虐殺は、新世界権力機構の集団虐殺の一部であることを、間違ってはいけない。統一世界政府はあくまでも一つの目的を持っている:国際共産主義者による支配を喜んで応じない者すべてに対する完全な集団虐殺である。それは粛正、殺人狂、冷血な殺害である。

●ロックフェラー薬剤の押し売り

アメリカの大小の都市、田舎にいる貴方の公認の医師は、それを認めようと否とに拘らず、ロックフェラー薬剤の押し売りをしている。彼は、自らの歪んだ心の中では自分を科学者と思っているが、科学者ではない。彼は尊大の後に嘘と間違った世間体の上辺を隱している卑怯者だ。彼は自分を最高の医者と主張するが、医療事故の犧牲者を一時的に取り繕うのがうまい位で、人間に知られているありとあらゆる代謝性の疾患、病気に対してことごとく間違った処置をしている。彼は効果の無いことが明白な月並みの治療をやっているから、犯罪的怠慢であり殺人者である。またキレーションやオゾンその他自然全身治療をやることを拒否すれば同様である。彼はロックフェラーの加工食品産業、健康保険、製薬産業、医学機構で堕落している。そこでは正しい栄養の注意や健康保険の適用範囲、医学研究、診断、処置、代替自然療法の利用は、政治的圧力、欺瞞、贈収賄によって決められる。もし効き目のない薬剤を処方せず同様に立証をされない手術や放射線治療 - すべて貴方を病気にし、頼らせ、羊のように簡単に操作出来るようにすることを目的としたものだが -をやらなければ、ロックフェラー医療の開業認可を失わせる脅迫が待っている。いま極めて重要なことは、医学的集団虐殺を抑制排除する法案を通すことと、ロックフェラー政府に苦しめられることなく自然療法を行ふ全身治療の医師、カイロプラクター、自然療法医を認可する法案を通すことである。しかしながら、このいづれもが不可能な状態だ。理由は政治家の九九%が新世界権力機構集団虐殺に仕える従僕であるから。私達はこのような政治家を国、州、郡、市の全てから追放する必要がある。個々の政治家の筋合いを調べて見ることだ。彼は共産主義綱領を支持するか。その通り。彼は立証されない効き目のない薬剤を支持するか。その通り。彼は全身治療の医師、カイロプラクター、自然療法、オゾン、酸素治療、キレーションその他の自然療法を支持するか。否。

貴方の議員に電話か手紙でカイロプラクターを支援するよう訴えよう。この人達は今すべての健康保険、労働者手当、自動車亊故の場合にも排除される、という脅迫をこれまでにも増して強められている。ロックフェラー新世界権力医学機構は、集団虐殺的薬剤を押し進めることを拒否する全身治療の医師やカイロプラクターの存在を許さない。貴方は更に情報を欲しければ私に手紙を書いてもよく、貴方の地域の全身治療の医師のことについて尋ねてもよい。
医学的集団虐殺についての私の記亊やビデオは、貴方がたを殺している医学機構に何が起こっているかを理解する一助にと思ってやっている。あなた方の理解と知識はいま正に始まりの段階である。医学的集団虐殺は、あなた方がそれについて何かするまで続くだろう。
我々は早く何かしなければならないのだ、先ず全身治療の医師と相談することから始め、全身治療の医師があなたの州で診療が出来るような法案の通過に手を貸してあげることだ。天にまします造物主があなたを祝福し、あなたの気持ちも心も魂もその真実に開かれんことを。

[著者について]
グラディ・A・デール博士(薬学及びカイロプラクテック)(Dr. Grady A. Deal,Ph.D.,D.C. )は、全体治療、栄養を重視するカイロプラクターであり、心理カウンセリングの薬学博士でもある。デール博士は、美しいカウアイ島でハワイアン・ウェルネス・ホリデイ(Hawaiian Wellness Holiday )の創立者・指揮者である。著作には「デール博士の美味しい無害の食事」(Dr. Deals Delicious Detox Diet)、「体重喪失」(Weight Loss)、「ウェルネス ライフスタイルブック」(Wellness Lifestyle book )、「デール博士の全体治療カイロプラクテック検査調書」(Dr. Deals Holistic Chiropractic Examination Protocol)、「新世界権力における医学的集団虐殺」(ビデオ)、「デール博士の全体治療及び良い生活様式」(ビデオ)、がある。

悪魔の大量虐殺に気付いた医師達の証言

「医療における脅迫、非体制側医療の抑圧」(一九九二)

Racketeering in Medicine, The Suppression of Alternatives)の著者ジェームズ・カーター医博(Dr. James Carter, M.D.)は次のように書いている:



閉められた扉の裏で、体制側医療は非体制側自然医療人に彼らの方法(自然療法)を止めるようひどい抑圧をかけている。
 
彼らは同僚からも排斥され、道義に欠けるとか、欺瞞だとか、その他のでっち上げによるひどい攻撃に耐えている。知能までも疑ってかかったりさえする。非公認 の自然療法医は患者からお金を搾取している、という間違った告発を受けている。やぶ医者と誹謗中傷され、客観的な調査もせず…不当な攻撃と濡れ衣を着せら れてもこれに耐えている」。

「法人利権がどちらの医療手順(制度)が研究に従事すべきか、どちらを発展させるべきかを決める…商業、工業の財界巨人とその共同支援の慈善団体、例えばアメリカ癌協会のようなものが、彼らの投資を代表する法律、おきての為に莫大なお金を出し、ひそかに運動をする。これらの利権は、医学投資に強力な財政上の見返りを確保しようとしており、彼らに代る療法からの競争を抑圧しようとしている。 「健康欺瞞に反対する評議会」(the Councils Against Health Fraud)は全米製薬協議会が資金を提供しており、いろんな食品会社もこれに関係している…彼らの意図は競争を排除したいのだ

●医療の暴虐

ロックフェラー医療ゲシュタポは、健康食品店や全体治療の医師を破産させ、彼らのヴィタミン、オゾン機械、電子管工学機械、コンピューター、書籍、医療用器具、その他個人の財産を不法に没収している。  個人の何百何千ドルの損失は普通で、没収した財産は、全体治療の医師に対して公式の告発も発言の機会も与へず、決して返さないのである。これは医療の暴虐 であり、その実態は政府の支援する虐めであり集団虐殺である。その理由は、多くの人々がこれらの全体的自然療法で治療を受けられないからである。

公認の医療機関は世界政府の支援する医学的集団虐殺という謀略的計画そのものであり、これはアメリカ合衆国だけでもロックフェラーの承認した薬剤、ワクチン、外科(手術)、放射線治療で数百万人を不具にし、百万人を超える犧牲者を殺害している。

更に、ロックフェラーは最初の妊娠中絶法案に資金供与し、そして今日、ロックフェラーの無神論的医師はアメリカで毎年一五〇万人の胎児を中絶によって殺害している。ロックフェラーはすべての医学校と州の免許亊務所をことごとく買収したが、後者はロックフェラー製薬産業で造られた役に立たない薬を処方しない医師なら誰でも免許を取り上げるのだ。ロックフェラー支配下の医師の手にかかる不必要な死のほとんどは、心臟血管系の病気と癌の誤った処置によるもので、これは本記亊の第一部で述べたように、毎年一五〇万人の死をもたらしている。

全身治療の医師、ジュリアン・ホワイテーカー医博(Dr. Julian Whitaker, MD)は、〈ヘルス アンド ウェルネストゥディ〉(一九九三年十月)に次のように述べている。


「… ニューイングランド医学雑誌は、一九八四年にニューヨークだけで、病院の標準的処置で98,609人に傷害を与へ、13,451人を殺していると報じてい る。全国的な計画から見ると、これは、医学的な間違ひと不正な療法が、年間一四〇万人のアメリカ人を害し、約一八万六、〇〇〇人を殺しているということに なる。毎年これほど多くの人々を殺し、不具にしている産業がほかにあるだらうか」。

ロバート・シュナイダー博士(Dr. Robert G. Schenieder)は、その著「外科手術を拒否すべき時」(When to Say No to Surgery)の中で、すべての外科的処置の二五%は不要であり、一部の手術の六〇%までが不要、扁桃剔除術と子宮切除術の八〇%までが不要であると 言っている。これは年間総計二千五百万件の外科的処置のうち、少なくとも二五%即ち六〇〇万件の外科処置が不要ということである。医学專門家によれば、そ の六〇〇万の不要な外科処置から八三、〇〇〇人までものアメリカ人が、必要でもない外科的処置のために毎年死んでいるのだ。

〈タウンセン ド レター フォ ドクターズ〉(一九九二年)の中でマーティ・キール(Marti Kheel)は、食糧医薬品局によれば、一九七八年アメリカ合衆国の一五〇万人が処方薬を摂取したために入院しなければならなくなった、と報告している。 そして入院患者の30%位が受けた治療で更に被害を被っている。「薬剤の摂取によって殺された人の数は合衆国で毎年一四〇、〇〇〇人とみられている」と キールは言う。

マイケル A シュミット博士(Dr. Michael A. Schmidt, D.C.)(カイロプラクテク)は、「抗生物質を超えて」(Beyond Antibiotics)の中で、抗生物質と外科手術は中耳炎の子供たちを助けてはいない、と報じている。


その理由は、公認の医師は問題を惹き起している乳製品その他の食べ物を子供達に摂らせないようにしていないからである中耳炎を治すのに酪農製品を削除することが極めて効果的であることが研究で証明されている。シュ ミット博士の抗生物質についての優れた暴露は、全抗生物質の六〇%までが不必要に処方されていること、抗生物質が治療すると称している正にその病状の原因 となっていること、そして死亡率が改善されたのは抗生物質によるものではなく、衛生状態が改善されたためであることを示している。

にも拘らず公認の医者連中は自分たちを正しいとしている。医者がどんなことでも言ったりしたりして、患者を威して不必要に抗生物質を用いさせるのはごく当たり前のことである。

〈メディカル ヘリテク〉(Medical Heretic =医学の異説)で報告されている通り、二五年間内科の開業医をして来たロバート・メンデルソーン医博(Dr. Robert Mendelsohn, M.D.)を確信させたのは、


「毎年の健康診断は健康にとって危険である」というものだ。
理 由は、実際は病気なのに健康に異状なし、と診断されかねないからである。これはどういうことかと言えば、公認の医者はうわべの症状に目がくらまされ、根本 的な原因、全身的な毒性、遊離基病状、甲状腺機能不全、アレルギー、カンジダ症といったものを捜そうとさえしないからである。

「病院は病人にとって危険な場所である」とメンデルソーン博士は言う。理由は例えば入院する時には(持ってい)なかった感染や病気をもらって退院するかも知れないからだ。 「ほとんどの手術は効果が少なく、多くは害を及ぼす」、特に病気の根本原因を治すのには外科的処置の五〇%から八〇%は効き目がないばかりか、不必要である。 ほとんどいつでも、「医学実験場は、あきれるほど杜撰」である。 

メンデルソーン博士の結論は次の通りだ。

「現代医療の九〇%以上はこの地球上から消えて無くなってもかまわない - 医者も病院も薬剤も医療器具も - するとさっそく効果は現れ、みんなに有益となろう」。

ロックフェラーに支配された公認の医者は、彼らの治療以外のものは拒否し、あくまでもロックフェラーの薬剤を処方する。そうしないと職を失ふことになる。彼 らの言う、全身治療の医師、整体師、自然療法師はイカサマであるとするのは、彼らがロックフェラー医療で毎年何百万人にも害を及ぼし、一億人以上も殺害し ている亊実、そしてもしも彼らがあなた方を破壊しなければ、ロックフェラー医療を商売にしてゆく怪しげな特権ももはや持ち得ないことを隱すための煙幕に過 ぎないのだ

これは皆本当である。いつか貴方が公認の医者で名前のあとに「M・D・」(Doctor of Medicine 医学博士)とあるのは、「道徳的に堕落した」(Moral Degenerate)という意味であることが分かるであろう。それは貴方の健康、貴方の生命は、彼の言葉ではなく彼のやっていることで、彼にとって何ものでもないことが証明されているからである。貴方の医者が公認の堕 落であるかどうか、どうすれば解るか。その医者に聞いてみればよい、「先生は、キレーション、オゾン、紫外線、アーマー・サイロイド(甲状腺治療)、ホメ オパシー、カイロプラクテク、自然療法、ハーブ、ビタミン療法、そして選択の自由をやって居られますか、支持されますか」と。もし答が、否、知らない、多分、とか「学校で栄養や公認に代る療法は学んでいない」だったら、丁寧に断り、全身治療の医師、自然療法をやる本物の医師を見つけることだ

●医学的集団虐殺

ロックフェラー(引用注:原文では「国際主義者」)たちが医学機構を完全支配して以来の過去八〇年に、医学の集団虐殺は、詐欺的なロックフェラー承認の、人を病気にさせ殺す薬剤、外科手術、放射線を用いて推定六千五百万人を殺害した。更に、悪魔的なRoe vs. Wade規則以来、ロックフェラーが始めた資金援助の人工妊娠中絶專門病院は三千万人を超える無垢な未だ生まれていない赤ちゃんを中絶によって殺害した(引用注:親が希望するならしょうがないと思います)。

さて、貴方はここでようやく理解出来るだろうか。ロックフェラーの過去八〇年間九千五百万人の医学的集団虐殺は、ロックフェラー集団虐殺新世界権力機構の一部であり、それは一党独裁主義、共産主義的計画なのだ、即ち、自由、豊富、健康、福祉、平和を約束するが奴隷、欠乏、医源病、死、止むことなき戦爭、を生み出すものである。

(ロックフェラー、ロスチャイルドなどの)国際銀行家たちがロックフェラー医学機構を支配している。彼らはその集団虐殺的薬剤の手法と競争するものはすべて滅亡させたいと思っている。彼らはカイロプラクティクを制限し、除去したいと思っている。これも彼らの集団虐殺的計画の一つで、私達を病気で隷属的にさせ、彼らの地球規模の奴隷計画に抵抗出来ないようにさせるためである。 

我が国の主権を破壊しているこの同じ世界統一政府の国際悪漢どもが、また医学機構も支配しているのだ。新世界機構は共産主義的で、ロックフェラーに支配された合衆国政府は八〇年以上も共産主義を支援して来た。ルーズヴェルト、トルーマン、アイゼンハワーはみなスターリンの共産主義を支持し、ロシア在住の三千万人から五千万人の、その殆どが白人キリスト教徒である人達の殺害を支援した。スターリンはロックフェラー、ロスチャイルド、その他の国際銀行家の手先であった。推定すれば、これら国際共産主義者は過去百年に三億人以上を殺害し、更に彼らの医学的集団虐殺で過去八〇年間に九千五百万人を殺害したのである。  (引用注:わかる人間には、ずっと前からわかっていたわけですね。日本人は、情報遮断で長期にわたって呆けていましたが)


医学的集団虐殺には、表面的な症状をロックフェラー薬剤で治療し、貴方の健康状態を悪化させることや、わざと貴方を病気にさせるために病気の根本原因を無視し、見くびり、疑い、誤った処置をしたり、病気を治すのではなく創るために免疫を強制したり、 貴方の健康を破壊するために不健康な食物を勧めたり、オゾン、紫外線、酸素療法、キレーション及び生命を救ひ医療費を節減することが証明されているその他 の全身治療を抑圧除去したり、全身治療を試すためのどんな調査研究も抑圧し拒否したり、妊娠中絶、中絶ピル、などなど。

同性愛、フェミニズムは私たちキリスト教国民の人口削減へ寄与するため、ロックフェラーが推進している。つまり同性愛、レズビアン、男嫌いは子供を生まない、というわけ。

国際主義者によって創り出されたエイズウィルスは肺炎やポリオワクチンをはじめ、エイズウィルスで汚染したワクチンで意図的に拡大されている。


そして魂を売り渡した我が政府の医療ゲシュタポはエイズは伝染性があるというのに無いと嘘をつき、コンドームはエイズの拡大を防ぐ、とこれもまた嘘である -小さなエイズウィルスはコンドームの細孔*を楽々と通り抜けるのだ。これは医学的集団虐殺だ。

悪魔達の人類奴隷支配下計画

学校教育も奴隷支配下計画だった

地球を支配している闇権力のパラダイムに 騙されるな

● 闇の権力がこの世に実現させたい世界

 米国医師会の200年7月26日付けの機関紙によると、毎年25万人が医者によって殺されている。
 その半数は、新薬の副作用によるものであるという。むやみに医者や病院に行ってはならないというのは、現実のことなのである。

 マーガリンがとんでもない危険な毒性物質であることは数十年も前から知られていた。実は蔓延する2型糖尿病の原因がこのマーガリンなのである。にもかかわらず、現代医学は警告を発しなかったし、マスコミもそのことを報じようとしなかった。このような例は枚挙に暇がない。

●皆、知らないうちに洗脳されている!

 究極の奴隷制とは、家畜に自身を家畜だと気付かせないシステムである。そして、闇権力による精神支配は、この世に生を受けた段階から始まるように仕組まれている。家庭にしろ、学校教育にしろ、まさにマインドコントロール場と化しているのである。
 日本社会においてそれが急速に進展したのは、戦後の教育によるところが大きい。
 ~。情報量がやたらと多い詰め込み教育は、思考能力を抹殺するのに効果的だ。情報が多ければ多いほど、疑問を抱く余裕はなくなるからだ。
 こうして思考能力は抹殺され、○×思考によって、生徒たちは家畜的な従順さを徹底的に叩き込まれ、いわれた通りにしか行動できない人間ロボットが大量生産される。
 端的に言えば、学校の試験とは洗脳の測定であり、教師の採用試験は子供たちを洗脳するのに適格かどうかの判定なのだ。それこそが戦後教育の真髄で、日本人の恒久的な家畜化の基盤である。
 こうした環境にあって、人間性の萌芽のある子供たちが、登校を拒否しようとすれば、無知な家畜的な親たちによって、強制的に学校に追いやられる。地球を支配している闇権力のパラダイム

●ワクチンは闇のドル箱

 生物兵器は現代の恐怖の一つである。旧ソ連では冷戦時代にタンソキンなど微生物の研究を進めており、微生物が漏れて、周辺の住民に疫病が大発生したこともある。旧ソ連が崩壊したからといって、ロシアはその研究を終えるどころか、全人類の三分の一を死に至らしめる生物兵器の研究を進めている。2004年には、ロシアのウィルス研究所長が、「病原菌の拡散によって、10億人が死ぬであろう」といっているのだ。過去2~3年の間に、世界中で数十人の微生物学者が不審な死を遂げている。こうした生物学者は、このような研究に協力を拒否していたのである。興味深いことに、そのうちの何人かはDNAの研究者であった。

●ワクチン接種が危ない

人工的につくりだされた伝染病が人口削減の有効な手段の一つである。
 一方、医学界は遺伝子ワクチンを推し進めている。ワクチンのDNA成分は、人間のDNA自体に取り込まれ、接種を受けた人は死に至る危険と隣合わせにいるということなのだ。
タイム誌の報道によると、湾岸戦争症候群は明らかにワクチンと関連する。1991年の「サバクの嵐作戦」以来、現在で10万人以上の帰還兵がこの症候群で苦しみ、すでに2万人が死亡している。
くしくも、大統領選挙戦の最中にブッシュ現大統領が「私は流感の予防接種など受けていないし、受けるつもりもない」と公言しているように、安全なワクチンなど存在しないのだ。

●病院が病人を作り出す

 点滴によって意識は朦朧となり、食欲が失われることは、知るひとぞ知る事実である。食欲がなくなるから、病院側は、栄養補給として、点滴を繰り返す。この悪循環によって、当初は健康な入院者も重病人に仕立てあげることができるのだ。
自衛の為には、点滴こそが、医療ビジネスの重要な手段であることは知っておくべきだ。

●潜伏していたブルセラ菌はワクチン接種で発病する

 細菌戦争は今に始まったことではない。中世ヨーロッパの人口を半減させたペストも、偶発的に発生したのではなく、人為的に拡散されたものである。
 米軍は何種類かの毒性の強いマイコプラズマ(ブルセラ菌の一種)をパテント化しており、生物兵器のみならず、1918年のスペイン風邪を再生させ、現在の流感ウィルスに組入れて、その致死性を強化させている。遺伝子組み換え技術によって、従来のバクテリア(細菌)やウィルスの致死性や毒性を強めることができるのである。こうして、ブルセラ病原体は、今や北米のみならず、世界中に広まっている。
 現在でも、ワクチンを悪用して人間家畜牧場をつくる計画は、着々と進んでいる。
最良の自衛策は、ワクチン接種を拒否することである。
ワクチン接種は新ウィルスばらまきの手段
 WHOが行った天然痘のワクチン接種がエイズの原因であり、接種が大々的に行われた地域にエイズ発病が集中していることはすでに述べた。実際、HIVウィルスの製造が米国議会の承認のもとに始まった後、天然痘のワクチン注射に混入され、アフリカとブラジルにばらまかれた。このウィルスは特に黒人を標的にするものであり、黒人が集中するアフリカとブラジルは格好の実験場だった。

●秘密の人体実験

 カナダのウィニペク市は格好の生物兵器の実験場で、微生物の空中散布のメッカである。その理由は、周辺には広大な小麦の農地が広がり、他の都市から数十キロの距離で隔離されて、人の動きがモニターできるからである。空中散布がおこなわれているのは、カナダだけではない。米国では、民間機に特別に改造された燃料タンクを搭載して、もろもろの化学物質を民間人に向けて空中散布する計画が進行中である。このような航空機は、上空に通常の飛行機雲とは異なる独特の痕跡を残す。それがケムトレイクで、これは米国だけでなく、日本の上空でも目撃されている。そしてお決まりのように、その直後に原因不明の疾患、特に呼吸器系統のトラブルが発生しているのである。

●新種の流感は人口的なもの

 毎年、冬が近づくと「今年の流感はこれこれであるから、ワクチン接種が必要」などとマスコミが騒ぐ。なぜ、猛威を振るうウィルスのタイプを、事前に知る事ができるのか。ワクチンが医学界と製薬業界にとってドル箱であることを思えば、答えはいうまでもない。流感のウィルスも遺伝子的に改造して、接種ワクチンに挿入することができる。その強度も調節可能だから、ウィルスを長期的に潜伏させて、広範囲に感染させることもできる。これはけしてSFの世界ではなく、すべて米国政府内で働いていた人たちの証言である。

20世紀は闇の支配者の世紀だった

●国連は正しいという刷り込み

 日本では国連が世界平和と人類安寧の旗手だと考えている人が多いが、実はその逆である。まず創設の契機が、「二度と世界大戦などが発生しないように」などではなく、国連創設の口実となるように、無数の犠牲を伴う大規模な世界大戦が企画され、その通りに実行されたのである。
 誤解してはならない。国連の目的は、各民族国家を廃止して一握りの世界的な財閥が全人類を支配する体制の構築である。一見、民族国家がなくなれば、戦争などはなくなり、恒久的な世界平和が訪れるような印象を与える。しかし数百年来、各民族国家を裏から操り、相互に抗争させてきたのは、国際連盟、そして国連を構想したのと同じ家系の人々なのである。
 そして、これらの人々による支配は、日に日に強まり、巧妙な全人類と全世界の支配体制の完成はすぐそこまで来ている。

国連は世界統一政府の前哨

●国連は悪の巣窟である

 ルーズベルトは1945年、「国際連合」を、わずか3日の審議で議会に認めさせた。その後、国連が朝鮮戦争において「国連軍」を派遣し、戦闘行為に加わったのは周知の通りである。世界の平和と秩序というのは美名にすぎず、ごく一握りの世界的な財閥を益しつつ、新世界秩序を確立するために世界各地で破壊と殺戮を行うというのが、この機関の実態である。

●腐敗した国連の実態

 国連とは「死の商人」の巣窟であり、不正は国連のお家芸といってよい。国連では、国連を隠れ蓑にして私服を肥やす武器、食糧、石油、原子力、土木、建築などのブローカーが暗躍しているのである。
 国連安全保障理事国5カ国(米、英、中、露、仏)は、同時に武器輸出大国ベスト5でもある。これらの国々は表向き戦争反対や人道支援を唱えつつ、裏では小国を操り、地域紛争を煽って、世界中に武器を売りさばいている。結果、小国はますます財政が逼迫し、大国はますます富みと権力を集中させていくという構図ができあがっている。そして、そのような循環を永遠に生み続けることが、国連の真の使命なのである。

●日本人の貢献はどうあるべきか

 日本が人類に貢献できるのは、あくまでも文化や精神の領域であって、いくら円や外貨を世界中にばら撒いても意味はない。世界を脅かす最大の問題である人口爆発に拍車をかけるだけである。ましてや国連に貢献することなどは、百害あって一利なしである。

細菌原因説の誤り パスツールの細菌理論は間違っている

細胞分裂説だけでなく、細菌理論もインチキだった

現代医学は大きな嘘に基づいてる。この嘘は少なくとも150年前に遡る。ルイ・パスツールが死の床にあった、 1895年あたりまで歴史を遡ってみよう。彼の死に立ち会った人々は、パスツールの 最後の言葉を詳しく語った。「私の細菌理論は間違っていた。細菌を取り巻く環境が病気を左右するのだ」と。

もし巨大な権力を持つものがこの嘘を利用して巨万の富を築く可能性を見いださなければ、 このとき世界観がかわっていたかもしれない。 現実には製薬産業の医療に対する強い締め付けによって、 この嘘は現在に至るまで膨らみ続けた。 それはすべて ルイ・パスツールと  アントワーヌ・ベシャン から始まった。一方は有名で称賛を浴びた偽物、他方は変わり者扱いされた、 真実を追求する科学者であった。彼らの周りに起こった論争は医学者を2つの陣営に分割することになった。一つは monomorphists 他方は pleomorphists(多形態性)である。 Pleomorphism http://www.euroamericanhealth.com/cause.html に説明されているように、1800年代初頭に 発見された概念である。多形性の微生物は形を変える(多形、変形)微生物のことである。 ウイルスは細菌、そして菌類へと形状を変え、またその逆にも戻る。すべての細菌は形を変える。 病院の研究室などで、条件を全く変えずに微生物を培養した場合、その微生物の形状は変わらないが、 例えば成長を媒介するpHなどを変えた場合、細菌は別のもの、別の微生物に変化する。

Whalen James が monomorphism(モノモルフィズム) pleomorphism(プレオモルフィズム)の違いを以下のように述べている。

細菌理論 (パスツール)

  1. 病気は身体の外にある 微生物に起因する。(それは外から来る)
  2. 一般的に微生物に対しては、防御をしなければならない。(ワクチンや抗生物質)
  3. 微生物の働きは一定している。(誰に対しても同じことをする)
  4. 微生物の形と色は一定している。(微生物は周りの環境によって形を変えない)
  5. 全ての病気はそれぞれ特定の微生物に関連づけられる。(あらゆる病気の原因となるそれぞれの菌がある= Monomorphism
  6. 微生物が病の第一の原因である。(細菌が病気の原因である)
  7. 病は誰でもおかすことができる。(どれだけ健康であっても、病にかかる)
  8. 病から身を守るために、防御態勢を築かねばならない。(ワクチンをうける)

細胞理論 (ベシャン)

  1. 病気は体内細胞の中にある微生物に起因する。
  2. これら細胞内にある微生物は通常は新陳代謝を助ける働きをする。
  3. 微生物の宿主(人の体)が死んだり、けがをしたりした場合は、体を分解する働きを 促す役割を微生物は果たす。
  4. 微生物は溶媒を反映して形や色を変化させる。(Pleomorphism)
  5. 全ての病は特定の体の状態に関連づけられる。
  6. 微生物は宿主の健康状態が衰えた場合に「病的」になる。従って、宿主の健康状態が   病の第一の原因である。
  7. 病は不健康な状態の上に築かれる。(体の免疫システムの状態が病気になるかどうかを決める)
  8. 病気にならないためには、健康な状態を作らなければならない(健康であることが、防御でる)

上記の2つの理論の違いは、次のことを意味する。monomorphismは儲けは多いが、事実上、役に立たない 製薬会社の薬の消費につながり、より高価なハイテク医療をうみ、殺人的なワクチン、 伝染病のデマを招き、病気を売り、医療科学を崩壊させ、医者が引き起こした 死を隠蔽することにつながる。
それとは対照的に pleomophism は安価であり、有害な物質が身体に過剰に 蓄積された状態とか、身体が酸性になりすぎているなどといった、病気の本当の原因に 基づいた治療を意味する。

パスツール自身が最後に自らの誤りを認めたあとも、企業の利益はパスツールの理論に固執していた。それゆえ、 monomorphists たちが 議論に勝った。彼らの理論が正しいからではなく、 企業が大声をあげて、他のグループをいじめたからである。

今日、微生物の生態はpleomophismに基いていると何度も何度も証明されてきたにもかかわらず、細菌学者の大半が monomorphismにいまだ固執している。現代医学の誤りの全てはこの偽りの医学の範例の結果である。医療は何年にもわたって無意味な大勢の人々の死を招いた欺瞞を認めようとは決してしないだろう。医学が過去において間違った方向に進み、 monomorphism を擁護した時点まで引き戻さない限り、医学に進歩はないだろう。

引用:

「過去を支配する者が未来を支配する」ーー ジョージ・オーウェル

「病の主たる原因は細菌ではない。病は細胞が損なわれ、壊れたことによって おきる毒血症に起因する。これによって、細菌が増殖し、攻撃する道が敷かれるのである」ーー 医学博士 アンリ・ビーラー

「病は浄化、解毒を求める叫び声である」ーー ヒポクラテス

「病気の原因はひとえに周辺に浮遊している細菌やウイルスから来ると信じて 有害な薬を投与する治療を受けることは もっとも愚鈍な迷信の犯罪であることが わかった」ーー 医師 D. フィリップスi

「もしもう一度人生がやり直せるなら、細菌は病気の原因になるのではなく、むしろ  自らが生息できる 病気の生体組織という場所を求めるのだということを証明するのに 献身したい」ーー  R. Virchown (細菌理論の父として有名) 1頁 2頁 3頁 4頁 5頁 6頁 7頁 8頁 9頁 10頁

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